プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

『いのち支える映画祭』を開催し、誰も置き去りにしない社会を創るきっかけにしたい。

 

2004年より自殺対策に取り組んでいるNPO法人ライフリンクです。昨年に引き続き、3月の自殺対策強化月間に合わせるかたちで、『いのち支える映画祭』を開催することとなりました。


今年の映画祭は、「排除」と「包摂」がテーマです。「排除」が自殺の要因となっている現実に目を向け、日本社会が最も必要としている「包み込むこと、受け入れること」へとつながる「包摂」の大切さを共有し、誰も置き去りにしない社会を創るきっかけとするため、『いのち支える映画祭』を今年も開催したいと思います。

 

第2回となる『いのち支える映画祭』を実施するためには、会場費、機材費、上映料、招聘料、広告宣伝費等を含めて合計35万円の開催費用が最低でも必要です。ぜひ皆さんのご支援をお願いできればと思います。

 

  <第1回いのち支える映画祭上映作品 『happy -しあわせを探すあなたへ』 清水ハン栄治プロデューサー>

 

 

今までの活動で自殺する人は減少してきていますが、今もなお平均で毎日66人もの人たちが自殺で亡くなり続けています。これは、40人に1人が身近な家族を自殺で亡くしていることを示しているのです。

 

日本では1998年以降、毎年自殺で亡くなる人が3万人を越えている状況が続いていましたが、民間団体や自死遺族など多くの声によって、国や地方公共団体が様々な自殺対策を展開するようになり、2015年の自殺者数は24,025人*1と減少しました。しかし、平均すると毎日66人もの人たちが、この日本で自殺で亡くなり続けています。

 

人口10万人あたりの自殺者数は経済協力開発機構(OECD)加盟国中、韓国、ハンガリー、ロシアに次いで4位であり*2、同じ先進国である英国や伊国の3倍*1という状況です。そして、1人が自殺で亡くなると4~5人が自死遺族となり、現在、生存している日本の自死遺族の数は全国で推計300万人にのぼります。

 

*1 厚生労働省『平成28年度版 自殺対策白書』

*2 OECD、Society at a Glance 2014

 

活動をはじめて改善してきた自殺者数ですが、未だなくなる方は多くいます。そのひとりまで活動は続きます。

 

 

ライフリンクは、「誰も自殺に追い込まれることのない、生き心地の良い社会」の実現を目指して、団体設立から約12年間にわたって活動を続けてきました。

 

国や自治体、民間団体等と協働し、自殺の実態解明や、自殺対策推進のための基盤作り、モデル作りなど、様々な取り組みを展開してきました。団体設立の翌年、2005年に国会議員会館で自殺対策をテーマにした初のシンポジウムを開催し、2006年に「自殺対策の法制化を求める3万人署名(結果10万人分集まる)」を展開。同年の自殺対策基本法の成立に貢献しました。

 

昨年(2016年)は基本法施行から10年の節目の年であり、代表の清水が「自殺対策を推進する議員の会」のアドバイザーとして主導する中で、自殺対策基本法の大改正が実現されました。この改正自殺対策基本法には、全国で等しく自殺対策が展開され、対策を自律的な安定軌道に乗せていくための必要な要素が随所に盛り込まれました。

 

ライフリンクにとって、社会への啓発活動は、これらの自殺対策の実践が根付きやすくなるための土壌作りのために重要な取り組みであると考えています。この『いのち支える映画祭』は、新しい社会への啓発活動として、これまで自殺対策にあまり関心のなかった方が、「映画」という媒体を通して、自殺について、「いのち」について考えるきっかけを作ることができれば――と考えています。

 

NPO法人ライフリンク公式ホームページ:http://www.lifelink.or.jp/hp/top.html

 

<NPO法人ライフリンクいのち支える映画祭実行委員会 スタッフ>

 

 

2017年の『いのち支える映画祭』のテーマは、「排除」と「包摂」です。

 

第2回となる2017年の『いのち支える映画祭』は、自殺対策へのさらなる理解を拡げることを土台とし、誰も置き去りにすることのない社会を創るきっかけにすることを主眼としながら、「排除」と「包摂」をテーマに、自殺にまつわる諸問題について考えていきたいと思っています。

 

昨今の報道にもあるとおり、現在、わたしたちの国には、いじめ、パワハラ、虐待、差別などの「排除」が横行しています。その結果として、多くの人々が自殺へと追い込まれてしまっている現実があるなかで、特に、若年層の学校におけるいじめを苦にした自殺問題は、生き辛さを感じる日本社会の縮図と言えるのではないでしょうか。

 

将来世代に渡って自殺対策を実施していく上では、児童期からの自殺予防活動とともに、精神保健分野におけるコミュニティーのあり方についても、「包摂」の観点から考えていく必要があるように思います。

 

【今回の上映作品】

●五十嵐匠監督による『十字架』

2015年に公開された『十字架』は、実際の取材に基づいた学校でのいじめによる自殺の実態や、遺された家族と周囲の人々における葛藤を克明に描いています。

 

●イタリアゴールデングローブ賞・受賞作『人生、ここにあり!』

『人生、ここにあり!』では、1978年に制定されたイタリアのバザリア法に則った精神保健分野で展開されている先進事例を踏まえています。

 

また、五十嵐匠監督と、元NHKアナウンサーで福祉ジャーナリストの町永俊雄様に、特別企画となるトークセッションにご登壇いただけることが決まりました。

 

<第1回いのち支える映画祭上映作品 『樹の海』 瀧本智行監督>

 

 

自殺は、「個人の問題ではなく、社会の問題である」という視点から、自殺対策への理解を拡げていくことで、もっと多くの命を守ることができるはずです。

 

自殺について大きな声で語ることがまだまだタブー視される風潮や、自殺の多くが「追い込まれた末の死」であり、適切な支援が得られれば、多くの自殺は防ぐことができるものであるという周知が十分ではないなかで、自殺対策への理解を拡げることを目的として『いのち支える映画祭』は、始まりました。

 

『いのち支える映画祭』が実現し、多くの方々に足をお運びいただくことで、誰も置き去りにされることのない「包摂」に充ちあふれた暖かい社会を実現できることが、自殺対策に関わっているわたしたちにとってのなによりの喜びです。

 

いのち支える映画祭』の実現のために、どうか、みなさま方のお力をお貸し頂けないでしょうか。ぜひお力添え、宜しくお願い致します。

 

 

最後に、遠方にお住まいの方々へのお願い

 

『いのち支える映画祭』は、時間と場所が限定されているイベントであるため、遠方にお住まいの方々にはご足労をおかけすることに、スタッフ一同、非常に心苦しい思いを抱えている次第です。

 

当日のご来場が困難な方々のなかでも、『いのち支える映画祭』を各地からご支援してくださる方がいらっしゃいましたら、たいへんありがたく、また、心強い励みとなります。どうか、みなさま方のお力添えをいただけますよう重ねてお願い申し上げます。

 


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