気仙では、茶摘みシーズン真っ盛り!1年一度の、数日間の短い短い茶摘みシーズンです。

 

5月31日は、陸前高田市気仙町今泉地区で、津波に流されず残った茶畑で茶摘みが行われました。

この畑は、2011年の秋に96歳で亡くなられた紺野隆治さんが、30年以上、一人で、あるいは時には家族や地域の人々と、毎日毎日丹精込めて育てた茶畑でした。

今泉地区は、津波で甚大な被害があり、大多数の家が流されてしまいました。

この茶畑の持ち主の紺野さんを始め、例年茶摘みに集まっていたご近所の方々全員が家を流され、現在は仮設住宅にお住まいです。

11年秋に、茶畑を育てた隆治さんを失いましたが、その後も、引き継いで茶畑を管理してきた英子さんや、たくさんのボランティアの方々が力を合わせて、今年ようやく、茶摘みができるようになりました。

 

この日は、ばらばらの地域の仮設住宅から、今泉の高台にある紺野さんの茶畑に集まって、震災後、実に4年ぶりとなる茶摘みを行いました。

 

震災前にも、揃いのかすりの茶摘み衣装を着て摘んでいましたが、それもみな、津波で持っていかれてしまいました。今回は、紺野さんが改めて知人に頼んで、みんな分の絣の衣装を揃えました。

茶摘みが始まると、「久しぶりにみんなそろった。10歳も若返った気分」「やっとここまできた」という声が口々に上がりました。

 

気仙茶の畑があるからこそ、ばらばらになった地域の人たちが再び集まりました。

参加した方々の笑顔が、心にしみました。