プロジェクト概要

 

「視覚障害があっても、聴覚障害があっても、そうでなくても、一緒にスポーツ観戦を楽しみたい!」

 

視覚障害者や聴覚障害者は観戦の現場でのアナウンスが分かりにくい。でも、障害を持っていなくても、馴染みのないスポーツを見に行って楽しむのはちょっと難しい。

 

そこで私たちは、障害があってもなくても、観戦するスポーツのルールやチームのことを知っている人が少しずつ情報を提供し合えば、観戦にもっとのめり込んで、一緒に楽しむことができるのではと考えました。

 

国体、全国障害者スポーツ大会が茨城にやってくる2019年。私たち「ISeeeプロジェクト」はクラウドファンディングに挑戦をします!

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd

 

ご寄附いただいたみなさまへ

 

4月14日(20日間)で100%を達成させていただくことができました。ご寄附いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

 

今回のクラウドファンディングの成功ももちろんですが、多くの皆様に我々の取り組みについて知っていただき、ご賛同いただけたことがプロジェクトを進めていく上での大きな自信につながりました。

 

初めは目標額を達成できるかどうか不安でいっぱいでしたが、知り合いの方々の寄付から始まり関連する多くのコミュニティの方々、さらに多くの方々にご寄附いただき、サポートの輪がどんどんと広がっていくのを感じました。

 

現在2019年いきいき茨城ゆめ国体・ゆめ大会でのISeee TimeLine利用に向けて着々と準備を進めております。是非みなさまと共に大いに盛り上げていけたら嬉しいです。

 

そして、より多くの方に実証実験にご参加いただき、質の高いデータを得るために、ネクストゴール130万円を設定させていただきます。いただいたご寄附は下記の通り大切に活用をさせていただきます。

 

入力機器 1台8万円
参加者(入力解説等)への謝金 千円/時間*8時間*5日*2人 = 8万円
インターネット環境(モバイルルータ) 1台8.6万円
手数料 5.4万円(Readyfor 15%、筑波技術大学 3%)

 

ネクストゴールを達成することにで、スポーツ観戦でISeee TimeLineのコンテンツを充実させることができ、より大勢の方が観戦を楽しめるようになると考えています。そして、今回多くの方々にご使用いただいた感想や使用ログの分析に基づき、使いやすいISeee TimeLineへバージョンアップを行います。

 

来年東京で行われる世界規模のスポーツ大会で、ISeee TimeLineを使って世界中の人たちとスポーツ観戦を楽しみ、誰もが誰かの助けになる社会へ踏み出すために、引き続きみなさまの応援お願いいたします!

 

2019年4月15日追記

 

 

 

ごあいさつ

 

はじめまして、ページをご覧いただきありがとうございます。茨城県つくば市にある国立大学法人筑波技術大学の平賀瑠美です。

 

筑波技術大学は、昭和62年に視覚障害者・聴覚障害者の高等教育機関として、国立筑波技術短期大学として発足しました。平成17年に4年生大学となり、平成22年に大学院技術科学研究科修士課程が設置されました。本学に通う学部学生は、全員が視覚、あるいは聴覚に障害があります。

 


ISeeeプロジェクトは、2020年に東京で行われる世界的なスポーツ大会を前に、視覚障害者・聴覚障害者がこれまで知らなかったスポーツや一流のパフォーマンスを観戦して楽しめるようにしたいという思いから2016年に始まりました。

 

ISeeeプロジェクトは、Information Support of Everyone, by Everyone, for Everyoneの略であり、


– of Everyone (オープンな)
– by Everyone (誰もが助ける側になり)
– for Everyone (誰もが助けられる側になる)
– Information Support (情報保障)

 

を意味しています。

 

これまで、視覚や聴覚に障害があると、特別な訓練を受けた障害を持たない人がその場で得られる情報を提供するという形の情報保障が行われてきました。(情報保障とは、特定の伝達手段による情報の獲得に支障がある人々に、代替手段を用いて情報の獲得を支援することをいいます。)

