福島を再発見し「つなぐ、」 常磐線舞台芸術祭の立ち上げにご寄付を

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寄付総額

13,932,000

目標金額 10,000,000円

寄付者
1,235人
募集終了日
2023年8月14日

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達成のお礼

 

常磐線舞台芸術祭 2023のクラウドファンディングは、8月14日に無事終了となりました。初開催となった常磐線舞台芸術祭にお気持ちを寄せていただいた皆様、心より感謝申し上げます。

 

寄付受領証等は、準備が完了し次第、順次お送りいたしますので、お手元に届きますまでいましばらくお待ち下さい。本当にありがとうございました。

 

常磐線舞台芸術祭 2023

 

手繰り寄せる、線を。

今や過去となった東日本大震災が残した爪痕は、大小そして内外を問わず様々な「分断」を生み、未だその影を福島の地に落としています。

 

舞台芸術の力を持ってその分断を少しでも「つなぎ」それぞれが手繰り寄せ、地域のもつ本来の美しさや魅力を再発見し体感してもらうことを目的とし「常磐線舞台芸術祭」を立ち上げます。

 

常磐線舞台芸術祭

 

 

常磐線舞台芸術祭実行委員メンバー紹介

>>>Message

 

いま、ここで、舞台芸術に何ができるのか?

 

それは、隔てられているものを、どうしたらつなぐことができるのか、という問いでもある。

線と言う言葉は、分断や対立に用いられるが、糸と泉で成り立っていることから、人間の本源が対立ではなく、混じり合うところにあるということを表している、とわたしは思う。

 

立場や考え方によって隔てられていても、わたしたちは互いに重層して関連し合う空間と時間の中に生まれ、食べ、暮らし、そして死んでいく。

 

先ず、つなぐ、という意志を持つ。
つなごうとした指先が届かなかったとしても、つないだ後に再び隔たりが生じてしまったとしても、わたしから出発してあなたへと向かう、その軌跡が糸となり泉となり得るのではないか?

 

常磐線舞台芸術祭 プログラム・ディレクター 柳 美里

 

 

常磐線舞台芸術祭

 

常磐線舞台芸術祭 2023

 

 

●開催期間:2023年7月31日(月)〜8月13日(日)

●開催地:福島県、宮城県、茨城県内常磐線沿線、他

●参加団体・アーティスト:

 青森中央高校演劇部/福島県の高校生たち/尾崎世界観(クリープハイプ)/小松理虔/後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)/佐藤厚志/青春五月党/青年団/田島貴男(Original Love)/津村禮次郎/畑澤聖悟/福名理穂(ぱぷりか)/古川日出男/堀川 炎/Miya/ 森 幸彦/山本卓卓(範宙遊泳)/柳 美里/和合亮一/渡辺源四郎商店/他

●公式ウェブサイト:http://joban-line-paf.jp/

●主催:常磐線舞台芸術祭実行委員会、一般社団法人常磐線舞台芸術祭、一般社団法人OSPA

 

【プログラム一例】

 

※上記プログラムは一部です。詳細はこちらをご確認ください。

 

 

今年初開催 常磐線舞台芸術祭とは

 

「常磐線舞台芸術祭」とは福島県を中心とした常磐線沿線で繰り広げられる舞台芸術の祭典です。今夏、7月31日(月)~8月13日(日)を会期とし、「つなぐ、」をテーマに第一回を開催いたします。

 

芸術祭の中心となる福島県の常磐線沿線は、 東日本大震災によって被災し、未だその爪痕が色濃く残る地域です。物理的な被害もさることながら、その影響による地域ごと、また外部との社会的な分断は当該地域における大きな課題となっております。舞台芸術の力を持って、その分断を少しでも「つなぎ」、それぞれが手繰り寄せ、地域のもつ本来の美しさや魅力を再発見し体感してもらうことを目的とした芸術祭です。

 

Voice on Voice 『二つの駅舎、ボイス・オン・ボイス』古川日出男×後藤正文

Voice on Voice 『JR常磐線夜ノ森駅』柳 美里×尾崎世界観

Voice on Voice 『浜通りと中通りの境』和合亮一×田島貴男(Original Love)

Voice on Voice 『荒地の家族』佐藤厚志×Miya

 

プログラム・ディレクターに柳 美里、フェスティバル・コーディネーターに平田オリザを据え、実行委員会には作家の古川日出男、詩人の和合亮一、相馬中村藩藩主相馬行胤、地域活動家の小松理虔、いわき芸術文化交流館アリオスと、地域に縁の深い作家などで構成されています。

