プロジェクト概要

宇宙への夢は終わらない!

知識と技術の結晶、鹿児島産ハイブリットロケット開発プロジェクト

 

はじめまして、鹿児島大学大学院理工学研究科 地域コトづくりセンター所管の「鹿児島ハイブリッドロケット研究会(Team KROX)」代表 兼 鹿児島大学理工学研究科教授の片野田 洋です。2017年に結成したKROXで、私たちは、小型ハイブリッドロケットの研究開発に取り組んでおり、2018年に肝付町での打上げを目指しています。

 

もともと私や一部のメンバーは、宇宙を夢見て集まり、鹿児島産の超小型人工衛星KSATを開発していたNPO法人鹿児島人工衛星開発協議会の仲間たちです。しかしプロジェクトリーダーが鹿児島を離れることになり開発は中断。これまで培ってきた技術が途絶えてしまう、という状況の中で見つけた一筋の光が、ハイブリッドロケットでした。

 

日本で唯一ロケット基地がある鹿児島にいるのだから、宇宙への夢を終わらせずに、自分たちで作ったロケットを打上げてみようじゃないかと、地元企業や研究者が改めて集まったのがKROXです。これまで私の研究分野であるエンジン(1/5出力)やモデルロケット・パラシュートなどに大学内で400万円以上予算を投入してきましたが、まだまだ一部で、そのほかフルスケールエンジン(フライトモデル)の開発、機体の開発などを進めなければならず、初号機を打上げるためには600万円の資金が不足しています。

※ご寄付の際には、税制上の優遇措置があります。最下部をご覧ください。

 

宇宙への夢を諦めなかった、最先端の知識を有する大学と、高い技術力を持った鹿児島の企業が一丸となって挑むこのプロジェクトを、どうか応援していただけないでしょうか。

JAXA内之浦宇宙空間観測所で燃焼実験を行うロケットエンジンと開発スタッフ(の一部メンバー)

 

 

超小型人工衛星開発プロジェクト頓挫

決意を新たにTeam KROX結成

 

このプロジェクトは超小型人工衛星KSATの開発が中断したことをきっかけにスタートしています。2006年〜2015年、宇宙に思いを馳せた研究者、技術者、学生が集まり、合計2つの人工衛星をH-Ⅱ Aロケットに相乗りさせ、大気水蒸気の観測に挑戦していました。

 

そして、3号機の開発が開始した段階で、突然プロジェクトリーターだった鹿児島大学教員が転出することが決まってしまったのです。後任も決まらず、このままではKSAT開発を通して培ってきた技術が途絶え、チームは解散し、人材が散り散りになってしまう可能性が出ていました。しかし、メンバーにあったのは「日本で唯一ロケット基地のある鹿児島から宇宙開発の火を消してはならない」という思いでした。

 

そんな状況にありながら、KSATに代わる研究テーマを探していた私が出会ったのがハイブリットロケットでした。「これならできる!」と直感的に感じた私はすぐにメンバーに話しました。NPOとしては必要物品の一部提供という形にはなりましたが、メンバーの一部は全面的に協力してくれることに。さらに他の宇宙好きのメンバー・企業が加わり、研究者3名、技術者2名、企業2社のTeam KROXが立ち上がりました。供に研究開発を行っている県内企業は、宇宙通信の経験がある飛鳥電気株式会社(鹿児島市坂之上)、超精密加工を得意とする株式会社東郷(鹿児島市川田町)です。

ロケットエンジンの点火コントローラの組立試験の様子

 

 

研究者・技術者冥利に尽きる

オール鹿児島で世界の最先端へのチャレンジ

 

現在、Team KROXが研究開発しているロケットの大きな工夫は「ハイブリッド」であるという点です。固体ロケット・液体ロケットはどちらも爆発の危険性があるのですが、プラスチックなどの高分子を液体または気体の酸化剤で燃やし推進力を得るハイブリッドは、爆発の危険性が極めて低いという特徴を持っています。しかし、安全な反面、推力が劣るという課題があります。そこで推力が出せればと、世界的にも研究が行われているのです。つまり、まだまだ研究の余地があり、チャレンジのしがいがあると私たちは考えています。

 

また、このチャレンジを民間で、それもオール鹿児島で行うことで、宇宙に近い県鹿児島の誇り、希望になるのではとも思っています。やはり大きな目標、極限技術への挑戦であればあるほど、研究者・技術者冥利につきる。KROXの皆の本気度はとても高い状態にあります。

JAXA内之浦宇宙空間観測所でのロケットエンジン燃焼試験(H30.5.9)

 

 

環境にも優しいハイブリッドロケット

 

私たちが開発しているハイブリッドロケットは、プラスチック(燃料)、酸素、ステンレス、電子部品、炭素繊維強化プラスチック(胴体)からできています。有害な物質は使っておらず、海に落ちても海を汚染することはありません。

 

~メンバー紹介~ 志を共にする仲間たち

一緒に研究開発、製造を行うメンバーを少し紹介させていただいます。

 

■担当パート(全機開発、プロジェクトリーダー)

片野田洋(鹿児島大学教授、Team KROX代表)

専門はロケットエンジンのような超音速ノズルとそのガス流動です。薩摩隼人の端くれとして、何としても鹿児島でロケットを開発して飛ばす、という強い意思でこのプロジェクトに臨んでいます。


■担当パート(エンジン開発、サブプロジェクトリーダー)

髙口裕芝(第一工業大学 教授、Team KROX副代表)

