プロジェクト概要

被災した陸前高田と大船渡の伝統ある “気仙茶”を守り継ぎたい。

そのために、手入れができなくなったお茶の木を再生し、これまで受け継がれてきた知識や知恵をまとめた冊子300部を発行します!

 

はじめまして、前田千香子です。私は、陸前高田や大船渡の「気仙茶」が、長年、自家用で、家族のお茶として物語をたくさん紡いできたことに感銘を受け、また、商品としてではない、昔ながらの素朴な味わいに魅かれ、細々ながら10年前から紹介を続けてきました。3年前の東日本大震災で大きな被害を受けた陸前高田で、「先人が大切に育ててきた気仙茶は、地域の気位だ」と言う仲間と出会いました。そこで、「気仙茶の再生に取り組みたい、気仙茶を通して被災した方々に憩いや楽しみを持ってもらいたい」という有志とともに “北限の茶を守る気仙茶の会”を立ち上げました。しかし、300年以上の伝統ある“気仙茶”は、震災の影響や生産者の高齢化などから激減しています。

 

そこで、陸前高田や大船渡の伝統と誇り“気仙茶”を絶やさないためにも、みなさまどうかご協力いただけないでしょうか。

 

(昨年の茶摘みの様子。長年摘まれていなかった古いお茶の木を再生しました。)

 

*気仙茶とは?
爽やかな甘みがあり、余韻が続き、飲むと生命力が沸いてくるようなお茶です。それは「在来種」「古木」「手摘み」「肥料が少ない」「家族や地域で大切にされてきた自家用茶」などの特徴によるもので、今の日本のお茶の中では、希少なものになっています。また、栽培は「茶畑」ではなく、多くは、畑の端の「畦畔(けいはん)」に一列植えられており、100年以上家族の暮らしと共生してきたお茶の木がたくさん残っています。様々なものを手づくりしてきた、陸前高田や大船渡の、「自然と共生する自給的な暮らし」の象徴です。

 

ほとんどが「商品」ではなく自家用として、家族のために作られてきたお茶で、お茶の木一本一本に、家族代々の茶摘みの思い出が残り、自家製のお茶を飲む家族団らんの思い出があります。震災で家族や親戚・友人、家や町、田畑・・多くのものを失った陸前高田と大船渡で、長い歴史を持つお茶の木とお茶文化は、単なる家族の記憶だけではなく、地域の人々みなが共有できる歴史・物語になりつつあります。

 

地域の物語を宿す気仙茶のある景観を守るため、お茶の木の再生を行います!

 

(津波を被って枯れかけていた茶の木でしたが、剪定し、草取りなどの手入れをすることで、再生してきました。今後も継続した手入れが必要です。)

 

高齢化によって、手入れされないお茶の木が増えていましたが、震災後、担い手を失ったり、津波を受けて枯れかけてしまったり、と、お茶の木が一層荒れています。でも、どんなお茶の木も、ご先祖様が植え、かつて家族が大切にしてきた木。長い歴史を持つお茶の木のある景観は、今、地域の人たちみなの心のよりどころになりうるものだと思います。気仙のお茶の木がそこここに残る景観を守り、未来につなげるため、お茶の木の手入れ作業を行っていきます。

 

技術や文化を絶やさぬよう、地元の伝統と誇り“気仙茶”の先生たち(お年寄り)が元気なうちに、なるべく多くの方々から聞き取りを行う予定です!それは、お年寄りを安堵させ、地域の未来の財産にもなります。

 

(お年寄りから気仙茶葉の手もみ作業を学んでいます!)

 

昔のお茶づくりは、同じ域内であっても場所や家によって、“蒸す・茹でる”や“板で揉む・ムシロで揉む”とその方法は様々です。そのため、手もみ茶づくりの豊富な経験を持つ80~90代のお年寄りの方々がお元気なうちに、できるだけ多くの方々から情報を集め、「地元の人々の記憶の中にある地域の歴史」を詳細に聞き取り、記録します。また同時に “昔の製茶道具の復元”を行い、お年寄りと若者との手もみ茶づくりの実践講座を繰り返し行います。それは、お年寄りにとっての生きがいや安堵となり、若い世代や、まだ生まれてこない未来の人々にも、大切な地域の財産になるものだと思います。

 

再生させた茶の木から収穫した気仙茶を仮設住宅などでお年寄りにふるまうと、昔話と笑い声が絶えません。地域に根差したお茶文化には、地元の人々の心を癒す力があると思います。

 

(地域や仮設住宅の集会所では、懐かしいお茶の味に、地元の年配者も笑顔で飲んでくれました。)

 

(以下のコメントをいただいた、小野文浩さんの剪定作業の様子です。)

 

小野文浩さんからいただいたコメントです!

「お茶摘み作業や仮設住宅集会所でのお茶っこ会、聞き書きなどしてきましたが、様々な活動の中で最も印象深いのが“お茶っこ会と聞き書き”です。この地域に暮らしてきたお年寄りたちが、気仙茶を飲みながら昔のお茶摘みの話をする時、震災前の賑やかでほがらかな笑顔がよみがえります。その光景を見るにつれ、これからもこの活動を続けて行こうといつも心に誓います。」

陸前高田や大船渡の人々の、気仙茶に寄せる文章が、続々と寄せられています。こちらのサイトもどうぞご覧ください。→

 

地域の伝統と誇り“気仙茶”を次の世代にも、脈々と引き継いでいきたいと思います!

