難病「門脈シャント」を発症した愛猫みいちゃんの命を助けてください

難病「門脈シャント」を発症した愛猫みいちゃんの命を助けてください

支援総額

795,500

目標金額 500,000円

支援者
35人
募集終了日
2021年8月13日

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1.はじめに

 

 

はじめまして。

数あるクラウドファンディングの中から、こちらのページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 

私はみいちゃんという猫の飼い主で、みいままこと村田侑子と申します。

 

現在は父、母、弟、そして保護猫のみいちゃん、まるくん、とらちゃん、にゃあちゃんの4匹で一緒に暮らしています。

 

猫たちと一緒に幸せに暮らしておりましたが、今回、3歳のみいちゃんが難病の「門脈シャント」と診断されました。

 

 

 

この門脈シャントは猫では発症率が2%という大変稀な病気で、

一般的に内科療法のみだと2ヶ月から2年の間に亡くなってしまうという難病です。

 

世の中の認知度も低く、特異的な症状が少ない為、獣医師でも診断が難しいとされています。

 

 

実はこの記事を書くつい最近まで、みいちゃんは不治の病であるFIP(猫伝染症腹膜炎)と診断されておりました。

 

FIPは安楽死か、またはステロイドで延命治療することしか方法がなく、平均9日後には亡くなってしまう恐ろしい病気です。

 

私たち家族は、みいちゃんがFIPと診断されたとき、

 

「もうすぐみいちゃんは居なくなってしまうんだ。」

 

「こんなに痩せてしまったみいちゃん。まだ3歳なのに。もっともっとたくさん一緒に生活して、幸せな思いをさせてやりたかった。」

 

とふがいない気持ちで涙が止まりませんでした。

 

そんな中、どうにかしてみいちゃんを助けられないかと調べていたところ、海外の新薬の存在を知り、この治療薬が多くのFIPの猫ちゃんを助けてきたことを知りました。

 

ただ、この薬は海外から輸入するため非常に高価で、みいちゃんに薬をあげるには120万円以上かかるとのことでした。

 

私たちにとっては、あまりに高額で、1度はこの治療薬の使用を諦めることも考えました。

 

しかし今、唯一の生きる可能性を与えてくれる薬があるのに、我々の経済状況のために、みいちゃんの未来を諦めることは出来ませんでした。

 

みいちゃんにもっと未来を見せてあげたい。

 

他の皆と同じように小さな幸せをたくさん味わってほしい。

 

その思いから高額な新薬での治療を開始し、クラウドファンディングでご支援をお願いするための準備をはじめました。

 

しかしその後、PCR検査の結果が出てくると、猫コロナウイルスの基準値が下回っており、FIPが陰性という結果になりました。

 

医師でも原因が分からず、病院を転々とすることになりました。

 

みいちゃんにも何度も様々な検査を受けてもらいました。

 

そして、詳細な検査が出来る大きな病院でCT検査をした結果、FIPではなく「門脈シャント」であるという事が判明しました。

 

この門脈シャントは発症率が2%という大変稀な難病で特異的な症状が少なく、

獣医師でも診断が難しい病気です。

 

また、門脈シャントの猫は通常は3歳に至るまでに亡くなってしまうため、

3歳のみいちゃんが門脈シャントだと判明するのにかなりの時間を要してしまいました。

 

FIPではなかったものの、門脈シャントの場合も、一般的に内科療法のみだと2ヶ月から2年の間に亡くなってしまうという難病です。

 

ただ外科手術を受け、成功した場合は寿命はかなり伸びるとのことです。

 

 

しかしこの門脈シャントにかかる手術代や今までの検査費用などだけでも50万円はかかり、これからの術後の経過によってはさらに手術等が必要になる可能性もあります。

 

FIPの新薬をすでに30万円分投薬してしまったことや、今まで複数の検査費用が重なったこと、応急処置やその他の薬代、そしてこれからの手術代・検査費用などを考えると、最低でも計90万以上かかる予定です。

