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ページをご覧いただきましてありがとうございます。認定NPO法人IVY(アイビー)イラク事務所の武田めぐみと片野田義人です。昨年冬、Readyforでクラウドファンディングに挑戦し、皆さまのご支援のおかげで7,500着のコートをイラク避難民キャンプに届けることができました。(昨年のプロジェクトはこちら)皆様のあたたかいご支援に心から御礼申し上げます。今年もキャンプに住む避難民へ冬物衣料配布をするため、クラウドファンディングに挑戦します!
認定NPO法人IVYは2013年からイラク・クルド自治区を中心に、シリア難民・イラク国内避難民へ越冬支援物資の配布、教育活動支援を行っている団体です。イラクでは、昨年10月に過激派組織ISが支配していたイラク第2の都市モスル奪還作戦が開始されました。昨年はReadyforで皆様のご協力を受け、この作戦で発生した新規避難民に対し、株式会社ユニクロさんから提供を受けた冬物衣料7500着を日本からイラクへ輸送し届けることができました。
2017年7月になり、モスル奪還作戦がやっと終了しました。この作戦で発生した避難民は85万人に上り、イラク全体では323万人が今も避難生活を送っています。IVYでは、今年も冬を越すための準備ができていない避難民5,000人に冬物衣料を届ける予定です。すでに株式会社ユニクロさんから冬物衣料数千着のご支援をいただいています。
しかし、昨年までの経験から、日本の服のサイズでは体の大きなイラク人には合わない場合があり、大きなサイズが足りませんでした。そこで、600着の特大サイズのコートを、ご支援いただいた資金を使用し追加として購入します。目標金額以上のご寄付をいただいた場合は、さらに購入数を増やす予定です。
イラクでも厳冬期には氷点下に近くなることがあり、防寒着なしでは生活できません。そのため一日も早く、現地にあたたかいコートを届けたいと考えています。今回、コートの購入費、イラク国内での輸送料等を含めて150万円の費用が不足しています。どうか皆様ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
IVYがイラクで支援活動をはじめたのは2013年秋のことです。最初の支援も越冬支援でした。それから毎年越冬支援を行ってきたので、今回で5回目になります。これまで、石油ストーブや灯油、毛布、温水シャワー用のボイラー、赤ちゃん用紙おむつ、女性用衛生用品、そして冬物衣料を、エルビル県、ドホーク県そしてニネワ県で6万人以上の方たちに配ってきました。
昨年はニネワ県のキャンプに住む2万人近い人々にコートを届けました。その中のザイドさんとエッサさんが、キャンプでの生活やIVYの支援について話してくださいました。
キャンプでの生活は楽ではありません。もちろん安全は手に入れましたが、冬はとても寒く、夏はとても暑いキャンプで暮らすのはとても大変です。多くの団体が食料・衣料・教育などの支援をしてくれますが、十分ではありません。
冬にIVYからコートをもらえたことは、すごく良いサポートとなりました。私たち家族はキャンプに何の服も持ってきていませんでしたが、いただいたジャケットのおかげで子ども達はあたたかい冬を過ごせました。(ザイドさん)
キャンプでは、学校も仕事もお金もなく、他にもたくさんのものが不足していて、問題が山積みです。妻は病気ですが、治療を受けられていません。故郷から初めて避難したとき、私はまだ高校3年生でした。学校を辞めざるをえなかったのですが、ここでは勉強する場所もありません。でも(IS支配地に住んでいた)以前よりは、避難した後の方がまだましです。
冬は大変でしたが、IVYがタイムリーにコートを配ってくれたので、冬の間それを着ることができました。避難したときは何も持ってくることができず、着てきた服も、モスルから逃げている途中に汚なくなっていました。他の団体も色々なものを提供してくれましたが、服はもらえませんでした。(エッサさん)
今年も、エッサさんやザイドさんのように、冬物衣料を必要としている人が何万人もいます。初めて冬を迎える避難民のいるキャンプで、IVYスタッフがご家族の代表者一人一人にコートを手渡しします。
今回コートを配布する予定のチャマコールキャンプは、2017年3月に新しく設置された避難民専用のキャンプで、モスル市から30キロ程の場所に位置しています。モスル市周辺の村々などISに支配されていた地域からの避難民が居住しています。チャマコールキャンプの避難者は9月末時点で約6,000人(1,000世帯)です。ただし、現地の情勢やキャンプの状況の次第では、コートを配布するキャンプを変更する場合もございますが、ご了承の程よろしくお願いいたします。
避難民の方々にとっては、まずイラクの厳しい冬を乗り越えることが重要です。昨年は、私達の事務所のあるエルビル市でも雪が積もりました。そんなイメージはないかもしれませんが、山に囲まれたイラクの冬はとても寒く、朝晩はかなり冷え込みます。特に、粗末なテントや簡易シェルターに住んでいる避難民にとっては、非常に厳しい気候です。

今回のクラウドファンディングを絶対に成功させ5000人にコートを届けたいと考えています。どうか皆様ご支援のほどよろしくお願いいたします。
今回のクラウドファンディングで集めた資金は、コート購入費、イラク国内での輸送料等の費用に大切に充てさせていただきます。
コート購入費 1,270,000円
報告書印刷費 13,000円
送料 20,000円
Readyfor手数料 197,000円
*1:UNHCR資料より
新しく避難民になった人たちは、誰もがすぐに自分の家に戻れる、避難は一時的なものだ、と思っています。私たちもそれを信じたいのですが、ISによる支配や奪還作戦によって避難民の方々の故郷はインフラ設備が崩壊し、家は焼かれ、普通の生活ができる状態ではありません。今現在のイラクの復興状況ではすぐに帰ることはできません。モスル市が解放され故郷に戻る人もいるものの、まだISが支配している地域はイラクに点在し、これからも戦闘が続くと予想されます。数百万人の避難民の苦しい生活は続きそうです。
クラウドファンディングで、皆様の力をお借りし、イラクの方が厳しい冬を越すための手助けをしたいと思っております。どうかご支援よろしくお願いいたします!
