絵本を贈って、不治の病“１型糖尿病”の子どもたちを助けたい！

１型糖尿病の患者でも患者家族でもない私が何故、絵本を描いたのか?とよく聞かれますが、私にもわかりません。

１日５回もおなかに注射を打たなければならない ゆうこちゃんの話を聞いて、「その手に注射器ではなく希望を握らせたい」という関係者の想いに、私は無関心でいられなかった。絵本を描かないか？と打診された時、これは「ご縁」だ、と思った、そういう事です。

期限に間に合わせるために週に何日も徹夜をして書いた絵本です。「いつか１型糖尿病を根治する」というNPOの目標が私の励みにもなりました。

無関係の私たちでも、ある縁をきっかけに、よし、関係しようと決心すれば、関係はできるのです。同じ目標をもった、たくさんの縁が結ばれることで、それは絆になります。この文章を読んでくださったあなたも、もうこれが「ご縁」です。

ゆうこちゃんや、たくさんの患者さんたちのために、あなたも１型糖尿病に関係して頂きたい、絆になって頂きたいのです。よろしくお願いします。

５．３１シンポジウムにて、松本先生と私（作者）