重度障害児・者の「できた!」を支えたい|チームの構築・アプリの改修

寄付総額

8,504,000

目標金額 3,500,000円

寄付者
499人
募集終了日
2022年7月29日

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プロジェクト本文

 

第2目標達成のお礼と第3目標について

 

合計300名以上の多くの方々からのご寄付により、6月24日に第2目標の550万円を達成することができました。心より御礼申し上げます。

第二目標を達成することができたので、下記に取り組むことができます。


1.デモ機の用意
  100万円:20万円×5セット

2.フィードバック装置 EyeMoT ボックス 8ch版の開発

  4ch版の改修

3.振動フィードバックモジュールの開発

  EyeMoTボックスと連動

4.心拍入力装置の開発

  EyeMoTシリーズへの入力装置

 

これらの取り組みにより、EyeMoTはより多くの方に活用してもらえるようになります。

 

残り30日間となりましたが、さらに多くの方にEyeMoTを届け、有効に活用してもらうために、第3目標の740万円を設定しました。第3目標で集める資金は、2022年12月27日までに実施予定の以下の用途に充てさせていただきます。

 

〈第3目標で実施すること〉

1.EyeMoTの紹介ビデオ制作【50万円】

 インタビューや事例を豊富に紹介・多言語(英語・中国語 ほか)

2.EyeMoTサミットの開催【90万円】

 全国3カ所くらいで開催

 事例の共有・パネルディスカッション・体験コーナー など

3.固定スタンド梱包ケースの開発【50万円】

 パソッテルやmiyasuku スタンド用のケース

 デモ機の配送用・訪問教育時の運搬支援・車積載の効率化

 

※「3.固定スタンド梱包ケース」について

視線入力利用の支援の現場では、固定スタンドの運搬に困難があるのは共通認識となっております。運搬の際には、耐久性があり、運びやすく配送もしやすい梱包ケースが求められているため、開発を進めていきます。

 

残り30日間ではございますが、最後までご寄付・応援のほどよろしくお願いいたします。

 

2022年6月29日 追記

島根大学総合理工学部

伊藤 史人

 

 

達成のお礼とネクストゴールについて


200名を超える多くの方々からのご寄付により、開始から3日で目標金額の350万円を達成することができました。これで、EyeMoT普及に向けて

 

・サポートチームの構築
・ゲームおよびツールの改善・改修
・ 事例集&マニュアルの製作

 

に取り組むことができます。心より御礼申し上げます。

 

クラウドファンディングの公開前夜までは、これまでのEyeMoTの活動が、クラウドファンディングの結果によって評価されてしまうのではないかと感じ、たいへん緊張しました。まるで、閻魔様を前にして人生の総括をされるかのように。

 

しかし、始まってみると、ご寄付してくださった方々からの暖かいコメントが次々に書き込まれ、本当に多くの寄付者の方によって応援くださったことで、これまでの活動は間違っていなかったのだと実感することができました。

 

クラウドファンディングは残り39日間となりましたが、さらに多くの方にEyeMoTを届け、有効に活用してもらうために、ネクストゴールを550万円で設定しました。ネクストゴールまでのご寄付については、2022年12月27日までに実施予定の以下の用途に資金を充てさせていただきます。

 

〈ネクストゴールで実施すること〉
・デモ機の用意(貸出無料のデモ機として、5台分)
・フィードバック装置 EyeMoT ボックス 8ch版の開発(4ch版の改修)
・振動フィードバックモジュールの開発(EyeMoTボックスと連動)
・心拍入力装置の開発(EyeMoTシリーズへの入力装置)

 

EyeMoTを買う前に使えるのかどうかを試したい方向けに、貸出無料のデモ機を用意します。一式約20万円を想定しています。

その他の金額は、EyeMoTをより効果的に活用するために、EyeMoTボックスの8ch化振動フィードバックモジュール心拍入力装置の開発に充てさせていただきます。

 

振動フィードバックは、すでにユーザーの自作装置として使われていますが、工作が苦手な人は作れませんので、この度の開発で安価で提供できる装置を開発します。心拍入力装置により、最重度の方でもインクルーシブゲームに参加したり、心拍をモニタリングしてゲーム内に「興奮度」を表示できるようになります。

 

みなさまからの期待を裏切らぬよう、今後も重度障害児・者やその支援者に寄り添って開発していきます。開発の進捗はFacebookや「ポランの広場」で発信していきます。


2022年6月20日 追記
島根大学総合理工学部
伊藤 史人

 

 

✔️ 視線入力とは?

