支援総額
目標金額 850,000円
- 支援者
- 95人
- 募集終了日
- 2022年9月2日
にゃんこのしっぽサポーター募集★石垣島の捨てられた猫たちに治療を!
#動物
- 総計
- 110人
骨盤骨折した野良母猫と子猫4匹を救いたい
#まちづくり
- 現在
- 423,000円
- 支援者
- 70人
- 残り
- 48日
過酷な生活をしている野良猫ちゃん達への支援
#地域文化
- 現在
- 140,000円
- 支援者
- 36人
- 残り
- 16日
動物愛護の啓発、犬猫保護や地域猫活動にご協力ください
#動物
- 総計
- 2人
シンデレラサポーター募集「飼い主のいない猫」から「幸せな飼い猫」へ
#まちづくり
- 総計
- 50人
たんぽぽの里サポーター募集中!保護活動に必要な費用にご支援を
#地域文化
- 総計
- 80人
11年目のNPO法人高齢猫が増え、活動資金のご支援をお願いしたい
#まちづくり
- 総計
- 43人
プロジェクト本文
終了報告を読む
自己紹介
初めまして。オビンの飼い主、木村と申します。
このプロジェクトに目を留めていただきありがとうございます。
このような場を設けさせていただくには、私の知識が非常に乏しく、とても見づらく感じられるかもしれませんが、オビンの病気のお話や治療内容、私たち家族の思いがどうか伝わりますようにと願いを込めて作成しました。
最後までお読みいただけたら嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い致します。
※プロジェクトページには一部、内視鏡検査の画像等センシティブな内容が含まれています。
我が家は、母ひとり(私)と、子供2人(娘21歳・息子高校3年生)、先住猫2匹(去勢済みペーちゃん♂・避妊済みムーちゃん♀)の家族構成です。
一昨年の秋に夫が亡くなり、家族皆が少しずつ前を向き始めた今年の3月下旬、多くの保護猫を育てていらっしゃる方が、姉妹の子猫の里親を早急に探しており、そこで2匹の子猫姉妹のチャビンとオビンと出会い、家族で話し合い、新しい家族として迎えることになりました。
我が家には先住猫がいる為、迎え入れた当初は先住猫2匹がシャーシャーフーフー大騒ぎでこの先が心配でしたが、我が家に迎えると決めた家族ですから大事に育てて行こうと、4匹猫との生活がスタートしました。
チャビン(茶トラ)とオビン(サビ)はいわゆる混血種の猫です。おそらく2月後半生まれぐらい(詳細は不明です)で、ともにメス猫。
チャビンは怖いもの無しの破壊力抜群な子、オビンは怖いものだらけのおっとりな子です。驚くほど正反対ですが、大の仲良し姉妹です。
寝ている時以外は常に追いかけっこ大運動会で家中を走り回り、じゃれ合い…そんな姿がとても愛おしく可愛い可愛い2匹でした。
不思議なことに2〜3日後には先住猫のペーちゃん(気が弱く神経質な男の子)に母性が目覚め、チャビンとオビンを猫可愛がりしはじめました。いつも一緒に寄り添って寝るぐらいの仲良し親子になってくれました!特にペーちゃんからの愛情が激しく、オビンとチャビンが近くに来るとすぐに毛繕いをします。来てくれないと自分から行くぐらいです。
避妊済みメスのムーちゃん(貫禄のある強気な女の子)には残念ながら現在のところ母性は目覚めず…3ヶ月経つ今でもシャーシャーフーフーパンチパンチ。一定の距離を保ちつつも、我が家に新しい姉妹メンバーが加入したことは認めてくれているようです。
オビンを襲った異変
こんな幸せな時間が流れ始めたばかりなのに、もともと少し多いと感じていたオビンの嘔吐…吐く回数が次第に増え始め、吐き出すまでにお腹を波打たせてだいぶ苦しむ様になりました。
この嘔吐の状態を説明するより、百聞は一見にしかず…と、嘔吐までの状態を動画で撮影し、かかりつけ動物病院の先生に見ていただきました。
先生は、『通常の嘔吐の様子ではないので、何か原因がありそうだから調べてみましょう』とご提案くださり、その日のうちにバリウムを使用してのX線撮影をしてくださいました。
そこで診断された病名は、猫には稀な病気【巨大食道症】でした。月齢が小さいので先天性の可能性が高く、先天性巨大食道症の治療法は現在のところは何もなく、出来ることは対処療法のみとのことでした。
