国指定史跡・普門院|歴史ある本尊大日如来坐像の保存修復にご支援を

国指定史跡・普門院|歴史ある本尊大日如来坐像の保存修復にご支援を 2枚目
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目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は6月18日(火)午後11:00までです。

支援総額

505,000

目標金額 1,000,000円

50%
支援者
40人
残り
45日
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は6月18日(火)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

 

真言密教において中心的な仏様として信仰される大日如来。

 

岩上山普門院は、仁寿3年(853)に人々の治安と平穏を祈る為に創建された山形県米沢市にある真言宗智山派の寺院です。寛政8年(1796)には「なせばなる」の名言で知られる 第九代 米沢藩主・上杉鷹山 と 徳川御三家 尾張藩藩校学長だった儒学者・細井平洲が再会を果たした地として敬師の郷と呼ばれています。修復される本尊・木造大日如来坐像はその頃に安置されたものです。

 

普門院は昭和10年(1935)に国指定史跡となり、平成24年(2012)から総額2億円以上かけた保存改修工事が行われています。当初の完成が伸びたことによっての工事費用の増額など、数々の課題を乗り越えて、ようやく工事が終盤となって完成が見えてきました。

 

しかしながら、本尊・木造大日如来坐像の深刻な損傷が新たに確認されました。本尊修復は別途費用を要します。修復された本堂に相応しい本尊を安置するべく、本クラウドファンディングの実施いたします。

 

是非ともこの一大プロジェクトに関わっていただきたく、お願いを申し上げる所存です。どうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

本尊・木造大日如来坐像

 

 

プロジェクト主体のご紹介

 

岩上山普門院住職 髙橋隆文

 

こんにちは。私は山形県米沢市関根にある普門院の住職、髙橋隆文と申します。

 

この度は私たちのクラウドファンディングのページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

山形県米沢市は「上杉の城下町」として知られており、中でも第九代米沢藩主 上杉鷹山公 は財政破綻の危機にあった米沢藩を数々の改革により復興させた名君として有名です。鷹山公は幼いころから学問を学び、生涯にわたって教えを導いたのは師である細井平洲先生でした。この2人の絆が、現在の米沢市発展の礎となったと言えます。

 

寛政8年(1796)9月6日、鷹山公は3度目の米沢下向となった平洲先生を城下から2里(約8km)離れた米沢市関根の羽黒堂で出迎え、普門院で長旅の労をねぎらいました。師弟とはいえ藩主自ら出向くことは珍しく、このことは当時から広く知られ、敬師のこころを伝える場所として昭和10年に国の史跡となっています。

 

本尊・木造大日如来坐像は、その心の支えであり文化遺産でもあります。それを後世まで守り伝えるために、御芳名を未来永劫台座内に納入するプロジェクトを立ち上げました。皆々様の善意のお気持ちをお残しくださいますよう、伏してお願い申し上げます。

 

普門院 第36世 髙橋隆文 拝

 

普門院の赤門と平洲椿

 

 

このプロジェクトを立ち上げた経緯

 

普門院は真言宗の寺院で、御本尊は大日如来坐像です。大日如来は真言宗において“最高の仏様”であり、檀信徒の信仰のよりどころとなってきました。 私は、この大日如来を大切に守り、後世に伝えていくことが住職としての使命だと感じています。

 

御本尊のある普門院本堂は経年や雪害などによる破損が進み、令和元年より本堂の保存修復工事が行われています。そのため、ご本尊を庫裡(くり)に仮安置する運びとなりましたが、その際に行った状態調査にて、大きな損傷が確認されました。

 

大日如来坐像の調査

 

仮安置のため応急的な処置を行いましたが、来たる本堂の修復完了時のご本尊遷座に向けて、本格的な修理が必要となっています。

 

大日如来坐像の仮修復

 

この大日如来坐像は、今より約230年前の江戸時代に西川町にあった本道寺(現、口之宮湯殿山神社)から贈られてきたことが口伝でわかっているだけで、その詳しい由来や年代は不明です。また経年劣化や大きな地震の影響により、彫刻や彩色や台座が損傷しており、倒壊の危険もあります。それにより、その美しさや威厳も失われつつあります。

 

私はこのままでは、この大日如来坐像の価値や意義が失われてしまうのではないかと危惧しています。

そこで、このプロジェクトを立ち上げました。

 