 

ですが、ISeeeプロジェクトでは、その場の情報に加え、自分が持つ知識や他の人に有益な情報を、障害の有無に関わらず、特別な訓練を受けずに、できる人が少しずつ提供して行き、総体として豊かな情報を作り上げるという、情報保障の進化系「情報保障2.0」を目指しています。そこでは、障害のある人も積極的に情報を発信する主体となります。

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd

 

 

助ける人・助けられる人の区別なく誰もが誰かを助け、支えあい情報を得ることができる社会に

 

あまり広まっていないスポーツを観戦しようとしている時、こんなこと考えませんか?


Aさん「特別なルールのある競技っていきなり観戦に行って楽しめるかな?」

 

Bさん「会場で突然、『?*_+・¥!!』みたいな指示だされたって、何言われてるのか分からないよ…」

 

Cさん「言ってること分かっても、『そこのみなさん』って、どこが"そこ"なのよっ。」


これは、知らなかったスポーツの観戦に行ってみたいけど、なんだかハードル高そうだなーと思っている健常のAさん、会場で起きていることをすぐにわかるかどうか不安な聴覚障害を持つBさん、視覚障害を持つCさんが感じていることです。

 

そこで私たちは、Aさん、Bさん、Cさんたちが、これまで知らなかったスポーツを観戦して良かった!と思える環境を目指したいと考えています。

 

それを実現させるのが、情報保障領域にクラウドソーシング技術(みんなで少しずつ助け合う仕組み)を融合させたISeee TimeLineです。

 

 

 

ISeee TimeLineとは?

 

スマートフォン1つで、そのような情報交換や交流などをタイムライン形式で共有できるウェブシステムです。

 

タイムラインにはテキストだけでなく、写真や音声、動画も投稿することができます。SNSを使い慣れた人ならすぐに使いこなせるようになります。

 

参加者が見たこと、聞いたことなどを何気なくタイムラインに投稿することで、聴覚障害者や視覚障害者にとって役に立つ情報になり、容易に情報保障を実現できます。

 

また、知識や経験が豊富な参加者によるルール、選手やチーム等に関する情報が共有されれば、障害がない参加者にとってもスポーツを深く楽しむ上で非常に有益な情報になります。

 

さらに、これまで情報保障を受ける立場だった障害がある人も、投稿に参加することで、誰かの役に立つことができる可能性を秘めているのです。

 

 

>SNSとの違い

 

現在普及しているSNSでは、情報を検索するために「ハッシュタグ」と呼ばれるキーワードを付けて投稿をする必要があるため、更新の遅延や検索漏れなどの現象が発生することがあります。

 

そこで、ISeee TimeLineはハッシュタグは使用せずに話題ごとにルーム形式でタイムラインを作成するため、「投稿したらすぐに他の参加者にタイムラインが共有される」応答性を備えています。

 

私たちは視覚障害者、聴覚障害者と毎日接してきて、リアルタイムに周りの状況を知ったり、感動を伝え合うためにはどのような方法が良いか、私たちが視覚障害者、聴覚障害者からどのように学びを得ることができるか、をいつも考えています。そんな思いを込めたSNSです。

 

>できること

 

・目が見えない人は、音声でここに入力された情報から状況を理解することができる

・耳が聞こえない人は、テキストや写真・動画で状況を理解することができる

・試合を見に来られない方々でも雰囲気を感じることができる

・ルールのわからない人が、詳しい人たちから教わることができる

 

今後は、テキストや画像だけでなく、日本語以外の言語、音声やビデオなどの様々な方法で投稿できるようにしたり、投稿された内容を相互に変換する機能も実装していきます。目が見えない人は、テキストの読み上げや音声の情報から状況を理解することができるようにアップデートをしていく予定です。

 

 

 

実際に活用した人たちの声

 

<タイムラインに情報を投稿した人の感想>

 