【巨大食道症】は、食道の一部が拡張し、食事が胃に届く前に吐き出してしまうため、栄養摂取が困難で体重増加が望めません。また、常に誤嚥性肺炎のリスクが伴い(唾液でさえ誤嚥性肺炎に引き起こす)残念ながら突然亡くなってしまうことがほとんどであると先生から説明を受けました。
自宅に戻り、インターネットでひたすら【巨大食道症】の症例を調べまくりました。でも心の救われる内容は出てこず、予後不良が多いとのこと。先生から説明を受けた通り、高い確率で誤嚥性肺炎を引き起こすため、起こらないことを祈りながら対処療法で体重維持をして過ごすしか出来ることはないと知りました。
オビンはこの先ずっと、突然死んでしまうリスクを抱えながら、ご飯をサラサラになるまで薄めた液体だけの食事(オビンはトロトロ状態でも嘔吐してしまいます)を食べ、お腹いっぱいになることもなく、動きも制限されるのだ、と呆然としてしまいました。
私の顔を見上げながら、何もわからずにお腹空いたよー、と必死でご飯を欲しがるオビンの姿を見て、涙が止まりませんでした。突然の困惑に頭が真っ白で、言葉では言い表すことのできない気持ちでした。
でもオビンは今生きていて…『私たちに出来ることをやって行こう』と家族で気持ちを奮い立たせ、すぐに教えていただいた対処療法を始めました。
オビンを守るために
まずは、自宅キッチンへの通路を封鎖。
食べ物でも何でも誤飲は命取りであり、オビンは決められたもの以外を摂取すると、命にかかわる危険な嘔吐を引き起こすため、ホームセンターの従業員の方に教えてもらいキッチンへの通路に開閉式の扉を作りました。
これまでは何かあれば夫がいつも作ってくれていたので、不器用な私はDIY初挑戦…高さの計算ミスをしたため成猫が扉を飛び越えキッチンに侵入するアクシデントが発生。さらにベニヤに貼ったシートの柄で目がチカチカしますが、それでもオビンがキッチンに出入り出来ないようには仕上がりました。
教えていただいた対処療法は、流動食をさらに水で薄め、それを少量ずつ立位で与え、食後は縦抱っこを15分以上行い、重力で胃に流し込ませるというものです。毎回少量しか与えられないので、オビンのお腹が満たされることはありません。
シリンジで僅か1食10cc〜20cc(その時々の体調で調整)のサラサラ液体ご飯を必死で食べるオビン。
食欲は人一倍旺盛のオビン。食べたい気持ちと噛む力がとても強く、シリンジの先をすぐに潰してしまうので、2回に1回はシリンジを新品にしながらの食事。
以前までは、自分もみんなと一緒に食べていた美味しいご飯。とにかく食べたくて食べたくて…ほかの猫たちのご飯の時間には1番に駆けつけるために常にアンテナを張っています。
食べたいのに食べると嘔吐…常にお腹がペコペコなので、食べたい食べたいと声が枯れても鳴き続けます。寝起き後は唾液も胃に届かず食道に溜まり嘔吐…立位で液体を与えても胃に上手く流れてもらえないと嘔吐…摂取量が上手くいかないと嘔吐…そんな日が続いて、当然のごとく栄養不足で痩せてしまい体力もどんどん落ちてあまり動かなくなりました。
オビンの急変
そして、5月21日のこと。
夕食後に苦しそうに呼吸をしはじめ、でも今回は吐きたくても吐けない様子。苦しいのに息がうまく出来ず声も出せずに身体を大きくくねらせて暴れ、そのうちに鼻の穴から泡や流動食を出しはじめ、口を開けたままになり、呼吸も浅く舌は白く酸欠状態になりました。
このままでは死んでしまうと直感的に思い、家にいた娘と共に必死にオビンに呼びかけながら、とにかく吐けるようにしなければと、素人考えですが、オビンの口に指を何度も入れたり、鼻の穴に詰まった液体を何度も口で吸ったり、体の向きを変えてみたり、お腹をさすりながら何度も何度も呼びかけ、本当に必死でした。
かかりつけ病院に電話するも診療時間はとっくに終わっており繋がらず…絶望感でいっぱいでした。とにかくこの状況を自分たちでなんとかするしかないんだと夢中だったのを覚えています。
鼻の詰まりを吸い出したことが功をそうしたのか吐き出すことに成功。その後しばらくはゲフゲフして苦しそうでしたが、時間と共に落ち着き、毛繕いをはじめて鳴いてくれました。落ち着いてもこのままでは不安で、今から診てくれる病院を探すため何件か動物病院に電話をし、診療時間外でしたが、先生や動物看護師の方々がたまたま残っていた初診の動物病院に診てもらうことができ、処置をしていただきました。
