「誰にも頼れない」妊娠をなくしたい。相談から途切れない支援を一緒に

「誰にも頼れない」妊娠をなくしたい。相談から途切れない支援を一緒に

寄付総額

12,465,210

目標金額 10,000,000円

寄付者
703人
募集終了日
2023年12月22日

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プロジェクト本文

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皆さま、この度は温かいご支援と応援を本当にありがとうございました!おかげさまで無事に1,000万円に到達し、私たちの取り組みを今後も継続することができます。ピッコラーレメンバー一同、心より感謝申し上げます。


達成の瞬間、妊娠葛藤相談窓口は相談を受け付けており、全国から相談が寄せられている最中でした。そんな中で、今日は当番以外のピッコラーレのメンバーも団体内の連絡ツールであるslackに駆けつけて、みんなでこの喜びを共有しました。


前回のクラウドファンディングで紹介した、元相談者でクラファンを見守ってくれていた女の子の言葉「少しずつ増えていく数字のその後ろに、自分たちの存在を否定せず応援してくれる人の存在を感じる」をまた思い出しました。


寄付をしてくださった方、拡散してくださった方、また応援メッセージでご協力いただいた方、ピッコラーレのメンバー、関わってくださったみなさまのおかげです。ありがとうございました。いただいたご支援は、「『にんしん』をきっかけに、誰もが孤立することなく、自由に幸せに生きていくことができる社会の実現」に向けて大切に使用させていただきます。


残り2日間、12月22日まで1,200万円をネクストゴールとして、最後まで取り組んで参ります。いただいたご支援は引き続き、「相談支援事業、居場所事業、研修・啓発、調査研究・政策提言」のために大切に使用させていただきます。


引き続き、多くのみなさんにこの取り組みを知って仲間になっていただけるよう皆さまの応援をどうぞよろしくお願いいたします。


認定NPO法人ピッコラーレ
代表理事 中島かおり

2023年12月20日追記

 

 

なくならない乳児虐待死。妊婦が孤立せず、助けてと言える社会へ

一人ひとりに寄り添いながら、制度の狭間を埋める継続的な活動にご支援を。

 

私たちのページを訪れていただき、ありがとうございます!認定NPO法人ピッコラーレ代表、助産師の中島かおりです。

 

左から2番目にいるのが私です。

 

私たちが、0ヶ月0日死亡をなんとかしたいと立ち上げた妊娠葛藤相談窓口「にんしんSOS東京」は8年目を迎え、妊婦を孤立させない、漂流させないために始めた若年妊婦の居場所「ぴさら」も皆さまの寄付に支えられて4年目に入りました。


「にんしんSOS東京」は開設以来これまで、1日も休むことなく相談を受け、さまざまな声を聞いてきました。

 

 

「にんしんSOS東京」をこれまでずっと、助成金や寄付などで運営を続けてきたからこそ、民間支援団体の立場から現場の現状を『妊娠葛藤白書』にまとめて社会に発信したり、東京に限定せず全国から相談を受けることができています。その結果、個別のケース対応を通じて全国の同じような妊産婦支援団体や行政機関とのつながりが生まれ、信頼をもとにした連携が進んでいます。


若年妊婦の居場所「ぴさら」は、クラファンで応援していただいた皆さまの力で運営をはじめることができました。若年妊婦の居場所という、これまでの制度にないものを自分たちで作り運営してきた結果、行政もその必要性を認識し、「妊産婦等生活援助事業」*という新しい制度が生まれるなど、社会変化の兆しもありました。

*家庭生活に支障が生じた妊婦等とその子どもを対象とし、住居に入居してもらう、又は事業所等への通所、訪問によって、食事の提供などの日常生活の支援や養育相談、関係機関との連絡調整等を行う事業

 

「ぴさら」は今年7月に引っ越しをしました。これは引越し前の「ぴさら」での様子です。

 

しかし、私たちが「ないから作ろう」と考えて実践したことで社会に認知され、法律が変わり、制度になり、予算がつくようになったとしても、その制度が広がり、現場で事業化されていき、社会が変わるまでにはまだまだ時間がかかります。


