
支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 403人
- 募集終了日
- 2023年10月27日
カケルサポーター募集!鳥取大山で小さな興味を形にできる環境作りを!

#地域文化
- 総計
- 9人

みんなが馬といっしょに過ごせる場所を続けていきたい/継続支援募集中
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- 総計
- 60人

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#子ども・教育
- 現在
- 121,500円
- 支援者
- 34人
- 残り
- 15日

【緊急】養老牧場の移転の為のご支援をお願い致します

#地域文化
- 現在
- 6,589,000円
- 支援者
- 562人
- 残り
- 35日

子どもたちに「未来社会の共創」体験を|Study in EXPO

#子ども・教育
- 現在
- 1,307,110円
- 支援者
- 40人
- 残り
- 30日

鳥取発!耕作放棄地を活用 した「梨葉スイーツ」を作りたい!

#地域文化
- 現在
- 835,000円
- 支援者
- 72人
- 残り
- 6日

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#地域文化
- 現在
- 15,490,000円
- 支援者
- 494人
- 残り
- 6日
プロジェクト本文
終了報告を読む
目標達成のお礼
「共存同栄」の広がりに感謝
たくさんの方々からのあたたかいご支援、そしてシェアや応援投稿などの後押しによって、目標の達成がかないました。本当にありがとうございます!!!感謝の気持ちでいっぱいです。
地域に愛された「農協さん」の建物を取得したとき、築86年の傷みで多額の修繕費用が必要になることに不安もありましたが、建物の正面に掲げられた「共存同栄」の現代的なあり方の一つともいえるクラウドファンディングで皆さんに支えていただき、島根の山中からその精神がいまに生きていることを実感することができました。
応援コメントでも「「共存同栄」みんなで助け合う。って大事ですよね。いい言葉だなと感じました」「こういう形で「共存同栄の取り組みに参加できるのがうれしいです」など、理念への共感が多く寄せられたことが印象に残っています。いただいた応援の気持ちを大切にしながら、地域に愛されてきた「農協さん」をみんなで生かしていきたいと思います。
「気になって毎日ページを見てました」「寄せられる応援メッセージを読んで感動しました」など、まるで自分のプロジェクトのように心配して見守ってくださる方も本当に多く、心強かったです。
クラウドファンディングは10月27日(金)23時で終了します。「共存同栄」の理念を実践する第一歩として、返礼品(リターン)は、地元の職人やデザイナーと共に開発しています。どれも魅力的で選ぶのに迷う、という声もたくさんです。じっくり見て選んでいただけると嬉しいです。
どうぞ最後まで応援、何卒よろしくお願いします!
2023年10月25日追記
日本ジャーナリスト教育センター
運営委員一同
地域に愛される建物を遺し、
新しい命を吹き込む
島根県浜田市金城町の美又(みまた)地区にある「旧美又信用購買販売組合事務所」。この建物は、1937年2月に共同組合に近い役割を担っていた信用購買販売組合の事務所として建設されました。
外観が建築当時のまま残るだけでなく、人々が助け合いながら繁栄していこうという組合の理念「共存同栄」マークが完全な状態で残されている貴重な建物です。
戦後は農協の事務所として長く使われていたことから、地域では「農協さん」「旧農協」という愛称でいまも親しまれています。
このような戦前の大型の木造建築の現存例は島根県内、特に県西部の石見(いわみ)エリアには多くありません。
ただ、建物は築86年で老朽化も進んでおり、いつ取り壊されてしまうかわからないという状況でした。
地域に愛されるこの建物を遺すだけでなく、新しい命をみんなで吹き込みたい....。
私たちはこの想いを胸に、「美又プロジェクト」として、この建物を再活用していくことを決意しました。ただ修復するだけではなく、修復後に建物を生かしていくこと、現代の「共存同栄」のシンボルとして生まれ変わらせることが大切だと考えています。
