プロジェクト概要

タイの少数民族の集落に嫁ぎ、「象使い」として伝統文化の継承や保護活動に奮闘している一人の日本人女性がいます。

幼いころから憧れた「象使い」の職業。

 

しかし、いざ象使いになってみるとそこには様々な課題が山積していました。

象と生活を共にするタイの山岳民族のために、土地の登記の手続きを進めたい、雇用の場となる仕組みを確立したい。そのために彼女はパロン族とカレン族の40人のメンバーとともにタイに新たな法人を立てるプロジェクトを立ち上げました。

 

タイで象使いをしています!
ラックサックンスッカセム理絵です!

 

初めまして、象使いのラックサックンスッカセム理絵(旧姓:大亦)です。これまで4年間、単身タイに渡り、象に関する生態やケアについて学び、また保護活動や象とのコミュニケーションの方法を学んできました。

 

「象使い」という職業を耳にして、大変驚かれる方も多いと思いますが、小さい頃から私にとって象は憧れの動物でした。

 

スリランカにアーユルヴェーダ医療を学ぶために5年前から留学をしていたのですが、スリランカにはたくさんの象が暮らしていて、またあちこちで目にし、「いつか象と一緒に森で暮らしたい」と思うようになりました。

 

ご縁があり、カレン族に嫁ぎ、現在は首長族として有名な、カヤンカレン族の集落で暮らしています。現在、少数民族の伝統文化継承と保護活動に奮闘しています。

 

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ラックサックンスッカセム理絵です。
タイで象使いをし、森の中で象と絵を描き過ごしています。

 

 

目まぐるしい世界情勢の変化の中で、
象使いを取り巻く環境も変容しています。

 

山岳民族の財産であり家族である象が、観光地に売り払われ、動物も人も昔ながらの暮らしを送れなくなりました。

 

また、土地情報や身元が確立されず、人々が堂々と生活を送れません。解決に至らない最大の理由は、高額な手続き料金と、高額な設備費用です。

 

タイで暮らす山岳民族のお話はとても有名かもしれません。また、象を絵筆を鼻にとり、絵を描くことは、世界的に有名な話題かもしれません。でも、その背景にある本当のストーリーをどれだけの方がご存知でしょうか――。

 

象使いとしてのプロフェッショナルの称号「Professional Mahout」を取得した時の一枚。


私が住んでいる地域では、人と象が生活を共に暮らし、象と人とが生活を支え合っています。「象使い」と呼ばれる人は、ほとんどがタイの山岳民族の方々です。

世間では時にそれを良しとしない方々もいて、近年は昔ながらの山岳民族と象が生活を共にし、山岳民族として社会で生きることが難しくなってきました。

タイの山岳部には、住所が存在しない土地がたくさんあります。農産物を栽培し、生活の糧にしようとしても、土地情報が存在しない場所で栽培された農作物は販売ができません。


自分の暮らす場所に「住所」がなければ、「住所」を定めることができません。

子どもがもし生まれても「住所」がなければ、「戸籍」を作ることもできません。

たくさんの社会問題と金銭苦が相次ぎ、山岳民族の生活は不安定極まりない生活に。戸籍がない、土地情報がない、働けない、栽培した農作物も販売ができない。

生活の不安定さが仇となり、山岳民族が「財産」として、また「家族」として過ごしてきた象を、生活収入の為に観光地に売り払う問題が相次いでいます。

 

たくさんの山岳民族の集落から、象が去りました。

 

 

これ以上、家族の一員である象が減らないように!
課題の解決のために、法人を設立します。

 

そこで私たちは、下記の取り組みを行いたいと思いました。

  • 土地情報を整理し、身元・品質が確かな農作物を栽培し、食の安全を守る。
  • 象使いの民族が、戸籍や住所登録等をし、安全な生活を送れるようにする。
  • 象が描く絵を正統な美術品として展覧会を行い、象に関する事実を伝える。
  • 山岳民族の歴史的文化や伝統文化をこれからも継承し、地域に雇用を創出する。

 