その間にも、私たちの窓口には緊急性の高い相談が寄せられ続けています。「間に合わなかった、、」そんなことは言いたくないし、これ以上ひとりぼっちの出産が起きないようにしたい、そう思ってこれまで休むことなく窓口を開いてきました。
 

また、活動を継続する中で発見した新たな課題への挑戦として、地域での生活を始めた元相談者やその子どもたちが「いつでも戻って来られる」場の必要性に応える「アフターケア」への新たな挑戦も、まさしく今、動き始めています。

 

制度の狭間に取り残される方を継続的に支援するには、現場で必要だと感じた支援を柔軟に行いながら、現場の支援から提言活動までより幅広い事業を持続可能に運営していく必要があり、寄付者として支えてくださる方々の存在が欠かせません。

 

私たちの社会の中で、0ヶ月0日の児童虐待死は待ったなしの課題です。制度や事業化への声を「未来」のためにあげ続けながら、目の前の待ったなしの状況にある方の「今」のために、今年も1,000万円という高い目標を掲げてクラウドファンディングに挑戦します。


「にんしん」をきっかけに、誰もが孤立することなく、自由に幸せに生きていくことができる社会を目指して、ピッコラーレは歩みを進めます。

 

今年もピッコラーレへの応援をよろしくお願いいたします。

 

いただいたご寄付は、

ピッコラーレが取り組む4つの事業にかかる費用として、

大切に使わせていただきます。


 

皆さまのおかげで5周年を迎えたピッコラーレは、2022年12月6日付で認定NPO法人となりました。これをきっかけにさらにご寄付で支えてくださる仲間を集め、ビジョンの実現を目指します。いただいたご寄付は寄付金控除の対象となります。ご寄付の税制控除について、詳しくはこちら。

 

5周年を記念し制作したロゴ。「ぴさら」の卒業生がスタッフと一緒に考え、デザインしてくれました。「ピッコラーレ」を支えるのは2匹のダンゴウオ。「一生懸命支えているんだけど、2匹のダンゴウオだけじゃ大変だから!いろんな人に参加してもらおう!」そんな話をしながら作りあげました!

 

・     ・     ・     ・     ・

目次

なくならない0ヵ月0日の児童虐待死

妊娠にまつわる「助けて」を受け止める相談と居場所

現場の気づきを社会へ発信〜研修・啓発・調査・提言〜

居場所を利用した後も地域で支え続ける
「寄付」だからこそできること
ご寄付の使い道

それぞれがここにいて良い、と思える社会へ

応援メッセージのご紹介

・     ・     ・     ・     ・

 

なくならない0ヵ月0日の児童虐待死

 

子どもの虐待死の調査が始まってから18年になりますが、この間ずっと子どもの虐待死で一番多いのは0歳児であり、0か月0日死亡がその約半数を占めている状況は変わりません。

 

0日死亡で加害者とされるのは実母です。そのほとんどは、誰にも相談できず、たった一人で自宅のトイレや風呂場など医療機関以外の場所で出産をしていました。

 

事件の背景には、経済困窮やパートナーの不在、暴力など、さまざまな要因が蜘蛛の巣のように絡み合っていることが少なくなく、それらの要因の多くは社会的システムの不備が影響して生じています。

 

 

「0ヶ月0日の虐待死」がなくならない背景には「社会的システムの不備」以外にも、本人が自己責任と思い込んでしまい、誰にも「助けて」と言えないことがあります。加害者となってしまった彼らが、その妊娠を一人で抱え込まず、誰かに相談しても良いのだと思えていたなら、これらの事件は起きなかったかもしれません。

 

私たち一人ひとりが妊娠出産のあらゆる場面での権利の主体であり、それぞれの選択が尊重され、「自分の身体は自分で決める」ことができる社会(SRHRが守られる社会)には、まだまだ遠いのが現状です。

 

 