 

本尊・木造大日如来坐像の魅力

 

真言密教の仏様
出羽三山信仰の西川町「湯殿山本道寺」から米沢市「普門院」へ

 

山形県米沢市にある普門院の本尊・木造大日如来坐像は、 仏教の一種である真言密教において中心的な仏様です。

 

江戸時代の寛政年間(1789〜)に湯殿山本道寺から普門院に移られました。 普門院に移られた際には既に膝の部分が黒くなっていたと伝わっています。 江戸時代に栄えた出羽三山の参詣で、びんずる尊者の像のようになでられ親しまれてきたと考えられています。 その後、普門院で上杉鷹山と細井平洲を迎え、長きにわたって米沢藩内で信仰を集めてきた本尊です。

 

本尊・木造大日如来坐像

 

この本尊の魅力は何といっても、真理を象徴する尊厳と、愁(うれ)いを含んだ悲しげなお顔立ちにほかなりません。その時代時代の信仰者とともに、数多くの苦難を共に耐えてこられたからでしょう。

 

湯殿山の真言密教が米沢藩に及んでいた歴史的な証拠としても、仏教美術としても価値がある仏様です。

 

 

本尊があった湯殿山本道寺と普門院の親交

 

米沢藩から湯殿山への架け橋

 

出羽三山のひとつ、湯殿山は弘法大師空海によって開かれたと伝わっています。中でも本道寺は、弘法大師が仏像を掘ったとされる伝説があり、山岳信仰修験の霊場として栄えた由緒ある寺院でした。

 

明治時代の神仏分離令によって口之宮湯殿山神社となりましたが、現在、西川町の有志によって大黒森プロジェクトが行われており、本道寺であった頃の様々な史跡が発掘されて境内が整えられ始めています。

 

湯殿山本道寺跡と普門院

 

本道寺と普門院は昔から関係があり、本道寺の名が見える板札が堂内に残っています。また、湯殿山での行法も伝承されています。

 

ご本尊の修復にあたり、大黒森プロジェクトの皆様が普門院にお越しになりました。その日に、新たに本道寺との関係を裏付ける木版が普門院で発見されました。本道寺の銘とともに弘法大師が彫ってあります。

 

大黒森プロジェクトと本道寺

 

ご本尊修復が架け橋となり、本道寺との親交を取り戻すと同時に、途絶えていた歴史が紡がれることにも期待しています。

 

 

普門院を通して繋がる米沢市と東海市の親交

 

上杉鷹山と細井平洲の歴史を見つめて

 

普門院は、江戸時代中期に米沢藩の財政破たんの危機を救った上杉鷹山と、儒学者細井平洲との師弟関係を伝える縁の地です。現在、細井平洲の故郷・愛知県東海市と米沢市は姉妹都市となっており、毎年、東海市の小中学生が修学旅行に訪れています。普門院では地域住民と共に修学旅行生をお迎えして、先人たちの絆を伝えておもてなしをしています。

 

上杉鷹山公と細井平洲先生の像

 

境内にある上杉鷹山と細井平洲の敬師の像は、その歴史の一幕を伝え続けるために東海市より寄贈されたもので、当時のその場面を見守っていたのが普門院の本堂と本尊です。この絆を大切に紡いでいきたいと思います。

 

 

本堂修復と両輪ですすむ、本尊修復プロジェクト

 

普門院では、平成24年(2012)から国や米沢市の補助を受けた総額2億円以上かけた保存修復工事が行われております。平成の大改修と謳われて、関係機関に注目された大工事です。

 

当初は7ヵ年計画で工事が完了するはずでした。しかし、東日本大震災、工事に関わる資材不足や職人不足、新型コロナウイルス感染症などの影響を受けて工事が遅延し、度々、改修費用が増額しました。そして、ようやく本堂改修工事は完了の兆しが見え始めています。

 

普門院本堂工事

 

そこに来て、ご本尊の深刻な損傷が確認されました。未来に繋ぐために改修した本堂で本尊が拝めない、 “がらんどう” になりかねません。

 

ご本尊は応急的な処置が施され、庫裡(くり)に仮安置している状態です。

 