他にもやりたいこと、やらなければならないことはたくさんあります。


もしかしたら娯楽や音楽、嗜好品、芸術や伝統文化、そんなものがなくたって人は生きていけるかもしれません。

心が貧しくなっている今の時代だからこそ、心にビタミン剤を。
人の心がほんの少しだけ豊かになることで、世界中の皆んなの笑顔につながると信じています。

そんな思いから、パロン族とカレン族、合計40人が立ち上がり、この活動を一緒に始めました。

 

パロン族の寺院開眼の儀式の様子。

 

 

今回実施するプロジェクトについて

 

皆さまから頂いたご支援で法人を設立し、行政機関や現地国立大学と提携し、土地情報を整理します。また、農作物を栽培し、以前象が住んでいた場所に再び象を迎えます。

 

今回のプロジェクトでは、皆さんからご支援をいただいて、土地情報を整理し、確立します。そして、もともと象が暮らしていた場所に、象をまた迎えられるようにしたいと考えています。

土地情報が整理されたら、その場所でエレファントキャンプを設立し、また同じ土地で農作物を栽培します。農作物は行政機関や国立大学と提携し、世界の食の安全基準となる品質証(JAS等)を取得します。収穫した農作物はISO認証のある工場にて、加工し、タイ国内で販売いたします。

 

エレファントキャンプについて

 

タイで象は神のような存在であり、古来より人と象は一緒に生活する動物でした。ペットとして犬を飼うのと似たような感覚です。ときには農耕機や重機のように人の仕事を助け、人は象の生活を助け、一人の象使いが生涯一頭の象に仕えます。

 

「エレファントキャンプ」という場所は、人と象が昔ながらの暮らしをするエリアに、外部からの人が訪問できる場所です。昔ながらの生活を保護し、その生活を送るエリアに、外部からの人が訪問できる仕組みのことです。

 

「エレファントキャンプ」という名前自体はもしかしたら馴染みがない言葉かもしれませんが、仕組みとしては世界遺産エリアに観光客が訪問できたり、ステイができたりする仕組みなので、日本でも馴染みがあるものだと思います。

 

2018年3月13日に開催されたタイナショナルエレファントデーの様子。

 

 

人間が食べても、象が食べても安全で安心な農作物の栽培を。


山岳民族が守る農産物として有名な農産物は、アラビカ種のコーヒー豆、黒ウコン(黒生姜)、ライチ、パッションフルーツ、茶葉等を始めとし日本でも知名度が高く需要が大きいものばかりです。

 

たわわにみのるライチ。

 


また、伝統工芸としては世界的にコレクターが多いカレン族の銀細工、染物や織物も有名です。こちらも後継者を育成するための事業を実施し、今後も伝承産業や昔ながらの伝統的な暮らしを守っていきたいと考えています。

 

織物の伝統産業。


 

山岳民族に「象使い」としての誇りを。
タイの「名産物」や「伝統文化」として、認定を。

 

象使いは象の言葉がわかると言いますが、それは裏を返せばそれだけ象がタイの人たちにとって身近で象徴的な動物であることを物語っています。象が観光地に売りに出されることなく、タイの人たちと一緒に暮らしていけるのはとてもうれしいことであり、それは私も変わりません。象は私にとって友達であり、家族だからです。

 

また、山岳民族出身の象使いたちが、これからも自分たちの職業や生活に誇りをもち、先行きが更に明るくなってくれるようにと、ひたすら願っています。自分たちが受け継いで来たものを、次の世代にも、また次の世代にも受け継いでいってほしいです。

 

こうしたタイの文化を継承していくことは、変わりゆく世の中だからこそ大切だと思うのです。

 

私も実際に文化に触れ、大切さに気付くことができました。

 

 

また山岳民族が経済的も自立することで、タイ社会にさまざまなインパクトが及ぼされることが期待できます。

 

今まで身元が不確かとされてきた人々が、身分証を確保することが実質可能となり、土地情報が確立されることにより、その場所で育った農作物が販売可能になります。また、営利活動が可能になり、人が暮らし、生計を営める場所に変わることにより、自立し、生活することが可能になります。
 

タイに有名な農作物はたくさんあります。しかしながら、タイはたくさんの場所が同じ問題を抱えているため、輸出が非常に難しいという課題がありました。農作物にも「戸籍」ができることにより、海外にも安心で安全な農作物を栽培し、輸出が可能になります。

