プロジェクト概要

「がん患者さんに、いかに充実した時間を生きて頂くか」を考えて、病院へ通いながら、いつでも気軽に、相談できる場所として「患者サポート研究開発センター」を院内に開設しました。毎日120名以上の患者さんが利用されています。ここでは、専門家たちが、外見変化へのケア、むくみへの対処、リハビリ、栄養相談、薬剤相談、就労・就学支援、がん治療における未解決の課題調査など、広いサポート活動を行っています。しかし、これらの活動の多くは、診療報酬が伴わないため、財政基盤は未だ不安定な状況です。どうか皆様のお力を貸していただけませんか。

 

 

 

 

日本最大規模の試み。院内であらゆる悩みに対応できるように、専門家による最新の医療アドバイスと心安らぐケアを届けたい

 

私たち「国立がん研究センター」は、1962年の創設以来、日本のがん医療と研究を強力にリードして来ました。その結果、診断、手術、抗がん剤、放射線治療など多くの技術や薬が開発され、治療成績は目覚ましく向上しています。

 

しかし、多くのがん治療は、体への負担だけでなく、精神的な負担、および休職や医療費など社会的・経済的負担も伴います。さらに、これらの負担は治療終了後にも続くことがあります。

 

患者サポート研究開発センターの毎日患者さんを支えるメンバーたち

 

今や国民の2人に1人が一生に一度はがんになる時代です。

 

当センターの理念に、「がんに負けない、がんと生きる社会をめざす」とありますが、そのためには、医師(治療)だけでは解決できない様々な問題に対処する必要があります。これらの問題に対して、「より良い生き方に繋がるがん医療の提供のための支援およびその研究開発」を目的として、2016年9月に「患者サポート研究開発センター」を開設しました。

 

患者サポート研究開発センター内のフリースペース

 

ここでは、様々な職種の者が協力して、多くのプログラムを行っています。これまでも、多くの患者様およびそのご家族に「患者サポート研究開発センター」をご利用いただき、「利用したよかった」などの好評をいただいております。また、我々は、現状に満足せず、「患者サポート」のさらなる進歩を目指して研究活動も行っております。

 

患者教室の様子

 

治療中心ではなく患者さんの生活中心に。「理想のがん医療」を日本全国に広めるため、皆様のご協力が必要です

 

しかし、サポート活動の多くは診療報酬を伴っておらず、財政基盤は不安定な状況にあります。

 

「患者サポート研究開発センター」は、病院の利益につながらないサービス部門です。先進的な新たな取り組みを計画する際にも、患者様のアメニティを大切にしたいため、必要な物品などにも「こだわり」を持ち、多少高価なものを要求しますが、「贅沢(ぜいたく)だ」との評価を受けて、その質を落とさざるをえないこともあります。また、資金がないために、進められないプロジェクトや研究もあります

 

我々は、治療中心になりがちな「がん診療」に対して、患者様の生活を中心とした「がん医療」を展開し、できるだけ多くの患者様に、がんと向き合いながらも、少しでも快適な時間を作りたいと考えております。それは現在の診療システムの視点からは「贅沢(ぜいたく)」に見えるかとかもしれませんが、将来的に実現しなくてはならない理想のがん医療だと信じております。また、それらを日本全国に広めたいと考えております。

 

我々と一緒に、将来の理想的ながん医療をつくりませんか?

 

皆様のご協力は、現在がんに苦しんでいらっしゃる患者様やそのご家族を支援するだけでなく、「未来の理想のがん医療につながる」とお考えいただければ幸いです。 皆様のご支援・ご寄付をお願いいたします。

 

患者サポート研究開発センター長の朴 成和です

 

未来の理想のがん医療につなげるため、日々患者さんと向き合い、より良い医療を模索しています

 

現在、交代制スタッフを含めて約40人のスタッフが一日7時間(平日受付時間9:00〜16:00 (相談支援センターは10:00-16:00)/ 土日祝は休診日)患者さんの対応を行っております。

 

多職種なスタッフが患者さんの多岐にわたる相談に対応しています

 

スタッフは、外来部門の医師以外に、看護師、栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカー、アピアランス支援員、ホスピタルプレイスタッフ、理学療法士、臨床心理士、メディカルクラーク、クラーク、事務職員などがおり、多職種で患者さんの支援に当たっております。

 

患者教室は、当院通院中の患者さんとご家族の方にご利用いただけるようになっています。

 

看護相談

▶︎病気がわかったばかりのときの心配事、はじめての手術や抗がん剤治療などの療養生活で必要なこと、治療や療養の場所を決める戸惑い、いろいろな不安・悩みやつらい症状を和らげるケアや対応策について、看護師が一緒に考え、お手伝いします。

周術期サポート

▶︎安心して手術を受けていただけるよう医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士からなる周術期管理チームが術前準備のサポートをします。手術に関することは何でもご相談ください。