 

 

大変心苦しくお恥ずかしい話ですが、私たち家族の経済状況ではすぐに捻出するのが難しい状況です。

 

コロナで世の中が大変な状況の中、身勝手なお願いで大変申し訳ありません。

 

どうかわたしたちの大好きな、みいちゃんの命を助けるためのご支援をしていただけないでしょうか。

 

 

 

2.門脈シャント(PSS)について

 

 

門脈シャントとは、肝臓のみに繋がるはずの「門脈」という血管に先天的に異常な別の血管「シャント」が出来ることで、本来肝臓へ行くべき血液量が減少し、肝臓の発達が悪くなる病気です。

 

肝臓には栄養素を貯蔵・合成する役割と体内の毒素を無毒化する役割があるため、

肝臓で無毒化されるはずのアンモニアなどの毒素が、「シャント」血管を経由して、

解毒を受けないまま全身を巡ってしまいます。

 

その結果、有害な物質が体の各所に届き、神経症状などの様々な合併症を生み出すと同時に、

肝臓が栄養失調に陥って小さく萎縮してしまう病気です。

 

 

門脈シャントの原因としては、先天的に門脈シャントが奇形によることが最も多く、

みいちゃんの場合も先天性門脈シャントと診断され、外科手術を行う事が第一治療とされています。

 

 

 

●門脈シャントの症状について●

 

 

症状は主に成長不良や低血糖症・痩せる・食欲不振・お腹の中に水がたまる腹水症などが見られるそうです。

 

進行すると肝性脳症を起こし、よだれ、ふらつき、自立できないなどの神経症状、目の虹彩の色が赤くなったり、重症化すると俳個行動、疫撃発作、昏睡状態が起こり、死に至ります。

 

 

FIPと症状がとても似ており、みいちゃんの身体もガリガリに痩せて、お腹に腹水がたまりパンパンに膨らんでいます。

 

門脈シャントを患った場合、一般的に内科療法のみだと2ヶ月から2年の間に亡くなってしまいます。

 

●治療法について●

 

 

外科手術を受けて成功した場合は寿命はかなり伸びるとのことです。

 

術後の予後が難しい病気でもありますが、みいちゃんが長く生きられるよう願って、外科手術を受けることにしました。

 

外科手術ではシャント血管の結紮(けっさつ・・・結んで止める)を行います。

 

結紮方法には以下があります。

 

①結紮術  (シャント血管をしばる方法)

②セロハン結紮術  (シャント血管にセロハンを巻き、ゆっくりとシャント血管を閉じる方法)

③アメロイドコンストリクター設置術  (特殊なリングをシャント血管に取り付け、ゆっくりとシャント血管を閉じる方法)

④コイル塞栓術  (血管を通じてシャント血管にコイルと呼ばれる塞栓物を詰める方法)

 

みいちゃんの場合は②のセロハンバンドを用いての手術です。

 

 

 

3.治療の経緯について

 

 

~最初に異変に気付いたとき~

 

今年の4月ごろから、他の猫と同じ分量のエサを食べているのに、みいちゃんだけが痩せてきたことに気づきました。

 

ただ食欲は旺盛で、エサが足りていないのかなと思い、いつもより分量を多くしたり、回数を増やしたりしましたが、みいちゃんは食べても食べても太りませんでした。

 

他には特に目立った体調不良はなく、たくさん食べてるのに何故だろうと不思議に思っていました。

 

 

~容態が急変~

 

 

2021年5月30日の夜、今まで元気そうにしていたみいちゃんが急にぐったりと元気がなく、お腹がぽっこりと膨らんでいました。

「みいちゃん」と呼んでも、自力で立てなくなっていました。

 

近所の動物病院に駆け込み、お腹に溜まった腹水を抜いて点滴とステロイド、ビタミンを投与してもらいました。

 

血液検査の結果、FIPの可能性が高いと言われ、そして、明日には死ぬかもしれないと医師に告げられました。

不安と悲しみとみいちゃんへの申し訳なさで、頭がぐちゃぐちゃでした。

 