海外と比較してみても、日本におけるSRHRに関する取り組み、制度整備等は遅れをとっている状況です。SRHRが大事にされるようになると、

・性の問題を「自己責任」と捉えられる風潮がなくなり、寄り添う文化ができてくる
・性教育が重視されて、それぞれが知識を持ち安心安全な状態での性行為が増える
・中絶にパートナーの同意が必須ではなくなり、また費用負担が減る

等の変化が生まれてくると思っています。

 

 

妊娠にまつわる「助けて」を受け止める相談と居場所

 

ピッコラーレでは「にんしん」の現場で起きていることへの伴走支援として、相談支援事業と居場所事業を行ってきました。

 

  相談支援事業

 

全国どこからでも匿名で相談できる妊娠葛藤相談窓口「にんしんSOS東京」は、2015年12月の開設から8年近くの間、1日も欠かさず、年末年始でも休むことなく、今日も相談を受け続けています。

 

 

その中で、安全な居所がない、経済的に困窮している、すでに妊娠週数が進んでいるのに未受診など、リスクが高いケースについては、やり取りを重ねた上で、本人とピッコラーレのスタッフが直接会い、保健センターや病院受診に付き添う「同行支援」を行うこともあります。同行支援は、相談者本人はもちろん、つなぎ先の関係機関ともたくさんのやり取りを重ねて実現します。

 

 

同行支援では、経済的な問題で受診に繋がれない人たちとたくさん出会ってきました。高額な受診料が受診の妨げになっていることを制度を作る人たちに訴えた結果、2019年からは「特定妊婦等に対する産科受診等支援事業」として、初回産科受診料を補助する制度が始まりました。このように、ピッコラーレは現場での活動をマクロの視点を持って制度作りや仕組み化に反映させることを意識して活動しています。

2020年2月からは、中絶後の専門相談窓口「PUPU」も開設しています。こちらの相談の特徴には、相談メールの文面が長いことがあります。ぎっしりと書き込まれたそのメールからは、抱えている苦しみの深さがしのばれます。2022年度の相談者数は85人。やり取りが長く続くケースも多く、中には30回往復したケースもありました。

 

 

 

  project HOME(居場所事業)

 

project HOMEと名付けている居場所事業には、3つの柱があります。


第1の柱は、若年妊婦の居場所「ぴさら」。

 

「今日泊まるところがない」など安心して過ごせる居場所がない妊婦のために、個室のベッドルームや本人の希望を取り入れたおいしいご飯を提供しながら、生活のさまざまな場面で「どうしたい?」と問いを投げかけ、この妊娠をどうするのか、これからどうやって生きていきたいのかを本人が決定できるように、寄り添っていくための居場所です。

 

「ぴさら」は2023年7月により広い場所に引越しをしました。現在は受け入れも再開しています。

 

第2の柱は、「ピコの保健室」です。

 

豊島区の中高生センターや児童養護施設通所児童等アフターケア事業所などに定期的に出向いて出張型の「保健室」を開いています。そこは、性に関することや人間関係、将来のことなど、なんでも話せる居場所です。

 

利用する子どもや若者に性に関する正しい知識を知ってもらうだけでなく、センターなどを運営している大人たち、支援者たちにとっても、安心して相談できる場所でありたいと思っています。

 

第3の柱「ぴこカフェ」は、豊島区からの受託事業です。

 

豊島区の「すずらんスマイルプロジェクト」の中の一つ「若年女性つながりサポート事業 出張相談会」が「ぴこカフェ」です。

 

性のこと、人間関係のことなどなんでも安心して相談できる居場所「ぴこカフェ」。何度も訪れているうちに最初には言えなかった相談をできるようになったケースがあったり、「ぴこカフェのアドバイスを試したら、うまくいった」と報告をしに来てくれる方もいます。

 

 

現場の気づきを社会へ発信〜研修・啓発・調査・提言〜

 

相談事業や居場所事業といった直接支援の活動と合わせて、社会を変えていくための活動にも力を入れています。

 

  研修・啓発事業

 