​専門は宇宙工学です。㈱IHIエアロスペースで固体ロケットモータ関連の仕事を30年間続けてきました。リーダーの「何としても」という熱意にほだされ、何かお手伝いができればと存じます。

 

■担当パート(構造系担当)

岩本竜一(鹿児島県工業技術センター 研究専門員、Team KROX会員)

 

■担当パート(燃焼系担当)

木下英二(鹿児島大学 教授、Team KROX会員)

 

■担当パート(構造系担当)

佐藤哲朗(Team KROX会員)

 

■担当パート(無線通信、地上設備担当)

鳥越孝一(飛鳥電気株式会社 代表取締役、Team KROX会員)

 

■担当パート(精密加工、構造系担当)

東成生(株式会社東郷 代表取締役、Team KROX会員)

 

■担当パート(無線通信系担当)

福島誠治(鹿児島大学教授)

 

■担当パート(電装系、通信系)

鹿児島大学の学生(12名)

JAXA内之浦宇宙空間観測所(KS台地)にてロケット燃焼試験実施(H30.5.9)

 

 

日本で一番宇宙に近い県の気概

どうか一緒に宇宙を目指してください

 

この小型ハイブリッドロケット開発は、日本で唯一ロケット射場がある鹿児島県で、ものづくりとしての宇宙開発プロジェクトをなくしてはならないという一心からスタートしています。知的好奇心をかき立てて止まない宇宙は、決してはるか彼方にあるのではなく、手に届くところにあるのです。

 

潤沢な資金をもって、技術の粋を結集して、確実な成功を目指すような国や大企業がタッグを組んだチャレンジも素晴らしいことだと思います。しかし、私たちはその意義にも負けず、地域一丸となった誇りや思い、夢をぎゅっと詰め込んで宇宙を目指したい、そう思っています。宇宙に一番近い鹿児島県で、そこに集うメンバーで築き上げるプロジェクトに、どうか皆さん応援をよろしくお願いします。

 


 

本プロジェクトの詳細

①開発ロケット
・エンジン推力:490N
・全長:2.3m
・直径:15cm
・質量:十数kg
・到達高度:500m〜1km

 ※上記の数値は変更になる可能性があります。

 

②開発スケジュール
▶2018年 5月〜
 JAXA内之浦宇宙空間観測所でエンジニアリングモデル(厚肉エンジン)の燃焼実験(JAXAとの共同研究)

▶2018年 8月〜
 フライトモデル(薄肉エンジン)の燃焼実験(JAXAとの共同研究)

▶2018年12月末(進捗次第では、2019年3月末)

 初号機打上げ

 

③ご支援金の使い道
・推力490N級エンジンの開発
・打上げ用ランチャーの製作
・初号機機体の製作や金属部品加工
・機体改修用パラシュートの改良
・海上浮体機構の開発

 

これまでの研究開発実績

▶2016年
 全長30cmのモデルロケットの打上げと飛行シミュレーション
▶2017年
 機体を軟着陸させるための初号機用パラシュート試作&機体放出落下展開試験
 推力100N級のハイブリッドエンジン開発(アクリル燃料をガス酸素で燃焼)
 ※音速の2倍以上の速さでエンジンノズルからでる高温ガス。

  115N程度の推力を9秒間程、安定して得る。

  このエンジンは特許出願中の燃料形状を採用し推力向上予定。

吉野公園での機体回収用パラシュート部の落下展開試験(技術協力:(株)エルム・スカイアクション)

 

税制上の優遇措置

このご寄附は、鹿児島大学へのご寄附となります。寄附者が​個人の場合、所得税法第78条第2項第2号の「寄附金控除」の対象となり、確定申告を行うことにより、税制上の優遇措置を受けることができます。また、法人の場合は、法人税法第37条第3項第2号により全額損金算入となります。

(詳細はこちら:https://www.kagoshima-u.ac.jp/about/zeisei.html


寄附金控除(所得控除制度)

その年に支出した寄附金額(総所得額等の40%が上限)から2,000円を引いた額を、所得税の課税所得から控除することができます。 

 

 寄附金額 ― 2,000円 = 所得控除の額

 

※所得控除を行った後に所得税率を乗じるため、所得金額に対して寄附金額が大きい場合には減税効果が大きくなります。


個人住民税の軽減

寄附者が個人の方で、お住まいの都道府県・市区町村が、条例で本学を寄附金税額控除の対象として指定している場合、2,000円を超え総所得金額等の30%を上限とする寄附金額に対して、都道府県は税率4%、市区町村は税率6%を乗じた額が、翌年の個人住民税額から控除されます。 

 

 都道府県が指定した寄附金 (寄附金額-2,000円)× 4% に相当する額

 市区町村が指定した寄附金 (寄附金額-2,000円)× 6% に相当する額 

 

※国立大学法人鹿児島大学は、鹿児島県、鹿児島市から寄附金税額控除の対象として指定を受けています。その他の自治体につきましては、各自治体へお問い合わせください。


優遇措置を受ける手続きについて

確定申告期間に、国立大学法人鹿児島大学が発行した「寄附金領収証書」を添えて税務署に申告してください。なお、「寄附金領収証書」は、寄附金の入金が確認され次第お送りいたします。

 

■所得控除を受ける場合

 〔 確定申告書類 +「寄附金領収証書」 〕 → 税務署へ確定申告

 


最新の新着情報

このプロジェクトに寄附する
(※ログインが必要です)