待合室で、気付くと娘も私も血だらけ。オビンが苦しんでいる時はただ命を助けようと必死でしたが、病院に着きホッとしたら、出血した娘の手がブルブル震えているのに気付きました。オビンの命が目の前で消えてしまうかもしれない恐怖が後から押し寄せたのだと思います。本当に怖かった。あの時、なりふり構わずにオビンの命を繋ぎ止め救ってくれた娘には感謝しかありません。
▼娘が作成してくれました。
はじめての嘔吐呼吸苦状態が21日(土)、その次の日の22日(日)にも同じ状態になり、23日(月)の夕方にまた嘔吐出来ずに苦しみ出しました。
この呼吸苦状態に陥ることが3日間続いていたので、早い段階であの発作の状態だ!と気付き、かかりつけ病院の診療時間内だったのですぐに連れて行き応急処置をしていただきました。
先生には、『ここでは検査も治療も限界があるから、大きな病院を紹介するので一度診てもらった方がいいと思います。』とのお話をいただきました。この呼吸苦状態が誤嚥性肺炎を引き起こすことも多いのだそうです。もちろん、この呼吸苦状態のまま酸欠で亡くなってしまう可能性も高いと聞きました。
【食道狭窄】と【食道拡張】
ご紹介いただいた病院の消化器科を6月3日(最短)に予約しました。
『予約日までの間にまた呼吸苦発作が起きた場合は、遠慮なくいつの時間でもいいので電話してくださいね』と、かかりつけ医の先生がご自身の携帯電話の番号を教えてくださいました。その言葉が本当に心強くてとても救われました。
(本当は予約時の概算見積の時点で、検査診察処置費用のあまりの高さに驚き躊躇し一度キャンセルしてしまいました。でもオビンに治療の可能性があるならかけてみたい、と、結局直後にキャンセルをキャンセルし予定通り6月3日に初診日を迎えました)
6月3日、ほぼ1日がかりで検査をしていただき、その時点での先生の診断は【食道狭窄】と、それが原因で2次的に引き起こされた【食道拡張】でした。もちろん食道は大きく拡張しているので、【巨大食道(拡張)】の状態ですが、【巨大食道症】という診断ではなく、そもそも食道が拡張した原因が【食道狭窄】なのだそうです。
バリウム使用してのX線撮影の検査のみであれば通常【巨大食道症】と診断されるそうです。かかりつけ病院の先生が、大きな病院でもっと詳しい検査をした方がいい、と背中を押してくださらなければ【食道狭窄】という診断には辿り着けませんでした。
何らかの原因で、生まれて間もなく逆流性食道炎などの食道の炎症を起こし→その炎症が原因で食道狭窄が引き起こされ→狭窄部分に食べ物が詰まり→狭窄部の手前の部分の食道が溜まった食事で伸びて拡張してしまったのではないか、というのが先生のご見解でした。
問診の際にも、嘔吐に関して、巨大食道症からからくる嘔吐は、【吐出】と呼ばれ、苦しむというより食べた直後にすぐに吐き出してしまうような状態とのこと。オビンは嘔吐するまでだいぶ苦しむので吐出とは違うのではないか、とのお話もありました。
【食道狭窄】と【食道拡張】
これから先のオビンにとって厳しい選択をしなければなりませんでした。
※下記の【治療】とは内視鏡バルーン拡張術のことです。
・狭窄部の自然治癒は望めないため、治療に踏み切らない限り食道狭窄は治る可能性はないこと
・食道狭窄も食道拡張も誤嚥性肺炎を起こしやすいこと、またそれにより命を落とす可能性が高いこと
・治療に踏み切っても治療過程で命を落とすリスクがあること
・唾液も誤嚥性肺炎の引き金になり得ること
・治療を克服しても食道拡張部分の改善が見られなければ、栄養はこの先も立位で摂取し胃に落ちるのを待つ食事法になること
・周りの猫たちと遊ぶことや一緒の空間で過ごすことも一定の注意が必要になること
【先天性巨大食道症】と診断された時に聞いた予後とほぼ変わりはありません。大きく違ったことは、広がってしまった食道には原因があったということ。原因を取り除いてあげることが出来れば回復の可能性がまだ残っているということです。
かかりつけ病院の先生が嘔吐の異変に気付き、大きな病院へ行くことをすすめていただき、その病院で出来る最大限の検査をしていただき原因を見つけてくれました。オビンはとても予後の厳しい病気を抱えているけれど、克服するための未来に周りの方々が導いてくれている、教えてくれているような、そんな気持ちになりました。