視線を使って、パソコンのマウスなどを操作することを指します。「視線入力装置」と呼ばれる機器が必要となり、その操作の習得には一定の難易度があるとされています。

 

 

✔️ EyeMoT(アイモット)とは?
島根大学総合理工学部 伊藤史人 研究室が開発した、重度障害児・者の支援アプリケーションです。
Eye Movement Training」の頭文字を取っています。重度障害児・者にとって習得難易度が高いとされる視線入力を、ゲームを通して「成功体験」を得ながら練習できます
また、現在は視線入力の訓練ツールというだけでなく、認知面に課題がある方々の支援ツールとしての側面にも注目が集まっています。

 

 

 

今回のプロジェクトは「EyeMoTを必要としている人に、EyeMoT届けるためのチームの構築・アプリの改修」を目的としています。

 

EyeMoTは無料公開していることもあり、全国の支援学校のほぼすべてで導入されるに至り、病院や個人宅でもたくさん使われるようになりました。 それでもまだ、視線入力やEyeMoTを使えば確実に生活や日々の取り組みが好転するのにも関わらず、視線入力装置やEyeMoT自体のことを「知らない」ために使うことができない人たちがたくさんいます。

 

クラウドファンディングを通して、これまで資金の問題で実現できなかった、「サポートチームの構築・ゲームの改修・マニュアルの整備など」に取り組み、普及に向けた体制を整えていきます。

 

1人でも多くの重度障害児・者の方々に1日でも早く「できた!」を届けるために、皆さまのあたたかいご寄付・応援をよろしくお願いいたします。

 

このクラウドファンディングにかける思いを、3分間の動画にまとめました。ページを読み進めていただく前に、ぜひご覧ください。

 

 

 

 

「コンピューターと通信があれば、障害がなくなる」 
-EyeMoTシリーズの開発へ- 

 

島根大学総合理工学部助教の伊藤史人(ふみひと)です。
主な研究テーマは「重度障害児・者のテクノロジーを活用した生活改善」です。ここ数年は視線入力装置を活用したアプリケーションの開発に力を入れています。 

 

 

1996年ころ、大学生時代にメールでやり取りしている人が、会ってみると全盲だったことに驚きました。大学生の私は「コンピュータと通信があれば障害がなくなる!」と強く感じました。 

 

2014年に、市販ゲーム用として約2万円という低価格の視線入力装置が登場しました。

せっかく、高精度に視線を検出できる装置が登場したのだから、福祉教育用に使えれば助かる人がたくさんいるだろうとは容易に想像できました。

 

ただ、視線入力を福祉教育用に使うためのソフトがありませんでした。

 

そこで、私たちは、まずは福祉教育用に視線入力を練習できるゲームを作ろうと思い立ちました。視線入力は意外と難しく、練習する必要があるためです。

 

EyeMoTシリーズについて

その成果がEyeMoTシリーズで、ゲーム12種類とツール8種類を無料公開しています。
EyeMoTシリーズは「成功体験」の獲得を目的としたゲーム群で構成され、本来は難しい視線入力をゲームを通して練習することができるアプリケーションです。

 

 

 

EyeMoTの画面はシンプルでマニュアルがなくても操作できるようになっています。シリーズが違っても操作性は一貫しており、少し使えばすぐに慣れます。コンピュータの利用に自信のない方でも取り組みやすい仕組みになっています。

 

ゲーム「風船割り」は、画面を見ることができれば、どんなに重い障害があっても取り組める内容になっています。何かしらの結果は出るので、支援者も不安になりくく、次の日もまた取り組もうと思えるようになっています。

 

https://readyfor.jp/s3/readyfor-img/ckeditor_assets/pictures/916700/content_bb02029bf1c95a8effb156c55b72156870430244.png

 

オンライン対戦ゲームもあり、視線やごくシンプルな操作で全国のユーザー同士でガチンコの勝負ができます。

 

