こんにちは、私は上原真紀さんの同僚、普久原サオリと申します。ペルー生まれの日系3世です。中学校の頃、家族で沖縄に来ました。ペルーにいた頃はペルー人というよりも、日本人という意識がありました。それは、おじいちゃんとおばあちゃんが沖縄からペルーへ移民したということもあり、家では、お盆やしーみーなどの仏壇行事を行っていたからです。地元の食文化と明らかに違うかつお、醤油や豆腐を使った料理が食卓に並ぶこともよくありました。父から沖縄にいた頃の話しを何度か聞きました。ペルーにいながら沖縄の文化を守り続けたことから、日本人としてのアイデンティティを持って、同じ仲間に会うの楽しみにして沖縄にやって来ました。しかし、言葉が話せないという理由から「仲間」としてではなく「他者=よそ者」としての扱いを経験しました。信じ続けていた多くのものが崩れ、自分は何者なのかとアイデンティティに悩みました。しかし、家族や地元のお友達の支え、同じ日系人の仲間たちとの出会いによって、一緒に歩むことで沖縄での生活になれ、好きになり、そして今ではもうひとつのふるさととして大切な場所に思います。

 

南米各地では私のように沖縄に想いを寄せる若者が多くいます。三線やエイサーを自ら習いはじめ、移民記念や市町村記念を祝う式典やまつりを盛大に祝っています。

 

そのようにして祖先達や沖縄の文化を大切にし続けている子供たちの存在を沖縄の方々に知って欲しい。私と同じ経験はもう誰にもあって欲しくない。彼らの沖縄を想う気持ちが通じるように、教材を通して彼らのことを紹介したい。

そして、沖縄の子供たちには、彼らが住む地球の反対側のことを学んで欲しい。世界に広がる同じウチナーンチュパワーを感じて欲しい。

自分の中に眠るウチナーンチュとしての誇りだったり、未知の国へと渡ったウチナー移民者たちの勇気だったり、希望だったり、感謝の気持ちだったり、何かしら自分自身の為になるメッセージがきっとあります。

自分自身との出会いのきっかけを与える教材になるはずです。

そう思います。

そう願っています。

新着情報一覧へ