小田原ゆかりの路面電車。64年越しの里帰りプロジェクト!

小田原ゆかりの路面電車。64年越しの里帰りプロジェクト!

支援総額

8,445,000

目標金額 5,000,000円

支援者
596人
募集終了日
2020年9月25日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

《末永く残していくためにネクストゴールに挑戦します! 》


皆さまのご支援により本日9月4日にプロジェクトの目標を達成することができました。
保存会メンバ一同より感謝申し上げます。


お陰様で「小田原市内線モハ202号」(長崎電気軌道151号)を長崎から小田原へ運搬する見込みは立ちました。
クラウドファンディングをはじめる前は「本当に達成できるかな?」と不安に思い、知り合いに必死にお願いをしました。結果、多くのご支援と励ましのお言葉をいただきことができて本当にありがとうございました。

 

なお、プロジェクト終了までもう少しだけ時間があります。
そこで、ネクストゴール(750万円)に挑戦することにいたしました。


ご支援いただいた500万円は里帰りプロジェクト事業費全体の約半分になります。来年2月にオープンする施設内に設置したのちは、末永く未来に伝えていくために定期的な車両の清掃や塗装の塗り替えなどのメンテナンスを施す必要があります。ご支援いただいた支援は、そのメンテナンス費用として使用させていいただきます。


引き続き皆様のお力をお貸しください。

 

小田原ゆかりの路面電車保存会 一同

 

 

64年の歳月を経て、

故郷の小田原に帰ってくる。


「小田原市内線モハ202号」(長崎電気軌道151号)
の里帰りをかけた覚悟の挑戦に、

ご支援をお願いします。

 

緑町 写真提供:箱根登山鉄道株式会社

 

はじめまして、小室刀 時朗(こむろとしろう)と申します。

これまで小田原で12年間、市民活動団体として神奈川県西湘地域の鉄道の歴史を研究発表してきました。

 

2年前に立ち上げた「小田原ゆかりの車両 里帰りプロジェクト」では、これまでに0系新幹線の光前頭オオイや座席の保存、箱根登山電車107号の保存と活用に携わってきました。そしてこの度、小田原市内電車車両を移設・輸送し、小田原での保存と活用を目指すことにいたしました。

 

かつて小田原市内を走っていた「路面電車」

小田原駅前付近 写真提供:剱持雅章氏

 

小田原に路面電車が走っていたことを知らない世代が多くなっていることから、貴重な遺産として小田原に里帰りさせ、往時を知るお年寄りや歴史に関心のある幅広い世代や子どもたちにも伝えていきたい。

 

しかしながら、長崎から小田原までに移設・設置を含め総事業費、約1,000万円を超える大きな資金が必要です。これまでは有志で立ち上げた保存会のメンバーの自費等で活動を続けてきましたが、これだけ大きな金額となると、自己資金から捻出することがどうしても難しい状況です。

 

そこで、「路面電車」の里帰りを待つ皆さまと一緒にこのプロジェクトを成功させるため、この度クラウドファンディングを立ち上げました。応援をよろしくお願いいたします。

 

 

「小田原市内線モハ202号」(長崎電気軌道151号)の廃止。そして譲渡へ。

 

 

小田原の市内電車は、昭和10年から昭和31年まで小田原駅-板橋駅の国道1号線を走り「チンチン電車」の愛称で親しまれました。


箱根登山鉄道(株)の「町内電車」、市制施行後は「市内電車」として営業していましたが、当時の自動車の普及による交通の混乱を考え、昭和31年5月31日に廃止。当時の車両のうち5両が長崎県の長崎電気軌道に譲渡され、1970年代まで現役車両として活躍していました。

 

【市内電車廃止の理由】

当社としては伝統ある電気鉄道の名残りをとどめるこの市内線は、小田原の記念物として永久に残したい考えであり、給電の問題はともかく、収益は好調であったため、廃止については消極的であった。
 だが「当地方に於ける現下の自動車の交通量は、昼夜兼走するもなお及ばず、益々輻輳混乱する実情に鑑み、事情已むを得ざるもの」となり、昭和31年5月11日、第51回定時株主総会において、市内線の廃止が決定された。