2020年、2021年にはEyeMoTの全国大会である「いわて電力EyeMoTグランプリ全国大会」を開催しました。「重い障害があっても他人の手を借りずに本気で対戦できる大会」をコンセプトにしたこの大会には、それぞれ、全国から20名のユーザーにご参加いただきました。

 

 

 

 

EyeMoTによる成果

EyeMoTユーザーの障害は、四肢麻痺となる多種多様な疾病が原因となります。

実際、障害名がつかないケースも多く、重度重複障害などはまさにそれにあたります。

 

EyeMoTの利用ユーザーの多くを占める、寝たきりの「重度障害児・者」は2つに大別できます。認知面が比較維持されている場合と、認知面に課題がある場合です。

EyeMoTは、それぞれの場合に対して、それぞれの成果が認められています。

 

認知面が維持されている方の場合


 

認知面が維持されている方の場合は、適切な入力機器を用意し視線入力を行うことで、能動的なコミュニケーションが可能になります。筋萎縮性側索硬化症(ALS)や脊髄性筋萎縮症(SMA)のような神経筋疾患の方がこれにあたります。

 

支援機器やソフトが充実しているのも特徴で、支援者次第では高度な知的活動を維持できるようになります。視線入力を使いこなすためには一定の訓練が必要となりますが、EyeMoTを使って、ゲームを通して視線入力を訓練することができます。

 

 

認知機能に課題がある方の場合


 

言葉やジェスチャーでのコミュニケーションが難しい方の場合は、支援機器の能動的な利用は極めて困難であり、これまで十分な手当てがされてきませんでした。教育現場でも、使える支援機器は皆無であり、支援者もどうすればいいのかわからない状態でした。

 

当初、EyeMoTは視線入力訓練を主な目的としていましたが、一部のユーザーの中には認知面に課題のある方々へ利用するケースも増えてきました。その中で、本来は意志表出が極めて困難であるはずの方々も、活用次第では成果が得られることがわかってきました。

 

たとえば、お母さんと他人の写真を並べたときに、どちらをよく見ているのかを観察できるのです。目に見える成果を得ることが難しかった療育現場においては、大きな衝撃だったのです。

 

EyeMoTは、このような観察的な利用を「ゲーム」として実現していきました。これにより、袋小路に陥り意気消沈しやすかった現場でも、楽しく療育に取り組める環境が作りやすくなりました。

 

EyeMoTの利用・活用の状況
- 支援学校・個人において不可欠なアプリ-

現在、EyeMoTシリーズは無料公開しています。

 

主には、支援学校の授業で使われています。支援学校では、この数年で視線入力装置の導入が進み、EyeMoTはかならずインストールされるアプリケーションになっています。

 

また、支援学校等の施設だけでなく、在宅でも多く利用されています。個人での利用になるため、導入や利用継続が困難になる場合がありますが、ソーシャルネットワークの活用により、支援者間の相互サポートでうまく活用しています。

 

 

 

利用者の声

当事者家族より

 

EyeMoTチームの努力は息子との関わり、在宅生活に大きな変化をもたらしてくださいました。息子の見ているものがわかり、息子が自分の力で楽しくゲームをし、喜ぶ姿は、長く介護生活を余儀なくされている私たち家族にとっても楽しいひと時、希望となっています。今まで期待する事すらも憚られていた『コミュニケーションをとる』ということを目標として持てたこの喜びは言葉になりません。彼には感謝してもしきれません。

 

神奈川県横浜市在住の19歳男子です。11歳の時の事故で四肢麻痺と重度知的障害の後遺症を背負いました。2年前から視線入力を始め、現在は毎日EyeMoTを活用させていただいて楽しみながら視線入力スキルのアップに努めています。視線入力を用いて他者とコミュニケーションを取れるようになることが大きな夢(目標)です。EyeMoTチーム、素晴らしいソフトを開発していただきありがとうございます。これからの益々のご活躍をお祈りいたします(父代筆)。

 

 

支援学校より

 

EyeMoTは、高価だった視線入力用ソフトウェアを誰でも使える形にしました。また、「訓練」ソフトウェアでありながら「失敗させない」という逆転の発想で、支援に関わる者の視点をも大きく変えてくれました。日本の特別支援教育と重度重複障害者支援において歴史的な価値を持つソフトウェアだと思います。