オビンの命を繋ぐために
起きている時はいつもお腹空いたと鳴いているオビン…なぜみんなと一緒に食べることが出来ないのか、同じものを食べることが出来ないのかわかるはずもなく。ほかの猫にご飯をあげる時に気付かれないようにと音を立てない様に工夫はしていますが、すぐに気付き、『わたしも食べる!』と鳴き続けます。その姿がとてもとても切ないのです。
それは、姉妹のチャビンにも同様で、今まで通り一緒に遊んできたように飛びついているだけなのに、オビンと遊びたいだけなのに、私たちにダメと注意されて、引き離されるのはなぜだろうと感じているはずです。
このままではいつ何があってもおかしくないオビン。その命を繋ぐ可能性がある治療が【内視鏡バルーン拡張術】です。これを4〜5回(回数には個人差がありますので、増減する可能性あり)繰り返して、徐々に狭窄した食道を広げていく治療になります。この処置を受けていくにはとても大きな費用(1回15万円程度)がかかります。
動物を家族として迎えることは覚悟がいるものと理解し、今まで迎えてきたつもりでした。でも深くまで理解していなかったのだと、今回オビンの病気と向き合ったことで痛感しています。力不足の自分を本当に情けなくも思います。
それでも治療を受け、これから先もオビンとみんなと一緒に生きていきたいです。大変身勝手なお願いになりますが、どうか皆様のお力添えをいただけないでしょうか。
▼向き合って眠るチャビンとオビン
プロジェクトを立ち上げたきっかけ
オビンがオビンらしく安心して生きていくためには、毎回全身麻酔をした状態で【内視鏡バルーン拡張術】という高額な治療を複数回繰り返す必要があります。
我が家に迎えて間もなくのことで保険にはまだ入っておりませんでした。そのため全てが自費診療となります。
【内視鏡バルーン拡張術】もリスクを伴います。
術中に、食道に穴が開く【食道穿孔】が起こる可能性があり、そうなった場合は外科的処置に切り替わり、心臓の近くのオペになるため月齢が小さい分かなり厳しい状態になるそうです。全身麻酔を使用するリスクもあります。さらにはその治療を複数回行わなければなりません。
複数回術式を繰り返さなければならない理由は、内視鏡バルーン拡張術をしても、徐々にまた狭窄の状態に食道が戻ろうとするからです。1週間〜10日おき(オビンは月齢の関係で拡張術の間隔は都度経過を見ながらになります)に経過観察や投薬をしながら、4〜5回バルーン拡張術を行い、徐々に食道狭窄部分を広げていく予定です。(個人差があるそうで、先生の経験上1番多くて8回バルーン拡張術を行った子がいたそうですが、3回で済んだ子もいたそうです)
食道バルーン拡張術の際に、食道胃瘻チューブも設置します。チューブを設置すれば、狭窄状態に戻ろうとする食道に対してチューブの太さだけは塞がらずに確保出来ることや、バルーン拡張術で無理矢理広げる食道は裂けて出血をするので、食事の際の痛みや炎症を軽減するため、また胃に直接栄養を入れるので、嘔吐の心配が減り栄養を摂りやすくなるというメリットがあります。
現在食道チューブ設置後はチューブからの食事になり、オビンの食べる喜びは一時ストップしなければなりませんが、その間に体重増加が望めます。
しばらくはチューブからの栄養に頼り治療を続けます。食べたい気持ちが非常に強いオビンにはとても辛い治療期間になるでしょう。でも私たち家族はその先に待っているオビン幸せな未来を信じています。
そして、少しでも早く治療を開始することには大きな意味があります。
狭窄した食道をバルーンで拡張して、食事が胃に流れる様になったとしても、狭窄部の手前にある拡張部が元に戻るかどうかは、広がってしまってからの経過時間に左右されることが多いからです。
狭くなった食道がうまく広げられれば、それに伴い食道拡張部も自然に戻っていく子もいますし、残念ながらずっと戻らない子もいるそうです。しかし、食道拡張が始まってからの期間が短い方がより治る可能性が高いのだそうです。
【食道拡張】の方はバルーン拡張術をしながら経過観察や出来る治療を開始、すぐには戻らない(もしくはもう戻らない)ため、バルーン拡張術を無事に終えた後も食道拡張ついては経過観察をしていくことになります。
【食道狭窄】の箇所は食道を広げる。【食道拡張】の箇所は食道を元の太さに戻す。