●お礼のメッセージ(E-mailでお届けします。)
●越冬支援の詳細をお伝えするニュースレター
●ポストカード
特定寄附金による税制優遇について
本プロジェクトを通じて寄附を行う場合には、以下の税制優遇を受けることができます。
・個人の場合:2000円以上の寄附をされた方は、寄附金領収書を添えて確定申告を行うことで所得税に関する優遇措置として「税額控除」か「所得控除」のうち有利な方を選択できます。一部の住民税についても優遇措置の対象となる場合があります。
・法人の場合:「寄付金特別損金算入限度額」の枠が適用され、当該限度額の範囲で損金算入ができます。
※詳しくは自治体や所轄税務署、国税庁のWebサイト、認定NPO法人IVYのWebサイト等をご覧ください。
<寄附金領収書の発行について>
寄附をされた方には、後日「寄附領収書」を送付致します。
プロフィール
1991年、当時、タイ・カンボジア国境にあった難民キャンプにスタディツアーに行き、難民支援の現場に衝撃を受けた山形県人10人が、「地方からもできる国際協力」をめざして設立しました。本部は今も山形市にあります。以来、カンボジアをはじめ、フィリピン、東ティモールで活動を展開。また、東日本大震災とシリア紛争が同じ2011年3月に始まったことから、中東にも目を向けはじめ、イラクやシリアでも活動を開始、現在は4校の学校での教育支援や正規の学校に通えていない子どものために補習校3校を開校、心のケアや先生への研修等も行っています。バングラデシュのロヒンギャ難民支援、ウクライナ国内での医療支援活動も実施中です。Readyforでは、最近では「シリアの子どもたちに給食を届けたい」「ウクライナ緊急支援・各地の病院へ必要な医薬品を届けます!」で500人以上の方々にご寄付いただきました(感謝!!)
ギフト
5,000円
あなたの支援で2人が冬を越せます
●寄附金領収書
●お礼のメッセージ(E-mailでお届けします。)
*5,000円で、コート2着分(男女各1着)の購入費となります。
- 寄付者
- 83人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年2月
10,000円
あなたの支援で4人が冬を越せます
●寄附金領収書
●お礼のメッセージ(E-mailでお届けします。)
●越冬支援の詳細をお伝えするニュースレター
●ポストカード
*10,000円で、コート4着分(男女各2着)の購入費となります。
- 寄付者
- 68人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年2月
50,000円
あなたの支援で20人が冬を越せます
●寄附金領収書
●お礼のメッセージ(E-mailでお届けします。)
●越冬支援の詳細をお伝えするニュースレター
●ポストカード
*50,000円で、コート20着分(男女各10着)の購入費となります。
- 寄付者
- 6人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年2月
100,000円
あなたの支援で40人が冬を越せます
●寄附金領収書
●お礼のメッセージ(E-mailでお届けします。)
●越冬支援の詳細をお伝えするニュースレター
●ポストカード
100,000円で、コート40着分(男女各20着)の購入費となります。
- 寄付者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年2月
プロフィール
1991年、当時、タイ・カンボジア国境にあった難民キャンプにスタディツアーに行き、難民支援の現場に衝撃を受けた山形県人10人が、「地方からもできる国際協力」をめざして設立しました。本部は今も山形市にあります。以来、カンボジアをはじめ、フィリピン、東ティモールで活動を展開。また、東日本大震災とシリア紛争が同じ2011年3月に始まったことから、中東にも目を向けはじめ、イラクやシリアでも活動を開始、現在は4校の学校での教育支援や正規の学校に通えていない子どものために補習校3校を開校、心のケアや先生への研修等も行っています。バングラデシュのロヒンギャ難民支援、ウクライナ国内での医療支援活動も実施中です。Readyforでは、最近では「シリアの子どもたちに給食を届けたい」「ウクライナ緊急支援・各地の病院へ必要な医薬品を届けます!」で500人以上の方々にご寄付いただきました(感謝!!)