 

対象生徒に説明した途端、目がキラキラ輝きました。対象生徒にとって視線は意思表示の大切なツールです。それが楽しいゲームにもなることで生徒のワクワク感がはじけ、今まで見たこともないキラキラした表情になりました。EyeMoTチームに心から感謝しています。

 

 

 

その他、インタビュー動画はこちら

https://www.poran.net/ito/archives/22173

 

その他、ユーザーさんからの声(テキスト)はこちら

https://www.poran.net/ito/eyemot/eyemot_review_01

 

クラウドファンディングで目指すこと
- 多く方にEyeMoTを届けるために- 

このクラウドファンディングで「EyeMoTのさらなる普及に向けた、チームの構築・アプリの改修など」に挑戦します。

 

これまでは、EyeMoTは、宣伝活動にはまったく力を入れられておらず、支援学校教員や一部の当事者家族だけに、ご利用いただいてきました。

 

サポートチームの構築・新規機能の開発など・マニュアルの制作など、さらに多くの方々にEyeMoTを知ってもらうために取り組みたいことは多数ありましたが、資金がネックとなり実現することができていませんでした。

 

今回クラウドファンディング通して集める資金を使って、下記を実施したいと考えています。

 

 

✔️ サポートチームの構築(150万円)

ユーザーさんや障害当事者により、質問への返答・アプリのテスト・事例の調査や講習会を担当するチームを構築します。20名程度を募集し、障害当事者には在宅勤務を行ってもらいます。

 

✔️ ゲームおよびツールの改善・改修(170万円)

新しいゲームの開発・既存ゲームの改善や改修を行います。

多言語化の対応。現在、日本語と英語の表示が可能になっています。より多くの方に届けるために、中国語・スペイン語・フランス語・ポルトガル語・韓国語やロシア語 等を追加します。多くの方に使ってもらうことで、EyeMoTのブラッシュアップにつながります。

 

✔️ 事例集&マニュアルの製作(30万円)

多くのユーザーさんがいながら、しっかりとした事例が集められずにいました。また、アプリの機能が増えても、わかりやすいマニュアルがありませんでした。これらを整備することで、既存のユーザーさんのみらず、潜在ユーザーさんにも役立つ情報源となります。

 

✔️ デモ機の用意(100万円:20万円×5セット)

買う前に使えるのかどうかを試したい方向けに、貸出無料のデモ機を用意します。一式約20万円を想定しています。

※目標達成後の第二目標で挑戦予定

 

●プロジェクト実施期間

開発・実施に要する期間としては、2022年12月27日までを想定しています。

 

プロジェクト応援の声

吉藤オリィ 
オリィ研究所 所長

 

オリィ研究所、吉藤です。 伊藤史人先生と出会ったのは2013年、NPO法人ICT救助隊でまだ重度難病の人たちに一般化されていない視線入力装置を見学した時でした。 それ以来、その技術を使って私は意思伝達装置「OriHime eye+switch」を、伊藤先生は「EyeMoT」をそれぞれ開発、身体を動かせない方の可能性を拡げる同志として切磋琢磨してきました。その間、伊藤先生ご自身が重度の病気を患われても、患者さんの家を全国周り続けて作り上げられました。 「EyeMoT」は正真正銘、寝たきりの子ども達とその家族に未来の可能性を創ってきたプロジェクトです。どうぞ応援よろしくお願いします。

 

笠井健 
北良株式会社・岩手電力株式会社 代表取締役社長

 

EyeMoTは視線入力装置を使って、重度障害児のコミュニケーションの可能性を広げてくれる画期的なソフトウェアです。EyeMoTにより、数多くの重症児が絵を書いたりゲームをしたりと、今まで出来なかったことを次々に実現していく場面を目の当たりにしました。最も感動したのは、子どもたちや親の表情が笑顔になっていくところです。今まで意思疎通やコミュニケーションが難しいとされていた子どもたちの可能性を拓くことで、学習や就業など社会参加の可能性も広げ、本当のインクルーシブな社会の実現に近づいていけると思います。日本中に、世界中にこの可能性を広げていくためにも、私はこのプロジェクトを応援します。

 

 

橋本司 

青森県立八戸第一養護学校 教諭

 