このクラウドファンディングは「共存同栄」の第一歩として、地域のクリエイターとともにつくったリターンを用意しています。
地域に愛されてきた建物を遺し、生かしていくプロジェクトに参加し、この建物の未来を一緒に創りましょう。
日本ジャーナリスト教育センター
運営委員一同
ご挨拶
はじめまして、島根県浜田市に暮らしている一般社団法人・日本ジャーナリスト教育センター(以下JCEJ)の田中輝美と申します。ローカルジャーナリストという肩書を自分でつくり、生まれ育った島根県に暮らしながら地域のニュースを記録、発信しています。
2011年、ジャーナリスト仲間とJCEJを設立し、ジャーナリスト同士が切磋琢磨する場づくりなどの活動をしてきました。2021年からは地元にある島根県立大学浜田キャンパスで地域づくりに取り組んでいます。
美又プロジェクトのはじまり
幼少期、大好きだった建物
今回のプロジェクトの舞台となる島根県浜田市金城町の美又地区に祖父母の家があり、私は子ども時代の週末や夏休みはよくそこで過ごしていました。美又地区は人口300人に満たない、中国山地の山間にある小さな地区です。近くに名湯として知られる美又温泉があります。
美又地区の中でも追原という集落に、今回改修工事を進める旧農協の建物が立っていて、中には食品などを扱う購買部がありました。祖父母の家からは2キロくらい離れているでしょうか、歩いて山を越えていく必要がありました。
子どもの頃、おばあちゃんと手をつないで一生懸命山道を歩き、高台から旧農協が見えると「やっと着いたなあ、おやつ買ってもらえるなあ」とわくわくする、大好きな思い出の建物でした。当時農協婦人部で活動していたおばあちゃんに連れて行ってもらって、会議や研修にも参加していました。
思い出の旧農協との再会
社会人になって島根県内の別地域の会社に勤務したことや祖父母が亡くなったこともあって、美又地区に足を運ぶ機会もすっかり減っていました。ただ、SNSでフォローしている島根出身の方が、美又地区に素敵な木造建築があるという発信をされているのを見ていて、どこにそんな素敵な建物があるのか、一度見に行ってみたいと考えていました。
2年前のある春の日、母と美又地区にドライブに出かけたとき、探してみることにしました。美又温泉を過ぎ、県道41号(桜江金城線)のカーブを曲がると、突然、淡いグリーンの建物が目に飛び込んできました。画面上で見ていたよりも、本物は大きく、素朴でかわいらしく思えました。なぜこんな小さな集落に、こんな素敵な建物が建っているのか…
驚きながら、これが何の建物か母に聞いたところ、旧農協だというではありませんか。
「もしかして、私がおばあちゃんと通っていた、あの農協?!」
思わず口にすると、その通りという返答でした。思い出のあの建物が、こんなに素敵に、しかもまだ外観もあまり変わらず残っているなんて!昔歩いた山道はさすがに舗装されていましたが、同じ高台に立つと、記憶と同じ風景が広がっていました。やっぱり、思い出の「農協」だった、と嬉しさと懐かしさとで胸がいっぱいになりました。満開の桜とともにその風景を写真におさめました。
いつ取り壊されてもおかしくない状況だった
しかし、その建物は誰も使っていない空き家になっていました。数年前までは地元企業の事務所になっていたようですが、このまま誰も使わないとどうなってしまうのだろう…どうしても気になって、思わず所有しているJAしまねに電話をして聞いてみました。
その時点では誰も使っておらず、特に予定もないとのこと。取得も可能だと教えてもらいましたが、費用の問題だけでなく、取得した後、どう使っていけばいいのか、改修や維持管理費をどうしたらいいのかなど、考えるべきことがあまりにも多く、そのときは決断できませんでした。
それから仕事に追われる中であっという間に1年ほど過ぎ、あの建物はどうなったのだろうと、活用されていることを願いながら、再びJAしまねに電話しました。 やはり、誰も使っていないし、今のところ予定もないとのことでした。
使われないままだと、取り壊さざるを得ないのでは…最近、島根県内でも、地域に愛されながらも取り壊されていく建物が相次いでいました。あの建物がなくなるなんてとても耐えられない…!一度失った風景は二度と戻りません。それでも取得後のことを考えると勇気が出ず、悩んだままでした。