令和5年(2023)4月13日、ご本尊の状態について精査すべく、米沢市教育委員会立会いの下で専門家が調査を行いました。調査では、接着不具合、不安定な安置、部材の遊離、割れ、塗膜の剥離、下地の露出、鉄サビ、虫食い、汚れなど深刻な損傷が確認されました。

 

この調査結果をもとに、東北古典彫刻修復研究所の修復師による修復の具体的な修理実施計画策定されました。修復費用には約700万円の費用がかかる見込みです。

 

本尊・木造大日如来坐像の修理調査

 

修復期間:2024年4月3日〜2025年3月31日

  • 本尊の持つ歴史性を保ちつつ、現状で確認される構造的及び美観的諸問題を解決し、今後の安置に不安の無い状態に復します。
  • 本体は構造上堅牢性を保持しているため、解体せず主に外観の処置を行います。
  • 台座は構造上不安定な状況にあり、今後全体の安置に影響を及ぼす危険性があります。このため解体を前提とした根本的な修理を行います。内部に構造材および補強材を設置した上で再組立てを行います。
  • 光背は部材間の遊離が見られるため、解体は行わないものの現状で接合強化処置を施します。矧目への接着外の注入、背面への構造材の設置などを行います。
  • 像の歴史性を鑑み、上記処置箇所の表面仕上げについては、周囲にあわせ現状における印象を保持したものとします。
  • 本事業に先駆け、ガス燻蒸を行います。
  • 本事業の全容は、文章、写真などで記録し、「報告書」として2部(所有者、修理者保管分)作成、提出します。

修復費用:7,177,418円 の見込み

 

クラウドファンディング目標金額:3,500,000円
【第1目標】1,000,000円
【第2目標】2,250,000円
【第3目標】3,500,000円

 

第1目標が達成できない場合には、本プロジェクト不成立になり返金になります。ただし、第一目標を達成できた場合には、本プロジェクト成立として、必要金額と目標金額の差額を自己資金と金融機関からの融資によって補填して実施いたします。

 

早期にプロジェクト成立するために、本プロジェクトのシェア・拡散にもご協力のほどお願い申し上げます。

 

本尊の損傷

本尊の損傷箇所

 

 

ご本尊を未来へ繋ぐ…皆様の「みこころ」と共に

 

プロジェクトでは、修復期間中に修復師と修理工房内での打ち合わせを設けます。修復者、寺院、その他関係者が事業の経過および作業の中での新発見などの情報を共有していきます。

 

また、支援者名は芳名帳や巻物などに記録し、これを像内(台座内)に納入、仏との縁を結ぶと同時に未来永劫に渡ってこの功績を残します。(一部のリターンを除く)

 

修理後の安置方法等についても関係者との意見交換を行い、調査の結果等についてはウェブサイトなどで公開して、本尊の価値と意義を広く伝えたいと考えております。

 

修復後の安置では仏事を行い、檀信徒ならびに地域住民、ご支援者様方々が安心して参拝できるように努めてまいります。

 

本尊・木造大日如来坐像の修復のためのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

本尊台座内の芳名イメージ

 

 

おわりに

 

私たちは、このプロジェクトに熱意をもって取り組んでおりますが、どうしても資金面での課題があります。普門院は小さな寺院であり、寄付や檀信徒の支援だけでは、このプロジェクトを実現することができません。 そこで、クラウドファンディングによる皆様のご支援をお願いしたいと思っております。

 

このプロジェクトは地区の人々や真言宗の檀信徒、仏教や美術に興味のある方々にとっても意義深いものだと思います。

 

大日如来坐像は心の支えであり、文化遺産でもあります。だから修復し、調査をして、後世に伝えることが私たちの願いです。

 

 

応援メッセージ (順不同)

 

このプロジェクトを始めるにあたって、普門院にいただいた応援メッセージをご紹介します。

 

西川町 町長 菅野大志

山形県西川町

町長 菅野大志 様

木造大日如来坐像は、米沢市の普門院に移る江戸時代(寛政年間)までは、わが西川町の湯殿山本道寺にあり、出羽三山信仰の繁栄に寄与頂きました。
この度の本尊修復は、個人としても西川町としても何としても実現したい!本尊様への恩返しはもちろんのこと、これから、江戸時代まで盛んだった三山信仰、日本の精神文化を国内外に発信し、米沢から西川につながる新たな観光の実現に向けて 国と協議しています。
最後に、個人的に好きな文字は「義」と「利他」です。日本はやや自己に寄り、対する利他の精神がもたれれば、もっと日本がよくなります。
そのためには、観光等自然な形で精神文化を体験できるような仕掛けが必要であり、大日如来坐像本尊の修復を契機とした皆さまとの縁を頂き、和・連携が進む、そんな日本になればと考えています。

