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映画制作の未来を問う。出演者不祥事による助成金不交付の違憲性

映画制作の未来を問う。出演者不祥事による助成金不交付の違憲性

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2019年12月26日 04:30

今、日本は大きな岐路に立たされています。スターサンズ河村光庸

 

民主主義を踏みにじるような官邸の横暴はとどまることを知りません。それに呼応するように、忖度に走る官僚たち。数年続く重大な政治事件を見ると、「桜を見る会」で噴出した政権の法の逸脱行為の数々は、ほんの一端にすぎないと思わざるを得ないのです。

バレたらバレたで官僚を総動員し、隠ぺいすれば良いという考えが透けて見える事態が続くばかりか、ましてや国民の代理として彼ら権力者たちを監視し、戒める役割の「憲法」の違反など日常茶飯事のことでしかないという末期的な状況です。

 

この度の映画『宮本から君へ』の助成金不交付の根底にも、このような深刻な様相が横たわっていることに、我々は気が付かなくてはなりません。民主主義を冒涜し、今や「国民」より「国家」を優先させる国家主義が隅々まで蔓延しているという異常事態が発生しているのです。そして、その空気はついに文化芸術の分野にまで浸食してきたのです。

日本が多様性や個人を尊重する社会になるのか、それとも一元化され、不自由で不寛容な同調圧力の社会になるのか、今日本はその岐路に立たされているのです。

 

今回の芸文振に対する違法違憲の提訴によって、多くの人々に私たちを守る「憲法」について考え、背を向けずに個人個人が真正面から向き合うきっかけになることを願ってやみません。

クラウドファンディングのご支援を通して、皆様の熱い意思表示をよろしくお願いいたします。

 

 

河村 光庸プロフィール

 

1949年8月12日東京都生まれ。70年に慶應義塾大学経済学部中退。出版事業や映画出資の経験を経て、08年に映画配給会社スターサンズを設立、代表取締役に就任。海外作品の配給を行いながら、邦画作品の製作・配給にも力を注ぎ、『かぞくのくに』(11)、『あゝ、荒野』、(16)『愛しのアイリーン』(18)、『新聞記者』(19)などの話題作を発表した。『宮本から君へ』(19)は、2019年の日刊スポーツ映画大賞で主演男優賞、監督賞を、ヨコハマ映画祭では主演男優賞を獲得している。

 

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