プロジェクト概要

皆さまからの温かい支援で、開始から1週間で目標の66万円を達成することができました。あまりにも早いスピードでの達成に、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

 

今回の達成で、改めて皆さまの“食べる喜びを伝え、支え合いたい”という熱い想いや、医療や看護・介護現場での食事の課題やケアへの関心が強いことを感じております。そして現場の課題解決やケア方法を「POTT用バスタオル」として形にしたことで、一刻も早く使いたいとの思いから皆さまにご支援していただけたように思います。今まででいただきましたご支援は、バスタオル製作費、POTT研修費用1回、リターン送料、手数料に使用いたします。

 

ネクストゴールは、120万円に設定させていただきます。ネクストゴールを目指すことで、POTT用バスタオルをきっかけとして、もっと多くの人に食べる喜びを届けたいと思っています。

 

そして、これ以降いただくご支援によって、POTT用バスタオルの使い方を含めた研修会を全国各地で企画し、皆さまの近隣地域でPOTT研修に参加できる機会を増やします。ご支援金は研修での講師・サポーターの交通費・宿泊費、研修に必要な物品の購入、資料の印刷費等にあてさせていただきます。

 

またネクストゴールを達成したあかつきには、POTT用バスタオルの市場ニーズの高さとして受け止め、入手しやすい販売価格設定の参考にいたします。

 

引き続きご支援と応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

POTTプロジェクト代表 迫田綾子(2019年9月13日追記)

 

食べる喜びを伝え支える。それがPOTTプロジェクトです。

 

はじめまして。POTTプロジェクト代表の迫田綾子です。

 

超高齢社会が進行する中、病気や介護が必要な方々にとっては、誤嚥性肺炎や窒息などの食事に関わることが大きな社会問題になっています。
 

私は看護師として50年、食べる課題に関心を持ちながら大学では基礎看護学や食べる支援を専門とする摂食・嚥下障害看護認定看護師教育などに携わってきました。そして看護からのアプローチとして食事時のポジショニング(姿勢調整)に着目し、科学研究費助成を受けて食事時のポジショニング教育プログラム(POTT:ぽっと)の開発、プログラムの効果と汎用化、技術伝承に取り組んできました。


POTTとは、ポジショニング(PO)で食べる()喜びを伝える()” 技術と教育のプログラムです。誰もが呼びやすく、愛される名前にしたいと思い、こう名付けました。
 

研修会で迫田(中央)がポジショニングを指導する様子。

 

POTTプロジェクトは一昨年より始まり、全国で技術の伝承を行い、ケア用品の開発等の活動もしています。活動の中では、セミナーや研修会を開催し、多くの医療従事者や介護職の方々に参加していただいています。

 

この度、今治タオル製造元のご協力を受け、ポジショニング用バスタオルを開発しました。そこで、POTTプロジェクトの技術伝承も含めて、そのバスタオルの製作費用をまかなうために、クラウドファンディングにチャレンジすることにしました。多くの皆様のご支援をお願い申し上げます。

 

震災後に新設移転された「南三陸病院」での研修会。POTTをきっかけに地域に食支援の輪が拡がっています。

 

 

適切なポジショニングで、誤嚥を予防し食事を楽しめるように!

 

POTTプロジェクトでは、食事姿勢を整えて、患者さんが気持ちよく食事がスタートでき生きることを支え合うことを目標にしています。 

 

食事におけるポジショニング(姿勢調整)は、老化や病気などによる摂食嚥下障害で食事が困難になった人に対して、最適なポジション(姿勢)をつくり、食事の自立や誤嚥を予防して豊かな生活を維持・回復することPOTTでは定義しています。

そのためポジショニングは、「食べる」ための基本的ケアとなります。その良否が食べやすさや食事量、健康の維持・向上やQOLに影響してきます。POTTの基本技術は食事と共に、嚥下評価、口腔ケアなどの基本姿勢としても用いることができます。

 

食べる楽しみは、ますポジショニングから

 

日常的によくみかける不良姿勢は、下のようなものがあります。

 

私たちは、こういった課題を解消することができるのが、適切なポジショニングだと考えており、研究を進めてきました。

 

POTTプログラムには、生活の連続性を意図して食事前・中・後のポジショニングと食事介助技術を入れました。ベッドや車いすでの食事は、基本的に頭頸部は正中位で軽度前屈、体幹を保持、足底接地などを、少ない物品で短時間(目標5分以内)に整えることができ、介助をする側もされる側も楽に行えるようなものになっています。

 

こうした実践を重ねて行く中で、POTTプログラムを普及させていきたいと、医療・介護関係者向けに研修会やセミナーの開催を続けてきました。多くの方々に参加していただき、少しずつPOTTへの理解が広がり、現場でも活用されてきているように感じています。

 

ベッドにおけるポジショニングの研修会
車いすでのポジショニングについての研修会

 

POTT開発のバスバスタオルで、食事の問題を解決したい!