新型コロナウイルスでしばらく東京に行くことも控えていましたが、感染拡大が落ち着きを見せた2022年夏、久しぶりに、JCEJの運営委員たちと東京で集まり、食事をしていました。 近況報告のような雑談のような話をする中で、おばあちゃんとの思い出の建物がこのままだと取り壊されてしまいかねず、悩んでいるという話をしました。
そうすると、思いがけず「いいね!」「面白そうだからJCEJで取得してもいいよ!」という反応が返ってきたのです。
JCEJは各地で取材合宿を行ったり、ローカルジャーナリストの教科書を出版したり、地域にこだわった活動をして、いつか拠点がほしいという話はありました。反応に驚くやら嬉しいやらで、とても一人ではできなかったことが、JCEJの仲間とならなんとかなるかもしれない、と希望を感じることができたのです。早速、JAしまねに取得希望を伝え、手続きを進めていきました。
旧農協の周囲にはゴミ一つ落ちておらず、地域の方がきれいに清掃していることが伝わってきます。建物を取得して活用を考えていると近所の方々に挨拶に歩いたとき、
「もう取り壊されるのではないかと思っていたから本当にうれしい」「応援するから」
と泣いて喜んでもらったことが忘れられません。
そのほか、農協時代に約20年間ここで勤めていたという86歳(建物と同い年!)の女性が見学に来てくださって、やっぱり建物には人の記憶や愛着が詰まってるんだとあらためて実感しました。
このように地域住民が大切にしてきた建物を、単に残すだけではなく、どうしたら地域で生かし、地域の人たちに親しまれる施設にしていけるかー。その後、運営委員が交代で現地を訪れ、活用の方法やコンセプトを検討していきました。

「旧美又信用購買販売組合事務所」の特徴
建物の正式名称は「旧美又信用購買販売組合事務所」。1937(昭和12)年2月11日に竣工した木造二階建てで、屋根は、地域の特産である石州瓦という赤瓦で葺かれています。
外観が建築当時のままよく残り、周囲の建物と一体となった景観を形成していることが特徴で、建築好きの方には知られているようです。一階は事務所として使われていたため改装されていますが、二階部分はほぼ建築当時の内装や雰囲気が残っていて、窓の外には赤瓦の風景が広がります。
ただ、建設から86年が経ち、老朽化も激しい木造建築を現代で再び活用するには、多額の修繕費用が必要になります。
特に二階は見学に来られる方が目を奪われるような、天井が高い素敵な空間となっています。さらに凝ったつくりにもなっていますが、その分、修繕費用もかさみます。天井は一部が壊れて穴が空いたり、破れたりしています。また、壁の漆喰も剥がれ落ちてしまっているほか、木の窓枠も一部はガラスが壊れたままなくなり、板でとりあえずの補修がしてあるという状態です。
活用に向けた修繕資金の当てもなく、自己資金でできるところから少しずつやるしかないと考えて仲間を募ろうと、取得を決めた直後から「会った人には全員この建物の話をする」をマイルールとして、会う人会う人に話していたところ、地元浜田市が美又温泉を中心としたエリア全体の再生を検討していることを知人が教えてくれました。
担当する浜田市役所金城支所に早速連絡をすると、観光庁の「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」という助成金の活用を勧められました。
この事業は、事業者が数件一緒になって地域計画を申請することでエリア全体の再生を目指す助成金で、浜田市はまさに2023年度、申請に向けて準備を進めており、その一つに加えてもらう流れになったのです。
金城支所の担当者とも議論を重ね、今年4月に応募。8月に正式に採択通知が届きました。採択されたことで、建物の活用に向けて思い切った修繕と改修を計画することができます。
改修のパートナーは地域生活をデザインする建築家・和田優輝さん(岡山県津山市)にお願いすることができました。
助成金への採択は大変ありがたいことですが、修繕費用の全額ではありませんし、特に二階の天井や壁は破損が激しく、面積も大きいため、多額の費用が必要です。また、机や椅子、アメニティ、マットレス、カーペットといった備品は補助対象外です。
団体の自己資金、助成金などではすべての実現は難しく、さまざまな方の力を借りながら一緒に取り組みたいと考え、今回クラウドファンディングに挑戦することを決意しました。