 

 

米沢市・東海市交流促進の会 佐藤俊弘

米沢市・東海市交流促進の会

会長 佐藤俊弘 様

平成12年(2000)10月20日に山形県米沢市と愛知県東海市が姉妹都市を提携しました。米沢藩主上杉鷹山公と、殿様の師 細井平洲先生 生誕の地愛知県東海市との歴史的提携です。当会は両市の民間交流を促進する目的で、平成16年(2004)9月24日設立した団体です。提携後は毎年5月~6月に東海市中学校修学旅行(約1,100名)、9月に東海市の民謡(踊)保存会(約25名)、2月に東海市小学生&東海ライオンズクラブ(約35名)が、普門院を訪れて『大日如来坐像』へお参りいただいています。東海市民の方々は敬師の里の普門院を『聖地』と認識していると思います。さて、今年も細井平洲先生の命日5月29日西方寺(東海市)に於いて法要が行われます。前日に東海市平洲会主催の交流会が開催されますが、その際にも大日如来坐像修復を大いにPRして参ります。

 

 

愛の武将隊

やまがた愛の武将隊 御一同 様

 

米沢文化の中心は正に歴史と信仰である。姉妹都市の教育旅行生受け入れを始め多くの観光客を迎える山上地区の精神的支柱、普門院の御本尊・大日如来坐像の修復の為、皆々のご助力を願いたし。

 

 

甲子大黒天本山 第5世 住職 関谷寛明

甲子大黒天本山

第5世住職 関谷寛明 様

普門院ご本尊の木造大日如来坐像は西川町にあった本道寺から遷座されました。当山のご本尊も同じ西川町にあった大日寺から伝わるものです。本道寺と大日寺が同じ湯殿山 4 ヶ寺であったこともご縁だと思います。また、ご住職様をはじめご家族皆様の温かいお人柄と今回の修復への真摯な想いに感銘を受け、応援させていただくことにしました。地方にあっては過疎化や景気低迷などの問題があり、御堂や尊像の護持が困難になっております。地域で支える時代から様々な媒体を通じて、広くご縁のあった方々によって支えていただく時代となりました。開眼より今日に至るまで多くの人々の祈りを受けとめ導いてこられた大日如来です。この尊像を未来へと継承していくための一助となれることは誠に尊いことです。ぜひ皆様の浄心をお願い申し上げます。合掌

 

 

真言宗智山派 山形置賜教区長 成就院 住職 鈴木良知

真言宗智山派 山形置賜教区長 成就院

第28世 住職 鈴木良知 様

この度、普門院ご住職の発願により、御本尊大日如来の修復が執り行なわれることとなりました。誠に喜ばしいことであります。御本尊大日如来は、これまで長きにわたり、大勢の方々に信仰されてきました。そして、檀家さんや信者さん、また、地域の皆様のくらしを見守ってこられました。そんな、私どもの信仰の拠り所である御本尊大日如来が破損に及び、倒壊の恐れがあるとのことです。早急に修復して頂きたいと切に願います。就きましては、修復にかかる費用を善男善女の皆様からお寄せ頂きたくお願い申し上げます。当クラウドファンディングの趣旨をご理解の上、ご協力を賜ります様、重ねてお願い申し上げます。合掌

 

 

米沢市山上コミセン センター長 山田博

米沢市 山上コミュニティセンター

センター長 山田博 様

こんにちは。このたび普門院のご住職様より木造大日如来坐像の修復のためのクラウドファンディングをスタートされると伺いました。ご住職様の話では普門院本堂の保存修復工事にあたり、ご本尊を調査したところ経年劣化による損傷が認められ本格的な修理が必要となったとのことです。敬師の里・普門院のお宝を次世代のために多くの皆様方のご支援のご協力をお願いします。

 

 

湯の沢温泉 時の宿すみれ 黄木綾子

温泉米沢八湯会

会長 黄木綾子 様(湯の沢温泉 時の宿すみれ 女将)

