「棚田遺産」を後世へ―高齢化による危機。高知県梼原町の千枚田を守る

令和6年能登半島地震で被災をされた皆様には、
心よりお見舞い申し上げます。
能登の白米千枚田も相当な被害があるようで、
心痛めております。

ここ最近、日本を始め世界各地で災害や異常気象が発生し、
地球沸騰化、などというフレーズが盛んに言われています。
山の暮らしでもそれを感じるのが、降雪が少ない、降雨が極端に少ない、こと。
都会ではありえないかもしれませんが、山の暮らしでは、上水道も山の水。
ろ過はあっても、ほぼ山の水。当然、維持管理も自前で。
よって谷の水が細くなると、断水、水不足となります。
特に昨年来の少雨傾向はある意味極端。
降雪も少ないので、今春からの耕作も不安が尽きません。

とはいえ、住民が生活に使う谷水で米を作るので、これまた旨い。
特にカルスト地形の石灰質を通った水なので余計に。
この水で育った米を、その水で炊くと、もうやみつきになりますよ。