地域をつなぐ「共存共栄」の拠点をめざす
私たちが建物の改修を検討していく中で大切にしたいと考えたのが、建物の正面中央に掲げられている「共存同栄」です。
信用購買販売組合の理念でもある「共存同栄」マークが完全な状態で残されていることも建物の特徴のひとつです。
信用購買販売組合とは1900(明治33)年に施行された産業組合法によって各地に設立された共同組合で、農村では農業共同組合に近い役割を担い、多くの組合は戦後に改組されて農業共同組合になりました。
1930年に昭和恐慌が起きて農村は大きな痛手を被りますが、共に資金を出し合い、助け合いながら繁栄していこうと「共存同栄」を掲げました。この建物も1948年以降、金城町農業協同組合美又支所などとして使われてきた経緯があります。
これまでJCEJではローカルジャーナリストの教科書『ローカルジャーナリストガイド:地域で暮らし、地域から発信する人のための教科書』や地域を取材する合宿を行ってきました。この建物を拠点に、地域を取材、記録、発信することで、新たな価値を生みだしていくことが「共存同栄」の理念の実践だと考えました。
ローカルジャーナリストが、人やモノをつなげることで、地域はもっともっと面白くなります。
すでにJCEJも事務所をここに移しました。ローカルジャーナリスト活動の拠点として、全国のメディアの人々が集まり、議論する拠点としても活用する予定です。

一階部分は、ともに生存し、ともに栄えるというこの言葉を、現代に置き換えれば「チームワーク」になるのではないかと考え、この建物で一緒の時間を過ごすことでチームワークが高まる、そんな改修の方向性が見えてきました。
JCEJでも取材合宿をしたり、教科書づくりのようなプロジェクトを実施したりする際に、泊まり込みで合宿をして集中的に議論することが過去にもありましたが、全国各地を探しても会議室付きのホテルか子どもたちを対象にした研修施設しか見つけることができず、大人が合宿できるような施設は意外とないことも感じていました。
そこで、事務所として使われていた一階部分を改修し、議論に集中できるワークスペースと、みんなで食事がつくれるキッチンを整備し、ベッドに入っても寝るまで議論できる寝室スペースを設けます。お風呂については近くにある美又温泉をぜひ体験してほしいと考えています。
みんなで議論し食事もつくって温泉に入れば、きっとチームワークも強固になっていくはずです。
|改修後の建物活用イメージ
- 地域の歴史や語りを取材、記録、発信する、ローカルジャーナリスト活動の拠点
- ローカルを知り、魅力を発見するローカルスタディの実践
- チームビルディングやクリエイティブな議論を行いたいグループや法人の利用
|工事スケジュール
- 2023年9月 改修計画の決定
- 2023年10月 着工
- 2024年春 完成予定
|クラウドファンディング概要
- 第一目標金額:500万円(資金使途:建物修繕と改修)
※資材の影響等でスケジュールが後ろ倒しになる可能性もございます。その際は活動報告等でお知らせさせていただきます。ご了承ください。
※建物は「一般社団法人日本ジャーナリスト教育センター」にて取得、運営いたします。
秋以降、修繕と改修の工事に取り掛かり、2023年度内に完成させるスケジュールです。和式だったトイレも洋式へと新しく作り替えて増やします。建築当時の雰囲気がよく残っている二階はなるべくそのままの雰囲気を生かし、窓の外の景観も楽しめる空間にしたいと考えています。
冒頭にも紹介したように過疎化が進んだ小さな集落で、常設の宿やカフェなどの飲食店を黒字で経営していくような形は想定が難しいというのが現実です。
JCEJとしても、ローカルメディアが集まるイベントをしたり、地域を取材する合宿をしたりすることを想定していますが、特に二階をもっとどう活用していけるか、みんなでアイデアや知恵を出し合い、一緒に考えていきます。
すでに書いたように近くにある美又温泉に行ってもらうことを想定しているので、建物にはシャワーのみを設置します。美又温泉の良さを知っていただき、温泉街との連携を検討するなど、「共存同栄」コンセプトを大切にして建物を生かしていきます。