誤嚥性肺炎から命を落とすリスクを減らし、固形物を口から食べられるようになり、またみんなと一緒に食べるオビンの喜びを取り戻すこと、願わくば、大きくなってみんなと元気いっぱいに遊び一緒に過ごせるようになることが最終目標です。
プロジェクトの内容
我が家に来てくれたオビンを助けたいです。
栄養を普通には摂れないため、姉妹のチャビンよりとても小さい体ですが、「お腹空いた!」と訴える声には生きようとする力強さを感じます。
オビンは、厳しい治療を乗り越え生き抜く力を持っているはずです。
オビンが生きていくのに必要な治療【内視鏡バルーン拡張術】を受けるために、どうか皆様のお力をお貸しください。宜しくお願いいたします。
我が家にきて半月が過ぎた頃、スクスク大きく育っていくチャビンに比べ、オビンは少しずつ体重が減る…どんどん大きくなるはずの月齢なのに…。『こんな高さに乗れるようになったんだね!』って、成長を喜んでいたのも束の間で、どんどん動きが鈍くなり、昨日まで出来ていたことも出来なくなることが増えました。
それからは、暴れん坊チャビンの成長スピードには到底追いつけませんが、ひとつひとつの行動に一喜一憂する毎日でした。『大きくなったね』の言葉をかけられた時は何よりも嬉しくなります。
これまでも、少しでも高カロリーで栄養価の高い食事を食べさせたくて、様々なご飯をAmazonで何度も買いました。
カロリーエース、ロイヤルカナン、オールウェル、ピュリナワン、ワンラックキャットミルク…何をあげても大喜びで食べるオビンでしたが、根本的な原因に気付いてあげることが出来ずにいたため、結局は嘔吐を繰り返して体重は増えませんでした。動物用の体重計を購入し、一日に何回も測りました。少しでも増えていると本当に嬉しかった。毎日ノートに書いていました。体重やご飯の摂取量を今でもノートには記載を続けています。
大きな病院を紹介してもらい、やっと【食道狭窄】にたどり着きました。X線撮影や血液検査、バリウム検査を複数回、チューブ再建(後ほど詳細な記述がございます)、これまでにオビンの治療や検査及び処置や決められた食事内容など、かかった費用(バルーン拡張術の費用は除く)は30万円を超えております。
また、現在の食道チューブの入ったオビンをひとりで留守番させると、自分の足で掻きむしってしまったり、食いちぎってしまったり、予測のつかない事態になる可能性が大きく、かかりつけ病院のペットホテルに預け、預かっていただいている間に傷口の処置や便秘の処置などその時のオビンの体調に沿った治療をしていただき、その間に仕事に行っている状態です。
仕事に行くたびにこの費用がかかりますが、オビンが抱えるリスクを考えると必要なことです。病院スタッフの方々には、オビンの体調をいつも見守っていただき大変感謝しております。
ペットホテル代(処置代含む)を支払いながらその時間に勤務をする…オビンの命を優先するには今はこれしか方法がありません。
また、オビンの体調により出勤が遅れてしまったり早めに帰宅することもあったり…勤務先の方々には大変なご迷惑をお掛けしながら、なんとか仕事に向かっている状況です。治療費のためにも仕事を続けさせていただけることに感謝しかありません。職場の皆様からのご理解やご協力があってできている事です。いつも心を寄せてくださり有難うございます。
|オビンの命を繋ぐ治療
これまで
・かかりつけ動物病院での治療や検査費用
・呼吸苦になり急遽診ていただいた病院の処置費用(時間外)
・毎日の液体食(ロイヤルカナン・クリティカルリキッド)1日1本摂取以上が目安で単価は1本1,000円程度(月30,000円)
・大きな病院での診察及び検査費用
・食道チューブ再建及び検査費用(時間外)
など、これまでかかった費用(バルーン拡張術費用は除く)は30万円を超えました。
【内視鏡バルーン拡張術(食道胃瘻チューブ設置)費用】
6/3 初診時の検査代 68,704円
6/10 第1回内視鏡バルーン拡張術 157,455円
※日本小動物医療センター様より許諾を得て掲載しております。
先生方やスタッフの皆様のおかげで、1回目の内視鏡バルーン拡張術は、食道穿孔を起こすことなく全身麻酔からも目覚め、無事に終えることができました。オビンも小さな体でよく乗り越えてくれました!