 

震災から12年が経った現在、慰問や震災きっかけで被災地を訪れるのではなく、土地の美しさや人に純粋に触れ楽しんでもらいたい。 そこで起こるさまざまな出会い、来場者や地域の方々の思いを舞台芸術を媒介にして手繰り寄せ「つなぎ」、地域を再発見してもらいたい。そんな想いで「常磐線舞台芸術祭」を開催したいと考えております。

 

2023年5月12日実施「常磐線舞台芸術祭」記者発表会より。(撮影:中村幸稚)

 

 

常磐線舞台芸術祭の成り立ち

 

本芸術祭は、震災直後に福島へと活動の拠点を移したプログラム・ディレクターである柳 美里が2018年に発案し2020年の開催を目指していました。

 

2020年春に、原発事故で寸断された浪江駅、双葉駅、大野駅、夜ノ森駅、富岡駅の20.8キロがつながり、JR常磐線が全線開通する時期に合わせ、同年開催される東京オリンピックの観戦のために首都圏に集まる多くの人々に、福島県の浜通りを訪れてもらいたい、と考えたことがきっかけでした。

 

JR常磐線 撮影:佐藤 匠
クリック・タップで拡大

 

プログラム・ディレクター 柳 美里よりコーディネーター平田オリザに開催にあたる協力を仰ぎ、2020年春の芸術祭開催を予定し、準備を進行していました。しかし2020年、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い開催を中止する判断をいたしました。

 

当時の様子を柳 美里は以下のように振り返っております。

 

2020年3月14日、JR常磐線は9年ぶりに全線開通しました。 

 

しかし、コロナ、です。 

 

常磐線全線開通の翌月、緊急事態宣言が発出されました。不要不急の帰省や出張や旅行などの県外への移動に対しては自粛が促され、密閉・密集・密接の「3つの密」がある集まりには中止や延期などの対応が要請されました。常磐線全線開通のお祝いムードは、瞬時に吹き消されてしまったのです。 

 

雲雀ケ原祭場地(南相馬市原町区)で行われる相馬野馬追の神旗争奪戦も、新盆を迎えた家を訪ねて御霊を慰めるいわきの「じゃんがら念仏踊」も、福島県内のみならず全国の祭やイベントの中止が次々に発表され、東京オリンピックまでもが1年延期されました。

 

わたしは「常磐線舞台芸術祭」の開催を断念し、関係者に中止を伝えるメールを送りました。コロナのパンデミックはその後もつづき、波を重ねるごとに感染者数は多くなり、南相馬市内でも閉店に追い込まれる飲食店が増えていきました。

 

プログラム・ディレクター 柳 美里

「常磐線舞台芸術祭」開催に寄せたコラム「わたしが手にした糸の端」より抜粋

 

ここでやむを得ず中止の判断をしたものの、芸術祭開催を諦めてはいませんでした。新型コロナウイルス感染症により、移り変わる社会の動向を注視し、実現の可能性を模索し続けました。そして本年2023年、満を持して常磐線舞台芸術祭の開催を改めて決意し、現在に至ります。

 

 

クラウドファンディングを実施する理由

 

常磐線舞台芸術祭は企業協賛・各種助成金を使用し開催に向けた予算確保に奔走しております。特に企業協賛においては、約70社からの協賛をお約束いただいており、開催へ強く背中を押してもらっております。

 

しかしながら、今回初めての開催となる当芸術祭は開催地域が広範囲に渡るため、警備・案内・誘導の整備やご案内に必要なガイドブックなど、安定的に運営するための費用に不安が残る状況です。

 

初回となる芸術祭を成功に導くため、来場者に安心して楽しんでいただくため、また安全な運営のために、この芸術祭の趣旨にご賛同いただける皆様のご寄付を賜りたく、クラウドファンディングの実施を決意いたしました。 具体的な資金の使途は以下となります。

 

ご寄付の使いみち


  • 会場運営人件費 :劇場内の観客誘導などの人員手配
  • 野外会場警備外注費 :野外会場の周辺警備の委託
  • ガイドブックの作成 :芸術祭のすべてのプログラムの開催場所や内容を示したもの

 

 芸術祭の事務局には、「海外人道支援」、「災害支援」、「保護犬事業」、「地域再生事業」などを展開する特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンが参画しております。 そのため、今回のクラウドファンディングを通じていただいたご寄付は税制控除を受けることができます。

 

