いつまでも元気に!心臓リハビリ外来を併設した内科クリニックを沖縄に

いつまでも元気に!心臓リハビリ外来を併設した内科クリニックを沖縄に

支援総額

5,551,000

目標金額 4,000,000円

支援者
102人
募集終了日
2024年1月31日

    https://readyfor.jp/projects/okinawa-anshin-clinic?sns_share_token=
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プロジェクト本文

心臓リハビリ施設を併設したクリニックを沖縄に!

 

ページをご覧いただきありがとうございます。山口怜と申します。医師として沖縄に移住し今年で13年目になりました。

 

私が日々診察する患者様には、糖尿病や高血圧といった生活習慣病、生活習慣病を基礎とした心不全の患者様が多くいらっしゃいます。これは沖縄に限ったことではなく、日本全国においても心不全の患者様は年々増加しており、今後、爆発的な増加が予測されています。将来、入院施設のある総合病院の循環器内科の外来は、どこも混雑しすぐに受診ができなくなる可能性もあります。

 

そこで心不全の予防や再発防止となる「心臓リハビリテーション(心臓リハビリ)」が重要となります。

 

心臓リハビリは、心臓疾患の治療や手術後の患者様を対象に、心臓の機能を改善し、生活の質を向上させ、再発を予防するための総合的なプログラムです。運動、栄養指導、ライフスタイル変更、カウンセリングなどを通して生命予後効果が期待できます。

 

患者様の中には、持病を理由に趣味を控えてしまったり、運動ができない方がいらっしゃいます。私も幼い頃は運動が苦手で、運動をすることが恥ずかしいという気持ちがありました。

 

誰でも、どんな服装でも、気軽に運動ができたら──。

 

そこで、診察・検査・投薬といった外来機能だけでなく、運動や栄養といった総合的なライフスタイル提案ができるクリニックを開業することを決意いたしました。

 

自己資金にて「沖縄北あんしん内科クリニック」の開業準備を進めておりますが、導入できるリハビリ用の運動負荷装置の数に限界があります。より多くの方に運動を継続するきっかけを提供するため、リハビリ用の運動負荷装置購入に向けてクラウドファンディングに挑戦します。

 

沖縄の皆様がいつまでも元気に過ごせますように。賛同いただける皆様からのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 


 

総合的なライフスタイル提案ができるクリニック

 

はじめまして、山口怜 (やまぐち さとし)と申します。医師として沖縄に移住し今年で13年目になります。2019年からは中頭病院で勤務し、現在は循環器内科医長をしています。

 

日々、さまざまな患者様を診察しておりますが、その中でも、糖尿病や高血圧といった生活習慣病、生活習慣病を基礎とした心不全の患者様が、沖縄県中部地区には多くいらっしゃいます。

 

生活習慣病や心不全は完治することはなく、一生をかけて管理していく必要があります。患者様の中には持病があるとのことから、気持ちが落ち込んでしまい、趣味や運動を控えてしまう方もいらっしゃいます。

 

しかしながら、長生きのために"いきがい”をなくしてしまっては本末転倒です。

 

以前の職場で心臓リハビリに通院されていた患者様と屋外で一緒にウォーキングをするというイベントがありました。医師、看護師が付き添いでウォーキングをして、汗を流し、実際に患者様の横で歩くことで、病院の中では感じ得なかった、患者様の"いきがい”を実感したことがありました。

 

そこで、具体的な運動の指導ができる生活習慣病・心不全の専門クリニックを開業することを決意いたしました。診察、検査、投薬といった外来機能だけでなく、運動や栄養といった、総合的なライフスタイル提案ができるクリニックを目指したいと思っています。

 

 

 

誰でも気軽に運動ができる場所へ

 

|心臓リハビリテーション(心臓リハビリ)とは

 

心臓リハビリテーション(心臓リハビリ)とは、心臓病の患者様が家庭や社会生活に復帰するとともに、再発や再入院を防止することを目指す、運動療法、服薬指導、栄養指導、カウンセリングなどを含む総合的活動プログラムのことです。

 

2023年の冬に開業を目指している「沖縄北あんしん内科クリニック」では、食事、運動といった総合的なライフスタイル提案ができ、特に「外来心臓リハビリ施設併設」という特徴をもったクリニックを目指しています。

 

高血圧、糖尿病という生活習慣病の患者様にクリニックの施設内でカウンセリングを行いながら、具体的な運動方法をご提案します。また、心不全患者様には外来心臓リハビリを提供する予定です。

 

 

 

|待っているならば、ちょっと、やってみよう

 

糖尿病や慢性心不全の患者様に「運動しましょう」「ウォーキングをしましょう」と外来でお話していますが、なかなか、運動ができない方がいます。

 

実は、私にはその気持ちが痛いほどわかります。

 

今でこそ暇さえあればジョギングをしたり、ジムに行ったりしていますが、小学校時代は肥満児でした。50mを走ろうにも、12秒以上かかっていましたし、逆上がりも中学校1年生までできませんでした。

