プロジェクト5日が終了。関係者の皆様に感謝！！

　石見麦酒がクラウドファンディングにチャレンジを開始して5日が経過しました。
　当初の目標からすると、達成率が268％ということで、驚きとともに、感謝の気持ちでいっぱいです。

　思い返してみると、新型コロナウィルスの影響が出始めたころ・・・
　「これは、大変なことになる・・・」と、背筋が凍る思いでした。

　実は私たち夫婦は、かつてリーマンショックが起きた時に、大変つらい思いをしたことがあります。

　私自身別の仕事をしていたのですが、リーマンショックのニュースを聞いたときに、当初は対岸の火事だ・・と、思っていました。
　そして、何も準備をしていない中で、想定外の出来事が次々と起き、すべての対策が後手後手にまわったのでした。
　その時は、次々と起こる想定外の問題に対して、経済や政治に対して不平不満を言うだけの人間でした。補償を求め、殻に閉じこもり、嵐が去ることをひたすら待つだけでした。
 

　今回、新型コロナウィルスの影響で、次々とイベントの中止が決まり始めた3月・・・
　取引金融機関様にすぐに相談をしました。
　以前リーマンショックの時には、材料の調達ができなくなり経営が苦しくなった経験があったので、まずは材料を安心できるだけ確保したい。資金を調達したい・・・と。

　そして、取引のある日本海信用金庫様と山陰合同銀行様に融資枠を確保して頂きました。

　ここで、思い出したのが以前の経験です。殻に閉じこもったおかげで、すべての打つ手が遅れたのです。

　そこで、イベント大量キャンセルで大量に在庫を抱えた中で、ピンチをチャンスに変えるダイナミックな「工場移転」という戦略に出ることにしたのです。

 

再度、相談にお伺いしたのが、山陰合同銀行様でした。
以前、石見麦酒は山陰合同銀行様の主催された、第 2 回「ごうぎん起業家大賞」で最優秀賞を受賞したことがきっかけで、弊社の経営サポートもしていただいてます。

 

その時に、ご提案いただいたのが今回のクラウドファンディングでした。

　我々の欲しいのは、自分たちが嵐が過ぎるまでに殻にこもって生きながらえるためのお金ではなく、地域経済を回すためのお金です。
　そのためには、工場移転のために困っている在庫の削減に協力してもらえ、地域の素材を返礼品として使え、経済が再始動する際に多くの人に、この街にあつまってもらうきっかけとなる・・・
クラウドファンディングが最適と考えたのです。

我々の挑戦はまだ始まったばかりです。
支援して頂いたお金は、返礼品だけではなく、独自の発想で地域の経済が回転するために次々と使っていきたいと思っています。

 

ビールだけが売れれば・・・なんて、言ってる場合ではありません。

この苦しい状況を、必ずみんなで乗り切って、笑顔で乾杯できることを祈っています。
残り、36日・・・引き続き応援よろしくお願いいたします。