皆さんと一緒に、愛される建物を生かしていきたい
地域の建物をめぐっては、近年、多くの人に愛されながらも、取り壊されていく例が各地でみられます。NHKクローズアップ現代でも「“思い出の建物”消えていいですか?問われるニッポンの建築文化」という特集が組まれたほどです。実際、この建物のような、戦前の大型の木造洋風建築の現存例は島根県内には少なくなっています。
その中には、住民に愛され、「残ったらいいのに…」「もったいない」と多くの人から言われながらも、人口減少や高齢化もあって誰も一歩を踏み出せずにいるうちに取り壊されていくケースを見てきました。私自身も、地域住民に愛されているこんなに素敵な建物が残らない、生かされないような社会はつくりたくないし、加担もしたくない…!一度失った風景は二度と戻りません。でも自分だけではどうもできないし、どうしよう…と迷い、悩む日々でした。
それでもなんとか一緒に取り組んでくれる仲間が見つかったことで、建物が生かされる方向でチャレンジの一歩を踏み出すことにしました。今回のプロジェクトを通してこういう方法もあると示すことで、誰かが一歩を踏み出し、建物が生かされていく好循環をつくる後押しにもつながるといいなと願っています。
また、クラウドファンディングを考えたのは、資金面だけではありません。プロジェクトのゴールは、地域に愛される素敵な建物を保存することはもちろん、さらに生かしていくことです。
そのためにも、最初の段階から一緒に参加し、経過を見守りながら、完成後も時代に合った新しい役割を一緒につくり育てていく、そんな全国各地の仲間と出会うためのひとつの方法として、クラウドファンディングに取り組みたいという思いがあります。
ぜひ住民に愛されてきたこの建物を遺し、生かしていくプロジェクトに参加し、一緒に創っていってもらえませんでしょうか。