当館から普門院までは約1.5㎞。当館を訪れる旅行者には、上杉鷹山公の藩主としての改革に感銘を受け、鷹山公とゆかりのある寺院として、お車以外にも徒歩で尋ねる方もいらっしゃる大切な国指定史跡である普門院。老人会など団体様が主であった前身の旅館「健康の宿すみれ荘」時代には、上杉鷹山公が46歳の時に恩師 細井平洲先生を迎えた寺院、無病息災のコロリ薬師様を祀る寺院として参拝者が多数おられました。創立450年の歴史の中で、普門院は焼失や再建を繰り返し、その度に多くの人々にとって心の支えとなってきたに違いありません。それだけに、この寺院が持つ歴史の重みと、その役割の重要性を改めて感じざるを得ません。現在、その本尊である木造大日如来坐像の修復が必要とされる中、普門院がこれからもその役割を果たし続けるためには、皆様の温かいご支援が欠かせません。これからの時代においても、普門院が人々の希望となり、光となることを願っています。どうぞ、普門院へのご支援をお願い申し上げます。皆様の温かいご協力に心より感謝申し上げます。

 

 

米沢藩小山道場小山恒二

米沢藩・小山道場 九鬼神流棒術

講師 小山恒二 様

その昔、身分も年齢も距離をも超えた師弟の絆と信仰が米沢にありました。幕府への領地返上の危機に迫った上杉家と米沢藩民の命と生活を救うべく、遠く高鍋藩秋月家より9才で養子になられた上杉治憲(鷹山公)。思いを一つに指南された徳川家尾張藩生まれの細井平洲。その切なる思いは、湯殿山の仏様も同じだったのでしょう。普門院本尊・木造大日如来坐像の修復プロジェクトを機に、皆々様の強い絆が再興されることを御祈念申し上げます。

 

 

東北古典彫刻修復研究所 渡邉真吾

東北古典彫刻修復研究所

修復師 渡邉真吾 様

普門院のご本尊は大日如来といいます。大日如来はこの世の全てのものを想像した源とされ、密教では最高位に君臨する仏です。左手は人差し指を立て、これを右手で包み込む、いわゆる「智拳印(ちけんいん)」を結んでいます。これは大日如来の智慧がなににも増して固いことをあらわすもので、こうしたお姿を「金剛界大日如来」と呼びます。六重に重ねた蓮華座に坐し、背面に背負った挙身光背には、阿閦(あしゅく)、宝生(ほうしょう)、阿弥陀(あみだ)、不空成就(ふくうじょうじゅ)の化仏があらわされます。これにご本尊を合わせた5体を「五智如来」といい、大日如来の智慧を5つに分けてあらわしています。この大日如来像の制作時期ははっきりとしませんが、抑揚を抑えた面貌や意匠化された衣、奥行きの深い両脚部、底面を平滑に仕上げる点などは、江戸時代前期〜中期頃の仏像の特徴が伺え、今から300〜400年前に造られたものと考えられます。一説には、修験道の霊場として名高い湯殿山(山形県西川町)由来の像ともいわれていますが、それがどのような経緯で普門院に安置されるようになったかは定かではありません。いずれにしても像高97.5㎝、総高192㎝という堂々たる体軀は山形県内でも屈指の規模を誇り、また光背の化仏とともに五智如来を示すなどの表現は当時の宗教観をあらわすものとして希少な価値を有するものと考えます。本修復事業プロジェクトの成功を心よりお祈り申し上げます。

 

 

普門院について

 

普門院と一字一涙の碑

 

真言宗智山派である普門院の創建は古く、仁寿3年(853) 英慶法印が人々の治安と平穏を祈る為に創立されました。創立当初の場所は、米沢市関根を流れる羽黒川小僧が滝の岩上付近です。現在の場所にお寺が建てられたのは、米沢が伊達家の城下町だった約450年前のことです。その後、焼失して現存する本堂は寛政8年(1796)に上杉家によって再建されました。

 

明治時代までは米沢から板谷峠を通り福島にぬけていく道が江戸に通じる唯一の街道だったため、お殿様が参勤交代で江戸に行く時に休憩する場所としても普門院が使われていました。

 