参照:「箱根登山鉄道のあゆみ」より

 

 

「小田原市内線モハ202号」(長崎電気軌道151号)との出会い、小田原里帰りプロジェクトの立ち上げまで。

 

 

 「小田原市内線モハ202号」(長崎電気軌道151号)との出会い

 

今から7年前(平成25年)、まち歩きの先進地長崎で市内路面電車のイベントに、かつて小田原市内を走っていた車両が使われていることを知りました。

 

その車両は昭和31年5月31日まで小田原市内を走っていた「路面電車」でした。

それは大正14年に服部製作所で製造された車両で、王子電気軌道(402号)~東京都(102号)~箱根登山鉄道小田原市内線(202号)を経て、昭和32年に長崎電気軌道の151号となった車両です。

 

いつかこの電車に会いに行きたいと思っていたところ、2017年2月に長崎で開催された「まちあるきフォーラム」の終了後に長崎電気軌道(株)の浦上車庫まで行って会ってきました。昭和31年に廃止された際に箱根登山鉄道(株)から5両譲渡されたうちの最後の車両です。とても綺麗に手入れがされ、大切にされていることに感激しました。
 

 

すでに現役として使われていませんでしたが、秋になると枯葉で車輪が滑らないように砂をまく役目で活躍していました。また、外装は箱根登山鉄道時代のライトブルー地に窓周りが山吹色のオリジナルツートンカラーに塗装されていました。

 

いつか会いに行けたらと願っていたので、会うことができて嬉しくてたまりませんでした。見学に付き合ってくれた皆さんもかなり興奮していました。
 

しかしその時はまだ、いつか小田原に里帰りさせることができればと漠然と思っているだけでした。

 

 漠然の夢が現実に。設置場所は決定、あとは資金だけ。

 

 

それから2年後の2019年、この車両が現役を引退して廃車されることを知りました。

 

急いで長崎電気軌道に連絡を入れ、廃車後の処分について伺ったところ、古い車両なので内部にアスベストが使用されている可能性があり、その場合車両の移動はできないとのことでした。その時はとても残念で、せめて顔の部分だけでも切り離してもらえないかと聞くのが精一杯でした。

 

しかし、これから車両を調査して万が一アスベストが使われていなければ譲渡の可能性はあるかもしれないとのことがわかり、一年近くが経った今年(令和2年)3月、長崎電気軌道から「車両にアスベストは使われておらず、譲渡が可能」との連絡があったのです。

 

ただ、3月末までに譲渡の意思を示してほしいとのことと、新型コロナウイルスの影響もあり、譲渡に向けた活動もままならない状態となりました。


それでも急遽今年(令和2年)3月に「小田原ゆかりのちんちん電車 里帰りプロジェクト」の初会合を実施、20名を超える皆さんにお集まりいただきました

 


行政や箱根登山鉄道の協力を得ながら、「オール小田原体制」をつくり、と路面電車を「まちの記憶」の貴重な歴史遺産と位置づけ、市民の皆さんと協力しながら後世に伝える活動をしてくことを確認しました。その後も地元タウン誌などに状況を掲載していただき、市民の皆さんにもお知らせしてきました。

 

その後、設置場所についての課題もありましたが、行政へ相談や協力をお願いをした際に、まちづくり会社の報徳仕法株式会社が来年(令和3年)2月に「観光回遊・消費促進の拠点」と「3世代が交流する暮らしの拠点」を目的とした新施設を開業する敷地内に置いてもよいとの返事をもらいました。なんとこの場所は国道1号線に面していてかつて市内路面電車が通っていました。

 

 

難題だった設置場所は決まりましたが、次の大きな課題である資金調達が残っています

設置場所も決まったこともあり、なんとしても資金を集めなければなりません。

 

この挑戦が成功しなければここまでの活動がまたふりだしにもどってしまうのです。

どうか、里帰りを実現させるためにご支援をいただけないでしょうか。応援よろしくお願いいたします。

 