「ごめんね、みいちゃん。早く気づいてあげられなくて。」

 

と、すぐに病院に連れて行ってあげられなかったことを、今でもとても後悔しています。

 

 

 

~ステロイドでの治療開始~

 

幸いみいちゃんはステロイドが効いたようで、その後はまた食欲も少し戻ってきました。

 

最初のかかりつけ医は、「ステロイドを色々試していきます。体に合っていなければ別の薬に変えていく方法で治療します。」とのことで、あまりFIPについて詳しい話はしてくださいませんでした。

 

ステロイド、ビタミン剤などを4日分処方してもらいました

 

私たち家族は最初、みいちゃんが少し元気を取り戻した姿を見て、ステロイドや食事療法で回復するのではないかと淡い期待を抱いていました。

 

しかしFIPについて調べてみると、それが大きな間違いだったことを知りました。

 

ステロイドはFIPを治すための薬ではなく炎症を抑えるためのもので、それで寛解することはないと。

 

ステロイドは骨を作る役割の肝臓に副作用があり、FIPで闘病し亡くなった猫ちゃんは、最後火葬をしたときに拾う骨もないほどスカスカになってしまっていたそうです。

 

FIPについて、調べれば調べるほど絶望しかありませんでした。

 

ただ唯一の希望として、海外の新薬がこのFIPに効果があるということを知りました。

 

そこに生きられる希望があるなら、みいちゃんに治療薬を使ってあげたい、しかし医療費が高額で、私たち家族だけでは経済的にも難しい。

 

何度も話し合いになりました。

 

またクラウドファンディングの存在を知りましたが、皆様から支援金を頂くことに申し訳なさも感じていました。

 

しかし、ステロイドを投薬して3日が過ぎた頃から、みいちゃんがずっと下痢をするようになり、しんどそうなみいちゃんを見て、

 

こんなに小さなみいちゃんが生きるために頑張っているのに、私たちのお家に来たために命を諦めるなんて、私たち家族は一生後悔する。

 

みいちゃんにもっと皆と同じ幸せを味わってもらいたい。

 

そう思い、高額な治療薬を投薬することを決断しました。

 

その後、協力病院でさらに詳しく血液検査、PCR検査をして頂きました。

 

みいちゃんはFIPの「ウェットタイプ中期」、「ドライタイプ中後期」という混合型のより重いFIPと診断され、通常の2倍の薬が必要とのことでした。

 

 

~投薬を開始~

 

2021年6月5日から投薬をスタートしました。

 

1日500mgの治療薬、5個のカプセルを毎日飲ませました。

 

その他にもビタミン剤や肝臓の負担を減らす利胆薬、栄養剤なども投薬しました。

 

初回のお薬10日分などと、その他の応急処置などで225,296円かかりました。

 

 

投薬してから、みるみるうちにみいちゃんの表情が元気になっているのが分かりました。

 

グルーミングも出来なかったみいちゃんが、身体を舐めていました。

 

みいちゃんが元気になってる!!良かった!!と家族全員で大喜び。

 

投薬から7日後、協力病院へ再び診察へ行き、みいちゃんの調子が良くなっていると診断されました。

 

さらに追加のお薬10日分を処方してもらいました。

 

 

 

~PCR検査の結果が陰性だった~

 

新薬の効果が出ているので、FIPだと思うと医師は言っていました。

 

ただ、先日行ったPCR検査の結果が、猫コロナウイルスの値が基準値を下回っており、陰性とのこと。

FIPである猫は、猫コロナウイルスの基準値が大きく上回っている場合しか今まで症例に無いそうです。

 

 

ただ、医師は「新薬の効果が出ているため、このまま投薬を続けたい。」とのことでしたが、FIPの診断書は書けないとのことでした。

 

FIPではないかもしれないのに新薬を投薬する事への疑問、

でもみいちゃんに効果があるなら投薬も続けてあげたいという思い、

しかし診断書が無いとクラウドファンディングも申請できない事など、私たち家族はパニックに陥っていました。

 

