プロジェクト概要

1.富士山の持っている価値を損ないたくないから
『 富士山のよろず承り〼 』

 

はじめまして、富士山アウトドアミュージアムの舟津章子と申します。2児の母でもありますが、富士山麓で行われているエコツアーや体験活動などのインストラクターをやり始めてかれこれ14年程経ちました。私たちの団体、富士山アウトドアミュージアムは『富士山のよろず承り〼』を合言葉に、野生動物ロードキル調査活動や富士山のごみ問題解消プロジェクト、放置林を更新するための森づくり、地域住民を対象にキャンプや自然体験を通じて環境教育プログラムの提供などを行っています。まだ任意団体ですが、今夏から本格始動し、NPO法人の申請も行う予定です。そんな私たちが今回取り組みたいのは、
”世界文化遺産「富士山」の今昔を切手にして残し、環境保全活動につなげたい!”
というプロジェクトです。

 

2. まず…こんな切手シートを作ります!

 

まず、 富士山の今昔の写真を使った切手シート(1000シート)を作成します。作成するにあたり、制作費用が必要なんです。
 ≪内訳≫  本プロジェクトの必要経費  合計 160万2千円
   ・切手製作費(1000シート)            123万円
   ・切手台紙製作費(1000枚)            10万円
   ・READYFOR?への手数料(160万円の17%)     27万2千円


 

(出来上がりのイメージ画像です)

 

3.どんな環境保全活動がしたいのか

 

まず、富士山麓の住民であれば一度は目にしたことがある野生動物の轢死(以下、ロードキル)の実態調査を行います。ロードキル解消のため、アニマルパスウェイ(動物横断専用道路)などを設置している他の地域もありますが、富士山麓は生活や観光圏と自然がとても近いことや地質的な問題、また自然公園法をはじめとする様々なハードルが非常に多く、このやり方には非常に難しいという現実があります。
そこで、私たち人間が「森におじゃまする」という視点から、野生動物が道路を横断するのは当たり前で、そこを人間が注意をしながら通行する方法を提案したいと思っています。動物が危険を顧みずになぜその場所を横断するのか、その理由には季節や時間などが関係しているのかなど、ピンポイントでロードキルが発生している現場を調査する必要があります(ちなみにこれまで富士山麓でのこうしたピンポイント調査は行われていないようです)。まずは、3年間富士山一円の主要幹線道路、林道等の調査をし、実際に「どんな動物が」「どういう状況で」「どのような時期、時間帯に」ロードキルに遭っているのかを調査します。調査データはGPSで位置情報をとり、データベース化して、専門家による分析を行います。それらのデータを活用して、カーナビゲーションシステムとの連動やサインポールの有効設置、また自動車の衝突安全性能の向上に役立てたいと考えています。

(野生動物のロードキル調査;国道139号線でのニホンジカの交通事故死。お腹に赤ん坊がいるので、お乳も張っていました。)  

 

2つ目に、富士山山体からのごみ拡散防止プロジェクト。現在、富士山はもちろん全国的にも登山者や観光に訪れた方のごみは、基本的にすべて持ち帰りをお願いしています。ただ、実際に自宅まで持って帰っているのかといえばその割合は低く、山麓のコンビニエンスストア、高速道路のSAなどに捨てられてしまっているのが現状です。
富士山では今年から入山者に対しての環境保全協力金を任意ではありますが徴収することがはじまりました。富士山は世界文化遺産として登録されて1年が経過し、世界遺産としての「管理」に関する宿題がユネスコから出されているわけですが、こうしたごみの問題を「管理」できる体制づくりは今後必要になってくると思われます。入山者が安全な登山や楽しい観光をすることに対して保全の協力を受益者負担として支払うわけですから、ごみを持ち帰ることをお願いし、結果として拡散してしまうことを防止し、しっかりと「回収して処理する」事ができるように、そんな仕組みづくりを構築していきたいと思っています。

(富士山のごみ問題解消プロジェクト:山麓の不法投棄の清掃と共に、山体でのごみ拡散を防ぐため新規活動を始めます)

 

