茨城県初県民投票を実現したい！話そう 選ぼう いばらきの未来

僕は自分が住んでいるこの街が好きです。草木から季節を感じられ、鳥の声を聞きながら仕事をし、人と出会って暮らすことができるこの街が好きです。
この街にも、貧困も、暴力も、差別も、自然破壊も、繰り返される開発もあります。とても悲しくて、理不尽さには怒りも感じます。
この街には、障害者も、高齢の方も、子どもも、女性も、男性も、外国籍の方も、他にもさまざまな背景、環境、状況にある方が居て、ともに暮らしています。
1人ではできないことを現実にしていくために昨年2019年3月にトランジション・タウン文京を立ち上げました。トランジション・タウンとは、そこに住む人々も自然にとっても持続可能な暮らしを自ら作って行くための社会活動のことです。
トランジション・タウン文京を立ち上げたことで、僕自身この街のことを考える時間が増えました。そしてこの街を知ることも増えました。トランジション・タウンという形が、自らの意識を変えて行くということを体験しました。
この街を、暮らしを作っているのはそこに住むひとりひとりです。
いばらきにある原発、東海第二発電所について、そこに住むひとりひとりが考え、知るのはとっても大事なことだと思います。県民投票の実現のために署名を集める。そのことで考える時間、知る機会が増えるでしょう。県民投票が実現し、実施されればさらに自分たちが住む街について考え、人や暮らし、自然環境について知ることができます。
その街に住むひとりひとりが自らの街を作って行く。そんな社会を作り出すに違いないこの動きを僕は歓迎します。いばらき原発県民投票の実現を目指すこの動きを応援します。

●プロフィール
桑原康平（サウル）

暮らしにアートと手仕事を。素直に暮らす社会活動家。クリスチャン。長崎県長崎市生まれ。東京都文京区在住。
NPO法人セブン・ジェネレーションズ共同代表理事。一般社団法人カンパニア共同代表理事。一般社団法人働くしあわせプロジェクト理事