そこで、FIPに詳しい方が相談に乗ってくださり、家からは少し遠いですが他の協力病院へ行かれてはどうかとのことで、この状況を一度別の医師に相談することにしました。

 

すると、そちらの医師はかなり珍しい今までにない症例だとおっしゃっていました。

 

・FIPで猫コロナウイルスが基準値が超えていないことはないこと

・新薬がFIP以外で今まで効果を発揮したことはないこと

 

という矛盾が生まれているとのことでした。

 

そこで、FIP以外の病気にかかっていないか判明させるために、さらに詳細な検査ができる大きな病院を紹介してもらい、6月16日にレントゲン検査、リンパ腫瘍検査、そして6月19日にCT検査を受けることとなりました。

 

 

 

 

 

そしてみいちゃんが先天性の門脈シャントであるという事が判明しました。

 

 

 

外科手術を受けることが決まり、6月24日に門脈シャントの手術を受けました。

 

 

 

入院中に発熱したため、入院期間が延びましたが、6月30日に退院の運びとなりました。

現在、術後の経過は順調ですが、医師より後天性の門脈シャントの可能性もあるそうで、さらに化学検査もすることになっています。

 

もし後天性だった場合は合併症が引き起こされたり、シャントが再形成されてしまう恐れもあるとのことでした。

 

今後は予後を経過観察していき、みいちゃんの具合に合わせて処置を行う予定です。

 

 

 

 

ちなみに今回みいちゃんがFIPと診断されてから、門脈シャントだと判明するまでに時間がかかった要因、発見までの流れは以下となります。 

 

 1.門脈シャントのまま、3歳まで生きられるケースは少ない。

少なくとも肝臓が成長しない。

みいちゃんは、少ない血液量で、完全に肝臓が成長していた。

そのため、門脈シャントを疑う病院が無かった。

 

2.肝機能低下による低血糖発作を、FIPドライ型が起こす神経症状と混同した。

 

3.発作を起こした日から食事回数を1日2回から10回以上に増やしていた。

これが常に低血糖状態を回避している形となり、みいちゃんの復調の要因となった。

しかし、この復調を新薬投薬によるものと混同とした。

 

4.3つ目に相談した病院でも、腹水の原因が分からず、病気の特定は出来なかった。過去に似たケースで脾臓のリンパ腫だった猫がいたので、CT検査の出来る病院を勧められた。

 

5.4つ目の門脈シャントを発見した病院でも、CT検査を行うまではリンパ腫が本命だと考えていた。もし、そのままCT検査をしていたら発見出来なかったかもしれないとのこと。

事前に3つ目の病院の医師より、

「生まれてから発症に至るまでの経緯を極力細かく纏めること。発症から各病院でどのような処置を受けたか。また、何の検査を受けたか、その検査結果はどれに該当するかを纏めること。」

という指示があり、これをCT検査のできる病院へ提出した。

 

これがみいちゃんの門脈シャントという診断に結び付くための大きな役割を果たすこととなった。

この情報から、医師が念のために僅かな可能性として門脈シャントを考慮に入れていた。

 

血中のアンモニアが高いことで、肝機能に障害がある事はすでに分かっていたが、可能性の低い門脈シャントの疑いも追い続けたことで、CT検査での発見に結び付いた。

 

 

医師によると今回のケースは非常に珍しい症例とのことで、みいちゃんが門脈シャントの診断結果に結び付いたのは幸運だったともいえます。

 

 

わずかな可能性ではありますが、このような場合もあるということを広めることで他の方の助けになるかと思い、詳細をブログにも記載していますのでご覧ください。

 

 

みいままブログ (ameblo.jp)

https://ameblo.jp/miichan-pss/

 

 

 

 

4.支援していただいた資金について

 

ご支援くださった金額は全てみいちゃんの門脈シャントの手術費用・検査費用として使用させていただきます。(FIPの疑いで投薬した新薬の金額は含まれておりません。)

