支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 286人
- 募集終了日
- 2024年10月23日
残り4日|【映画台本】作品リストご紹介6「山田太一原作・脚本作品」
募集締切まで残り4日となりました!毎日たくさんの方にご支援をいただいており、心より感謝申し上げます。最終日まで頑張ってまいりますので、引き続き、ご協力・応援の程どうぞよろしくお願い申し上げます!
1万円以上ご支援いただいた方には、プロジェクト限定リストより、お好きな作品の台本を保護する「台本カバー」に支援者様のお名前をお入れして、松竹大谷図書館でずっと大切に保存させていただくリターンをご用意しております。
今回プロジェクトのご支援者様のお名前をカバーにお入れする台本の作品リストはこちらです。これらのリストは、所蔵台本のご紹介にもなっておりますので、ぜひご覧ください。
【映画台本】作品リストは【こちら】からご覧ください。
北條秀司原作映画、笠智衆出演作品、大曾根辰保監督作品、乙羽信子出演作品、増村保造監督作品、山田太一原作・脚本作品の「台本カバー」
【寅さん台本】作品リストは【こちら】からご覧ください。
映画『男はつらいよ』シリーズ全50作のうちお好きな作品の「台本カバー」
【歌舞伎・新派・新喜劇・OSK台本】作品リストは【こちら】からご覧ください。
昨年11月より今年10月の興行を中心とした歌舞伎・商業演劇・新派作品の「台本カバー」
こちらの活動報告を通じて作品リストについてさらに詳しくご紹介できればと考えております。最後となる第6回目は、本年生誕90年で、昨年惜しくも逝去された山田太一(1934年6月6日-2023年11月29日)の原作・脚本作品のご紹介です。
写真は【映画台本】作品リストより、山田太一の原作・脚本作品の台本です。(※番号は台本作品リストの番号です)
左上より
185 『明日はいっぱいの果実』1960年 斎藤正夫(監督・脚本)、山田太一(脚本)
186 『背くらべ』1962年 大槻義一(監督)、山田太一(脚本)
187 『歌え若人達(仮題:『若人達』)』1963年 木下惠介(監督)、山田太一(脚本)
188 『あこがれ』1966年 恩地日出夫(監督)、山田太一(脚本)、木下惠介(原作)
189 『愛と死』1971年 中村登(監督)、山田太一(脚本)、武者小路実篤(原作)
190 『藍より青く』1973年 森﨑東(監督・脚本)、熊谷勲(脚本)、山田太一(原作)
191 『この子を残して』1983年 木下惠介(監督+脚本)、山田太一(脚本)、永井隆(原作)
192 『キネマの天地』1986年 山田洋次(監督・脚本)、井上ひさし・山田太一・朝間義隆(脚本)
193 『異人たちとの夏』1988年 大林宣彦(監督)、市川森一(脚本)、山田太一(原作)
194 『少年時代』1990年 篠田正浩(監督)、山田太一(脚本)、柏原兵三・藤子不二雄A(原作)
195 『飛ぶ夢をしばらく見ない』1990年 須川栄三(監督・脚本)、山田太一(原作)
『岸辺のアルバム』や『ふぞろいの林檎たち』など、テレビドラマの脚本家としてその名が知られる山田太一。そのキャリアは1958年早稲田大学卒業後、松竹大船撮影所に演出助手として採用されたことからはじまっています。
当時の大船撮影所では、会社の方針により脚本が書けることが助監督になる条件だったため、山田太一も助監督の仕事と並行して脚本を執筆していました。脚本家としてのデビューは『明日はいっぱいの果実』(1960年)で、これが監督デビュー作だった斎藤正夫監督との共同脚本でした。単独での脚本は『背くらべ』(1962年大槻義一監督)で、1963年の『歌え若人達』(木下惠介監督)を含めたこの3作が、助監督時代の脚本作品です。
山田太一は1961年より松竹の名匠、木下惠介監督の映画に助監督として参加し、脚本の口述筆記を行いその技術を磨きますが、木下監督が1964年の『香華』を最後に松竹を離れてテレビのプロダクションを設立したことをきっかけに、1965年に松竹を退社しフリーの脚本家となりました。
以来、時代を代表するテレビドラマの脚本家として広く活躍していくこととなりますが、その後も映画作品を手掛け、長崎原爆で被爆した永井隆医師の実話が元の『この子を残して』(1983年木下惠介監督)や、松竹大船撮影所50周年記念映画の『キネマの天地』(1986年山田洋次監督)、富山へ疎開した少年の成長を描いた『少年時代』(1990年篠田正浩監督)など名作の脚本を担当しています。また、小説やエッセイも執筆しており、『異人たちとの夏』(1988年)や『飛ぶ夢をしばらく見ない』(1990年)の2作は、山田太一の小説を原作としています。
下の写真は、山田太一の松竹大船撮影所時代のシナリオが掲載された、松竹大船撮影所監督助手会発行の「シナリオ集」です。
この雑誌は、松竹大船撮影所の助監督らが執筆したシナリオの発表の場となっていました。山田太一は1958年4月に大船撮影所に採用されましたが、同年6月には既にこの「シナリオ集」にシナリオが掲載されています。
1958年6月10日発行の「シナリオ集5」の巻末に「今回は新人助監督特集を予定しておりましたところ、新人諸君としては仕事を覚える方に忙しく左の二篇しか集まりませんでした」とあり、その一篇として山田太一のシナリオのタイトルが掲載されています。そして次号の「シナリオ集6」(1958年6月15日発行)でそのシナリオが全編掲載されました。他には、15号(1960年3月発行)にもシナリオの掲載があり、また、1960年末から1962年半ばまで「シナリオ委員」のひとりとして名が記されている号が複数あります。山田太一が松竹大船にいたのは7年間だけでしたが、短いながらも映画の現場で研鑽を積んでいたことがわかる資料です。
また、山田太一の松竹大船撮影所に関する重要な資料が、図書『人は大切なことも忘れてしまうから 松竹大船撮影所物語』(1995年マガジンハウス)です。
山田太一が当時の大船撮影所の仲間5人とともに編集し著したこの図書は、撮影所で活躍した監督・脚本家・カメラマンなど多くの映画人たちにインタビューしたものです。かつての松竹大船撮影所の歴史や想い出がページの隅々にまで溢れており、松竹映画を愛するファン必読の一冊です。
山田太一の資料は映画以外にも、テレビの台本やシナリオ集、演劇台本などを所蔵しています。当館のOPACにてご検索くださいませ。
https://opac315.libraryexpert.net/lib-shochiku-otani/
今回を持ちまして、映画の台本紹介は最終回となります。ぜひ、想い出の映画台本の手づくりのカバーにお名前を入れてみませんか?
リターン
3,000円+システム利用料

