〈第二弾〉苦しむ女性たちを救う活動を全国各地に広げたい

〈第二弾〉苦しむ女性たちを救う活動を全国各地に広げたい

支援総額

3,208,000

目標金額 3,000,000円

支援者
213人
募集終了日
2022年9月30日

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2022年09月04日 18:08

苦しむ女性たちに寄り添う活動

昨年夏に371人の方々にご支援いただいた 
日本女性財団のクラウドファンディング

「第二弾レディーフォー 
苦しむ女性たちを救う活動を全国各地に広げたい
https://readyfor.jp/projects/femship2」、

今年もはじめました。

2020年春に新型コロナ感染症が蔓延し、
行動制限が始まってから、
クリニックは急にヒマになりました。

「銀座まで、婦人科検診、乳がん検診、女性用ドック、
更年期治療なんかに通っている場合じゃない!

とりあえず、受診は先延ばしにして、お家にこもっていよう!」

多くの人たちがそう思って、そうしたと思います。

今、第6波、第7波。
最初の波よりも、とてもとても大きな波が来ています。

真面目な女性たちは、

「まだ外には出られない、感染するのが怖い。
ダンナに外に出るなと言われている、
ダンナが家にいるからご飯作らなくちゃならない。
外に出るのは近所の買い物だけ。」

まだ、そう言って家に篭っている人たちもいます。

いっぽう、この2年私は1日も
診療を休むということは考えられませんでした。
家賃も職員給与も払わなくてはなりません。

緊急事態でもいらっしゃる患者さんもいます。
こんな事態だからこそ困っている人たちがいる!
と考えました。

そして(思いつくと
いろいろやってみたりしたくなるタチなので)
クリニック診療のあき時間に、様々な試みを初めました。

簡単に言えば、
「妊娠?困った!」「レイプされた、緊急避妊!」
「痒い、痛い、困った!」「尿もれ困った!」などの、

女性がよく遭遇する、あるある緊急事態に、
もうちょっとリーチできないかなということです。

その一つが、日本女性財団立ち上げです。

財団は、普通は、お金がある人が
ない人たちのために何かやってあげるものです。

しかし、私たちが作った財団は、まず困っている、
でも情報もお金もない人のために何かしよう、
というところから2020年夏に出発しました。

それも、よくある「子ども」ではなく「女性」に、です。

私が遭遇した症例をいくつか紹介しましょう。
彼女たちは、当初私たちが想像していた以上の厳しい現実を、

体制や行政をあてにしないで
困難な状況下で生きている女の子や、女性たちでした。

例えば、コロナで失業した母親には

妊娠したことは言えない、とLine相談で
支援団体につながった高校生。

相手はつきあっている人?うん。何歳?19歳。
彼の名前や住所はわかる?
ファーストネームはわかるけど、苗字はわかんない。

連絡は取れる?妊娠したかもと言ったら連絡こなくなった。(そうだろね)
おばあちゃんの世話しているヤングケアラーでした。

中絶後の避妊ができるように相談にのり、

5年間カンペキ避妊+生理がめっちゃ楽になる
「ミレーナ」を留置してあげて、とても感謝されました。

別の、大学生。

父親がマルチに手を出して会社が倒産、母親は情緒不安定で
すぐに切れて暴れるので話ができる状態ではなく、
児童養護施設に住まわせてもらいながら高校を卒業。

大学は奨学金を2つもらって通っており、
生活費は養護施設から借金。

P M S(月経前の体調不良)がひどく、
バイトもままならなくなって紹介され受診。

体調と月経を安定させる低用量ピルを
卒業まで支援することになりました。

中学生。両親にネグレクト(育児放棄)されて家にいられず、
歌舞伎町にきたが、お腹もすき、泊まるところもない。

すぐに性搾取グループ(未成年を路上で客に売りつけるグループ)に捕まり、
5日で30人と性交させられた15才。
アソコが痛い、かゆい、という訴えで診察と検査をし、

結果は、クラミジア、淋菌、カンジダ、
トリコモナス検査した項目が全て陽性。

あわてて電話したけどつながらず、支援グループに探してもらう。
後でわかったのは、おばあちゃんに引き取られて地方に行ったらしい。

田舎で治療したかなぁ?

などなど、やってみると、産婦人科医も、
いろいろな方を(資金さえあれば)助けてあげられる
ということがわかりました。

しかし、ピルや中絶、緊急避妊、性感染症検査、など、
これまでの日本の文化では、「自己責任」の自費診療の分野です。

そもそも、現在の日本の法律では、性的同意つまりセックスした時に、
それが「大人の判断であり自己責任である」とみなされる年齢は、

なんと13歳です。

性教育が進み、若くても性の自己決定ができるように
教育を受けている欧米諸外国では

性的同意年齢は16歳以上です。

つまり、中学、高校生の女の子は、騙されてセックスしても、
脅されてセックスしても、お金がなくて体を売っても、
法的には「自己責任」です。

その上、どんな事情があっても知的障害があっても、
「不良少女」「悪い女」「だらしない女」のレッテルが貼られるのです。

そして、避妊も、中絶も、出産も、育児も、
女がするもの。女の責任。できないのは女が悪い。

このような問題を、なんとか女性たち
一人一人の事情に寄り添い、支援を受け、
自立して生きていける力をつけるまで、

国や“みんな”が応援できないかというのが、
日本女性財団の始まりです。

日本の国が、女の子や女性にとって産みやすい、
育てやすい、生きやすい制度を整備するまで、

私たちはもう少しやり続けないといけなさそうです。

皆様、今年もクラウドファンディングよろしくお願いします。
目標300万円です。
https://readyfor.jp/projects/femship2

よろしくお願いします。


対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座・新宿
産婦人科医師・医学博士  対馬ルリ子

 

 

リターン

3,000+システム利用料


alt

¥3,000のご支援

■ お礼状の送付

支援者
88人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

10,000+システム利用料


alt

¥10,000のご支援

■ お礼状の送付
■ 日本女性財団のホームページ上に1年間お名前記載(希望制)

支援者
89人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

30,000+システム利用料


alt

¥30,000のご支援

■ お礼状の送付
■ 日本女性財団のホームページ上に1年間お名前記載(希望制)

支援者
16人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

50,000+システム利用料


alt

¥50,000のご支援

■ お礼状の送付
■ 日本女性財団のホームページ上に1年間お名前記載(希望制)

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

100,000+システム利用料


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¥100,000のご支援

■ お礼状の送付
■ 日本女性財団のホームページ上に1年間お名前記載(希望制)

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

300,000+システム利用料


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¥300,000のご支援

■ お礼状の送付
■ 日本女性財団のホームページ上に1年間お名前記載(希望制)

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

500,000+システム利用料


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¥500,000のご支援

■ お礼状の送付
■ 日本女性財団のホームページ上に1年間お名前記載(希望制)

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

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