はじめまして、早稲田大学3年の瀬川奈央ともうします。

これから50日間、このプロジェクトを成功させるために頑張ります!

 

 

最初に、プロジェクトのスタートに伴ってTungod村の村長さんである

Happieさんからのメッセージを紹介します。

 

 

 

”2014年1月17日

Barangay Tungod Inabanga, Bohol

私は10月に起きた地震の生存者であり、村に住む1000人以上の人々にとっての保護者です。その課せられた役割を果たすため、このメッセージをつづります。

 

2013年10月15日にボホール島を襲った地震は私たちの村を壊滅させ、村に暮らす259もの家族が地震の影響を受けました。38世帯が今日に至るまで家を失ったままであり、残りの家族もひどくダメージを受けた家で暮らしています。

 

地震が残していった爪あとは私たちの手には負えないほどのものです。多くの人々が大きなショックを受け精神的にもひどく傷ついています。これほどまでの悲惨な状態を経験するのは私たちにとって初めてのことであります(そして最後のことであると願います)。人々にとって毎朝目が覚めるたびに地震が残していったダメージを目の当たりにしなければならないということは、そう簡単なことではありません。

 

また長い間頻繁に続いた余震は状況をさらに悪いものにしました。特に私たちの村は海岸沿いに位置しているため、その被害は非常に深刻です。

 

幸いなことに地震によって肉体的被害を受けたものはいませんでしたが、不幸にも自身の家を失ったり家屋の一部が崩壊した村民はそのことによって健康を損なう危険にさらされています。彼らを守ってくれる強固な屋根や壁がないことに加え、震災によって地盤が沈下したことで海から海水が家々や道に入り込むようになり、人々は病気にかかる危険性に怯え続けています。寄付によって提供されたテントは一時的に人々をかくまうために役立ちましたが、一般的な家と比べると人々を十分に守ることはできません。

 

他にも問題は山積しています。私たちが漁へ出るために使う埠頭、デイケアセンター、学校の教室、これらもすべて地震の脅威から免れることはできませんでした。このような状況は地元政府にも報告しています。しかし、市内の50の村がすべて同様の問題に直面していることから、政府は私たちに明確な支援策を約束することが出来ず、公共の道と建物に関しては時期をみはからって修復するということを繰り返すのみに留まっています。

 

 

しかし私たちはこれ以上長い時間待つことはできません。埠頭は私たちの村の人々のつつましやかな生活を支える要です。そして、壊れた教室によって子供たちが10月の地震による辛い出来事を思い出すことなく、安心して勉強できる環境が必要です。

 

私たちの住む地区、ボホールでは、次から次へと降りかかる災難によってすでに建物の修復・再建のための政府の財源を食い尽くしてしまいました。世界中からの支援が届いていても、まだ取り組まなければならない課題は山のようにあります。

 

失ったものは家やインフラ、愛する人々の命だけではありません。生き残った人々にとっての当たり前の生活や精神的な安定も同時に奪われてしまったのです。

 

村における損害はいたるところに見られどこまでも際限なく続いていますが、私たちは生き延びたことに感謝しなくてはなりません。もがき苦しんでいるとしてもまだ生きていることにです。

 

しかしそれと同時に、もうすでに力を出し切ってきてしまったことも現実です。私たちのほとんどは、もしも1日24時間働いたとしても、失った家屋を修復するための財源を確保することができません。私たちのささいな収入は日々食いつないでいくだけで精一杯です。

 

この村を259の家族が健康的で安心できる暮らしを送れる場所に戻すために、さらに多くの助けを必要としています。

 

 

私たちはすでに、Tungodが地震によって村の美しさを奪われる前の姿をみたことのある日本人のインターン生たちから、寛大な支援を受け取りました。他にも様々な団体からあたたかい支援の手が差し伸べられており、そのリストはラプンツェル(グリム童話に出てくる髪の長いお姫様)の髪の長さほどになります。彼らがしてくれたことは私たちの心の中に永遠に刻まれています。

 

これらの支援はすべて危機的な状況における人々の生活を守るために使われてきました。しかしまだ早急の支援を必要とする問題のリストはどこまでも長く続いています。

 

この村の母として、私は私の子供たちが少なくとも安心して暮らす姿を見ることを望みます。そのために、私たちのこの過酷な状況を知り何かを感じた方々にお願いがあります。私たちは過酷な状況を生き残りました。しかしまだその惨状と共に生きています。私たちはいまだに地震によってもたらされた危機と共に歩んでいるのです。

 

この惨状を私たちだけで乗り切ることはできません。どのような形でもかまいません、私たちに支援の手を差し伸べていただけないでしょうか。もしもあなたが神様を信じるのであれば、どうか私たちのために祈ってください。あなたの祈りが私たちにとっては大きな支えとなります。

 

私たちみながもつ人間性と人々の思いやりの気持ちは、地震よりもずっとずっと強いということを私は信じています。

 

心をこめて、

 

Happie Añora-Loberternos Barangay Captain, Mother”

 

 

新着情報一覧へ