プロジェクト概要

 

芸術を通じて才能を育てる新施設〜Kyoai 小さな芸術の森〜設立へ

 

こんにちは、愛知県一宮市の、時之島地域でNPO法人響愛(きょうあい)学園 理事長 児島真里子です。障がいを持つ子らの音楽の可能性をもっと開花させたいとの思いから、音楽・アート活動に取り組める施設として2010年10月から運営してきました。

 

大学卒業後、特別支援学校の重度重複クラスで音楽を教えていた際のことです。食事はカテーテルで流し、便の排泄もお腹を押さえなければできないという非常に重度な生徒がいました。私が、歌を歌ったり、耳元で鈴を鳴らすと、指をぴくぴく動かして応えてくれるしぐさから、音楽の素晴らしさにいつも感動していました。響愛学園を設立した原点はここにあります。


響愛学園の活動を約8年行なってきて、より多くの方々に彼らの芸術の素晴らしさを伝え、そしてより適した環境で芸術に開花する場所を作りたいという思いから、新施設「Kyoai小さな芸術の森」を立ち上げました。

 

しかし設立にあたり大きな資金が必要で、まだ駐車場や、感性を磨くための庭園、一部内装設備などの工事が残っています。子どもたちが地域と関わりながら成長していく大切な第一歩をどうかご支援いただけないでしょうか?何卒よろしくお願いいたします。

 

建物は先に完成しました!

 

 

障がいがあっても楽しめる音楽に心を動かされてきました。

 

約15年前に、障がい者のピアノ啓蒙活動に参加していた時、あるステージで左腕肘下が欠損している女の子が「エリーゼのために」を弾きました。

 

ステージ袖から、ゆっくりと歩き、ピアノに座ると、なんとその子は両手で引き始めたのです!彼女は左肘の骨で弾いていました。当然右手のみの演奏と思い込んでいた私は、驚きで彼女の演奏を食い入るように見たことを今でも覚えています。

 

「障がいがあるから」という固定観念から、彼らが音楽を楽しむことができるだろうか?という疑問は間違っていました。

 

 

響愛学園設立後も実感する音楽の力

 

芸術は言葉がなくとも伝わる素晴らしいツールといわれますが、学園の運営を始めてからもたくさんの素敵なエピソードがあります。特に思い出深いのが4年前になりますが、小学校1年の女の子。

 

彼女はいつもストレッチャーに寝て通ってきていました。首にカテーテルをさし呼吸をし、ほとんど体は微動だにしない中、私が鈴を鳴らすと、か細い指をぴくぴくとさせたり、又少しですが、目をキョロキョロとさせていました。

 

この音や私の歌声が、彼女に伝わっているんだと感じるときはいつも歌いながら胸が詰まる思いをしたものでした。

 

残念ながら彼女は亡くなり、今はもうレッスンをすることはできませんが、彼女だけでなく私にとってレッスンの中で子供たちと音楽を楽しむ事は常に感動や、感謝や勇気を与えてくれます。彼らと一緒に音楽を楽しむことは一言で言えない「gift」が詰まってます。私はこれを大切にしたいです。

 

理事長の児島も直接指導に関わっています。

 

 

日常的には、障がいがある事で過酷な状況を強いられることも多々あります。それでも芸術活動が、彼らの「できること」を伸ばし、彼らとそのご家族、周りの皆さんに幸せを与えることができると感じています。

 

<響愛学園の練習風景など>

 

 

機能性として必要なバリアフリー設備と、感性を育てる庭園の整備へ!

 

響愛学園では、おもに児童発達支援事業と放課後等デイサービス事業の枠組みの中で、子ども達に音楽とアートを通した療育を提供しています。

 

これまで、事業所は民家(借家)で開業してきました。しかし、間取り(配置・通路など)がバリアフリーではないため、安全の確保への意識や、肢体不自由の子たちの移動には時間がたくさんかかっていました空間的な狭さが否めず、療育支援に困難を要する現状です。

 

このような実情の中にあっても、利用を希望して療育に集まってくる児童数は増加してきており、いまも利用を待機してもらっている児童もいます。そこで、より良い療育環境として構想から4年。今回の新施設の設立に至りました。

 

今回の園庭は「Kyoai 小さな芸術の森」の理念をカタチとして表わせるようにと、地元の庭師さんのアドバイスを受け、個性豊かな子ども達をイメージして多種多様な木々を活かした設計を考えています。これまで地元地域にはなかった、地域の皆様や芸術を愛する全ての方々が日常に芸術を感じられる場所を提供します。

 

「Kyoai 小さな芸術の森」のご紹介 

 

 

多様な緑に触れられる開かれた庭園スペース

豊かな緑と木陰にふれあえる散歩コースとして。インスタ映えする写真スポットとして利用して頂けます。

 

 

 

音楽を気兼ねなく聞けるホール

小さなお子様連れから、演奏中に座り続ける事が苦手なお子さんまで、気兼ねなく利用して頂けます。

 

気軽にアート鑑賞できるギャラリー

彩り鮮やかなアート作品を展示し、日常にアートを感じてもらえる時間を過ごして頂けます。

 

 

そしてこの施設は、時之島地域にとって大切な農地を造成させて頂いています。なので、地域の皆さんにも使っていただけるように開放していきます。段階的につくっていき、ゆくゆくは木陰が提供できるような「森」になるように造成していきます。

 

 

 

「Kyoai 小さな芸術の森」はインクルーシブ・共生社会の実現への一助を担います。

 

障がい児教育を行う中で、どうしても障がい者だけのコミュニティの関わりしかなくなることを感じてきました。

 

障がい者理解の推進は非常に難しいのが現実ですが、障がい児らの将来を考えた時、地域全体の理解が必要不可欠であるのも事実です。

 

「Kyoai 小さな芸術の森」に地域のあらゆる人々が気軽に集う事で、地域全体で障がい者を理解し支えていける相互理解を深め、インクルーシブ・共生社会の実現の一助を担っていきたいと思っています。

 

Kyoai 小さな芸術の森」は、文化、教育、芸術活動の観点に加え、より多くの方々が障がいの有無や年齢などを超えて、共に成長できる場所作りを目指して建物を設計してきました。

 

新設する音楽ホールやアートギャラリー、カフェ・ブティックスペースなど、地域の方々にも楽しんでいただける場所として定着させていきたいと思っています。どうぞご支援よろしくお願いします。

 

 

 

ご支援いただいた方々へのリターンのご案内

 

今回ご支援してくださった方には、感謝のお葉書、子ども達のアート作品をプリントしたアートTシャツ、成人利用者が織り上げた生地を使った雑貨(ファブリックパネル、ブローチなど)をお届けいたします。ファブリックパネルには高い除菌消臭の効果のあるハイブリッド触媒加工を施してあります。この触媒加工は、株式会社ラーフエイド様から技術提供して頂いています。


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