オビンの内視鏡バルーン拡張術時の画像です。
狭窄部(胃の入口の直前が狭窄)はだいぶ狭くなっていたそうです。
バルーンで裂け出血している食道の壁が痛々しく、狭窄部の狭さに驚きました。
上記の【食道狭窄箇所】の治療を今後複数回行い、(今後4回程度の拡張術を目安にしていますが、術後の体の状態には個人差があるため、場合によって回数が増減する可能性があります)同時に【食道拡張箇所】の経過観察や治療も行う予定です。
1回目のバルーン拡張術後に、オビンが生きて戻ってきてくれたことがとても嬉しく、主治医の先生に『ありがとうございました!』というと、『ひとまずですよ。まだまだこの先も残っていますから頑張っていきましょう。』とのお返事。そうでした…オビンはこの術式をこの先まだ耐えていかなければならない…気を緩めずにオビンとともに頑張らなければとあらためて強く思いました。
1回目の内視鏡バルーン拡張術から帰宅後、まだ麻酔が残り術後の痛みもあり朦朧としながらも、チャビンに近付いて顔を触っていました。チャビンのことが大好きなオビンです。
チャビンに甘えるオビン。術後当日の帰宅後はいつも以上にずっと離れませんてした。
また、次回の内視鏡バルーン拡張術は6月21日を予定しています。
今オビンは、鳴くことも少なくなり、活動範囲も減り、走ることも出来なくなり、横になっていることが多くなりました。胃瘻チューブでの食事なのに、食後にゲフゲフしたり口をクチャクチャしたりします。そっと抱き上げそっとおろしてあげないと吐きそうな仕草をします。でも食道チューブにしてから少しずつですが体重も増えてきました。現在1100g…4ヶ月の月齢にしたらとても小さいですし、チューブからの栄養接種はオビンの食べる喜びを満たしてあげることは出来ませんが、体重が少しでも増えたことは今後の治療にも必要なことですし、成長を感じ大きな喜びです。
チューブを設置しているからなのか、コポコポ・クークー体の中から小さな音が度々聞こえてきます。
お腹からのオビンの声と考え、耳を傾けるようにしています。
内視鏡バルーン拡張術と同時に設置した食道胃瘻チューブ
6月14日深夜の事故
次回の内視鏡バルーン拡張までの間の、6月14日の深夜…日付はもう15日になっていた夜中の1時半頃、ゴポゴポゴポと小さな音が聞こえてきたので目を覚ますと、食道チューブがオビンの後頭部辺りで完全にちぎれ、オビンの胃からチューブを伝って胃の内容物が外に流れて出てオビンがびっしょりと濡れた状況でした。急いで寝ていた娘と息子を呼び、通常は空気が入らない状態に保っているチューブの先を娘に押さえてもらい、息子には他の猫たちのことを頼み、救急で病院に駆け込み処置をしていただきました。
オビンのチューブがちぎれていた場所は首の後ろのチューブ根元近く…オビンの口が届く場所ではなくチャビンがチューブで遊んでいるうちに、食いちぎってしまった可能性が高いそうです。
寝ていたとはいえ、それまでもチャビンがオビンのチューブに何度か興味を示していたのに、一緒の部屋で寝かせてしまったわたしの判断が間違っていました。オビンにもチャビンにもしなくてもいい辛い思いをさせてしまいました。さらに寂しい思いをさせてしまうけど、今晩から寝る場所もみんなとは別々にします。
寝る時間になり、別々に寝かせるためチャビンたちみんなが2階にある娘の部屋に行ってしまったのを追いかけ途中まで頑張って階段を登ったオビン。私が声をかけるとこの顔…。きっと、なんでわたしは行っちゃいけないのって感じたと思います。
鳴いているオビンのところにチャビンがガラス越しだけど会いに来てくれました。切ない姿でした。
病院での処置や検査を終えた頃は、もう空が明るくなり始めてました。今回、オビンの行った夜間救急には、他にも緊急を要する状態のワンちゃん猫ちゃんたちが次々と来院していました。それぞれどんな病気や怪我で来院していたのかはわかりませんが、どうか元気に帰れますようにと願いながら帰りました。病院スタッフの皆様にも救急でオビンの処置をして救っていただき深く感謝しております。
食道チューブ設置中の生活はさらに予想しなかったことが起こることを再認識する事故でした。大事に至らなかったからよかったものの、このままオビンを失ってしまうかもしれない怖さで、救急病院に向かう道中は、とても長く感じられました。
ちぎれた部分に継ぎ足すしか処置方がなかったので、これまでより長いチューブになってしまいました。匂いだけ嗅げるけど、食べ物は全て直接チューブで胃に入れます。ごめんね、オビン。
6月21日に2回目の内視鏡バルーン拡張術を受けました。
2回目の内視鏡バルーン拡張術。今回も食道穿孔を起こすことなく目を覚まし帰ってきてくれました!1回目の術後より少し元気な気がします。おかえり!よく頑張ったね。