断固として私用での使用は致しません。

また、もしみいちゃんの治療費以上に資金が集まった場合は、同じ門脈シャントやFIPで悩む猫ちゃん達のために全て使用したいと思います。

 

今後の費用のご報告や、またみいちゃんの様子は必ずTwitterやインスタグラム、活動報告にてこまめにご連絡させていただきます。

 

Twitterアカウント⇒みいちゃん@門脈シャント闘病中(@FipMiichan)  https://twitter.com/FipMiichan

 

インスタグラムアカウント⇒みいちゃん@門脈シャント闘病中(@miichan_pss)

https://www.instagram.com/miichan_pss/

 

 

また考えたくはないですが、万が一、治療中にみいちゃんが亡くなってしまった場合に関しても、いただいた資金を今までのみいちゃんの治療代、診療代、検査費用に充てさせていただきたいと思います。

 

 

 

5.手術費用・検査費用・その他の処置費用について

 

 

門脈シャントだと判明するまでに受けた検査費用・処置費用・薬代等は以下となります。

 

 

・5月30日 X線検査、エコー検査、皮下点滴等・・・26,603円

 

・5月31日~6月4日 皮下点滴、ビタミン剤、ステロイド等・・・12,079円

 

・6月5日 血液検査、PCR検査(腹水、全血)、X線検査、エコー検査等・・・105,925円

 

・6月12日 血液検査、エコー検査等・・・19,162円

 

・6月16日 生化学検査、電解質、血液検査、リンパ腫瘍検査、

      尿検査、エコー検査等・・・50,870円

 

・6月19日 CT検査、FIV検査等 ・・・66,680円

 

・6月24日~30日 外科手術・入院費用 ・・・298,560円

 

 

 

 

FIP新薬の金額を除いて、手術までの門脈シャントの治療費は計58万円となります。

 

またクラウドファンディングのサイト手数料が12%引かれるため、実際には649,600円必要になります。

 

私たちで全て支払えられれば問題ありませんでしたが、病院をいくつも転々とし検査費用が重なったことや、上の金額とは別でFIPの新薬を使用していたこと、これからのみいちゃんの具合によってはまた手術費用等がかかる可能性なども含めると、経済的に自分たちだけで支払うのはとても厳しい状況です。

 

コロナで皆様も大変な時期に、こんなお願いをしてしまう事は大変身勝手なことで、心苦しいです。

 

ですが、どうか、私たちの愛するみいちゃんを救うために、私たち家族にご支援をお願いできないでしょうか。

 

 

 

6.リターンについて

 

みいちゃんの画像やポストカード、そして私が絵を描くことが好きなので、小さいキャンバスにみいちゃんの絵を描いたもの、または、写真をお送りいただきましたらあなたのペットの絵を描かせていただきたいと思います。

 

 

 

7.今後のスケジュールについて

 

 

2021年6月24日  門脈シャントの手術

2021年6月30日  みいちゃん退院

2021年7月7日  抜糸

2021年7月上旬  クラウドファンディング開始

2021年8月上旬 クラウドファンディング終了

2021年9~10月 リターン発送

 

※手術後、予後の具合により処置方法が変わります。

また活動報告、ツイッター、インスタグラムで報告させていただきます。

 

 

 

8.みいちゃんについて

 

 

みいちゃんとの出会いの始まりは、3年前の春のことでした。

 

私たち家族の庭にたまに遊びにきていた猫が、ある日2匹のふたごを連れてやってきました。

我が家にやってきた子猫のふたご

 

子どもを産んでからは毎日のようにやってきて、エサをおねだりするお母さん猫とふたご。

 

仲睦まじいふたごの子猫の姿を見るうちに、外で危ない目にあったりしないだろうか、車に轢かれたりしないだろうかと心配になり、我が家でふたごを保護することに決めました。

 

お母さん猫は近くに住む別のお家で飼われることになりました。

 