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン


ピースウィンズ・ジャパンは1996年に設立され、25年以上の支援実績や高い専門性をもとに、これまで世界36の国と地域で支援活動を実施しました。

■必要な人々に、必要な支援を

ピースウィンズはこの合言葉のもと、国内外を問わず、あらゆる社会問題に取り組んでいます。PWJの活動は大きくわけて、「海外人道支援」、「災害支援」、「保護犬事業」「地域再生事業」の4つに分類することができます。

 

■東日本大震災から福島の復興へ

ピースウィンズは、東日本大震災の発災直後から、様々な支援を展開してきました。食料や生活用品等、様々な支援物資の提供に始まり、主幹産業である漁業の再開支援や地域コミュニティの絆を取り戻すサポート等、その時々のニーズに応じて多岐にわたります。現在でも、実行委員の相馬行胤氏らとともに、福島県に残る馬事文化を活かした地域の絆づくり支援を行っています。本プロジェクトも東日本大震災からの復興支援の一環として取り組んでいます。

 

詳細はこちら→https://peace-winds.org/

 

 

実現したい未来

 

我々は、常磐線舞台芸術祭を新たな地域の価値となるように育てていきたいと思っています。

 

今もなお県外から「福島」をはじめとしたこの地域を見たときに、純粋な土地の魅力を持って語られることは少ないように思います。震災、被災地、原発などのイメージではなく、美しいもの、楽しいもの、人々が集う場所がある土地としてこの常磐線沿線エリアをとらえたり、訪れる人が増えても良いはずです。

 

この芸術祭では舞台芸術を通して、あるいはきっかけとして、今ある場を感じ、来訪者それぞれが直接に出会ってほしい。その出会いが、新たな地域の価値を形作っていくことへのきっかけとなる芸術祭にしていきたいと思います。

 

 

このクラウドファンディングの実施主体である特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンでも東北での支援に継続的に取り組んできました。この芸術祭を通してより多くの方がこの場所を訪れ、感じ、何かの反応が生まれることで、文化が醸成され、地域の復興と活性化につながることを目指しています。

 

皆様からのご寄付を心よりお待ちしております。

 

撮影:佐藤 匠

 

 

実行委員からのメッセージ

 

フェスティバル・コーデイネーター  平田オリザ

(劇作家・演出家・青年団主宰)

 

 

途切れ途切れになってしまった地域と、そこに住む、そこに住んでいた人々の心を、物語の力で、少しずつつないでいければと願っています。唱歌「汽車」の一節、「闇を通って広野原」の通り、長い闇を抜けて言葉の光が差し込むような演劇祭になればと思います。

 

 

 

小松理虔

(地域活動家)

 

 

常磐線舞台芸術祭実行委員の小松理虔です。自分の地元で、このようなすばらしい舞台芸術を皆さんにご披露できること、うれしく思うとともに身の引き締まる思いです。多くの関係者の皆さまのご協力で、ここまでたどり着きました。御礼申し上げます。ここに至るまでも、すでにみなさんから多大なるご支援を頂戴しているところですが、今一度、皆さんのお力をお借りしたく、クラウドファンディングを行うこととなりました。さらに充実したプログラムにして参ります。皆さまからのご支援、よろしくお願いします!

 

 

 

相馬行胤

(相馬中村藩34代当主)

 

 

本年は私ども相馬家がこの地とのご縁を頂いてから700年という月日を過ごした節目の年です。

そんな節目の年にこの地から常磐線舞台芸術祭という新しい文化が生まれます。

是非皆様と共に700年の歴史と新たな一歩を踏み出す物語を共有出来ればと願っております。

様々な経験を積んだこの地だからこそ、ここでしか味わえない感動があろうかと思います。

 

常磐線舞台芸術祭の開催にあたり行うクラウドファンディングへのご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

和合亮一

(詩人)

 

 

震災から10数年の歳月が流れました。本年は13回忌の年。今こそ、大きな傷を抱えた場所から、海から、空から、大地から、広い世界へと発信の扉を叩く時であると福島人の一人として感じています。「常磐線舞台芸術祭」には、今を生きる私たちのかけがえのない現在があります。それぞれの心の常磐線に、そこを確かに進んでいく列車の窓に、共に美しい明かりを灯しましょう。ご支援・ご協力を、よろしくお願いいたします。

 

いわき芸術文化交流館アリオス


 