術後の説明の際に、1回目バルーンの状態が思ったよりも良かったこと(チューブより少し隙間が出来ていた)と、2回目も無事に終えられたこと、また、体が小さい分の術式の負担を考え、来週6月28日はバルーン拡張術ではなく、バリウムを使用し、一度、食事の際の食道の流れを検査してみることになりました。3回目のバルーンは少し間をおいて検討するそうです。結果はまた追記します。
内視鏡バルーン拡張術4回分(個人差があるため増減の可能性あり)・拡張治療の間、及び拡張術後の経過観察、治療費や投薬料、運営側から引かれる手数料を加味しまして、このたびの目標金額を85万円に設定させていただきました。
考えたくはないですが、万が一 治療過程でオビンが亡くなってしまい治療継続ができない事態となった場合、いただきましたご支援はこれまで支払った治療費や検査代、投薬費用などに充てさせていただきます。(こちらはプロジェクト規約の為に記載しております。)
【追記】
6月28日
一度食道胃瘻チューブを外し、バリウムを使用して食べたものの流れが今どのような状態であるかの検査をしていただきました。
結果、2回のバルーン拡張術で狭窄部は以前より少し広がってきてはいるが、食道の拡張部は今のところ変化が見られないとのことでした。
バリウムが通常の体制では胃には流れず食道内を行ったり来たりしていて、立位をさせると胃に落ちる状態だそうです。残念ながら、拡張部はもう戻らない可能性も出てきてしまいました。そうなると、治療方法の無い【巨大食道症】の予後と同じになります。様々な要因から短命になることが多いそうです。
もちろん私たち家族も先生方もここで諦めてはおらず、対処療法で体重を増やせるように努力しながら、経過観察をし、少しでも拡張部に効果があるかもしれない投薬を試していくことになりました。
チューブを抜いているので、口から充分な栄養が取れるかどうかはわかりませんが、食欲旺盛なオビンの生きる力を信じて頑張っていくしかありません。狭窄部を広げていただいた分、立位で胃へ流し込むことが今までよりスムーズになってきているそうです。それはとてもとても嬉しいことで、食後しばらくして、オビンの走っている姿を見ることが出来るようになり、チャビンと夢中で絡んでいる姿もとても懐かしく愛おしく、短命の可能性が高いなんてとても信じられない思いです。
ただ、狭窄部も今後また狭まってくる可能性もあり、次回バルーン拡張術の3回目と食道チューブを再度行うかどうか、など、7月22日にまた診察をして今後を決定して行く予定です。吐き戻しが多いようなら栄養を摂るため、食道チューブを再度設置する予定です。
今、チューブが外れて口から味を感じて食べ(もちろんまだ液体で立位のみですが)、チャビンたちと触れ合えている現在がとても幸せなのだろうと、オビンの姿を見ていて強く思います。気が緩むと先の悲しいことばかり想像し涙が止まらなくなりますが、周りのたくさんの方々の励ましが背中を押してくれるので気張りたいと思います。
これからもオビンの幸せが続くように願いながら、少しでも可能性が残されているのであれば、治療や対処療法、投薬など、一緒に頑張っていきます。
プロジェクトの展望・ビジョン
《誤嚥性肺炎や呼吸苦を起こしてしまうオビンの未来を変えたい》
《みんなと一緒に、液体ではない美味しいご飯を食べさせてあげたい》
《お腹いっぱいという気持ちを感じさせてあげたい》
《栄養を摂れる様になって少しでも大きく成長し、チャビン・ペーちゃん・ムーちゃんと一緒に過ごせる体に戻してあげたい》
《そして何より、これからもみんなと一緒に生きていける体にしてあげたい》
オビンが無事にこの厳しい治療を乗り越えて病気を克服し、仲間猫たちと一緒に並んで、カリカリと音を立てながら、美味しいそうに夢中でご飯を頬張るオビンの姿、チャビンと楽しそうに追いかけっこしているオビンの姿を想像してやみません。
〜〜最後に〜〜
クラウドファンディングというこのプロジェクトへの試みは自身初めての経験で、どこに何を記載したら良いのかもわからず…。それでも、皆さまにわたしたち家族の思いが届くようにと、思いをそのままに綴りました。
このプロジェクトはAll or Nothing方式のため、目標金額に達しなかった場合は、ご支援いただいた方々がいらっしゃっても、1円も受け取ることはできません。
プロジェクトの目標達成に向け、一人でも多くの方にご賛同いただけることを願っております。どうかオビンを応援して頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
とても長くなってしまいましたが、最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
*たくさんの願いを込めて*
オビンの飼い主 木村
▶︎ ペット保険による補償の有無。補償がある場合は、補填対象の治療名と金額:無