毎年、ピッコラーレの実践と事例をもとに研修を自主開催しています。今年は、「妊娠が困りごとになるとき」というテーマで、広く一般向けの研修A「妊娠をめぐる社会課題を学ぶ」(オンライン開催)とより実践的な研修B「相談実践から支援の実際を学ぶ」(東京で現地開催)を行いました。


これからは、行政や医療機関、民間支援団体、学校、企業などへ出向く出張研修も積極的に行っていきたいと考えています。


 

  調査研究・政策提言事業

 

ピッコラーレが2021年に発行した『妊娠葛藤白書 にんしんSOS東京の現場から 2015ー2019』は、日本で初めて*の、そして今はまだ唯一*の、妊娠葛藤に関する白書です。妊娠が困りごととなってしまうのは、個人の努力や心がけの問題ではなく、社会全体の問題であることが、にんしんSOS東京に寄せられたデータを元に明らかになりました。

*ピッコラーレ調べ(2023年10月時点インターネットの検索プラットフォームで同様の内容の書籍および書籍名について調査)

 


この夏に発行した『若年妊婦のための居場所ぴさら〜3年間のあゆみ〜』は、ぴさら利用者の分析や事例を裏付けに、日本における若年妊婦を取り巻く状況とその中でのぴさらの挑戦をまとめたものです。

 

 

居場所を利用した後も地域で支え続ける

 

  活動を通して見えてきた新たなニーズ

 

「ぴさら」での滞在期間は平均すると約2ヶ月。ケースにもよりますが、長くても6ヶ月程度の利用で、卒業後は地域の中でそれぞれの新しい生活をスタートします。

 

卒業生は「ぴさら」に来るまでさまざまな困難の中で生きてきて、地域の中で安心して生活できる家庭のイメージを持ちにくい人も少なくありません。

 

3周年を迎えた「ぴさら」の卒業生は少しずつ増えてきていて、里帰りともいえるデイ利用のニーズが高まっています。今の日本社会では、妊娠・出産を経たあとに、ちょっと休憩したり、悩みごとを気軽に相談したり、数日間宿泊もできたりする「里帰り機能」をもつサービスはほとんどありません。

「ぴさら」を高い稼働率で運営しながら、里帰りニーズに応えるために広い拠点が必要になり、今年7月に移転しました。

 

  「戻りたいときに戻ってこれる」実家のような場所に 

 

「アフターケア」では、産む、産まない、子どもを里親などに託して育ててもらう、などどのような選択をしても、ぴさらを巣立った後、それぞれの地域での暮らしの中で、ちょっと疲れを感じたり、誰かに相談したいことができたり、ふっとぴさらの日々が懐かしくなったり、そんな時は里帰りをするように思いつきでふらりと安心して戻ってこられる場所、自分がここにいていいんだと思える場所にしていきたいと思っています。

 

「アフターケア」というと、就労支援や居住支援を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ピッコラーレでの「アフターケア」では、日々一緒に時間を過ごす中で生まれる「嬉しい!」「楽しい!」などの、ともに笑って過ごす時間の積み重ねも大事にしていきます。その積み重ねが、これからの人生を生きていく希望の小さな種になっていくと思うのです。

 

また、地域の方とも繋がりながら一緒に作り上げていき、地域に開かれ、変化を生み出せる場所にしていきたいと思っています。

 

 

  どんな選択をしても安心して次に進むための場所

 

「ぴさら」の卒業生たちが里帰りのようにちょっとひと休みできることに加えて、仕事や勉強、趣味など好きなことと出会ったり挑戦したり、「ぴさら」から地域での生活が緩やかに重なり合うような、そんな場所にしたいと考えています。

 

また、新しい拠点には「アネモネ」という気持ちの相談ができる部屋を作りました。ここは訪れる若者が抱えるトラウマなどについて、ゆっくり心理の専門家に話ができる場所です。いつか自分自身のHOMEを見つけるには、これまでの傷つきについて自分で理解することが必要になるかもしれません。
 

ピッコラーレのキービジュアル「しおだまり」のように、その時々によって多様な人が訪れる場所にしていきます。

 