いわき芸術文化交流館アリオスは、福島県いわき市の公立文化交流施設として、これまで芸術文化の力を信じて様々な事業に取り組んできました。今回、この「常磐線舞台芸術祭」をきっかけに、いわきで紡いできた縁を、常磐線を伝ってさらに広げていきたいと思っています。 7月末から8月中旬にかけて、演劇をはじめとする様々な舞台芸術が常磐線沿線に集います。どうぞ多種多様な舞台芸術と、豊かな自然をお楽しみください。皆さまとこの土地で出会えること、心から楽しみにしています。

 

形山 佳之

デザイナー/アートディレクター

 

常磐線沿線で様々な線が生まれ、その線を手繰り寄せる様をモチーフに作られた今回のメインビジュアルを担当しました。線ができた背景や想いを共有できる場が今回の芸術祭だと思います。まだ生まれたばかりの芸術祭。新たに生まれた線をつなぐためご協力を頂けますと幸いです。

 

 

応援コメント

 

佐藤 厚志

作家、『荒地の家族』出演者

©︎新潮社

 

東日本大震災の爪痕の色濃く残る常磐線沿線に芸術祭を立ちあげ、人を「つなぐ」。未来に火を灯すような試みに賛同した。 舞台芸術を通して内外の人が交流できたらいい。夏になるとこれがある、と楽しみに思えるように芸術祭が成長し、広がっていって欲しい。

 

井上みなみ、たむらみずほ、兵藤公美

(青年団

------------------

線路も、海岸線も、空と海の境目も、ただの直線じゃないのは、誰かに出会うためだと思います。 どこか寄り道をするためだと思います。 ここから手繰り寄せる線が、長く、強く、繋がっていくことを願いながら、 穏やかな発車サイン音に耳を澄ませたいです。

 

井上みなみ(青年団『銀河鉄道の夜』出演)

------------------

8月の常磐線に乗ったら、どんな景色が見えるんだろう。 海眩しいかな、風が気持ち良いかな、など想像しながら、汽車に乗るお話しの稽古をしています。 常磐線舞台芸術祭に参加させて頂くことが、本当にうれしいです。 皆さまご支援のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

 

たむらみずほ(青年団『阿房列車』出演)

------------------

常磐線演劇祭のはじまりに参加できることをとても光栄に思います 福島での上演でどんな体験をするのか、とても楽しみです 人が人の前で今という時間や、どこかの時間を観せる演劇は、身体がダイレクトに実感を伴う体験だと思います そして福島の町や自然、目に飛び込んでくるたくさんのものにも 福島に演劇を観にでかけてみませんか 演者の私も上々の準備で常磐線演劇祭に向かいます

 

兵藤公美(青年団『思い出せない夢のいくつか』出演)

------------------

 

畑澤 聖悟

劇団「渡辺源四郎商店」店主、『もしイタ』『ジンコちゃんの世界』作・演出

 

高校生たちと「もしイタ」という作品を作ったのは2011年の秋でした。以来13年、上演し続けています。青森市に住む私は同じ東北の仲間でありながら直接の当事者ではありません。どうすればつながれるのか。考え続けた13年でした。このたび、常磐線舞台芸術祭に呼んで頂いたことを光栄に思います。夢のようです。この夢の舞台が広がりますように、続きますように、深まりますように。ぜひ、ご寄付下さい。

 

堀川 炎

『窓の外の結婚式』演出

 

芸術祭に向けて準備していると、事務局の方々のたくさんのご尽力があり、ここまで来ていることを実感します。芸術祭まで1ヶ月をきりました。ぜひ皆様にも携わっていただき、一緒に芸術祭を盛り上げていただけましたら幸いです。どうぞご寄付のほどよろしくお願いいたします。

 

Miya

(宝玉宮雪 音楽家/『荒地の家族』出演)

 

芸術の力で地域を活性化し、素晴らしい文化イベントを実現するため、皆さんのご寄付をお願いします。共に未来を彩る瞬間を創りましょう。常磐線の魅力を広める活動を応援しています!

