「内閣府、若者の性被害を初調査」というけれど……

内閣府 男女共同参画局：「女性に対する暴力」に関する調査研究より

 

10月24日、共同通信が「内閣府は、高校生や大学生などを対象とした性被害の実態調査を2021年度に実施する方針を固めた」と報道しました。

 

記事によると、調査の狙いは「教員からのわいせつ行為や、会員制交流サイト（SNS）を通じた被害などの現状を把握し、防止策や被害後の支援策につなげる」ことにあるそうです。

 

報じられている中には、痴漢に対する言及はありませんでした。

 

教員からのわいせつ行為も、SNSを通じた性被害も決して看過できません。

 

けれど、教員からわいせつ行為を受けている被害者より、遙かに多くの学生が電車内で痴漢被害にあっています。SNSが誕生する以前から、真面目に学校に通うだけで、性被害にあっているのです。

 

私が、このプロジェクトを立ち上げたきっかけの１つは、文部科学省×学校安全のサイトに、電車・バス内での痴漢に関する情報共有が全くなかったからです。

 

今回もまた、電車/バス内で起きる痴漢についてはスルーされてしまうのか……。せめて、調査項目に入れてほしい。何かできることはないだろうか？　と考えています。

 

いいアイデアがあったら、教えてください。