ふたごは男の子と女の子で、まるくんとみいちゃんと名前を決め、いつも2人でグルーミングをしたり、追いかけっこをしたり、それはそれは可愛い愛らしい2匹でした。

 

二人で仲良くじゃれあっています

 

みいちゃんとまるくんのお気に入りの場所は大きな窓で、外の庭から眺めると2人仲良く揃ってお迎えに来てくれます。

 

窓の外にいるとお迎えに来てくれるまるくんみいちゃん

 

 

みいちゃんの方が人懐っこく、まるくんの方は少し臆病な性格です。

 

エサをたべるときはいつも大喜びで、にゃーにゃーと2匹揃ってワクワクそわそわしておりました。

 

それから3年が経ち、2匹は仲良くすくすくと成長していきました。

 

ただ、男の子のまるくんと、女の子のみいちゃんで身体の大きさが全く違いました。

 

みいちゃんの方がかなり小さく、ふたごで毎日同じ量食べてるのにこんなに違うものかなあ?と不思議に思っていました。

 

しかし今思えばこれは、門脈シャントの前兆だったのだと思います。

 

今はみいちゃんは安静に治療に専念するため、まるくんと別の部屋で暮らしています。

 

まるくんは、みいちゃんがどこに行ったんだろうと、いつもみいちゃんを探しています。

 

寂しいようとニャーニャー言うときもあります。

 

「ごめんね、みいちゃんは今頑張ってるからね。もうちょっと待っててね」と、まるくんに言い聞かせています。

 

みいちゃんが元気になって、またみんなと元通りの生活を送れる日を待ち望んでいます。

 

 

 

9.最後に

 

 

長文になってしまいましたが、みいちゃんが無事回復できたのちは、同じように闘病で悲しむ猫ちゃん、ご家族を減らせるように、私達の学んだ情報を発信したいと思っています。

 

また皆様から頂いたご恩を、将来、辛い思いをしている猫ちゃんたち、飼い主様へお返ししたいと思います。

 

そしてたくさんの方の手助けとなれるよう、活動したいと考えています。

 

どうか皆様、みいちゃんと私たち家族にお力添えをお願いいたします。   

 

 

~7月14日追記~

 

6月24日の手術の際に肝臓の組織を採って検査に出していたのですが、

その結果を本日お知らせされました。

 

検査の結果、みいちゃんの門脈シャントは「先天性」ではなく、「後天性」の可能性が高いとのことでした。

 

先天性は生まれ持って異常な血管のシャントがすでに出来ているものですが、後天性は生まれた後でその異常な血管が形成されたものです。

 

この異常な血管が形成された原因として、みいちゃんがリンパ球性胆管炎という病気を発症していたから、との説明を受けました。

 

このままリンパ球性胆管炎を放置しておくと、また門脈シャントが再形成されてしまうだろうとのこと。

 

このリンパ球性胆管炎は、「先天性」のものと、「感染性」のものがあるらしく、それを見極めるために、これから1週間のあいだステロイドを投薬することになりました。

 

先天性のものだった場合はステロイドが効果があるそうですが、感染性だった場合は逆効果で、吐いてしまったり良くない影響があるかもとのこと。

 

そのため、少しでもみいちゃんの身体に異変があった場合はすぐにステロイドを中止する予定です。

 

このリンパ球性胆管炎が先天性か感染性か見極めたのち、処置を行っていく予定です。

 

今後、ステロイドの投薬が続くのか、また違う方法で処置を行っていくのかまだ詳しくは分かりませんが、進捗が分かり次第すぐに報告させていただきます。

 

みいちゃんをいつも応援してくださっている皆様には、心配をおかけしてしまい申し訳ありません。

みいちゃんが幸せに、健康に、これからも長く一緒に過ごせるよう、家族みんなで精一杯頑張っていきます。

今後とも温かく見守っていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

 

~7月24日追記~

 