「共存同栄」の第一歩、リターンに込めた思い
支援いただいた方にお届けするリターンは、地元島根県を中心に活躍する職人やデザイナーやクリエイターと新たに開発してお届けします。特徴的な建物をイラストにした絵葉書やエコバッグ、「共存同栄」マークをモチーフにしたステッカーやマグカップなどです。
リターンでも「共存同栄」という理念と地域の文脈を大切にしたいと考えています。
建物のイラストは、島根県立大学浜田キャンパスの在学中に「金城町の溢れる魅力マップ」を制作した会社員が描いてくれることになりました。このマップは、手書きの観光スポットやお店のイラストにコメントを付けて紹介しており、地域への愛が伝わると大好評で、美又地区の公民館や美又温泉街にも張り出されています。
ステッカーやエコバッグのデザインは、建物の正面中央に掲げられている「共存同栄」マークのデザイン性に心動かされたという島根在住のデザイナーが担当します。『おもしろい地域にはおもしろいデザイナーがいる』(学芸出版社)に登場するローカルデザイナーです。
マグカップは地元の石見焼の窯元である石州宮内窯、そのほか独立したばかりの木工作家の作品をオーダーできるリターンもあり、これらは地域の魅力を発掘して発信している「シマネプロモーション」(浜田市)とともに、地元の職人の応援にもなればと企画したものです。
そのほか、お隣広島県の東広島市志和町の茅葺古民家で、月に3日だけオープンするセレクトショップ「ししゅうと暮らしのお店」によるチョコレートづくりやTシャツづくりのワークショップを予定していますので、その参加券もリターンのひとつです。同じように地域の守りたい風景を守り、生かす活動を行っていることから、今回のプロジェクトへの応援の意味も込めて開催してくれることになりました。
そして、この建物の歴史、住民一人一人の思いや記憶を記録していくために、関係者にインタビューをして小冊子にまとめていきますので、それもお届けできたらと思います。私が勤めている島根県立大学の学生たちがローカルジャーナリストとして取り組む予定です。
これらのリターンはまだ開発をスタートした段階で、これからではありますが、詳細が決まり次第、地域の方たちと開発する過程も含めてお伝えしていきます。
また、支援してくださった皆さんとともに喜びを分かち合う機会が、完成後のお披露目のオープニングイベントになると考えています。だからこそ、現地参加券や、現地までは遠くて難しいという方にはリアルタイムでも視聴して参加できるようにしたいと思います。
リターンタイトル |
限定個数 |
金額 |
グッズ|大学生が建物の歴史や住民の思いを取材し「冊子」に記録する活動を応援するコース | - | ¥12,000 |
グッズ|ローカルデザイナーによる「共存同栄」手ぬぐいコース | - | ¥15,000 |
グッズ|美又を愛する会社員が描いた建物のイラスト入りエコバックコース | - | ¥15,000 |
グッズ|石州宮内窯による「共存同栄」石見焼マグカップコース | - | ¥30,000 |
グッズ|ローカルジャーナリスト必携「共存同栄」ロゴ入りペン&ノート | - | ¥50,000 |
体験|オープニングセレモニー招待 | - | ¥12,000 |
体験|地域生活をデザインする建築家和田優輝さんによる建築解説ツアー | 20 | ¥30,000 |
体験|「ししゅうと暮らしのお店」によるTシャツ作りワークショップ | 15 | ¥30,000 |
体験|「ししゅうと暮らしのお店」によるチョコ作りワークショップ | 4 | ¥50,000 |
体験|地元の広葉樹を素材に作品をつくる木工作家によるオーダーメイド作品1点 | 5 | ¥100,000 |
体験|【限定1名】オープニングセレモニーのテープカット | 1 | ¥300,000 |
応援コース|5000 | - | ¥5,000 |
応援コース|10000 | - | ¥10,000 |
応援コース|30000 | - | ¥30,000 |
応援コース|50000 | - | ¥50,000 |
応援コース|100000 | - | ¥100,000 |
応援コース|300000 | - | ¥300,000 |
応援コース|500000 | - | ¥500,000 |
応援コース|1000000 | - | ¥1,000,000 |
メンバー紹介
田中 輝美
JCEJ理事/ローカルジャーナリスト/島根県立大学地域政策学部准教授
一度失った風景は二度と戻らない。JR全線に乗るなど大の鉄道好きの私にとって、地元のJR三江線が2018年に廃止になったことが今回のチャレンジの原点です。地元に暮らす一住民としてもっと何かできることはなかったのか。悔やんでも悔やみきれない出来事でした。二度とあんな思いはしたくない。大切なものを守りたいなら、まずは自分で動くしかないと心に刻みました。とはいえ、想いだけでなんとかなるほど簡単ではないこともひしひしと感じています。ぜひ仲間の一人として輪に加わっていただけると嬉しく心強いです。
藤代 裕之
JCEJ代表理事/法政大学社会学部メディア社会学科教授
ローカルジャーナリストの活動は「共存同栄」そのものです。地域の未来のために、取材し、記録し、社会をつないでいくのが役割です。だからこそ「共存同栄」を掲げた建物が壊されるわけにはいかないと真っ先に感じました。地域に根ざして、歴史や物語を取材し、記録し、発信する、拠点としてこの建物を生かしていきたいと思います。新たなジャーナリスト活動の実践拠点を一緒につくっていきましょう。
新志有裕
JCEJ理事/ジャーナリスト/弁護士ドットコムニュース編集長
「農協さん」を初めて訪れた時、こんなに行きにくいところに、こんなに歴史のある建物が残り続けてきたのかと、そのユニークさに心動かされました。そこに今回、新たな命をみんなで吹き込みたいと思っています。そして、山陰の名湯である美又温泉を通じて、各地から集まった人たちの繋がりがさらに深まる。そんな、新しい「共存同栄」のシンボルに生まれ変わらせるため、ぜひご協力をお願いします。
赤倉優蔵
JCEJ理事/システムエンジニア/ITコンサルタント
1937年に建てられたこの建物に、当時の人はなぜ「共存同栄」を掲げたのだろう。 ここに集っていた人たちは、戦前何を考え、戦中何を感じ、戦後何を思っていたのだろう。 いつから、どうして、人はここに集わなくなったのだろう。 いまは山間にひっそりと佇み、かつて人々の営為を見守ってきたこの空間に、私はすっかり惹かれてしまいました。「利害が相反する立場であっても、互いに助け合ってともに栄える」、共存同栄という言葉に込められたそんな思いとともにあるこの場所を、一緒に未来へ繋ぎませんか?
【留意事項】
○ 支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
○ リターンにつきましては、プロジェクト達成後は、既にご支援いただいたコースから別のコースに変更することはできませんので、ご了承ください。