A|【税控除対象】お気持ち応援コース(3千円)
■サンクスメール
■松竹大谷図書館HPへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
■報告書(2025年4月末に送信予定)
■寄付受領書・控除証明書(2025年1月末に発送予定)
- 申込数
- 80
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年4月
5,000円+システム利用料

B|北條秀司作品台本デザインオリジナル文庫本カバー
北條秀司作品『井伊大老』『浮舟』の台本の表紙をデザインに使用したオリジナル文庫本カバー(非売品) をお届けいたします。
■サンクスメール
■松竹大谷図書館HPへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
■報告書(2025年4月末に送信予定)
■北條秀司作品台本デザインオリジナル文庫本カバー
-----
※ 本コースへのご支援は税控除の対象となりませんのでご注意ください
- 申込数
- 55
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年4月
3,000円+システム利用料

A|【税控除対象】お気持ち応援コース(3千円)
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■報告書(2025年4月末に送信予定)
■寄付受領書・控除証明書(2025年1月末に発送予定)
- 申込数
- 80
- 在庫数
- 制限なし
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- 2025年4月
5,000円+システム利用料

B|北條秀司作品台本デザインオリジナル文庫本カバー
北條秀司作品『井伊大老』『浮舟』の台本の表紙をデザインに使用したオリジナル文庫本カバー(非売品) をお届けいたします。
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■松竹大谷図書館HPへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
■報告書(2025年4月末に送信予定)
■北條秀司作品台本デザインオリジナル文庫本カバー
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- 2025年4月

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