 

山本卓卓

作家・演出家・俳優・範宙遊泳代表

撮影:雨宮透貴

 

お祭りはただどんちゃん騒ぎをするためにあるのではなく、人と人が行き交い対話し関係していくためのきっかけを神様のもとで行っているのだと思います。この芸術祭に参加することで人と人が、互いをないがしろにすることなく優しく関わっていく世界を想像します。

 

福名 理穂

ぱぷりか

 

「つなぐ」というテーマを最初に聞いたときは胸があつくなりました。 常磐線舞台芸術祭が、人とつながり、土地とつながり、つながりが編み目となって、みんなの想いと時間を受けとめる豊かなフェスティバルになる事を祈っています。

 

秋元 菜々美

地域コーディネーター、コーディネーター

 

開催おめでとうございます。今回、常磐線舞台芸術祭では地域コーディネーターと俳優として芸術祭に関わらせていただきます。 「常磐線」のつらなりと「舞台芸術祭」が良き化学反応をおこし、この土地に根付いていって欲しいと思っています。それには多くの人たちの協力が必要です。参加アーティストやそれを支えるスタッフの皆さん、観客の皆さん、地域の人たち、そして心を寄せてくださる協賛者の皆さん。まだ始まったばかりの芸術祭をどうか一緒に育てていければ幸いです。

 

大内 彩加

地域コーディネーター、飯館村までい大使/俳優

 

私が最初に演劇に出会ったのは、幼稚園の頃、福島市内の文化会館で「オズの魔法使い」を見た時でした。それからお芝居の虜になり、表現することの面白さ、舞台や映像作品の楽しさを福島県内にいながら感じ、高校時代には浜通りの自然を生かした作品制作をしてきました。

 

東日本大震災があり、私は生まれ育った飯舘村を離れることとなりましたが、今、またこうして福島に戻ってきて創作活動が出来ることを心から嬉しく思います。 福島県内には面白い場所が沢山あります。ただ、それは実際に訪れてみないと中々魅力が伝わりません。私は大好きな福島の面白いところを皆さんに知って、聞いて、見て、触れてほしいと思っています。

 

常磐線舞台芸術祭は2023年夏が初開催となります。私が福島でお芝居を観て今の自分があるように、何が皆さんの「きっかけ」になるか分かりません。この常磐線舞台芸術祭が、皆さんのなにかの「きっかけ」になりますように。いつまでも続いていく福島の新しい歴史、恒例行事、芸術祭になりますように、皆様のお力添え、何卒よろしくお願いいたします。

 

佐藤 真喜子

地域コーディネーター、俳優

 

震災から12年とすこし経ちました。

まさか、ここ福島県浜通りを軸として「舞台芸術祭」が開催されるなんて。想像すらしていなかった現実です。 「人生なにがあるかわからない」ということは12年前に体験しているわけですが、うれしいこともあるものですね。

 

福島県浜通り。自然豊かで、すてきな人々が集い、生活を営む場所。わたしの大好きなふるさとです。 この地域にてうまれる、脈々と紡がれてきた、あるいは、あたらしくうまれる「つながり」に、ぜひご寄付いただけますと幸いです。

 

土方 正志

地域コーディネーター、仙台「荒蝦夷」代表/編集者

 

あの日々から未来へと、共に道を繋げたい。

 

平山 勉

地域コーディネーター、双葉郡未来大使代表

 

この芸術祭が地域の新しい文化に育っていくように、そしてたくさんの人にこの地域を知っていただく良い機会になるよう応援しています。

 

今野 聡

地域コーディネーター/一般社団法人まちづくりなみえ勤務

 

震災前は地元があまり好きではありませんでした。支援や移住などで外から入って来た皆さんが魅力を語ってくれたことで、地域の良さに気づくことが出来ました。常磐線舞台芸術祭は地域の魅力を感じさせてくれると同時に、皆さんの世界も広げてくれると思います。応援します。

 

陸奥 賢

いわき時空散走プロデューサー

 

常磐線は時折、海が見える。駅と街と人々の暮らしのあいまに、ちらっと海岸線が見える。この海はいろんなものを観てきた。だから、どこか深く青く優しい。

常磐線舞台演劇祭が始まるという。海と駅と街と人の祝祭に。深く青く優しい祝祭であれかしと願う。

 

西片 梨帆

アーティスト

 

開催おめでとうございます。震災から12年。たくさんの人の想いが集まって、また新たに生まれるだろう芸術に胸が躍ります。5年の時を経て開催されるこの芸術祭で、人々が繋いでくれた想いや、記憶を感じ、考えるきっかけにしたいです。

 

関口 智子

科学と芸術の丘ディレクター

 

千葉県松戸市で市民参加型の国際フェスティバルを行なっています。私たちの祭りにも舞台芸術の持つ力をお借りしています。文化的活動の多角的な可能性を信じて、常磐線が「つなぐ、」このご縁を次に繋げていければ嬉しいです。

 

ikoma

胎動LABEL/渋谷のポエトリーラジオ

 