3つ目に、放置林を更新するための森づくり。全国的にもそうですが、林地管理者の高齢化や担い手不足による放置林問題があります。富士山麓でも様々な団体がこの問題に向き合っているものの、手を入れられずに荒れたままになってしまっている放置林がまだまだたくさんあります。幸い富士山麓の山々は急峻な傾斜地や立ち入りづらい奥地という場所はあまりありません。また、担い手不足に悩む地域ではどこでもそうですが、大型機械を導入した大規模な造林事業を実施するには莫大な費用がかかり、なかなかうまくいっていません。
こうしたことから、私たちは地権者の方々のご理解とご協力をお願いしながら、自伐林業的な施行、搬出材の有効活用によって富士山麓の放置林に手を入れて、豊かな富士山の水源涵養に寄与したい、そう願っています。

 

(私たちに恵みをもたらしてくれるのは富士山だけではありません。富士山の麓に広がる森や林もまた、大切な資源であり、大切な場所なのです)

 

そして最後に富士山麓の住民に向けた環境教育プログラムの提供です。富士山があるかぎり、環境保全活動はずっと続きます。地域に住む私たちが、今まで以上に富士山の自然や文化、芸術など様々なものに興味を持ち、富士山をよりいとおしく感じることができれば、現在起こっている環境問題の解決のみならず、将来新たに出てくるであろう困難に対しても、きっと知恵を絞り解決へと導いてくれると信じています。一世代だけでは出来ない活動をつなぐためには、大人だけではなく子どもたちも含めた地域ぐるみでの価値や想いの継承が必要です。それらの一助になるべく、住民参加型の環境教育プログラムを提供したいと考えています。

 ]

(今夏、地域の子どもたちと一緒に自然の中で思いっきり遊ぶプログラムを開校します)

 

この他にも様々な活動を実施していきますが、もちろんこうした取り組みのすべてが私たちだけで達成できるはずはありません。様々な企業等のCSR活動や支援はもちろんですが、私たちが構築したいのは“富士山麓の住民とのコラボレーション”です。
富士山は日本一の山ですから、全国各地からたくさんの活動希望者や支援者を募りやすい反面、地元住民にとっては普段の生活に富士山が常にあるが故に住民主体の環境保全意識や活動はまだまだ成長途中です。つまりこの地域住民の力がもっと成長し、全国各地からの協力や支援を募ることができれば、富士山は日本の象徴としてのみならず自然環境保全のランドマークにさえなれるポテンシャルを秘めています。だからこそ、地元住民とのコラボレーションをもっともっと醸成させたい、これが私たちのミッションを達成するために不可欠な要素だと思っています。

 

4. 富士山の美しさを世界へ!

 

さて、世界文化遺産に登録され一年が経過した富士山ですが、文化や自然環境の素晴らしさよりも、残念なことに様々な問題がクローズアップされています。実際、富士山を取り巻く環境が幾つもの問題を抱えていることは、否定できません。しかし雄大で美しい姿は、私たち住民には元気と誇りを、訪れる多くの観光客には大きな感動と畏敬の念を与えてくれます。

 

 

(富士山は、時が変わっても変わらずその雄大な景色でいつも私たちのそばに寄り添っていてくれます)

 

『半世紀前と変わらず美しい姿を、これから50年先も同じように素晴らしい状態で残したい!』『残すために本気で今ある問題を解決していきたい!』『昔の富士山をより多くの人の目に触れてもらう資料にするには、どうしたらいいだろう?』この想いをどうにか形に出来ないかと考えていたところ、本プロジェクトに辿り着きました。作成した切手シートは、富士山北麓エリアを中心に広く販売し、その売上金の販売手数料及び版権使用料を除いた金額を、前述の様々な富士山環境保全活動に活用させていただきます。
 富士山周辺には、国内外からおよそ3000万人の観光客の方がいらっしゃいます。日本のみならず、海外からの観光客が集まるこの地から世界へ向け、日本の素晴らしい宝の存在を発信したいと思います。

 


(1956年 富士山頂剣ヶ峰を望む。当時も多くの人が富士山頂を目指して登山していました)

 

5. 祖父と孫が魅せられた被写体としての「富士山」を何かの形にしたい!