本日、病院に行き、血液検査を行いました。

ステロイドを投薬してから状況を見ていたのですが、血液検査の結果、みいちゃんのリンパ球性胆管炎は「感染性」ではなく、「先天性」であると確定しました。

ステロイドがリンパ球性胆管炎に効果があったと認められ、数値が正常値に近づいておりました。

 

しかし、ステロイドの副作用で肝機能の低下が起こり、みいちゃんの調子が悪く昨日からずっと寝込んでおりました。

 

今後は、リンパ球性胆管炎の治療のため、ステロイドをさらに減量して、ラクツロースという肝臓サポートのお薬と併用して投薬していきます。

 

また、昨日からのみいちゃんの体調不良の原因として、便秘が考えられると医師より聞きました。

門脈シャント手術後にたまに、便秘になる猫ちゃんがいるそうです。

排泄が滞って、嘔吐をしてしまった可能性が高いとのことです。

 

今後は、ステロイドによる副作用をケアしつつ、便秘解消に努めていく予定です。

 

~7月26日追記~

 

みいちゃんは7月23日より体調が悪く、一昨日の7月24日には一旦受診をしたものの、

その後も体調は悪くなる一方で、本日7月26日に再度受診しました。

 

血液検査および尿検査を行い、その結果みいちゃんは「糖尿病性ケトアシドーシス」であると判明しました。

 

これは脂肪を分解した際に生じるケトン体という物質が血液中に増加する病気で、

胆管炎の猫ちゃんは併発してしまう可能性が少し高いそうです。

 

みいちゃんの体調不良の原因としましては、ステロイドの副作用、便秘、これらに加えてケトアシドーシスも一因だったと考えられます。

 

みいちゃんにとっては辛いですが、一旦入院し集中治療をすることになりました。

 

リンパ球性胆管炎、糖尿病性ケトアシドーシスの両方を同時進行で治療していきます。

 

こんなに小さい身体のみいちゃんが、たくさんの病気に立ち向かって頑張る姿を見て、私たち家族も心が締め付けられる思いです。

 

はやくみいちゃんが元気になって、無事お家に帰ってこられるよう祈るばかりです。

 

7月29日に先生と面談予定ですので、また進捗がありましたらご報告させていただきます。

 

 

~8月10日追記~

 

先日みいちゃんは門脈シャントの手術後、初めて体調を崩して再度入院となりましたが、皆さんの応援のおかげで無事に退院することができました!

 

不調の原因が糖尿病性ケトアシドーシスだと判明し、即入院となり、集中治療を行い何とか体調を取り戻すことができました。

 

糖尿病性ケトアシドーシスとは、簡単に言うと血中の糖分がインスリン不足のためにうまく細胞内に吸収されないことで起こります。

 

インスリンが不足すると、細胞が糖分不足に陥り、糖がエネルギーとして使えない代わりに脂肪酸を使うようになってしまいます。

 

この脂肪を分解する際に「ケトン体」という物質が発生し、ケトン体が血中に増えすぎると体が酸性に傾いてしまい、命の危機につながります。

 

みいちゃんはリンパ球性胆管炎が誘因となって、後天性の門脈シャントや糖尿病性ケトアシドーシスを発症したものと考えられます。当面はこの糖尿病性ケトアシドーシスを治療して、その後、リンパ球性胆管炎の治療を行っていくこととなりました。

 

糖尿病性ケトアシドーシスの治療としては、インスリン注射を毎日一回行い、血糖コントロールを行うことです。

 

退院後、みいちゃんは首に血糖値測定器をつけて、毎日夜8時には血糖値を測り、餌をあげ、その後インスリン注射を行っておりました。

 

そして昨日9日に病院へ行き、みいちゃんの診察をしていただきました。

 

血糖値はインスリン注射がない状態だとまだ350mg/dlもあり、正常値よりもかなり高い状態です。

 

インスリン注射の量を少し増やして、これからは毎朝注射をしていくことになりました。

 

12日には半日ほど入院し、インスリン注射で血糖値がどれくらい変動しているのか測定してもらう予定です。

 