相談支援センター

▶︎生活や、社会制度、仕事などについて相談できます。

アピアランス相談

▶︎がんの治療にともなう外見の変化について相談できます。

リハビリ

▶︎筋力強化や呼吸指導、生活上の工夫などを紹介します。

薬剤師外来

▶︎抗がん剤の効果・副作用・注意事項などについて相談できます。

栄養相談

▶︎お食事のことについてなんでも相談できます。

リンパ浮腫ケア外来

▶︎がんやがんの治療にともなう体のむくみに対して、資格のあるセラピスト(看護師)が直接ケアを行い、日常生活の中の対応策を一緒に考えます。

 

 

緩和医療科

▶︎痛み、吐き気、息苦しさなど、治療によって生じるつらい症状について相談できます。

精神腫瘍科

▶︎ストレスへの対処法、気持ちの落ち込みや不安、眠れないなどでお困りの患者さんやご家族が対象です。病気や治療とうまく付き合えるよう、ご相談に乗ります。

麻酔科

▶︎手術を安全に受けて頂けるようお身体の具合をチェックし、麻酔に関する説明を行います。麻酔についてご相談できます。

歯科

▶︎治療によるお口の合併症の予防や対応、お口の困りごとは何でも相談できます。地元のがん連携歯科医院をご紹介することができます。

リンパ浮腫ケア教室

▶︎​治療の影響によるリンパ浮腫の予防やセルフケアをサポートする教室です。

 

抗がん剤治療教室

▶︎​抗がん剤治療による副作用対策と生活の工夫についての教室です。

膵がん・胆道がん教室

▶︎​膵がん・胆道がん患者さん・家族向けの治療・生活・心のケアなどの教室を開催しています。

脳腫瘍家族テーブル

▶︎​脳腫瘍患者の家族の語り合いと心理的支援の場です。

乳がん術後ボディイメージ教室

▶︎​乳がん手術に伴う乳房再建術に関する教室です。

出張ハローワーク相談会

▶︎​ハローワーク相談員による職場相談、職業紹介、労働条件に関する相談を行っています。

社会保険労務士相談会

▶︎​社会保険労務士による職場相談、職業紹介、労働条件に関する相談を行っています。

外来栄養教室

▶︎がん治療中の食事のとり方、治療の副作用(食欲低下、吐き気、口内炎、下痢、便秘など)があるときの食事に関する相談ができます。

親と子サポート教室

▶︎子育て中の患者さん・家族のための支援の場。子どもの思い、反応、関わり方などを相談できる場所を用意しています。

AYAひろば

▶︎AYA世代(18歳から39歳)のがん患者が同世代の患者に出会い、集い、話せる場を用意しています。

 

AYAひろばの様子
AYAひろばの様子
リラクセーション教室

▶︎リラックスする方法を獲得することで、病気や治療とうまく付き合えることを目的にした教室も開催しています。

 

 

サポートのお願い

 

サポートセンターの活動は、これからの日本のがん医療をより良くし、 患者さんの療養生活を更に改善する上で必要不可欠であり、国内でも先進的な取り組みです。先進的であるが故に、現行の診療報酬制度には馴染まず、資金がないために、進められないプロジェクトや研究もあります。現在の活動・研究を安定した財政基盤で継続させ、発展させていく為に、この「患者サポート研究開発センター」の活動に対するご支援をお願い申し上げる次第です。

 

 

  目標金額の使途

 

目的:運営費

患者サポート研究開発センターの活動は、開設以来順調に展開してきました。 3月現在、1日平均約120名の患者さんに利用していただいていますが、そのうち約50名は現行の診療報酬制度の基準に合致しないため、患者さんには一切ご負担をいただいておりません(当センターの診療報酬ゼロ)。 仮にこれらの患者さんに診療報酬加算200点(2,000円)が付く場合、寄付金500万円は2,500人の患者さんへのサポートに相当します。(※診療報酬加算は「がん患者指導管理料2」を参考にしています)

 

センター内の様子

 

【主な事業内容】
1. 初診時からのスクリーニングおよび継続的なモニタリングを行い、がん診療の様々な局面において発生する現在把握・対処されていない患者のニーズ (Unmet Needs)を調査する。 

2. そのニーズに応えるための情報提供、多種職のメディカルスタッフが連携 して行う種々の介入や体制整備を試験的に行う。 

3. その結果の客観的な評価に基づき、当院におけるより良いがん診療環境を 具現化するとともに、その結果を公表する。 なお、本企画は最終的には、この新たな患者サポート体制ががん診療の国内他施設のモデルとなり、ひいては、わが国のがん診療環境の向上に寄与することを 目的としている。

 

 

  寄付金に対する税制上の優遇措置について

 

当センターへのご寄付には、特定公益増進法人への寄付として、所得税・相 続税・法人税の税制上の優遇措置があります。

 


最新の新着情報

このプロジェクトに寄附する
(※ログインが必要です)