 

細山芳之助さん(享年90歳)は、新潟で生まれその後北海道や東京など居住地を転々とされてきました。富士山に魅せられ、休みができるとよく富士山麓へ出かけては写真を撮影していたそうです。そんな芳之助さんに転機が訪れたのは、関東大震災で大きな被害を受けた時でした。当時交流のあった河口湖の旅館の方々から移住を勧められ、富士山の麓での生活を始めたとのこと。山麓で生活されるようになってからは、富士山だけでなく、地域の行事や街並みなどありとあらゆる瞬間をファインダー越しに見つめてこられました。
 そしてそれは、現在お孫さんの細山毅さんに引き継がれています。毅さんは大学在学中から演劇活動を行い、卒業後も俳優として舞台などでご活躍されていました。30歳の頃に写真店を継ぐことを決意され、現在は富士河口湖町に於いて「写真のオリエント」を経営されています。おじいさんと同じように富士山麓の様々な表情を記録に残し広く公開しており、まさに地域の人に愛される写真屋さんとなっています。

 

   

 (祖父 細山 芳之助さん と孫 細山 毅さん)

 

私たちは、芳之助さんが撮影された1955年前後の富士山と、毅さんが撮影されている現在の富士山の写真をご提供いただき、オリジナルの富士山今昔切手シートを作製します。富士山を通じて時を超え、祖父と孫の共演が実現します。

   

(全面結氷した河口湖でワカサギ釣りを楽しむ住民。現在、河口湖が全面結氷している姿を残念ながら見ることはなくなりました。)

 

6.一市民が持っている富士山の文化を形にし、環境保全へとつなげたい!

 

 富士山は世界文化遺産に登録されましたが、選ばれた25の構成資産だけではなく富士山の麓に住む住民たちが持っている記録も、富士山の文化であると思っています。今回、写真提供を快く引き受けて下さった写真のオリエント様には、心から感謝しています。

 世界に比類なき価値を認めその価値を人類として後世に残すことを目的としているのが世界遺産。一度なったならこの価値を損なうわけにはいきません。そして何よりもその価値を生み出した富士山の自然環境だから守っていきたいのです。過去から積み上げてきた文化と現代の技術やサービスの力を借りて、自然環境をより良い状態で残すための仕組みがきっと出来るはずです。

 

日本を代表する風景でありつづけている富士山の姿をより多くの人に見てもらうために、半世紀の時を超え富士山を愛するお二人の写真を使った切手シートが作りたいんです。そしてこの切手を購入してくださる皆様の想いを富士山の自然環境保全に使いたいんです。

 

どうぞ皆様のお力をお貸しください!よろしくお願いします!!

 

(1956年 三国峠から山中湖を望む。山中湖も富士山世界文化遺産の構成資産の一つになっています)

 

(将来の人たちも富士山の恩恵を受けられるように価値を損なうことなく残していきたい、それが私たちの願いです)

 

引換券について(各引換券の内容です)

 

・富士山デスクトップ壁紙
  :細山芳之助氏、毅氏撮影の富士山画像いずれか1枚選べます。

 

・Thanks mail


・Thanks letter
  :8月の開山中に富士山頂から風景印を押したお手紙をお送りします

・切手シート(本プロジェクトで作成した切手シートです)


・切手シート台紙にお名前が入る権利


・切手にする写真を選べる権利
  :私どもで提示させていただく写真の中からお気に入りの一枚をお選び
  下さい。こちらの引換券では、切手シートにお名前を表記させていただきます。
  掲載サイズについては、上記のサンプル画像をご確認下さい。


・2015年の特製カレンダー
  :お選びいただいた写真を使用し、ポスターサイズの特製オリジナル
  カレンダーを作製します。


・プライベート富士登山ガイドチケット
  :2015年~2017年までの夏山シーズンのみ3年間有効です。
  お打ち合わせの上、ご希望の日時、登山道をお選びいただけます。
  ただし、現地まで及び現地での交通宿泊費、飲食代、入山料、保険代等は
  ご用意ください。
  定員は5名までですので、お友達とシェアしてご利用いただけます!


最新の新着情報