プロジェクト概要

 

 

藝大キャンパス内「奥の細道」と呼ばれる森を再生し、永く守り続けたい!

 

はじめまして、藝大キャンパスグランドデザイン室、通称「キャンパス室」です。藝大のキャンパス内には我々が通称「奥の細道」と呼んでいる大木に覆われた一画があります。しかし、2014年2月の記録的な積雪の際、上野公園一帯の樹木も倒木や枝折れがあり、藝大キャンパス内も同様の被害を受けました。

 

天候が落ち着いてから奥の細道の被害を確認すると、高い木から折れて落下した枝が足元にたくさん散乱していた状況でした。観察してみると、この森は長年の間に常緑樹が勢力を伸ばし、かつ外来種による侵略もあり、暗い単一的な植生の古く弱い森になってしまっていたことに改めて気づいたのです。

 

改めてキャンパスには武蔵野本来の豊かで、多様な植生の森が、藝術教育としても重要ではないかということに気付かされ、それ以来3年をかけて武蔵野由来の樹種100種以上、苗木の数にして約1800本を学生教職員自らの手で一つ一つ植えてきました。ゆるやかに世代交代ができるような健康な森を人の手を入れることで持続させていこうと取り組んでいます。

 

ここからさらに森の再生を進め、永く学生や教員、そして、地域の方々からも愛される森をつくり、キャンパス全体の環境を守っていくために段階的に構内に広げていきたいと考えています。そこで、今まで3年間に行ってきた植樹活動の第5弾として、武蔵野の植生の木、750本の植樹を新たに行い、維持する体制も整えたいと考えています。そのための費用が必要です。

 

教員も学生もOBも一緒になって作業を進めています!

 

学生と教職員が一緒になって、森づくりに取り組んでいます。

 

 

作品モチーフの源としても愛される森、これからの芸術活動にも必要な空間を守るために。

 

かつてはキャンパス内には、絵の教材としての花壇が園丁により整備されていた時期がありましたが、狭いキャンパスで必要な建物の整備が進み、そうした場はどんどんと消滅し、現在のように通称、奥の細道と称される場所が残されました。大学を訪れると都心にこんなに緑の空間があるのかと驚かれることと思います。

 

しかし、降雪の被害を受ける前までは、ここは「保存林」という意識からできるだけ手を入れず、一切伐ってはいけないような雰囲気であつかわれてきました。その結果、大木は成長しましたが林床は暗く鬱蒼としたところでしか育たない単一的な植生となり、外来種が入ってきても放ったらかしのままとなり、森としては弱いものとなっていました。

 

それでも、学生のみならず教員もお気に入りの草木の葉や花や実をスケッチしたりして、作品のモチーフとするなどの藝術教育に必要な空間として、いつもそばにある自然となっています。大学キャンパスは、そこで一時を過ごす学生にとって人間形成にとても影響を与えます。特に、芸術を志すには豊かな感性が醸成させる場所づくりが非常に大切です。そんな想いから、今回のプロジェクトをスタートしました。

 

 

大雪の日の上野公園の様子(左下)と、すっかり荒れた状態となってしまった通称「奥の細道」

 

 

武蔵野の植生から選ばれた約30種の落葉・常緑を混在させた750本の植栽

 

昨年からの取り組みで、上野公園との境に混植の生垣をつくるプロジェクトを実施しました。多くの有志を募るワークショップとして、全長約80mに2m幅で約1700本を超す苗木を植えました。武蔵野の植生から選ばれた26種の落葉・常緑と混ぜた植栽帯を「藝大ヘッジ」と呼んでいます。

 

今回のプロジェクトでは、大学キャンパスの間を通る道路に面した場所にこの取り組みを拡大するため、750本の植樹を行いたいと考えています。合わせて、外来種の侵食が進んでいる森を、適度に人の手を入れながら植生のバランスをサポートする活動も行っていきます。

 

今回のご支援は、そのための維持管理に必要な道具の購入や、苗木の購入に充てさせていただき、継続的に森のお手入れと新たな森をつくるための準備をしていきたいと考えています。赤ちゃんの苗木に水を遣ったり、勢力の強い樹種を選択的に除いてバランスを保ったり、こまめに人の手をかけながら森を守っていきたいと考えています。

 

昨年は1500本の植樹を行いました。

 

■資金使途

 

・苗木:30種程度の多様な四季を感じられる武蔵野植生の樹種を750本

・お手入れ道具:移植こて10本、スコップ2本、剪定はさみ5本、防虫パーカー5着、散水シャワーヘッド2個、脚立1台、ハンマー1本、ヘルメット8個、腕章20組など

・植栽指導費:この保存林再生プロジェクトをずっと指導してくださった田瀬理夫先生に今回も樹種選定などの指導を仰ぎたいと思っています。

 