◆以下計画予定(令和2年内)

8月上旬  設置場所確定

8月下旬  設置場所仕様確定

9月中旬  設置場所図面策定

9月下旬  設置工事費用確定

11月上旬   設置場所基盤工事開始

12月中旬   設置場所基盤工事完了

 

◆資金使途

・運送費    7,500,000円  
・設置費    900,000円
・手数料    935,000円
・返礼品    500,000円

・諸経費(活動費)165,000円 必要金額合計: 10,000,000円

※今回のクラウドファンディングの目標金額は、必要金額の一部を集めさせていただきます。

※2021年01月31日(日)までに小田原ゆかりの路面電車保存会が神奈川県小田原市南町2-1-59に長崎電気軌道151号を設置したことを以ってプロジェクトを終了とする。

 

 

「小田原市内線モハ202号」(長崎電気軌道151号)のある小田原市の未来へ

 

小田原市はSDGs未来都市に選定されております。観光による地域経済活性化やまちの魅力を向上させるべく「小田原市内線モハ202号」(長崎電気軌道151号)を活用していき、持続可能な地域社会へとつながっていければという思いです。

 

今でこそ路面電車は、次世代型路面電車(LRT)に姿を変え世界的に復権していますが、近い将来小田原市でも、路面電車がLRTという形で走ることになるよう役立てていきたいです。

 

みなさまのご支援のほどよろしくお願い致します。

 

プロジェクト実行メンバーからのメッセージ

 

小田原ゆかりの路面電車保存会 会長 小室刀時朗

小田原ゆかりの車両里帰りプロジェクトに2度携わってきました。「0系新幹線光前頭オオイと座席」「箱根登山鉄道107号」です。今回で3度目の取り組みです。ぜひ成功させて小田原と周辺地域を元気にしたいと思います。鉄道でまちを活性化するためにがんばります。よろしくお願いします。

 


 

平井 丈夫
1977年から喫茶業を営み、1986年より自家焙煎ケントスコーヒー店主。小田原まちセッションズ代表、まち歩きコーディネーター。

7年前からの思いがあと少しのところで実現しそうです。皆様のご協力をよろしくお願い致します。

 


 

山北町鉄道公園D52延伸協議会(山北D52会)/山北鉄道公園保存会/デハ601保存会長

山崎 勝裕 

 

小田原の北に位置する「鉄道の古都」と呼んでいる奥湘南の山北町にてD52形式蒸気機関車70号機の維持・保存活動などを行っている山崎勝裕と申します。

 

様々な鉄道車両の保存を見てきた中で、今から60年以上前に姿を消した小田原市内線。知っている方が年々と減っていく中で、かつて走っていた軌道のすぐ横に保存が叶いそうな流れとなり、嬉しい気持ちでいっぱいです。後北条氏の本拠地であった小田原城、二宮金次郎を祀る報徳二宮神社…、と後世へと伝えていく小田原の歴史の一つとして、この小田原ゆかりの路面電車が追加されることを願い、応援していきたく思います。

 


 

株式会社ういろう代表取締役 二十五代目 外郎 藤右衛門

北条早雲公と共に小田原へ移住して500年。小田原の歴史・文化と共に製薬と製菓の営みを続けております。今回の路面電車の里帰りは、小田原の歴史を子供達に伝え、未来に語り継ぐ遺産としてる価値あるものと考えます。大切に保存し活用します。どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

応援メッセージ


箱根登山鉄道様

【コメント】

里帰り予定の車両は、小田原の地を離れ、長崎へ旅立ってから60年以上が経過しております。この度
小田原ゆかりの路面電車保存会の皆さまの手で、小田原への里帰りが実現できますよう、応援しております。


 

長崎電気軌道株式会社様

【コメント】
約60年にわたり長崎のために活躍してくれた151号の里帰りのためご支援をお願いします。

 


 

杉﨑行恭様(鉄道写真家・ライター)