 

昔から貿易されてきたものは、品質証明の添付が必要でない農作物もあったのですが、今は食の安全性が非常に問われる社会です。今まで海外に輸出して来た農作物に対しても、より一層安全な食の提供が可能になります。

 

今回の挑戦は、今まで土地情報が確立されていないから…とその土地を放棄し出て行った方や、同じ悩みを抱える人たちの希望にもつながると思っています。

 

 

このページをご覧いただいている皆さまへ

 

タイの集落に住み、結婚して、ということについて、私のことをいったいどんな人なんだ?と思われる方も多いことでしょう。

皆さまにとってタイとは、キャッチフレーズの「微笑みの国」として有名なのかもしれません。たとえ「微笑みの国」というキャッチフレーズが、観光集客を上げるために名付けられたものだとしても、山岳民族の暮らしは私にとって「微笑みの場所」です。

 

人が困っていたら助ける、一つのものをみんなで分け合う、行動力や実践力がある、将来を考えすぎず今を精一杯楽しむ、手先が器用で頭の回転がすごく早い、モノを粗末にしない、皆んなが「家族」である.etc

 

私は日本でいるときは忙しい生活をしがちなのですが、たまにぽっかりと心に穴が開くときがあります。当たり前のことだけど、日本社会から忘れられている大切な考えに、再び出会うきっかけとなりました。

 

戦後の日本とか、昭和時代って、もっとハートフルで賑やかな絆が人と人の間にあったんだろうなと思います。

 

山岳民族の暮らしの中で、忘れていた「何か」を感じられている気がします。

 

 

山岳民族は皆さんとても美しい伝統衣装を着ています。幼児から大人まで、毎日日常で民族衣装を身にまといます。Tシャツやジーンズ、ワンピース等は勿論たくさんあるのですが、自身の文化や民族性を愛し、尊重し、流行に左右されることなく文化を大切に扱い、守る姿勢が伺えます。

 

日本の伝統衣装といえば着物が代表的ですが、私は着物を着るのがしんどくて、また面倒くさくて、成人式の日までに着物を着ることがありませんでした。祖国愛や郷土愛も、山岳民族の地域で生活することによって初めて気づきました。山岳民族暮らしは、「ヒトとして根本的に大切なこと」に気づかせてくれる場所です。

 

民族衣装を着て。パロン族の寺院開眼の儀式の際の一枚。

 

 

この文化を、風土を、誇りを、象使いとして生きてきた民族の歴史を紡いでいくためにも、今回の挑戦は絶対に成功させたいと考えております。

 

皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします


 

リターンについて

 

本プロジェクトでは、支援額に応じて、様々なリターンをご用意しております!

また、多くのご支援をプロジェクトの実施に充てられるプロジェクト応援コースもご用意しております。

 

■ご支援の感謝を込めたサンクスメール

 

■象の描いた絵のポストカード

 

■象の糞ペーパーでできたポストカード

 

■山岳民族ハンドメイドのクッションカバー30cm×30cm

 

■山岳民族ハンドメイドのミサンガ

 

■収穫したコーヒー豆250g

 

■カレン族かパロン族どちらかのショルダーバッグをお送りします。

 

■タイ美食グルメのお詰め合わせセットをお送りします。

※3ヶ月に1度(1年間で合計4回)お送りします。初回の発送は2018年12月までに実施し、その後個別調整させていただきます。

 

■ハーバルオイルのお詰め合わせセット

 

■今回設立したエレファントキャンプに法人様の企業名/もしくは企業ロゴを掲載いたします。

※詳細につきましては目標金額達成・プロジェクトの掲載の終了後に個別やり取りをさせていただきます。

 

■地域にその個人様か法人様のご活動やご紹介ブースを2週間設置します

 ※詳細につきましては目標金額達成・プロジェクトの掲載の終了後に個別やり取りをさせていただきます。

 

■感謝の意を表し、地域に銅像を設立します。

※本リターンにつきましては、目標金額の達成後、個別支援者様とメッセージ等でやり取りさせていただき、建設する銅像や時期など調整させていただきます。

 

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■Mail of Gratitude(Project Support Course)
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1200万円を集めるという目標金額は高く険しい挑戦でもあります。

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