▶また継続して保存林を守っていく取り組みとして、以下のようなワークショップや活動を予定しています。

 

◯保存林ツアー:プロジェクト達成して間もない6月初旬に「新緑ツアー」、秋に「紅葉ツアー」または「収穫ツアー」を今まで継続的に協力してきてくれた有志の学生などにより案内。

◯武蔵野の植生の苗木を植えるワークショップ:段階的に植栽範囲を広げていく一環で、「藝大ヘッジ2」と称して秋口に大学の表通りに面した境界を植樹。

◯通年で保存林を中心とした林床のお手入れ(水やりや落ち葉かき、選択的除草など)を実施。

 

きつつきも訪れるキャンパスにはこんな美しい花も咲いています。ぜひ一緒にこんな花を見つけましょう。

 

 

キャンパスの豊かな自然環境を学生や地域の方々の共通財産として、芸術教育に必要な「身近な自然」を、これからも永く愛される存在としていきたい。

 

武蔵野の植生による100種以上の多様な種がそれぞれ思い思いに競争し淘汰を繰り返しながら再生をしていくような森作りを行い、学生が在学中にその豊かさを感じられるような場所になると良いのではないかと考えています。ひいては、その魅力が大学を訪れる来訪者の皆様にとっても、都心の中のオアシスのように感じていただける場所として、育てていきたいと考えています。

 

中長期的には第6弾、第7弾と順次拡大をしていき、従来の用務員や外注業者まかせでなく、学生が植生管理に積極的にかかわる仕組みや地域の皆さんに協力頂くなど、多くの人にこの森に関わっていただけるように、活動を継続していきたいと思います。

 

サスティナブルな取り組みにより、自分たちが育てる場所として、学生や地域の方々に親しみを持ってもらい、1年、5年、10年、そして50年、100年と、短期から中長期に渡る長いスパンで、上野・東京という地域社会と関わりながら、変化していく姿を描いていきたいと思っています。その一歩となる、今回のプロジェクトに、ぜひ皆さんのあたたかいご支援と、ご参加をよろしくお願いいたします。

 

 

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永く愛される森に一緒に育てていきませんか?

 

 

「一緒に森づくりに参加もしてください!」

 

リターンとして、藝大生デザインの「藝大保存林」グッズや、藝大教員や有志学生による保存林ツアーをご用意しました。年間の継続的なお手入れ活動への参加、そして秋には新たな場所に武蔵野の植生による低い生垣にし、ゆるやかな境界をつくるワークショップイベント「藝大ヘッジ2」にご招待します。

 

苗木からの植物の成長という、普段感じないタイムスパンの取り組みに一緒に関わりながら自然と芸術を身近に感じてみませんか。

 

次の世代へバトンを渡していきたい。

 

 

税制上のメリットについて

 

■個人の寄附の場合:

個人で2,000円以上の寄附をされた方は、本学の発行した寄附金領収書を添えて確定申告を行うことにより、以下の措置が受けられます。

 

(所得税)

下記の金額が、その年の所得税の課税所得から控除されます。

課税所得の控除額=寄附金額(所得の40%を上限)-2,000円

 

(住民税)

所得税のほか、次の自治体にお住まいの方は住民税が一部控除されます。

・東京都足立区、神奈川県横浜市にお住まいの方

都道府県民税の控除額:(寄附金額-2,000円)×4%控除
市区町村民税の控除額:(寄附金額-2,000円)×6%控除
…合計10%

・東京都、神奈川県にお住まいの方

都道府県民税の控除額:(寄附金額-2,000円)×4%控除
…合計4%

※確定申告を行わない方は、上記自治体に住民税の申告を行っていただく必要があります。

 

■法人の寄附の場合:

寄附金は、全額損金に算入することができます。

 

【参考】文部科学省ホームページ「寄附金の税制について」

 

 

寄附金領収書の発行について

 

本学にご寄附いただきましたら、後日「寄附金領収書」を送付いたします。確定申告の際、証明書としてご活用ください。

 

■領収書名義:

Readyforアカウントにご登録の氏名を宛名として作成します。

■領収書発送先:

Readyforアカウントにご登録の「リターンの発送先ご住所」にお送りします。

■寄附の受領日(領収日):

Readyforから本学に入金された日となります。

■領収書の発送日:

12月ごろを予定しています。発行までお時間をいただきますが予めご了承願います。

 


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