正倉院文書の歴史の6回目です。

 

東大寺の写経所ではこうした事業をこなすために、大量の人・物・情報の管理を行う必要から事務帳簿を系統的に作成しました。

 

これが現在に残る写経所文書です。写経完成までの大きな流れとしては、

 

①発願

予算作成と物品納入

③本経(書写するテキスト)借用と管理

写経用紙の手配と表具

⑤経師による写経

⑥写経の校正・経巻への仕立て

⑦給料の支給と奉納

 

という工程があり、別途に労務管理として食糧支給、出勤簿・欠勤休暇届や役所からの借金などの文書も残されています。報告・管理・集計・支給などの目的から様々な帳簿が工夫されています(次回に続く)。

 

 

新着情報一覧へ