お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

プロジェクトもいよいよ残り6日となりました!皆様から励ましのコメントと温かいご支援を頂き、目標額の81%までまいりました!引き続き成立へ向けて頑張って参ります!最後までご協力・応援をどうぞよろしくお願い致します!

 

さて、今回はご支援いただきました方への成立後のお礼(リターン)について、一部ご紹介いたします。

 

まず、全ての支援者のお名前(※ご了承いただいた方のみ)を、当館のホームページに掲載させていただきます。ニックネーム、ご本名、ご家族やかわいいペットのお名前など、プロジェクト成立後に掲載するお名前のご希望を伺ってまいります。

 

そして、5千円以上のご支援を下さった方へのお礼として、当館の所蔵資料がいつも皆様と共にあるように、という気持ちを込め、当館所蔵の台本をデザインとして使用したオリジナルの文庫本カバーを作成します。2種類1セットとなっており、歌舞伎と映画、それぞれから1冊ずつ台本を選んでおります。(デザインは全て同じです)

 

歌舞伎は、平成30年6月歌舞伎座上演の『妹背山婦女庭訓 三笠山御殿』の台本です。

『妹背山婦女庭訓』は、明和8[1771]年1月に大坂竹本座で人形浄瑠璃として初演、同年8月には歌舞伎に移され初演された「王朝物(おうちょうもの)」の義太夫狂言で、大化の改新を素材とし、蘇我入鹿の横暴を阻止しようとする藤原鎌足らの活躍を描いた作品です。原作は全五段という長編で、「三笠山御殿」はその四段目にあたります。

 

この段の主人公は、杉酒屋の娘お三輪です。恋焦がれる求女という烏帽子折の男が実は藤原鎌足の子息淡海であり、自分の顔にあらわれた“疑着の相(ぎちゃくのそう=嫉妬の形相)”の女の生き血があれば入鹿討伐という求女の大望の役に立てると知ったお三輪は、未来で求女と結ばれることを願いながら死んでいきます。平成30年6月のこの公演では、5代目中村時蔵がお三輪を演じています。

 

 

映画は、1958年に公開された『張込み』の台本です。松本清張の小説の映画化で、橋本忍が脚本を執筆、松竹で多くの映画のメガホンを取った野村芳太郎が監督しています。

本年7月19日に100歳で逝去した橋本忍は、昭和の日本映画の黄金期に、黒澤明や渋谷実、今井正、小林正樹、野村芳太郎など、多くの名監督の映画の脚本を執筆した脚本家です。社会派ドラマやサスペンスなど、スケールの大きい骨太な作品を得意とし、映画の作品数は約70作に及びます。その緻密な構成の脚本から「構成の鬼」と呼ばれ、映画史上に残る多数の傑作を生みだしています。

 

この作品は、ある殺人事件の共犯者が佐賀に住む元恋人の元へ現れると推理して佐賀まで追っていく2人の刑事の姿を描いた、セミ・ドキュメンタリータッチのサスペンス映画です。映画の冒頭、刑事たちが横浜駅より列車に乗り込み、暑さや混雑に耐えながら一昼夜かけて佐賀へ向かい、ようやく到着して宿で張込みを始めたそのとき、スクリーンにメインタイトルが出てくるオープニングは、当時は斬新で話題を呼びました。この『張込み』の後、松本清張、野村芳太郎、橋本忍の3人は、『ゼロの焦点』(1961年)、『影の車』(1970年)、そして『砂の器』(1974年)と、日本のサスペンス映画を代表する名作を発表していきます。

 

是非、あなたのお好きな文庫本に、歌舞伎『妹背山婦女庭訓』、そして映画『張込み』の台本を模したカバーをかけてみませんか?

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