最初にChanthaさんのアクセサリーを見たとき、衝撃が走りました。

「すごい!!なんてきれいなんだ!!」

CEPの活動を通じてカンボジアで出会った方から紹介され、写真を見せて頂いたときの事です。すぐに連絡をとって、一緒にChanthaさんの工房を訪ねました。

お世辞にもきれいとは言えなくて、ボロボロに使い古した道具が所狭しと並んでいて、2人座ればいっぱいになってしまうような狭くて小さな工房でした。

しかし、この小さな工房から、平和への思いが詰まった美しくて、躍動感のある平和のアクセサリーが生まれているのです。

 

 

出てきたChanthaさんの第一印象は笑顔の素敵な方でした。

やさしい笑顔とは裏腹に、語ってくれる彼の半生はあまりにも辛く厳しいものでした。これまでたくさんの現地の方から内戦の話は聞いていましたが、言葉を失うような内容にため息しか出て来ませんでした。

 

今は優しくてシャイな奥さんと、可愛い二人のお子さんに囲まれて、幸せな家庭を築いていますが、幼い頃、家族と死別して孤児院に預けられます。

そこで、アクセサリー作りを習い覚えて、16歳から一人前の職人として働いているので、もう16年以上のキャリアを持つ腕っこきの職人さんです。

取材中に工程を見せて下さると言う事で、なんとも見事な腕捌きで、みるみるうちに美しいアクセサリーが出来ました。

 

作品のこと、平和への思いを熱く語るChanthaさんの真面目で暖かな人柄に引き込まれました。

どんなことがあっても、二度と戦争は起こしてはならない、そのためにも、この平和のアクセサリーをたくさんの人に届けて、平和の大切さをいつも感じて欲しいと話すChanthaさんの瞳はキラキラ輝いていました。

 

カンボジアでは、200万人の人々が虐殺にあいました。

「戦争は老人が決めて、おじさんが命令して、死ぬのは若者」と言われていますが、どうして、何の罪もない子どもや女性たちがたくさん殺されなくてはならないのか? 戦争の大儀とは何だろう? 戦争に勝っても負けてもあまりにも膨大な犠牲を払わなくてはならない。などと色々な事を考えさせられました。

 

Chanthaさんだけではなく、カンボジアでは、ほとんどすべての人々が今なお戦争の後遺症に苦しめられ、貧困という呪縛からなかなか抜け出せません。

 

では、戦争や紛争を無くすにはどうしたら良いのでしょうか。

戦争をしたがる政治家や軍隊に対抗するにはどうすれで良いのでしょうか。

それは、国民ひとりひとりが、戦争はしないと、強く思い続けることです。

家庭でも、職場でも、どんな場所であっても、戦争はいけないと強く願いつづけることです。

 

ひとりひとりの力は弱くて、もろいものです。平和も同じように弱くてか弱い存在です。ひとりひとりが毎日、花に水を注ぐように、心に平和の思いを持つことです。

 

Chanthaさんは言います。いつか、この平和のアクセサリーを武器を作っている会社の人や家族に渡したいと・・。

あなた方が作っている人を殺す武器が、ほら、こんなに綺麗なアクセサリーに生まれ変わりましたよって・・・。

いつか、Chanthaさんと一緒にChanthaさんの夢を実現させたい。

 

後日Chanthaさんが直接語ってくれるインタビュー映像もアップする予定ですのでお楽しみに!

 

 

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