「試合の状況を見て、感じたことや驚いたことなどをまとめて投稿することが楽しかった。」(聴覚障害者)

「観戦中に写真を撮って投稿することが簡単で、楽しかった。」(聴覚障害者)

「気になったことなど気軽に投稿できた」(聴覚障害者)

「疑問点に答えるような投稿ができた」(聴覚障害者)

「まだ誰も投稿してない情報を、自分が初めて投稿できたとき達成感が湧く」(聴覚障害者)

 

「聴覚的な内容を投稿できた」(視覚障害者)

「匿名性なので気楽にコメントできた」(視覚障害者)

「疑問に思ったことを解決したりなどコメントすることで得られる達成感充実感のようなものがあった。」(視覚障害者)

 

「自分のコメントに回答が来るとうれしかった」(健常者)

「知らない人が多い中でも、周りの人とTimeLineを通して共感できる」(健常者)

「他の観戦者と交流できた感覚になった。」(健常者)

「自分以外の人の視点からも試合を見ることができる」(健常者)

 

<タイムラインの情報を利用した人の感想>

 

「試合の状況がわかりやすかった。どの選手がゴールしたのか、どの選手がリタイアしてしまったのかなどを提供してくれて、試合の状況を把握しやすかった。」(聴覚障害者)

「放送がまったくわからないので、誰かが文字化されるのがかなり便利。特にバドミントンだと直前に時間やコート変更が結構あるので。」(聴覚障害者)

「多すぎず少なすぎず、楽しいなど個人の感想も聞けて楽しかった。」(聴覚障害者)

 

「リアルタイムで状況の内容がコメントされるので見えなくても状況が把握しやすかった」(視覚障害者)

「チャット形式だったので簡潔に情報がまとめられており、周囲の音に耳を傾けながらでも充分にコメントを追うことができた」(視覚障害者)

「ルールの解説や選手の体格などのコメントもありイメージしやすかった」(視覚障害者)

 

「初めて見るスポーツで、ルールが共有できて試合状況が分かりやすかった。」(健常者)

「詳しい内容が知れたらもっと面白い(意味がある)。試合を見ながら友達どうしで話している感覚でした。」(健常者)

「みんながどういう視点で試合を見てるのかがわかって面白かった」(健常者)

 

 

応援メッセージ(字幕あり)

 

プレイヤー下部の「字幕(c)」アイコンをクリックして下さい

 

 

 

2019いきいき茨城ゆめ国体・ゆめ大会において、誰もが誰かのための情報を提供出来る環境を作ります

 

ISeee TimeLineの実用に向けては、まだ実際の効果測定が足りていない状況です。

 

そこで今回は、皆様からいただいたご支援で「2019年いきいき茨城ゆめ国体・ゆめ大会」で行われる競技のうち、筑波技術大学のあるつくば市で実施される室内競技、スポーツ鬼ごっこ、車椅子バスケットボールでISeee TimeLineを活用します。

 

協力予定人数は、スポーツ鬼ごっこと車いすバスケットボールそれぞれで、視覚障害者・聴覚障害者10名程度、障害のない人10名程度を予定しています。

 

観戦後にISeee TimeLineを使用した人に対しアンケートを行い、入力ログとアンケートから、投稿を読むこと、書くことについての満足度、何を楽しめたか、何が不足だったかなどを定量評価や定性評価を行い、今後の本格的な実用に向けて改良を進めていきます。

 

<いただいたご寄附の使いみち>

 

みなさまからいただいたご寄附は、入力機器・ 参加者(入力解説等)への謝金・インターネット環境・Readyfor手数料として大切に活用をさせていただきます。

 

 

 

最後に

 

来年2020年に東京で行われる世界的なスポーツ競技の大会には、海外からたくさんの人たちが集まります。

 

この舞台で、さまざまな言語を使う人たち、様々な障害がある人たちが一緒に試合を楽しめるように、ISeeeTimeLineも発展させていきたいと考えています。

 