「あらゆる表現、芸術に何ができるか」。 震災から12年、そのことをずっと問われているように思います。 福島は自然と伝統とともに、活力あふれ躍動する大変魅力ある場所だと聞いております。 復興の歩みを進める中、このような新たな芸術祭が催されることを心より祝福いたします。

 

平川綾真智

詩人

 

細断された傷を癒すのは、光へと向かう一人ひとりの掌です。私は、熊本地震に被災した際、皆様から芸術による掌で支えて頂きました。今、自らの掌を見つめ続けています。皆様と光明に伸ばし、繋がっていきたいと思っております。是非とも今回の芸術祭に、お力添えください。

 

山峰 潤也

キュレーター/プロデューサー

 

常磐線の荒川沖駅、そんなマイナーな駅を最寄りに育った僕は、ある日、南三陸の友人に会うため仙台へむかった。当時の常磐線には、早朝に、仙台に一本でいける鈍行電車があったのだ。しかし、一本乗り過ごしてしまい、いわき駅で乗り換えて向かうことになった。いわき駅に着くと制服をきた男女で溢れ、若いエネルギーで溢れていた。冬の寒空にかかわらずだ。延々と続く鈍行列車、その果てのない道に不安を重ねながらついた仙台はすでに真っ暗だった。

 

そして、2011年再びその仙台におとづれることになる。長い高速には瓦礫が打ち上げられ、常磐線は福島から長距離にわたって分断されてしまっていた。ひとつの道が切れること、それは人と人の関係を切り離す残酷な出来事だ。この芸術祭はその残酷さに傷ついた心によりそい、分断された道を繋ぎ直すものだと思う。それができるのは、生身の人間がそこに立つ演劇だからだ。

 

 

税制上の優遇措置について

 

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンは広島県により認定された「認定NPO法人」です。ピースウィンズ・ジャパンへの寄付は、寄付金控除の対象となります。
 

寄付をされた方には、後日「寄付金受領証明書(領収書)」を送付致します。

  • 寄付金受領証明書(領収書)名義:ご寄付時に記載いただく「ギフトお届け先」を宛名として作成します。
  • 寄付金受領証明書(領収書)発送先:ご寄付時に記載いただく「ギフトお届け先」にお送りします。
  • 寄付の受領日(領収日):READYFORからピースウィンズ・ジャパンに入金された日(2023年10月10日を予定しております)となります。
  • 寄付金受領証明書(領収書)の発送:2023年11月以降を予定しております。

 

■控除額の計算方法(個人)

 

※税額控除または所得控除どちらか有利な方を選択できます。

 

◎税額控除(寄付金特別控除)の場合

(寄付金合計額 – 2,000円)× 40%

「(寄付金合計額-2,000円)×40%」が税額から控除できます。ただし、所得税額の25%が限度となります。

 

◎所得控除(寄付金控除)の場合

(寄付金合計額 – 2,000円)× 所得税率

「寄付金合計額-2,000円」が所得から控除できます。ただし、年間の総所得金額の40%に相当する額が限度となります。また、所得税率は年間の所得金額に応じて異なります。

 

【例】年間30,000円を寄付(広島県の方が、税額控除を選択した場合。広島市以外の場合)

所得税(30,000円 – 2,000円)× 40% = 11,200円

県民税(30,000円 – 2,000円)× 4%(※) = 1,120円

 合計 12,320円の控除

 

※広島市内にお住いの方の場合は4%ではなく2%になります(→広島県の県民税のページ参照)。また、控除には限度額がありますので、実際の税額はケースにより異なります

 

詳しくは内閣府のNPOホームページ広島県のNPO法人情報サイトなどをご覧ください。

 

 


【留意事項】

 

●プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)により、常磐線舞台芸術祭自体が開催できなかった場合はご返金いたします。

●荒天、災害時の場合は中止。また、会場・プログラムによっては、雨天一時中断、もしくは不測の事態により中止になる場合もございます。

●ご寄付確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

●ご寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

●寄付金受領証明書(領収書)の名義・発送先は、原則としてご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所となります。

●なお、ご寄付後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に寄付金受領証明書(領収書)をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。

 

 

プロジェクト実行責任者:
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(常磐線舞台芸術祭)
プロジェクト実施完了日:
2023年8月14日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

常磐線舞台芸術祭実行委員会が常磐線舞台芸術祭を開催、運営したことを以てプロジェクト終了といたします。寄付金はこの費用に充てさせていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額の差分については自己資金で賄います。

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税制優遇対象応援コース|3千円

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※複数口でのご支援も可能です。

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