「みづきさんすごいね!目で風船をちゃんと追っていますよ。」忘れもしない5年前の夏の日、伊藤くんがわたしの生徒を訪ねて八戸に来てくれた日。「この子はもっとやれるのではないか」が「よし!もっとやるぞ!」と決心した日になりました。自分から話すことも手を動かすことも難しい生徒がEyeMoTアプリを使って視線入力で夢中になってゲームをしている姿を見て涙が溢れたことを今でも覚えています。EyeMoTアプリの開発があったからこそ生まれた感動でした。

その後、さまざまな試練がありましたがこのときの感動が彼女と御家族を支え希望の光となり照らし続けてくれました。伊藤くんとの出会いは学生時代、そのときはエジソン団の伊藤くんで段差のあるところでも使える車椅子のタイヤの特許の話をしていて彼は障がい者サポートのボランティアまでしていました。伊藤くんのその発想の豊かさと実行力に当時はただただ驚くばかりでした。

そして5年前みづきさんのために視線入力を調べていたら見覚えのある名前を見つけ、メッセージを出したらあの伊藤くんで天然記念物級のひたむきさは学生時代からずっと変わらないままでした。そんな一途な彼だからこそEyeMoTアプリの開発は8年も続いて細やかな気遣いがファンを増やし思いやり溢れる彼の姿勢が新規のユーザーを増やし続けているのでしょう。

今回、クラウドファンディングに至った経緯を知り、なんで彼の苦労にもっと早く気がつかなかったのだろうととても後悔しました。クラウドファンディングはみんなの祈りです。わたしは伊藤くんが命を懸けているEyeMotアプリの開発がずっと続いて、10年先も20年先も伊藤くんが携わっていることを心から願っています。

 

引地晶久 

一般社団法人できわかクリエイターズ 代表理事&作業療法士

 

「EyeMoTは視線入力訓練アプリではありません。」 私は多くの重症心障害児者にEyeMoTを活用してきました。その中には“できない”と周囲から言われる方もたくさんいました。しかし、EyeMoTを通じて、画面を見たり、視線を動かしたり、写真を選んだり、多くの方の『できる』を見つけることができました。その『できる』は、遊びや学習、コミュニケーション、スポーツへと拡がっているのです。そう、EyeMoTはただの視線入力訓練アプリではありません。個々の『できる』を見つけ、個々の世界を、個々の可能性を大きく拡げていくことができる大切な手段です。

 

畑中優子 

重度障害児 母

 

3年前にEyeMoTを知り、そこから息子との視線入力の取り組みが始まりました。 EyeMoTは息子のように重度の知的障がいがあっても簡単に遊べるのが魅力です。 息子がひとりで絵を描いたり、ゲームをしたり、音楽を奏でたりと楽しみの幅が広がりました。オンラインで全国のお友だちとの対戦も楽しみました。 今ではEyeMoTは欠かすことのできないものとなりました。 EyeMoT継続のために精一杯応援いたします。そして一人でも多くの方に届き、支援の輪が広がっていきますことを願っています。

 

福島勇 

熊本高等専門学校 特命教授

 

肢体不自由特別支援学校の教員をしていた2015年、$99の視線追跡装置Eye Tribeが登場。次いでTobii Eye Xもローコストで販売されましたが、重度・重複障害児向けのアプリは海外製で高価でした。そんな折、島根大学の伊藤史人研究室がEyeMoT アプリの無償提供を開始。その後、EyeMoTアプリは進化を遂げ、国内外から有用性が報告されています。その背景には、現場のニーズに応えるべく日々ブラッシュアップし続ける開発メンバーの存在があります。そんなEyeMoTアプリを存続させるため、クラウドファンディングに是非ご協力ください。 

 

 

開発者紹介

 

奥井大貴

(大学院2年生)

 

主に開発したものは自然おえかきゲーム等が入っているEyeMoT Sensoryです。他にはEyeMoTシリーズ全般に多言語機能を取り入れたり、インストーラー作成したりと、ユーザーがアプリをより快適にプレイできるような改修を行なっています。
私の開発のモチベーションは、重度心身障害児のできること、分かっていることを周囲の支援者に表現することです。そのため、簡単な視線操作でユーザーの個性を表現できるおえかきゲームは私の目指すところでした。
今は次の目標であるユーザーのテンションをユーザーに代わり周りに示すシステムの開発です。
今回のクラウドファンディングでそのために必要なモジュールが用意できそうです。