「project HOME」について考えるワークショップの様子

 

「寄付」だからこそできること

 

  制度の狭間にいる人への支援には柔軟に使える資金が必要

 

ピッコラーレでは、相談者や利用者の選択に対して「良い悪い」「正しい間違っている」とジャッジをしないように心がけています。そして、一人の人間としての願いや選択を尊重していきたいと活動しています。しかし、一人ひとりちがう事情や背景に寄り添っていく時に、本来は困っている人のために作られているはずの福祉制度が、壁となってしまうことがあります。


たとえば、もうすぐ18歳になる妊婦への支援の中心は児童福祉なのか女性支援なのか、それが支援会議の主題になってしまって具体的な支援の中身について議論ができないこともあります。その議論の間も、妊娠の週数は着々と経過していくのです。

 

福祉の制度の狭間でお金がどこから出るかわからない時でも、妊婦や赤ちゃんの命を守り、必要と感じた支援を柔軟に行うためには、そのときに必要な支援に使える寄付という自己資金は欠かせません

 

例えば、「特定妊婦等に対する産科受診等支援事業」での初回産科受診料費補助は1万円。しかしこの制度だけで費用がカバーしきれないケースも多く、同行支援した際の不足分は寄付金によって賄われています。

 

新たに始める「アフターケア」は、虐待の連鎖を防ぐためにも、地域に溶け込んで生活できるようにきめ細かくフォローしていくことが必要不可欠で、1〜2年などではなく、10年単位で長く続けていかなくてはいけないことだと考えています。すぐには成果が現れにくい課題でもあり、このような活動も寄付に大きく支えられています。

 

 

  社会変革を加速させるための仲間になってください

 

「ないなら作ろう」そんな思いで制度にないものを自分たちで作り運営し、同時に、全国どこに居ても必要な支援を受けることができるよう制度化することを粘り強く訴えてきた結果、行政がその必要性を認識し、「特定妊婦等に対する産科受診等支援事業」「妊産婦等生活援助事業」という新たな制度ができてきていますが、ピッコラーレの活動の根本の問題意識である、「0ヶ月0日死亡」はなくなっていません。

 

もっともっと多くの方たちに私たちの活動を知っていただき、応援してくださる方たちと出会う必要があります。


ピッコラーレの活動全体へのご支援を募った昨年のクラウドファンディング期間中、スタッフと同じかそれ以上に、毎日その進捗に一喜一憂し、達成を喜んでいたのは、かつてピッコラーレに相談した方や「ぴさら」を利用した方々でした。

 

皆さまのご寄付・ご支援は、ピッコラーレの活動と相談者、利用者をエンパワーメントしてくださっています。皆さまの寄付の力で、私たちにこの取り組みを続けさせてください。  

 

 

ご寄付の使い道

 

資金使途:

1.事業費  800万円(80%)

 内訳:相談支援事業(35%)、project HOME事業(35%)、政策提言・研修その他(10%)

 

2. 管理費  200万円(20%)


 

|相談支援事業 「にんしんSOS東京」の同行支援など、相談事業に関わる費用
(面談費、医療費、食料等生活支援費、交通費、同行支援に係る人件費など)

「にんしんSOS東京」には、毎月100件〜150件の新規相談が寄せられています。必要な支援に確実につなげるため、ピッコラーレの相談支援員が相談者のところへ直接会いに行き、面談でお話しを伺い、行政や医療機関などに同行する支援を行っています。

 

同行支援が必要になるケースはここ数年増加傾向にあり、皆さまからのご寄付は、これら同行支援に係る費用や、ピッコラーレにつながった相談者の中で、経済的に困窮している妊産婦の食料等生活支援費等に充てさせていただきます。

 



|居場所事業 project HOME第一号「ぴさら」の運営資金

(面談費、医療費、食料や衣料等支援費、家具・家電・ベビーカー・抱っこひもなど母子の新生活応援費、「ぴさら」に関わる支援員等の人件費など)

 

 