再建された寛政8年(1796年)に、細井平洲という学者が江戸から米沢に向かっていました。その細井平洲を上杉鷹山自身が普門院に案内し、休憩をとって労を慰められたという美談と史跡が境内ならびに近隣に残っています。封建主義の時代に、お殿様が城を出て迎えることはとても稀なことでした。それを目にした家臣たちは、涙を流して感動したという身分を超えた師弟の絆が伺える逸話です。

 

普門院は国指定の史跡にもなっており、今でも敬師の郷として多くの人々が参拝に訪れています。

普門院のホームページ/インスタグラム

 

 

リターンの紹介

 

このプロジェクトにご支援いただいた方には、以下のようなリターンを組み合わせてご用意しました。

 

●未来永劫台座内御芳名納入

本尊・木造大日如来坐像の台座内の巻物(あるいは芳名台帳)に、御芳名を書き入れて納入いたします。
何百年後の次の修復まで、お名前が本尊の中に収められます。

 

●普門院拝観ご招待

本堂ならびに本尊・木造大日如来坐像の修復後にご利用いただけます。(ペアでご利用可能)

 

●大日如来御朱印

本尊である金剛界大日如来の御朱印です。
 

●普門院御守

普門院のお守りです。

 

●普門院本尊・木造大日如来坐像修復完了報告書

通常は修復業者と普門院にのみ保管される歴史的な報告書です。今回は、特別に増刷してリターンにしました。

 

●限定日本酒セット
敬師の郷

上杉鷹山公と細井平洲先生の普門院がある米沢市関根地区イメージした純米吟醸源酒です。
米沢市で最も古い酒蔵を持つ小嶋総本店で醸造しました。
酒造好適米「出羽の里」を100%使用し、普門院のある山上地区の冷たい水と清々しい香りが広がる源酒ならではの味わいです。アルコール分17%。

なせばなる

上杉鷹山公の名言をイメージした純米吟醸酒です。

米沢市で最も古い酒蔵を持つ小嶋総本店で製造しています。
濃醇辛口の味わいです。アルコール分15%。

 

米沢牛黄木の米沢牛

すき焼き用は赤身300gです。
ハンバーグは湯せんで簡単にお召し上がりいただける6個セットです。

 

米沢市関根山上日帰りガイドツアー・修験古武術体験
上杉鷹山公以降の上杉家守護役だった米沢藩士の子孫による関根山上地区の日帰り歴史ガイドツアーです。

400年以上の歴史ある修験古武術も体験いただけます。1〜4名まで。希望者には道着・袴もお貸しします。現地集合、現地解散です。普門院参拝と合わせてご利用いただけます。

 

●姥湯温泉「枡形屋」宿泊の権利

開湯天文2年(1533)、米沢市の吾妻連峰の北側標高1300mの秘湯として、古くからある人気の温泉宿に宿泊いただけます。

豪雪地帯のため冬季は閉館します。

 

●滑川温泉「福島屋」宿泊の権利

開湯宝暦13年(1763)、米沢市の東大巓の標高850mにある秘湯として、古くからある人気の温泉宿に宿泊いただけます。

豪雪地帯のため冬季は閉館します。

 

●湯の沢温泉「すみれ」割引の権利(普門院拝観時住職によるガイド付き)

開湯元禄年間(1688〜)、江戸時代には東の名湯のひとつに数えられた温泉宿に宿泊いただけます。

普門院がある米沢市関根地区にあります。普門院への拝観時は住職がガイドいたします。

 


●本プロジェクトへのご支援は寄付控除の対象にはなりません。
●ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

●本プロジェクトのリターンのうち、【御芳名納入】のリターンの条件詳細については、こちらのページの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

●本プロジェクトをご利用できない方は、普門院での直接寄付も受け付けています。その際にはリターンはお選びできません。檀家と同等のお返しになりますので、あらかじめご了承ください。

 

 

ーーーーーーーーーーーー
20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。

 <酒類販売管理者標識>
・販売場の名称及び所在地:片野商店 米沢市大字関根13723番4
・酒類販売管理者の氏名:片野智文
・酒類販売管理者研修受講年月日:2021年10月6日
・次回研修の受講期限:2024年10月5日
・研修実施団体名:米沢小売酒販組合
ーーーーーーーーーーーー

プロジェクト実行責任者:
髙橋隆文(普門院)
プロジェクト実施完了日:
2025年5月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