出来る人が出来ることを少しずつ提供して、障害の有無、使用言語に関係なくスポーツ観戦を一緒に楽しみたい、わくわくを共有したい。


今回のプロジェクトは、そのための大きな一歩になります。私たちの挑戦にみなさまの力を貸していただけませんか?応援・ご寄附をお願いいたします。

 

 

プロジェクトメンバー

 

平賀瑠美/筑波技術大学

筑波技術大学のあるつくば市で県や市、関係の方々と協力してみんなが楽しめるプロジェクトを実現できるという、これまでにない体験に今からドキドキです。

 

若月大輔/筑波技術大学

聴覚障害者のサポートに関する研究開発に興味を持ち,これまでいろいろなことに取り組んできました.特に今回のプロジェクトは,私達が開発してきたISeeeTimeLineの実用化に向けたチャレンジなので非常にやりがいを感じています!

 

白石優旗/筑波技術大学

障害の有無に関係なく,個々人の得意なことを活かして,お互いに少しずつ助け合い,協力し合うことで回る社会って素晴らしいと思いませんか?そんな社会の実現をサポートする技術を,スポーツ観戦を通して社会実装して行きます!

 

宮城愛美/筑波技術大学

スポーツってこんなふうにも楽しめるんだ、と障害のある人もない人にも、きっと新しい発見があると思います。支援をする側もされる側も、試合から目が離せなくなりますよ!

 

鈴木拓弥/筑波技術大学

聴覚障害者支援に関する研究や開発を続けてきました。「楽しむ」ことにつなげられるような支援の仕組みを、みなさんと一緒に考え、作っていきたいと思っています。

 

小林 真/筑波技術大学

今までスポーツに興味がなかった人や、「よく分からないから...」と敬遠していた人たちが試合会場に出かけてみたくなる、そんな仕組みの実現を目指しています。

 

塩野目剛亮/帝京大学
筑波技術大学で4年半、聴覚障害学生の支援研究に携わってきました。誰もが持っている他者を支援したいというポジティブなメッセージと、誰かの助けを必要としている人とを結びつける仕組みを作りたいです。このプロジェクトは、きっと世界の優しさを引き出すことでしょう。

 

張建偉/岩手大学
筑波技術大学には2012年から2017年まで5年間いました。社会的少数者を支援 
することも、社会的少数者が他人を支援できる環境を提供 することも、外国人 
の1人として、非常にやりがいのあることと感じます。みんなで障害者スポーツ 
を盛り上げましょう。

 

森嶋厚行/筑波大学

健常者と視聴覚障害者が区別無く協力し合い,2019いきいき茨城ゆめ国体・ゆめ大会での情報保障を実現する,そんな世界初の試みを,視聴覚障害者を対象とした唯一の大学である筑波技術大学を中心として,皆で取り組めることにワクワクしています!是非成功させたいです!

 

 

税制上の優遇措置について

 

筑波技術大学へのご寄附に対しましては、確定申告を行うことにより税制上の優遇措置が受けられます。(>詳細はこちらをクリックしてください)

優遇措置の内容

■ 個人でご寄附をされる場合
〔所得控除〕
総所得金額等の40%を限度とする寄附金額について、2千円を除いた額が所得額から控除されます。(所得税法第78条第2項第2号により「寄附金控除」の対象となります。)

〔個人住民税の軽減〕
お住まいの都道府県・市区町村が、条例で本学を寄附金税額控除の対象として指定している場合、総所得金額等の30%を上限とする寄附金額について、下記のとおり翌年の個人住民税額から控除されます。
   ・都道府県が指定した寄附金 [寄附金額-2千円]×4%に相当する額
   ・市区町村が指定した寄附金 [寄附金額-2千円]×6%に相当する額
    ※都道府県・市区町村の双方が指定している場合は10%となります。

 

■ 法人でご寄附をされる場合
 寄附金の全額が損金算入できます。
 法人税法37条第3項第2号により損金算入となります。
 

 


最新の新着情報