若年妊婦のための居場所「ぴさら」は、年間約3,000万円の維持費用を必要としていますが、現在は、民間助成金や皆さまからのご寄付に支えられ運営を継続できています。


「ぴさら」も4年目の運営に入り、「ぴさら」で妊娠期〜産後の数ヶ月を過ごした後、新たな拠点に移ってからも「ぴさら」を頼り先の一つとして、日帰りやショートステイなどで利用する母子が増えています。今後はこのような、産後の中長期的なサポートも充実させていきたいと考えています。


皆さまからの寄付金は、「ぴさら」の活動全般に係る運営費や、利用者の支援費(「ぴさら」を一旦巣立つ時に、これからの新生活で必要になる家具や家電製品、ベビーカーや抱っこ紐など生活に必要な物品や、高卒認定の受験費用など教育支援費等)に活用させていただきます。

 


 

|居場所事業 project HOME ピコの保健室の活動に関わる費用
(包括的性教育プログラム開発費、人材育成費、出張に係る人件費・交通費等)

 

 

ピッコラーレは2021年より、気軽におしゃべりしながら、 安心して性のはなしができる「保健室」のような場所を、地域でつながりのある若者の居場所に出張して展開しています。 


 学校や家庭以外で、性や関係性等について安心して話ができる場が地域に広がっていくことが必要です。 今後は人権をベースにした「包括的性教育」を大事にできる地域づくりをより推進していきたいと考えています。皆さまのご寄付は、そのために必要な包括的性教育プログラム開発費、人材育成費、出張に係る人件費・交通費等に充当させていただきます。

 



|居場所事業 project HOME 「妊産婦にやさしい地域づくり」に関わる運営費用
(勉強会・ワークショップ等開発/コーディネート費等)

 

 

「ぴさら」を巣立っていった後も、それぞれの生活地域で、困った時には頼れる、信頼できる誰かと繋がりながら安心して生活していけるように、ピッコラーレは「妊産婦にやさしいまちづくり」を掲げて活動しています。

 

これまでも、地域の関係者/機関との交流会や、全国で妊産婦のための居場所を運営している団体との共同勉強会等も行ってきました。今後もこのネットワークをさらに発展させていくために、皆さまの寄付金を活用させていただきます。

 


 

|調査研究・政策提言に関わる費用
(リサーチに関わる人件費等)

 

 

これまで支援の傍らで、現場で受け取った相談者の声を、行政府のヒアリング、委員会での発言、提言書の提出、講演、研修、取材、「妊娠葛藤白書」等書籍の発行などさまざまな形で社会に届けてきました。


「妊娠葛藤白書」は、日頃、窓口で相談者の声に耳を傾けている相談支援員が、2015年開設当初から 2019年 12月までの間に「にんしんSOS 東京」に寄せられた 2,919人の声一つ一つに向き合い、個人が特定されないようにデータを加工・整理・分析し、まとめたものです。


ピッコラーレに届いた当事者の声を、なかったことにさせないために。「妊娠葛藤」を少しでも和らげるための具体的な制度改革につなげるために。リサーチや政策提言に関わる活動に皆さまのご寄付を活用させていただきます。

 

 

それぞれがここにいて良い、と思える社会へ

 

今新しく取り組み始めた「アフターケア」では、地域社会が、妊婦にやさしく、誰にとっても子育てがしやすく、困難を抱えた若者たちが自分の道を歩んでいけるように、やさしいまなざしで包み込む場所であるように、関わりを深める場所を目指していきます。

 

「ぴさら」や「アフターケア」などのprojectHOME(居場所事業)をハブとして、地域とネットワークを紡ぎ、妊婦(女性・若者)を支えていく「ピッコラーレ・エコシステム」を作り上げ、また、全国の居場所事業を行っている仲間との共同勉強会も通じて、草の根の地域での変化、全国の仲間との連携の両方から社会の変化を進めていこうと活動しています。
 

 

「ぴさらを作ってくれてありがとう」


ある卒業生がぽつりと言ったこの言葉をみなさんはどのように受け止めるでしょうか?ひとりぼっちで取り残されている方にとって、寄付や応援をしてくださるみなさんの存在は、 社会への信頼につながります。


自分の持つ力を信じ、応援してくれている人がどこかにいる、「ここにいていいんだ、生きていていいんだ」そんなふうに思える未来を一緒に作っていただけませんか?