支援をしてくださった皆様、ありがとうございます。

 

 

多々納俊治
(博士課程OB)

 

私は博士課程のOBです。
普段はAIを使用した発達障がいや学習障がい児・者に対する訓練・検査・支援ソフトの開発というテーマで研究を行っていますが、今年5月から同研究室の伊藤史人助教率いるチームに参加しています。
さっそく先人たちの開発してきたEyeMoTシリーズの改修にいそしんでおり、自身発信のアプリ第1弾として視線入力対応版「金魚すくい」もリリースしました。
いずれはユーザーの創作意欲を掻き立て新たな才能の発掘につながるようなことを行いたいので、AIを使った独自の音声認識や自動作曲システムを盛り込むなど、これまで培ってきた知識や技術を生かしつつ、音楽関連のアプリの作成を予定しています。
自分の作ったアプリがユーザーに楽しんでいただけると、モチベーションが上がります。
今回、クラウドファンディングにご支援いただいた皆様のお力添えで活動の可能性が広がり、作業に拍車がかかります。ありがとうございます。

 

免責事項

 

寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのご寄付獲得のPRのために利用させていただく場合があります。

 

 本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

寄附金の控除について

 

島根大学へのご寄附については、税制上の優遇措置が受けられます。なお、寄附金領収書はREADYFOR株式会社を通じて寄附金が島根大学に入金された日付で発行いたします。島根大学への入金は募集終了の翌々月になりますので、税制上の優遇措置をお考えの方は対象となる年にご注意ください。

 

(例)募集期間が2022年7月までのプロジェクトの場合:寄附金領収書は、2022年9月の日付での発行となります。

 

【寄附者が法人の場合】
寄附金の全額が法人税法上の損金に算入されます。

 

【寄附者が個人の場合】

(1)以下の金額が所得税法上の寄附金控除の対象となり、当該年の所得から控除されます。
寄附金額から2千円を差し引いた額

※寄附金の額が総所得金額等の40%を超える場合は、40%を限度とされます。

 

(2)本学に寄附をいただいた個人で、寄附をした翌年1月1日現在島根県内にお住まいの方は、以下の金額が住民税の税額控除の対象になります。

控除対象額=(寄附金額-2千円)×(4%【県民税】+ 6%【市町村民税】)

 

※島根大学への寄附金を控除対象寄附金に指定していない市町村の場合、県民税(4%)のみが控除となります。
※寄附金の額が総所得金額等の30%を超える場合、30%を限度とされます。

 

 

プロジェクト実行責任者:
伊藤 史人(島根大学)
プロジェクト実施完了日:
2024年7月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

・ サポートチームの構築(150万円)・ 新規機能やツールの開発(170万円)・ 事例集&マニュアルの製作(30万円) ※第二目標達成で実施予定です ・ デモ機の用意(100万円:20万円×5セット)

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金にて補填いたします。万が一自己資金でも確保できなかった場合は、プロジェクトが大きく変わらない範囲で規模を縮小するなどして対応し、返金はいたしかねます。

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プロフィール

島根大学総合理工学部助教。博士(ソフトウェア情報学)。 2014年、岩手県立大学研究員・大学発ベンチャー起業や一橋大学助教を経て現職。 バリアフリーマップアプリWheeLog! の最高技術責任者(2015年~)。 島根大学研究表彰および優良教育実践表彰受賞(2019年)。 日本賞2017クリエイティブフロンティア部門グランプリ受賞(2017年)。 島根大学優良教育実践表彰受賞(2022年)

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ギフト

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島根大学総合理工学部助教。博士(ソフトウェア情報学)。 2014年、岩手県立大学研究員・大学発ベンチャー起業や一橋大学助教を経て現職。 バリアフリーマップアプリWheeLog! の最高技術責任者(2015年~)。 島根大学研究表彰および優良教育実践表彰受賞(2019年)。 日本賞2017クリエイティブフロンティア部門グランプリ受賞(2017年)。 島根大学優良教育実践表彰受賞(2022年)

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