PrEP17

こんな映画をみれるなんて。なんて素晴らしいプロジェクトなのだろう。ゲイの様々な場面でのあるあるがつまっている。束縛し合う恋のあとの、開放感のなかで、ふと感じる感染不安。ステディパートナーができた後にPrEPをどうするのかなどなど。さらには、専門家たちのコメント、PrEPを経験した人、試したけど止めたゲイ、バイセクシュアル男性、女性、有色人種など多様な声にこのビデオのなかで触れられることができるのだ。

 

 

PrEPは新しい予防方法の一つ。HIV陰性の人が、感染予防のために治療のために用いられる抗HIV薬を服薬する。とても大事なポイントは、定期的に、例えば3ヶ月に一度HIV検査を受け、陰性であることを確認しながら、服薬することだ。同時に、医師に副作用がないかどうかをモニターしてもらいつつ安全に服薬することも大切だ。

 

万が一、知らないうちに感染が成立していた場合、単剤による服薬だけでなく、複数の薬剤を組み合わせて治療をすることが求められる。単剤での治療だと、限界があり薬剤耐性を生じるリスクがある。このことは個人だけの責任するのでなく、社会全体で考えるべき課題だと感じている。

 

 

2016年10月、ぷれいす東京の研究グループが実施した、GPSつき出会い系アプリ利用者を対象にした調査では、約6,921人のうち、7人がすでにPrEPの経験があった。コストを考えると、おそらくは自己輸入により入手している人が多くを占めると想像される。今後PrEPを実践する人たちが増えていくのではと予測される。
 
そのため、国内の環境をどのように整えていくことが今、問われている。このドキュメンタリーをみることで、PrEPの有用な点、課題について、個人として、専門家、周囲の人たちが、将来に役立つシミュレーションができるになる。とても素敵な企画をたてていただいた皆様にこの場をかりてお礼をもうしあげます。
 

 

ぷれいす東京 代表 生島嗣
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