そもそも烏山民俗資料館は、地元医師が独自に蒐集した道具たちが集まる私設資料館として誕生しました。元々、こけしの蒐集からスタートしたお医者の先生は、地元〜国内はもとより、東南アジア諸国等へも出向いてタバコなどでもって物々交換で珍しい道具を集めていたとか。

堀尾寛太「目的の設計」は、烏山民俗資料館との共同企画です。烏山は「道具」が本来持つモノとしての要素(機能や素材、文化の文脈での意味など)をバラバラに分解して言葉で鑑賞者に説明します。一方の堀尾寛太の表現の中では、本来の機能を踏まえつつも「道具」はそれを超越して動き始めます。

この二者の共通項「道具」への似て非なるアプローチの中に、何か普遍的な面白さが存在したら、それを連動させて可動域を広げたいな、というのが今回の出発点となるアイデアでした。

 

烏山民俗資料館の次の展示は、堀尾寛太「目的の設計」と同じ10月13日から、日常用具の「シゴトとカタチ」です。ご来場の際は、必ず両方ご覧くださいませ!

 

増田玲子

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