血糖コントロールを続けて正常値に近づけたのち、リンパ球性胆管炎の治療のためにステロイドを投薬していく予定とのことです。

 

みいちゃんの治療はまだまだ続きますが、身体がしんどくなく、楽に幸せに長生きしてもらえるよう、これからも家族みんなで頑張っていきたいと思います。

 

たくさんの病にかかって大変なみいちゃんですが、今は元気に遊んでくれて、生きることに一生懸命な素直なみいちゃんから学ぶことが沢山あります。

 

これからもこんなみいちゃんを大切に守っていけたらと思います。

 

 

 

※本プロジェクトはAll or Nothing方式で実施します。目標金額を達成した場合のみ支援金を受け取ることができ、支援総額が目標金額に達した場合に限り、クラウドファンディングが達成したものとして取り扱われます。

 


【プロジェクト終了要項】

●治療・手術対象    
みいちゃん(猫、雑種、3歳、メス)

●治療・手術内容    
門脈シャントと診断されました。セロハンバンドによる結紮方法で外科手術を行います。その後は術後の様子を見ながら、ビタミン剤などで内科治療を行います。

●治療・手術完了予定日    
2021年7月7日

●その他    
最初はFIP(猫伝染症腹膜炎)と診断され、投薬を開始しましたが、PCRの検査が陰性で、原因が分からず計4つの病院を転々としました。CT検査の結果、発症率2%のさらに稀な病気の門脈シャントと診断されました。
今回はこの門脈シャントにかかる治療費や検査費、薬代で私たちが捻出できない金額についてのご支援をお願いしたいと思っております。

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プロフィール

みいちゃんの飼い主のみいままと申します。 現在は、父、母、弟と、猫ちゃん4匹と一緒に暮らしています。 猫のことをいつも大切に想っている動物好きな家族です。 3年前の春、我が家にやってきたみいちゃん。 みいちゃんとの出会いの始まりは、もともと良く遊びに来ていたのら猫のお母さんが、ある日、我が家の庭でふたごの子猫を産んだことでした。 仲睦まじい子猫たちを見るうちに、外で危ない目に合わないだろうかと心配になり、保護することに。 ふたごの男の子のまるくん、女の子のみいちゃんと、一緒に暮らすようになりました。 幸せな毎日を過ごしていましたが、先日、3歳になったみいちゃんが、「絶対に助からない」といわれるFIP(猫伝染症腹膜炎)と診断されました。 以前と違ってがりがりに瘦せてしまったみいちゃん。元気になって、一緒に未来を歩みたいです。もっと生きて、みんなと同じ幸せを味わってもらいたいと願っています。

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リターン

500


ご支援おねがいいたします!

ご支援おねがいいたします!

●感謝の気持ちを込めて、メールをお送りさせていただきます。

申込数
9
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

1,000


みいちゃんのご支援お願いいたします!

みいちゃんのご支援お願いいたします!

●感謝の気持ちを込めて、メールをお送りさせていただきます。
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プロフィール

みいちゃんの飼い主のみいままと申します。 現在は、父、母、弟と、猫ちゃん4匹と一緒に暮らしています。 猫のことをいつも大切に想っている動物好きな家族です。 3年前の春、我が家にやってきたみいちゃん。 みいちゃんとの出会いの始まりは、もともと良く遊びに来ていたのら猫のお母さんが、ある日、我が家の庭でふたごの子猫を産んだことでした。 仲睦まじい子猫たちを見るうちに、外で危ない目に合わないだろうかと心配になり、保護することに。 ふたごの男の子のまるくん、女の子のみいちゃんと、一緒に暮らすようになりました。 幸せな毎日を過ごしていましたが、先日、3歳になったみいちゃんが、「絶対に助からない」といわれるFIP(猫伝染症腹膜炎)と診断されました。 以前と違ってがりがりに瘦せてしまったみいちゃん。元気になって、一緒に未来を歩みたいです。もっと生きて、みんなと同じ幸せを味わってもらいたいと願っています。

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