今年の「第11回アジア太平洋ハーモニカフェスティバル」は台湾で開催され、その大会に重度の障害を持った生徒さん達が参加を希望しています。

 

10年前に同じ台湾で開催された「第6回アジア太平洋ハーモニカフェスティバル」のことが鮮明に思い出されます。

その同じ台湾大会に、障害者三人が共に参加して演奏するということに、私はとても大きな感慨を覚えます。

それは、前回の台湾大会で、両手の指が全く曲がらないという障害を持ってコンテストに参加した私の、様々な想いがよみがえってくるからです。私の障害のことは、誰一人知りませんでした。(知っていたのは、当時私のドキュメンタリーを収録していて、台湾現地でもロケをしていたRKB毎日放送のスタッフ数人だけだったでしょう。)

その大会で、私は複音ハーモニカ部門で二位に入賞しました。

予選の後の決戦で私が演奏したのは、直前に癌で亡くなった友に送る「即興曲=「遙かな友へ」でした。

友人達は、コンテストなんだから、審査員もよく知っている代表曲で臨む方がいいのでは…と、心配してくれていました。でも、私は、自分自身の想いに拘って決戦に臨んだのです。

私は、それが「音楽の自己表現」にとって、とても大切なことだったと思うのです。

この大会以降、私はプロのハーモニカ奏者として、演奏や指導に邁進することができるようになりました。

 

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