普門院の本尊木造大日如来坐像の保存修復に関わる費用の一部に利用します。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は、自己資金と金融機関からの融資によって補填します。

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プロフィール

国指定史跡・普門院は仁寿3年(853年) 英慶法印が人々の治安と平穏を祈る為に創立されました。山号は岩上山。宗派は真言宗智山派。本尊は大日如来。 米沢市の名所のひとつで、江戸時代に米沢藩を救った藩主・上杉鷹山公が、恩師である細井平州先生が三度目の米沢来訪に際し城外遠く6km余の羽黒堂まで迎えに出向き、普門院にご案内し休憩をとって労を慰められたという敬師の美談として有名な寺院です。

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リターン

3,000+システム利用料


A|お気持ちコース

A|お気持ちコース

●お礼のメッセージ

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

5,000+システム利用料


B|普門院拝観ご招待

B|普門院拝観ご招待

●お礼のメッセージ
●普門院拝観の権利 2名様

※拝観ご招待は2名様までご利用いただけます。利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、冬季間はご利用いただけません。
※画像はご拝観の際にお渡ししているリーフレットです。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

5,000+システム利用料


C|大日如来御朱印

C|大日如来御朱印

●お礼のメッセージ
●普門院御朱印

※画像はイメージです。

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

5,000+システム利用料


D|リターンご不要の方むけ(5千円)

D|リターンご不要の方むけ(5千円)

●お礼のメッセージ

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

10,000+システム利用料


E|未来永劫 御芳名帳台座内納入

E|未来永劫 御芳名帳台座内納入

●御本尊台座内御芳名
●お礼のメッセージ
●普門院拝観の権利 2名様

※御芳名は巻物(あるいは芳名帳)に記させていただきます。
※拝観ご招待は2名様までご利用いただけます。利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、冬季間はご利用いただけません。

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

10,000+システム利用料


F|リターンご不要の方むけ(1万円)

F|リターンご不要の方むけ(1万円)

●お礼のメッセージ

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

11,000+システム利用料


G|未来永劫 御芳名帳台座内納入(普門院御守付き)

G|未来永劫 御芳名帳台座内納入(普門院御守付き)

●御本尊台座内御芳名
●お礼のメッセージ
●普門院拝観の権利 2名様
●普門院御守

※御芳名は巻物(あるいは芳名帳)に記させていただきます。
※拝観ご招待は2名様までご利用いただけます。利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、冬季間はご利用いただけません。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

15,000+システム利用料


H|未来永劫 御芳名帳台座内納入(修復完了報告書付き)

H|未来永劫 御芳名帳台座内納入(修復完了報告書付き)

●御本尊台座内御芳名
●お礼のメッセージ
●普門院拝観の権利 2名様
●本尊・木造大日如来坐像 修復完了報告書

※御芳名は巻物(あるいは芳名帳)に記させていただきます。
※拝観ご招待は2名様までご利用いただけます。利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、冬季間はご利用いただけません。
※修復完了報告書画像はイメージです。

支援者
5人
在庫数
14
発送完了予定月
2025年4月

30,000+システム利用料


I|限定日本酒「敬師の郷・なせばなる」セット

I|限定日本酒「敬師の郷・なせばなる」セット

●御本尊台座内御芳名
●お礼のメッセージ
●普門院拝観の権利 2名様
●限定日本酒「敬師の郷」「なせばなる」

※御芳名は巻物(あるいは芳名帳)に記させていただきます。
※拝観ご招待は2名様までご利用いただけます。利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、冬季間はご利用いただけません。
※限定日本酒「敬師の郷」は酒販免許の許可を得ている販売店よりご提供させていただきます。
※未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
※こちらのリターンは20歳未満の方はご支援いただけません。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

33,000+システム利用料


J|米沢牛 すき焼き用

J|米沢牛 すき焼き用

●御本尊台座内御芳名
●お礼のメッセージ
●普門院拝観の権利 2名様
●米沢牛黄木のすき焼き用赤身300g

※御芳名は巻物(あるいは芳名帳)に記させていただきます。
※拝観ご招待は2名様までご利用いただけます。利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、冬季間はご利用いただけません。
※画像はイメージです。

