5月から活動開始です!ありがとうございました!
プロジェクト支援者の皆様へ
こころのリカバリー総合支援センター・所長、阿部幸弘です。
「精神障碍者の方々に元気を与えたい!ピアサポーターが活動!」に
多大なるご支援をいただき、ありがとうございます。
おかげさまでプロジェクトは、2017年12月8日(金)に成立し、
準備の活動を始めることができました。
ここまでは、皆様御存知のところかと思います。
<準備状況と御礼>
その後、半年ほど経ちましたが、具体的準備の諸々について、
3クリニックは水面下で活動してきました。
まず、今年3月には、3クリニックのピアサポーターが一同に会して、
初めての研修を行っています。
(報告は以下のURLをご覧下さい↓)
https://readyfor.jp/projects/peer-supporters-sapporo/announcements/72880
その後も、訪問先の精神科病院との交渉や、
ピアサポーターの打ち合わせ会議を進めています。
これらすべての活動が、
皆様のご支援によるクラウド・ファンディングによる資金と、
日本精神科診療所協会様からいただいた研究費の
両方を合わせた予算で、まかなえております。
大変ありがとうございました!
<プロジェクトの結果:5月から活動開始!>
というわけで、3病院訪問の年間計画を立てて来ましたが、
すでに2病院への訪問計画の打ち合わせが、相手方の病院とも終了し、
今月中に茶話会訪問がスタートいたします!
ピアサポーターについては、この訪問活動が未経験の方も多いため、
こころのリカバリー関係で3年ほどこの活動の経験のあるピアが付き添う形で、
実行していくことが決定しました。
すでに訪問活動のための“ボランティア保険”の契約も済ませました。
いよいよ活動を開始いたします。
ただし現在、3つ目の病院の選定に少々苦労しております。
と申し上げますのも、できるだけこれまで訪問をして来なかった病院に
我々としては新たに活動を持ち込ませていただきたい思いが強くあり、
相手方とはまだ交渉を続けているからです。
たしかに病院側も、初めての試みであれば、様々な心配が生まれるのは当然です。
また、訪問先の患者さんに喜んでもらうことが最も大切なので、
病棟スタッフの方全体に、基本的な御理解をいただくことが重要です。
なので、ここはむしろ、あえて時間をかけるべきところと我々は考えております。
そのようなわけで、ピアサポーターは3チームを編成して準備しておりましたが、
いったん3チームをあえて2チームに振り分け、計画を進めることにいたしました。
その方がどのチームの中にも、茶話会訪問の経験者が加わることになり、
かえってスムーズに訪問ができる利点もある、と考えております。
従って、一部計画の変更ということにはなりますが、
たとえ時間は多少ずれましても、必ず3つ目の病院への訪問を実施する予定です。
支援者の皆様には、今しばらく、見守っていただけると幸いです。
さて、上記の他、様々な理由から、訪問の開始が見込みより全体にずれ込んでしまいました。
従って現時点では、ピアサポーターの訪問経験をつづった報告まとめを
まだ作ることができません。(なにしろ訪問が今月からなので…)
その代わりと言うわけではないのですが、
ピア4名から、これからの活動に向けての意気込みを、書いてもらいました。
添付の写真を、参照いただければと存じます。
短いコメントですが、ピアの皆さんの気持ちが伝わるのではないかと思います。
(※ピアサポーターは実名も書き入れてくれましたが、事務局の判断でぼかしをかけてあります)
<収支報告>
計画と予算に関しては、以下の通りです。
茶話会茶果代として、36,000円(1回2,000円×6回×3病院)
資料・案内等コピー代などを消耗品費として10,000円
資料・案内等コピー代を消耗品費として20,000円
ピアサポーター活動に対して謝金の形式で、624,000円
(その内訳:
5名のピアが3病院に6回訪問し、一回の謝金を3,000円として計算
また16名のピアが7回打合せを行い、一回の謝金を3,000円として計算
3名のピアには研修会講師の役割に対して、謝金を各6,000円×3名と計算
これらの合計)
茶話会に同行する職員の交通費として40,000円
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計 730,000円
※保険料などは、日精診研究費の方から支出しましたので、ここに記載はありません。
<リターンの発送>
報告書コース以上のご支援をいただいた方への、今後のリターンの発送は、
ある程度、茶話会訪問活動が進んでから、
ピアの感想などを中心に報告をまとめ、それをお送りする予定です。
従って、だいたい訪問開始後半年以上は経験を蓄積する必要があると考えておりますので、
年内にお届けするくらいのイメージで、計画を進行させております。
いずれにせよ、途中経過は順次、レディー・フォーのサイトなどからご報告いたします。
また、研究としてのまとめは、当然ながら訪問活動をすべて終えてからになりますので、
この点は御了承ください。(研究報告自体は、日精診研究費に対する報告です)
<最後に>
この活動は方法論を変えながらでも、また微力であっても何とか継続して行きたい、
という気持ちが我々にはあります。
なぜなら、このような活動の社会的意義は、決して本プロジェクトだけで
納まるものでもないと、考えるからです。
その意味で、たしかに多少時間を要することにはなりましたが、
支援者様へのリターンは、必ずお届けいたしますので、
皆様にはそれをごゆるりとお待ちいただければと存じます。
訪問が始まり次第、ネット上で月々の活動をお知らせしますので、そちらもお読みいただけると幸いです。
改めまして、このたびは本プロジェクトにご寄付をいただき、本当にありがとうございました!
ピアサポーター一同と伴に感謝しております。
(3クリニックを代表して、阿部幸弘)