 

(地域の古木から挿し木苗を作り育成しています。)

 

地域に残る誇りと伝統である“気仙茶”の技術や文化を記録として残すことで、地域の若い世代やこれから生まれ来る人たちへと受け渡すことができます。陸前高田で、津波を受けて枯れかけた木を手入れして新芽が吹いたのを見つけ、仲間とともに喜び、地元の若者が、気仙茶を初めて口にした際「美味しい~」と満面の笑みを浮かべるなど、“気仙茶”を守り継ぐ活動を通して、感激することがたくさんあります。“気仙茶”という存在がそれだけ深く、陸前高田や大船渡の人々の心に響く力があるのだと思います。

 

気仙茶を未来に引き継ぐための精一杯の活動をしたいと思っています。皆様のご支援をお願いいたします!

 

(気仙茶の子供ワークショップの様子。地元の気仙茶を初めて飲んで「おいしい~!」と声が上がります)

 

*気仙茶5つの特徴*

○家族や地域のつながりに育まれてきた自家用茶

商品ではなく、自家用に作られてきた気仙茶は、家族や地域の年中行事的に、行ったり来たりして手伝う「結-よいとり-」で茶摘みをしたり製茶してきました。気仙の自家用茶は、他の食べもの同様、自分のものは自分で作るという、気仙の人々の自然と共生してきた自給的暮らしの象徴的なものです。

〇昔からの在来種が多い
爽やかな渋み、香りがよく、余韻が甘いです。在来種は、日本全体では1割にも満たない量しかありません。(普通は、「やぶきた」を代表とする改良品種の品種茶が植えられています)気仙茶の7割は在来種である、といわれております。

〇古木が多い
多くが50年以上の木、100年を超えると見られる木も散見されます。古木の味わいは、若い木にはない、力強く滋味深い味わいがあります。 (中国では、古木のお茶は、大変高い価値があります)日本の一般的な産地では、20年~30年で植え替えをしていくことが多いとのことで、100年を超える木が散見される気仙茶は、希少です。

〇大部分が手摘み
ごく一部、はさみを使うところがありますが、ほとんどが一芽一芽を手で丁寧に摘まれています。現在の日本の茶産地では、主に機械で茶刈りしており、手摘みのお茶は大変少ないです。
〇旨みを作るための肥料が少ない
日本の緑茶の多くは、うまみを求めて肥料をたくさん施しますが、気仙では、自家用に作っていたこともあり、肥料は、少量か、あるいは無施肥です。

 

*引換券のご紹介*

◎心を込めて書いたお礼のお手紙

 

◎ご支援くださった方のお名前(ユーザー名)を、北限の茶を守る気仙茶の会のブログに掲載します。(ご希望の方のみ)

 

◎気仙茶・熟成火入れ(10年以上寝かせたお茶に火入れをして仕入れたもの)10g 寝かせたお茶に、火入れ(再乾燥)して仕上げており、香ばしく熟成による甘みや特有の風味があります。お茶の淹れ方などを書いた説明書きも添えます。10年以上前の、陸前高田や大船渡の青空の下での、一芽一芽手摘みの光景に思いをはせて召し上がってください。

(写真は、イメージとして、2013年の気仙茶を載せています)

 

◎陸前高田の風景写真のポストカード5枚

地元で活動するフォトジャーナリスト小野文浩さんの撮った、気仙茶を育んだ陸前高田の風景のポストカードを5枚組でお送りします。
 

◎2014年製気仙茶の新茶 10g 
2014年5月~6月に作る気仙茶の新茶を10gお送りします。このお茶のあらましや淹れ方などを書いた説明書きを添えます。
 

◎米崎りんご 3㎏(化粧箱入り)
美味しさに定評のある陸前高田の米崎りんご3㎏を化粧箱に入れてお送りします。(秋の発送予定です)


 

◎陸前高田・大船渡の銘菓
お送りする気仙茶とよく合うと思います、お茶菓子としてお楽しみください。

 

◎陸前高田の特産品詰め合わせ

気仙茶活動でつながりのある生産者・販売者の特産品です。陸前高田産のハバネロやリンゴ等を使った「タカネロ」、陸前高田で自家栽培米や野菜を使った「ばばばパスタ」などの詰め合わせです。

 

◎支援くださった方のお名前を掲載した、気仙茶と気仙の暮らしの聞き書き集

聞き書き活動の成果をまとめた冊子内にご支援者のお名前を記載します。(2015年4月までに発送予定です)
 

◎2014年晩秋に、気仙地域内で開催する、気仙茶の花見と茶会へのご招待券(2名様分)
気仙茶の花の咲く10月か11月に、気仙茶の花見と気仙茶を楽しむ茶会を開きます。この会にご支援者様を含めて2名様をご招待します。
 ※なお、陸前高田市までの往復の交通費は支援者様でのご負担をお願いします。

 

◎陸前高田で海の幸を堪能するお食事券(2名様分)

陸前高田の人気の鮨屋「鶴亀鮨」か、広田湾の牡蠣を使った「かき小屋広田湾」でお使いいただける3000円分お食事券×2名様分を差し上げます。 ※かき小屋広田湾は、牡蠣のある時期だけの営業です。詳細はお問い合わせください。

 

◎気仙茶の畑に支援者のお名前を記載した看板を設置
再生に着手した気仙茶の畑の一角に、ご支援くださった方のお名前を記載した看板を設置します。(ご希望者のみ)


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