「にんしん」が困りごとになる社会のその先へ。「にんしん」をきっかけに、誰もが孤立することなく、自由に幸せに生きていくことができる社会を。今年もピッコラーレへの応援をどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

応援メッセージのご紹介

 

  宋美玄さま(産婦人科医) 

 

 

ピッコラーレさんからは困った状況にある患者さんをいつもご紹介いただくのですが、とてもきめ細かく支援されていて、本当にありがたく思っています。出産された後のお母さんたちは、妊娠中よりもさらに大変な状況に置かれることも多く、お母さんたち、そして新しく誕生した赤ちゃんたちのために、相談できる人や場所は必須です。活動を心から応援します。

 

  ブローハン 聡さま(一般社団法人コンパスナビ 事務局長/支援事業部 部長代理、  YouTube情報発信番組 THREE FALGS~希望の狼煙~) 

 

私は現在一般社団法人コンパスナビに所属し児童養護施設を離れた若者たちのサポートをしています。若者たちが居場所に訪れ、楽しい時間もあれば彼らの心の内に秘められた不安や悩みを共有してくれます。時に彼らの会話からSOSのサインを感じ取ることがあります。
 

そのような瞬間に思うのは、どんな背景や状況であれ、彼らが安心して話せる場所、居場所の大切さです。特に1人の妊娠した若者との出会いが、ピッコラーレ団体さんとの強い絆のきっかけとなりました。その若者がなんどもなんども揺れ動く心情を目の当たりにし、彼女を支えてくれるピッコラーレさんの活動の素晴らしさを実感しました。その後も、私のところに助けを求めてきた多くの若者たちが、ピッコラーレさんの手によって支えられてきました。
 

これから作られようとする居場所が、多くの女性たちにとって「命を紡ぐ場所」として存在し続けることを心から願っています。ピッコラーレさんの活動、そして未来のための取り組みを心から応援しています。

 

  佐藤顕一郎さま(医師・ピコサポ(ピッコラーレのマンスリードナー))
 

 

生まれて間もない赤ちゃんの虐待死の事件のニュースを聞く度に、罪を問われているお母さんが、なぜそのような行動をしてしまったのか、事件を起こさざるを得ない状況に追い込まれていることが、そもそもの問題なのではないか、と感じていました。


妊娠をきっかけに、より困難な状況に追い込まれている人たちの相談を受け、居場所すら失う人に居場所を提供する、ひたすら地道なピッコラーレさんの活動は、そんな自分の感覚に、直接応えてくれている、と感じ、前回のクラウドファンディングのときから応援させていただいています。『妊娠葛藤白書』の後書きに、妊娠による困りごと、「妊娠葛藤」はそもそも誰でも抱くものなのではないか、ということが、述べられています。

 

今回興味を持ってくださった方が、ピッコラーレさんが向き合っているコトについて、周りの誰かとお話ししてくださることや、大切なお金を寄付してくださることで、より優しい世界がひろがれば素晴らしいな、と考えております。

 

 

寄付金控除について

 

認定NPO法人ピッコラーレは、東京都から「認定NPO法人」として認定されているため、ピッコラーレに寄付をされた方は、所得控除又は税額控除のいずれかを受けることができます。また、東京都にお住まいの方は、個人都民税においても、寄付金税額控除が適用されます。今回のプロジェクトへのご寄付は2024年度の寄付として扱われますので、税制優遇を受けるための確定申告の時期は、令和7年(2025年)2月となります。


◆控除の対象となる寄付金
確定申告で控除の対象となるのは、前年末までにピッコラーレに着金した寄付が対象となります。


◆確定申告提出・領収書について

所轄税務署で確定申告を行う際に、ピッコラーレが発行した領収証を添付してください。領収証は毎年2月上旬を目安に、前年分の寄付金について一括送付いたします。

 