 

運動が苦手という気持ちはいつしか、運動をすることが恥ずかしいという気持ちに変わり、ますます運動ができなくなりました。太っているときはスポーツウェアを着ることすら恥ずかしかったのです。

 

小学生時代の私

 

しかし、米国カリフォルニア州に留学した際、公園やビーチでご年配の方もウォーキングを楽しんでいたり、早朝からジムで汗を流しているのを目の当たりにしました。皆、思い思いのウェアで気軽に運動していました。文化の違いといえばそれまでですが、誰でも、どんな服装でも、気軽に運動ができたらいいなと思うようになりました。

 

 

病院の外来は検査、診察、そして会計の前にどうしても待ち時間が発生してしまいます。外来の待ち時間を利用し、運動プログラムを提供することで、病院や通院は退屈なものというイメージを払拭したいです。

 

誰でも気軽に参加できる。どんな服装でもウェルカム。運動が苦手だったり、やったことがない人でも、運動着でない人でも、運動靴を履いていない人でも、待ち時間に運動をするきっかけができればと思っています。

 

沖縄北あんしん内科クリニックの内装

 

|皆様からのご支援で実現できること

 

クリニック内の心臓リハビリ室の建設を進めており、ほぼ完成している状態です。

 

誰にでも具体的な運動指導ができるクリニックを目指し、クリニック内には運動負荷装置や有酸素運動器具を備えて、心臓リハビリや運動療法の準備をしています。

 

クリニックの開業準備は自己資金にて進めているものの、導入できる装置や器具の数は限られてしまいます。それでも、より多くの方にご利用いただき運動を継続するきっかけを作りたいという思いから、クラウドファンディングへ挑戦します。

 

皆様からいただいたご支援金で、アップライトバイク2台(1台は検査用、1台はリハビリ用)とリカンベントバイク1台を購入する予定です。

 

目標金額:400万円

 

✔️アップライトバイク 2台(コードレスバイクBFU、コードレスバイクBFR)

✔️リカンベントバイク 1台(セノーエルゴセレクト200)

 

納入予定時期:2024年2月頃

 

 

沖縄北あんしん内科クリニックのリハビリ施設イメージ

 

 

なぜ、いま心不全クリニックなのか

 

|高齢化に伴い急激な増加が予測されている心不全 

 

心不全とは「心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり命を縮める病気」です※1心不全の患者様は年々増加しており、将来的には爆発的な増加が予測されています*1-2。さらに、心不全の患者様は入退院を繰り返しながら、段々と悪化するのが特徴です。

 

将来、入院施設のある総合病院の循環器内科の外来は、沖縄県中部地区ではどこも混雑し、なかなか予約が取れなくなることが予想されます。体調が悪くてもすぐには受診ができない、なかなか予約がとれず受信までの間隔が空いてしまうという状況が続けば、心不全管理が悪くなり、入院が必要になるほど悪化してしまうこともあります。

 

最近では、「地域で診る心不全」という考え方が少しずつ広まり、患者様を中心に、訪問看護や訪問診療、地域のクリニックなどが協力して心不全を治療していくことが望ましいとされています。

 

 

※1:日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン 急性・慢性心不全診療ガイドライン

※2:Shimokawa, H., Miura, M., Nochioka, K. and Sakata, Y., Heart failure as a general pandemic in Asia. Eur J Heart Fail, (2015) 17: 884-892. https://doi.org/10.1002/ejhf.319

 

|外来での心臓リハビリの必要性

 

近年、心臓外科手術には「低侵襲心臓手術(MICS)」や「大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)」という患者様の体への負担より少ない手術が沖縄県内を含む全国に普及してきています※3※4

 

私は、これらの手術を受けた患者様を外来で診察していますが、従来の「胸骨正中切開」に比べて退院までの期間が短く※5、日常生活への復帰も非常に早いことを実感します。実際に、MICSの術後の心臓リハビリでは、従来の「胸骨正中切開」で必要であった胸骨保護期間(運転などができない期間)を必要としません※6

 

そのこと自体は良いことですが、心機能へのリハビリ効果をもたらすには、入院中だけではなく、退院後も体の状態が安定するまでの期間も心臓リハビリが必要ではないかと考えています。

 

今後、心不全患者様が急激に増加することを踏まえ、機能回復だけではなく健康な状態を維持して再発を防止することも重要です。これまでは入院中に行っていた心臓リハビリが外来に移行していくのではないかと想像しています。

 

 

※3:https://j-mics.jp/greeting/
※4:Yamamoto, M., Watanabe, Y., Tada, N., Naganuma, T., Araki, M., Yamanaka, F., Mizutani, K., Tabata, M., Ueno, H., Takagi, K., Higashimori, A., Shirai, S., Hayashida, K., & OCEAN-TAVI investigators. (2019). Transcatheter aortic valve replacement outcomes in Japan: Optimized CathEter vAlvular iNtervention (OCEAN) Japanese multicenter registry. Cardiovascular Revascularization Medicine: Including Molecular Interventions, 20(10), 843–851.