支援者
0人
在庫数
30
発送完了予定月
2024年9月

33,000+システム利用料


K|米沢牛 ハンバーグセット

K|米沢牛 ハンバーグセット

●御本尊台座内御芳名
●お礼のメッセージ
●普門院拝観の権利 2名様
●米沢牛入りハンバーグセット6個入

※御芳名は巻物(あるいは芳名帳)に記させていただきます。
※拝観ご招待は2名様までご利用いただけます。利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、冬季間はご利用いただけません。
※画像はイメージです。

支援者
1人
在庫数
19
発送完了予定月
2024年9月

50,000+システム利用料


L|米沢市関根山上日帰りガイドツアー

L|米沢市関根山上日帰りガイドツアー

●御本尊台座内御芳名
●お礼のメッセージ
●普門院拝観の権利 2名様
●米沢藩士子孫による関根山上まち歩き日帰りガイド(3.5時間)
●米沢藩士子孫による修験古武術体験(1.5時間)

※御芳名は巻物(あるいは芳名帳)に記させていただきます。
※拝観ご招待は2名様までご利用いただけます。利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、冬季間はご利用いただけません。
※ガイドと体験は現地集合・現地解散です。参加は4名様までです。利用期限は令和7(2025)11月30日です。

支援者
0人
在庫数
2
発送完了予定月
2024年9月

60,000+システム利用料


M|滑川温泉「福島屋」宿泊の権利

M|滑川温泉「福島屋」宿泊の権利

●御本尊台座内御芳名
●お礼のメッセージ
●普門院拝観の権利 2名様
●限定日本酒「敬師の郷」
●滑川温泉「福島屋」1名様 宿泊

※御芳名は巻物(あるいは芳名帳)に記させていただきます。
※拝観ご招待は2名様までご利用いただけます。利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、冬季間はご利用いただけません。
※宿泊の利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、年末年始の予約にはご利用いただけません。宿泊ご利用での部屋指定はできません。
※宿泊の予約は支援者様ご自身で行ってください。
※こちらのリターンは20歳未満の方はご支援いただけません。

支援者
0人
在庫数
12
発送完了予定月
2024年9月

60,000+システム利用料


N|姥湯温泉「枡形屋」宿泊の権利

N|姥湯温泉「枡形屋」宿泊の権利

●御本尊台座内御芳名
●お礼のメッセージ
●普門院拝観の権利 2名様
●限定日本酒「敬師の郷」
●姥湯温泉「枡形屋」1名様 宿泊

※御芳名は巻物(あるいは芳名帳)に記させていただきます。
※拝観ご招待は2名様までご利用いただけます。利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、冬季間はご利用いただけません。
※宿泊の利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、年末年始の予約にはご利用いただけません。宿泊ご利用での部屋指定はできません。
※宿泊の予約は支援者様ご自身で行ってください。
※こちらのリターンは20歳未満の方はご支援いただけません。

支援者
0人
在庫数
10
発送完了予定月
2024年9月

100,000+システム利用料


O|湯の沢温泉「すみれ」宿泊割引(拝観時住職によるガイド付き)の権利

O|湯の沢温泉「すみれ」宿泊割引(拝観時住職によるガイド付き)の権利

●御本尊台座内御芳名
●お礼のメッセージ
●普門院拝観の権利 2名様
●拝観時住職によるご案内付き
●限定日本酒「敬師の郷」
●湯の沢温泉「すみれ」20000円分宿泊割引

※御芳名は巻物(あるいは芳名帳)に記させていただきます。
※拝観ご招待は2名様までご利用いただけます。利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、冬季間はご利用いただけません。
※宿泊割引の利用期限は令和7(2025)10月31日までです。GW、お盆、年末年始の予約にはご利用いただけません。
※宿泊の予約は支援者様ご自身で行ってください。
※こちらのリターンは20歳未満の方はご支援いただけません。

支援者
0人
在庫数
10
発送完了予定月
2024年9月

プロフィール

国指定史跡・普門院は仁寿3年(853年) 英慶法印が人々の治安と平穏を祈る為に創立されました。山号は岩上山。宗派は真言宗智山派。本尊は大日如来。 米沢市の名所のひとつで、江戸時代に米沢藩を救った藩主・上杉鷹山公が、恩師である細井平州先生が三度目の米沢来訪に際し城外遠く6km余の羽黒堂まで迎えに出向き、普門院にご案内し休憩をとって労を慰められたという敬師の美談として有名な寺院です。

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