 

ベッドと車いすのポジショニング(食事姿勢)では、バスタオルを必ず使用します。これまでは市販のバスタオルを使用して研修会を行なってきましたが、より手軽に誰でも簡単にポジショニングができるバスタオルを作ることができないかと検討を重ねきました。

 

そして、昨年暮れから試作と試用を繰り返し、やっと納得のいくデザインと材質にたどり着き、今回「ポジショニング用バスタオル」の開発をすることができました。

 

 

ーポジショニング用バスタオルの特徴ー

 

5本の折り目があり、食事姿勢に合わせ手軽に正確にポジショニングができます。これによって、個人に合わせて微妙な姿勢調整ができ、誤嚥リスクを軽減できます。その結果、食事姿勢が整い、自分で食べられる人が増えます。 また看護介護負担の軽減につながります。

 

介護を受ける人にとってやさしい素材にし、肌触りにもこだわりたいと思い、今治タオル製造元のご協力を受け、開発を行いました。色は癒されるラベンダー色です。

 

介助時に限らず、日常的にも使えます。入浴後はもちろん、デスクワークや運転時は「端巻きタオル」にして腰に当てると、姿勢が整って疲労防止になります。プレゼントやお見舞いにも最適です。

 

ーバスタオルの使用例ー

 

 


「バスタオル1枚で介助を行う側も、行われる側もすごく楽になった!」

これはバスタオルを使用したPOTT研修会で、参加者から多くいただいく声です。

 

その際は、市販の通常流通しているものを使用していましたが、このPOTTが開発したバスタオルを活用すれば、折り目に沿うだけで、正しい形に整えて、より簡単に介助を行うことができ、時間短縮にもなっていくでしょう。

 

今後は、このバスタオルを活用した技術伝承の研修会も全国で開催をしていく予定です。ぜひ多くの方々に、バスタオルを購入していただき、POTT研修会に参加していただきたいです。

 

スプーンの入れ方次第で食べやすさが変化。体験学習は患者さんの気持ちに寄り添う第一歩となっています。

 

 

歳を重ねて、体が不自由も、食をずっと楽しんで欲しい。

 

今回、皆さまよりいただくご支援は、11月までに完成予定のリターンも含めたバスタオル製作費、また来年の6月までに行う研修会費用にあてさせていただきます。


今回のバスタオルの製作によって、より軽に正しいポジショニングを行なっていただけたら、介助される側も笑顔で食事を楽しめるようになると思います。また、介助する側の負担も軽減され、お互いに気持ちよく食事の時間を過ごしていけるのでは、と期待しています。

 

今までにたくさんの方々がPOTT研修会に参加していただき、そこで学んだ人が他の人へ伝え、技術を伝承、定着させていく形で、全国に確実に輪を広げてきました。

しかしまだ種まきの段階で、もっと現場に浸透させていく必要があると考えています。

そのため病院や地域で、早急にPOTTリーダーの育成や研修会を開催し、食事援助を担う全ての人が適切なポジショニングができる伝承活動により力を入れていきたいと思っています。

 

誰もが安心して食事を楽しめる環境をめざして、今後もさらに頑張っていきます。皆さま、ご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

食べるよろこびを”いつでも、どこでも”支え合いたい!(広島県廿日市市にて) 
介護レストランでのAさん、満州で食べていた懐かしい餃子を希望されました。

 

 

◆プロジェクトメンバー

 

 

竹市美加 POTTプロジェクト副代表(訪問看護ステーションたべる管理者)

摂食・嚥下障害看護認定看護師(日本赤十字広島看護大学認定看護師教育課程修了)として、科研によるポジショニング関連研究に初年度から参加し、技術の向上を図ってきました。昨年9月から訪問看護ステーション「たべる」を開設し、地域の摂食嚥下障害のある人たちを中心に看護行っています。在宅療養でも食事姿勢は、非常に重要でありPOTTが地域でさらに発展するよう力を尽くしたいと思います。ご支援よろしくお願いします。

 

 

北出貴則 POTTプロジェクト理事 (誠佑記念病院 リハビリテーション室室長 

理学療法士)

食事は食べることと思いがちですが、病気などで食べられなくなった場合は、食べる前に姿勢を保つことも困難になります。快適で安全な食事姿勢を支援する事で美味しく食べ、生きる意欲につながることが、POTTの願いです。リハビリ専門職の立場から少しでも役に立てることを実践したいと考えております。ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

 

 

原等子 POTTプロジェクト幹事(新潟県立看護大学 地域生活看護学領域老年看護学准教授)
食事への意欲が削がれる一要因が姿勢です。姿勢を整えるだけで、食欲が戻り、手が動きやすくなり、自力で食べられるようになることを目の当たりにして、一層POTTの普及の必要を感じました。私はPOTTを、大学などの教育現場とともに病院や高齢者施設、グループホームや在宅などの職員とともに学ぶツールとしても活用しています。最期まで口から食べる喜びを支えていくために、これからを担う若者とともに、看護師、介護職のスキルアップをめざします。そのための一歩として、POTT用バスタオル製作へのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

佐藤幸浩 POTTプロジェクト幹事(かみいち総合病院 副院長) 
私は平成元年自治医科大学卒業、富山県にて地域医療に従事後、自治医科大学消化器内科での勤務をへて平成17年よりかみいち総合病院に勤務し、現在副院長、NSTチェアマン、医療安全管理室長、家庭医療センター長、内視鏡室長などを兼務しています。急性期医療から在宅医療まで疾患の治療だけでなく、そのひとらしく暮らすことを支えるために日々奮闘中です。POTTで姿勢を整えた途端に、患者さんが笑顔に変わった瞬間が忘れられません。POTTは食べることを支えるのみならず、疾患の治療に大きく貢献できることを確信しています。この恩恵を少しでも多く方に伝えるためにPOTT用バスタオルが大きな役割を演じてくれると思います。ご支援よろしくお願いいたします。

 


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