※5:Kazuki Hisatomi, Takashi Miura, Kikuko Obase, Ichiro Matsumaru, Shun Nakaji, Akihiko Tanigawa, Shunsuke Taguchi, Masayuki Takura, Yuko Nakao, Kiyoyuki Eishi, Minimally Invasive Valvular Surgery in the Elderly ― Safety, Early Recovery, and Long-Term Outcomes ―, Circulation Journal, 2022, 86 巻, 11 号, p. 1725-1732
※6:Nakajima, M., Totsugawa, T., Sakaguchi, T., Yuguchi, S., Matsuo, T., Ujikawa, T., Morisawa, T., & Takahashi, T. (2017). Changes in the amount of physical activity in minimally invasive cardiac surgery. Journal of Physical Therapy Science, 29(11), 2035–2038.

 

「地域で診る心不全」の実現に向けて

 

今後はより外来心臓リハビリの需要が高まっていくと考えていますが、現在沖縄県内で外来の心臓リハビリを提供できる施設はほとんどありません。また、特に退院後の心臓リハビリの重要性もあまり知られていません。

 

クリニックを開業することで、多くの方に心臓リハビリを提供していくことはもちろん、地域の皆様への啓発活動を行い、沖縄の皆様の健康意識の増進と健康寿命の延伸に寄与できたらと思います。

 

「地域で診る心不全」の実現のため、沖縄の皆様の健康のため、ご賛同いただける皆様からのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

山口 怜|沖縄北あんしん内科クリニック 院長

 

 

2011年から沖縄県の中核病院で勤務し、循環器内科急性期医療に従事してきました。2019年からは中頭病院で勤務し、現在は循環器内科医長をしています。もともと、小学生のときは「超」がつくほどの肥満児でしたが、中学校で柔道部に入部してからダイエットに目覚め、肥満を克服することができました。沖縄県で結婚し、子供、妻、たくさんの親戚に囲まれて生活しています。

 

地域の中で愛され、求められるクリニックにしたいという思いがあります。地域医療に貢献したいという気持ちをより多くの方に、広く知っていただきたいと思い、クラウドファンディングへの挑戦を決意しました。

 

取り組みにご賛同いただける皆様からのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 


▼プロジェクトの留意事項

・ 本プロジェクトへのご支援金は寄付金控除には該当せず、領収書の発行は行われませんのであらかじめご了承ください。

 

・本プロジェクトのリターンのうち、【お名前記載】に関するリターンの条件の詳細については、リンク先の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

・ご支援のお手続き時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

・クラウドファンディングについてのお問い合わせにつきましては、ヘルプをご参照ください。

プロジェクト実行責任者:
山口 怜
プロジェクト実施完了日:
2024年4月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

皆様からいただいた支援金でアップライトバイク2台とリカンベント1台を購入します。

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
12月に心臓リハビリ施設として保健医療機関申請を行います。

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リターン

3,000+システム利用料


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3,000円|開業お祝いコース

・お礼のメール
・活動報告書(メールにてPDF送付)
・クリニックHPにお名前掲載(希望制)

支援者
23人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

10,000+システム利用料


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10,000円|開業お祝いコース

・お礼のメール
・活動報告書(メールにてPDF送付)
・クリニックHPにお名前掲載(希望制)

支援者
43人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

30,000+システム利用料


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30,000円|開業お祝いコース

・お礼のメール
・活動報告書(メールにてPDF送付)
・クリニックHPにお名前掲載(希望制)

支援者
16人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

50,000+システム利用料


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50,000円|開業お祝いコース

・お礼のメール
・活動報告書(メールにてPDF送付)
・クリニックHPにお名前掲載(希望制)

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

100,000+システム利用料


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100,000円|開業お祝い/胡蝶蘭コース

・お礼のメール
・活動報告書(メールにてPDF送付)
・クリニックHPにお名前掲載(希望制)
・院内へのお名前掲示(希望制|小)※企業ロゴも可

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

300,000+システム利用料


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300,000円|開業お祝い/胡蝶蘭コース

・お礼のメール
・活動報告書(メールにてPDF送付)
・クリニックHPにお名前掲載(希望制)
・院内へのお名前掲示(希望制|中)※企業ロゴも可

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

500,000+システム利用料


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500,000円|開業お祝い/胡蝶蘭コース

・お礼のメール
・活動報告書(メールにてPDF送付)
・クリニックHPにお名前掲載(希望制)
・院内へのお名前掲示(希望制|大)※企業ロゴも可

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

1,000,000+システム利用料


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1,000,000円|開業お祝い/胡蝶蘭コース

・お礼のメール
・活動報告書(メールにてPDF送付)
・クリニックHPにお名前掲載(希望制)
・院内へのお名前掲示(希望制|特大)※企業ロゴも可

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

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