○ 支援時に回答いただく質問項目への回答は支援確定後、変更できません。
○本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、こちらから「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。
○ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。
○ストーリーで紹介している関係者については名称掲載の許諾を得ています。
○簡易宿泊所の許可は2024年6月までに取得予定です。
- プロジェクト実行責任者:
- 田中輝美(日本ジャーナリスト教育センター)
- プロジェクト実施完了日:
- 2024年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
建物の修繕と改修の費用 椅子、机など備品の購入費
リスク&チャレンジ
- プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
- 簡易宿泊所の許可は2024年6月までに取得予定です。
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 観光庁の助成金と自己資金で対応します
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プロフィール
島根県浜田市出身・在住。一般社団法人日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)運営委員。山陰中央新報社記者を経て、2014年に独立。ローカルジャーナリストという肩書を自分でつくり、島根県を拠点に地域のニュースを記録、発信している。主な著書に『関係人口の社会学』『関係人口をつくる』『ローカル鉄道という希望』『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』など。JCEJは2011年にジャーナリスト個人が切磋琢磨できる環境をつくろうとジャーナリストや研究者、エンジニアなど多様なメンバーで設立し、地域発信の教科書『ローカルジャーナリストガイド』の発刊などに取り組んできた。個人的にはそのほか、過疎の発祥地から「過疎は終わった!」と問う新しい形の年刊誌『みんなでつくる中国山地』も2020年に中国山地に暮らす仲間と創刊した。
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リターン
12,000円+システム利用料
体験|オープニングセレモニー招待
感謝の気持ちを込めて、現地でのオープニングセレモニーにご招待します。遠方で参加が難しい方向けに、オンライン参加も可能にします。建物の完成をともに喜び合いましょう。
-----------
⚫︎オープニングセレモニー招待
※開催予定日:2024年5月(予定)
※1支援につき1人まで参加可能です。
※開催は2024年5月頃を予定しています。工事の進捗によって開催月が変更になる可能性があります。詳細は 2024年1月頃ご連絡いたします。
※現地までの交通費はご自身で負担ください。
⚫︎HPにお名前掲載(希望制)
- 申込数
- 48
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年5月
12,000円+システム利用料
グッズ|大学生が建物の歴史や住民の思いを取材し「冊子」に記録する活動を応援するコース
建物のある浜田市に立地する島根県立大学の学生たちが、築86年の建物にどのような歴史があるのか、そしてどのように地域に根付いて愛されていたのか、ローカルジャーナリストとして、歴史を調査し、住民の思いをインタビュー取材して、その記録を一冊にまとめます。
-----------
⚫︎冊子1冊
完成時期:2024年4月(予定)
⚫︎HPにお名前掲載(希望制)
⚫︎共存同栄マークステッカー
⚫︎建物の絵葉書
- 申込数
- 105
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年5月
12,000円+システム利用料
体験|オープニングセレモニー招待
感謝の気持ちを込めて、現地でのオープニングセレモニーにご招待します。遠方で参加が難しい方向けに、オンライン参加も可能にします。建物の完成をともに喜び合いましょう。
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⚫︎オープニングセレモニー招待
※開催予定日:2024年5月(予定)
※1支援につき1人まで参加可能です。
※開催は2024年5月頃を予定しています。工事の進捗によって開催月が変更になる可能性があります。詳細は 2024年1月頃ご連絡いたします。
※現地までの交通費はご自身で負担ください。
⚫︎HPにお名前掲載(希望制)
- 申込数
- 48
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年5月
12,000円+システム利用料
グッズ|大学生が建物の歴史や住民の思いを取材し「冊子」に記録する活動を応援するコース
建物のある浜田市に立地する島根県立大学の学生たちが、築86年の建物にどのような歴史があるのか、そしてどのように地域に根付いて愛されていたのか、ローカルジャーナリストとして、歴史を調査し、住民の思いをインタビュー取材して、その記録を一冊にまとめます。
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⚫︎冊子1冊
完成時期:2024年4月(予定)
⚫︎HPにお名前掲載(希望制)
⚫︎共存同栄マークステッカー
⚫︎建物の絵葉書
- 申込数
- 105
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年5月
プロフィール
島根県浜田市出身・在住。一般社団法人日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)運営委員。山陰中央新報社記者を経て、2014年に独立。ローカルジャーナリストという肩書を自分でつくり、島根県を拠点に地域のニュースを記録、発信している。主な著書に『関係人口の社会学』『関係人口をつくる』『ローカル鉄道という希望』『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』など。JCEJは2011年にジャーナリスト個人が切磋琢磨できる環境をつくろうとジャーナリストや研究者、エンジニアなど多様なメンバーで設立し、地域発信の教科書『ローカルジャーナリストガイド』の発刊などに取り組んできた。個人的にはそのほか、過疎の発祥地から「過疎は終わった!」と問う新しい形の年刊誌『みんなでつくる中国山地』も2020年に中国山地に暮らす仲間と創刊した。