▶︎ 万が一オビンちゃんが亡くなってしまった場合の資金使途:考えたくはないですが、万が一 治療過程でオビンが亡くなってしまい治療継続ができない事態となった場合、いただきましたご支援はこれまで支払った治療費や検査代、投薬費用に充てさせていただきます。(こちらはプロジェクト規約の為に記載しております。)
プロジェクト実施完了までの間に、治療方針や治療の要否に変化が生じた場合、支援者の皆様、READYFOR事務局に速やかにお伝えします。
▶︎ 本クラウドファンディングに関するお問合せは以下までご連絡ください。
連絡先:木村 kimura.m.ocha@gmail.com
ーーーーーーーー
READYFOR事務局:ペットの治療費用を集めるクラウドファンディングに関しては、以下のガイドラインもご確認ください。
▶︎ペットの治療費用を集めるクラウドファンディングに関する当社の考え(https://legal.readyfor.jp/guidelines/launching_project/pet_care/ )
ーーーーーーーー
- プロジェクト実行責任者:
- 木村 美香
- プロジェクト実施完了日:
- 2022年12月20日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
第一回目の内視鏡バルーン拡張術(1回目は6月10日)を開始。1回の内視鏡バルーン拡張術に15万円程度かかります。それを10日のペースで4回程度様子を体調を見ながら繰り返し(個人差があり回数が増減することもあります)徐々に狭くなった食道を広げていく処置です。同時に食道狭窄によって拡張してしまった食道の経過観察や投薬。(狭窄が無くなると自然に戻る子もいれば、そのまま戻らない子もいるそうですが、どちらにしても経過観察と治療が必要です。)治療の間は、液体栄養(少しでも多くカロリーを摂る為ロイヤルカナンクリティカルリキッド)を1日あたり1本ペース(200ccで1,000円程度)を目安に与えます。突然死のリスクを無くし、ドライフードなどの固形物をいつか食べられるようにすることを目標としています。 資金は内視鏡バルーン拡張術費用及び都度の検査費用や治療費などに充てさせていただきます。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差額は自己負担にて補填致します。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
食道狭窄と食道拡張の両方を抱えるオビンの治療を進めたいと思い、今回こちらのプロジェクトに参加させていただきました。今は栄養がうまく取れず体は小さいですが、きっと治療を乗り越えて生きる力を持っています。どうかオビンへの応援宜しくお願いいたします。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
3,000円+システム利用料
オビン応援ありがとう①リターンご不要の方・感謝のメールを送らせていただきます。
ご支援に心より感謝いたします。
●心を込めて感謝のメールを送らせていただきます。
- 申込数
- 60
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
10,000円+システム利用料
オビン応援ありがとう②感謝のメールと写真付きの経過報告を送らせていただきます。
ご支援心より感謝いたします。
●心を込めて感謝のメールを送らせていただきます。
●写真付きの経過報告を送らせていただきます。(PDF)
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
3,000円+システム利用料
オビン応援ありがとう①リターンご不要の方・感謝のメールを送らせていただきます。
ご支援に心より感謝いたします。
●心を込めて感謝のメールを送らせていただきます。
- 申込数
- 60
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
10,000円+システム利用料
オビン応援ありがとう②感謝のメールと写真付きの経過報告を送らせていただきます。
ご支援心より感謝いたします。
●心を込めて感謝のメールを送らせていただきます。
●写真付きの経過報告を送らせていただきます。(PDF)
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
プロフィール
食道狭窄と食道拡張の両方を抱えるオビンの治療を進めたいと思い、今回こちらのプロジェクトに参加させていただきました。今は栄養がうまく取れず体は小さいですが、きっと治療を乗り越えて生きる力を持っています。どうかオビンへの応援宜しくお願いいたします。