■プロフィール

1954年兵庫県生まれ。カメラマン兼ライターとして時刻表や旅行雑誌を中心に執筆。鉄道趣味の世界では、駅と駅舎の専門家として知られる。著書に駅の構造と歴史をまとめた『駅舎』(みずうみ書房)、駅舎ベスト100を選んだ『日本の駅舎』(JTB)、『駅旅のススメ』(JTB)などがある。また『日本の鉄道 車窓絶景100選』(新潮新書)の選者の一人でもある。

 

【コメント】

2014年、関係者の努力で伊香保温泉の入り口に、昭和31年(小田原市内線も同年廃止)まで走っていた東武伊香保線の電車が展示されました。いまでは「峠の公園の電車」として伊香保温泉のシンボルのひとつになっています。このように鉄道の記憶を呼び起こす実車両展示は実に効果的、コミュニケーションの場づくりとして小田原の「路面電車の里がえり」を応援したいです。

 

 

リターンについての詳細

 

コースの内容によって、お届けするリターンの内容は異なります。

●感謝の手紙

●「お披露目会」開催報告
2月に予定している「お披露目会」についての開催報告
※「新型コロナウイルス」を考慮し、開催報告のみとさせていただきます。

●オリジナルポストカード(5枚)
小田原当時、長崎現役時等の画像によるデザインで5種類程度をご用意いたします。

●オリジナルピンバッジ(1個)
202号前面デザイン(※写真はイメージです。)


●オリジナル手ぬぐい(1枚)
202号側面デザイン

●写真集(1冊)
202号が箱根登山鉄道小田原市内線や長崎電気軌道時代での活躍の姿、そして今回の里帰りに際しての移設作業時の姿を納めたオリジナルの写真集を新たに作成いたします。

●写真集の末に名前記載(希望なしも可)
●オリジナル「ういろう」(1箱 (2本セット))
小田原で屈指の歴史を誇る「ういろう」のお菓子を202号のオリジナルパッケージにてご用意いたします。 (※写真はイメージです)

●「組み木パズル 電車貯金箱(1個)


●小田原ゆかりの「寄木細工」(1個)
小田原ゆかりの工芸品「寄木細工」(電車デザイン)をご用意いたします。

●記録DVD
202号の里帰りに際して、長崎の地から小田原までの移動に際する一連の流れ、そして移設場所への据え付け、また「お披露目会」の模様を納めたオリジナルのDVDを新たに作成いたします。

●記録DVDのエンドロールに名前を記載(希望なしも可)

 

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

 

小田原ゆかりの路面電車里帰りプロジェクト

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プロフィール

1991年より現在まで書店勤務 2009年 小田原鉄道歴史研究会設立 2011年二代目会長就任 2019年よりキャンパス小田原講師          

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リターン

5,000


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小田原に202号を!お気持ち応援コース

●感謝の手紙

●「お披露目会」開催報告

●オリジナルポストカード(5枚)

●オリジナルピンバッジ(1個)

※詳細については本文をご参照くださいませ。

申込数
255
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

10,000


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【小田原に202号を!グッズで応援コース】

●感謝の手紙

●「お披露目会」開催報告

●オリジナルポストカード(5枚)

●オリジナルピンバッジ(1個)

●オリジナル手ぬぐい(1枚)

※詳細については本文をご参照くださいませ。

申込数
156
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

5,000


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小田原に202号を!お気持ち応援コース

●感謝の手紙

●「お披露目会」開催報告

●オリジナルポストカード(5枚)

●オリジナルピンバッジ(1個)

※詳細については本文をご参照くださいませ。

申込数
255
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

10,000


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【小田原に202号を!グッズで応援コース】

●感謝の手紙

●「お披露目会」開催報告

●オリジナルポストカード(5枚)

●オリジナルピンバッジ(1個)

●オリジナル手ぬぐい(1枚)

※詳細については本文をご参照くださいませ。

申込数
156
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月
1 ~ 1/ 12

プロフィール

1991年より現在まで書店勤務 2009年 小田原鉄道歴史研究会設立 2011年二代目会長就任 2019年よりキャンパス小田原講師          

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