 

・寄付金受領証明書(領収書)名義:ご寄付時に記載いただく「ギフトお届け先」を宛名として作成します。
・寄付金受領証明書(領収書)発送先:ご寄付時に記載いただく「ギフトお届け先」にお送りします。
・寄付の受領日(領収日):READYFORからピッコラーレに入金された日となります。(2024年2月9日予定)
・寄付金受領証明書(領収書)の発送:2025年2月上旬を予定しております。(毎年1月下旬〜2月上旬に、前年1年分(1月1日〜12月31日)の寄付金受領証明書を発行いたします。発送までお時間をいただきますが、予めご了承願います。)


※法人の場合
法人の皆さまからのご寄付は、特定公益増進法人などに対する寄付金と合わせ、 一般の寄付金にかかる損金算入限度額と別枠で損金算入できます。事業年度の確定申告の際に、申告書に必要事項を記入し寄付金の明細書を添付するとともに、ピッコラーレが発行する領収書を保存しておいてください。


その他、寄付金控除等のご質問につきましては、最寄りの税務署にお尋ねください。

 


●プロジェクトに関するご留意事項

 

○ご寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

 

○ギフトにつきましては、プロジェクト達成後は、既にご寄付いただいたコースから別のコースに変更することはできませんので、ご了承ください。

 

○寄付時に回答いただく質問項目への回答は寄付確定後、変更できません。

 

○ご寄付に関するご質問は、こちらをご覧ください。

プロジェクト実行責任者:
認定NPO法人 ピッコラーレ 代表 中島かおり
プロジェクト実施完了日:
2024年9月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

NPO法人ピッコラーレの事業費、管理費に充てさせていただきます。1.事業費 800万円(80%)内訳:相談支援事業(35%)、project HOME事業(35%)、政策提言・研修その他(10%)2. 管理費 200万円(20%)

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
助成金・補助金・行政委託金・寄付金等で補填いたします

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プロフィール

NPO法人ピッコラーレは、2018年11月に一般社団法人にんしんSOS東京の後継団体として設立されました。「にんしん」をきっかけに、だれもが孤立することなく、自由に幸せに生きることができる社会の実現をめざし、妊娠葛藤相談(にんしんSOS東京・にんしんSOS埼玉・にんしんSOSちば)/居場所づくり project HOME/研修啓発/調査研究・政策提言などの事業に取り組んでいます。

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ギフト

3,000+システム利用料


alt

A:お礼メッセージ

●お礼メッセージ(電子メール)
●2023年度年次報告書
●寄付金受領証明書

申込数
428
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

10,000+システム利用料


alt

B:「ぴさら」利用者へメッセージをお届け

●「ぴさら」利用者へメッセージを届けることができます(グーグルフォームを使用する予定)
●お礼メッセージ(電子メール)
●2023年度年次報告書
●寄付金受領証明書

※リターン各種の詳細は2024年2月中にご案内いたします

申込数
241
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

3,000+システム利用料


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A:お礼メッセージ

●お礼メッセージ(電子メール)
●2023年度年次報告書
●寄付金受領証明書

申込数
428
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

10,000+システム利用料


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B:「ぴさら」利用者へメッセージをお届け

●「ぴさら」利用者へメッセージを届けることができます(グーグルフォームを使用する予定)
●お礼メッセージ(電子メール)
●2023年度年次報告書
●寄付金受領証明書

※リターン各種の詳細は2024年2月中にご案内いたします

申込数
241
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月
1 ~ 1/ 10

プロフィール

NPO法人ピッコラーレは、2018年11月に一般社団法人にんしんSOS東京の後継団体として設立されました。「にんしん」をきっかけに、だれもが孤立することなく、自由に幸せに生きることができる社会の実現をめざし、妊娠葛藤相談(にんしんSOS東京・にんしんSOS埼玉・にんしんSOSちば)/居場所づくり project HOME/研修啓発/調査研究・政策提言などの事業に取り組んでいます。

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