シロチドリと生息地を未来につなげる活動に、ご支援をお願いします!

シロチドリと生息地を未来につなげる活動に、ご支援をお願いします!

寄付総額

1,507,000

目標金額 1,000,000円

寄付者
204人
募集終了日
2024年2月2日

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プロジェクト本文

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第一目標達成の御礼と、ネクストゴールへの挑戦について

シロチドリを守る活動へ沢山のご支援を頂き、心より感謝申し上げます。

お預かりしたご寄付は、シロチドリの調査・保全活動、普及啓発活動に大切に活用させて頂きます。

 

私たちはシロチドリの代表的な生息地である千葉県九十九里浜で活動を行っておりますが、シロチドリは冬に九十九里浜から鹿児島や三重、茨城へ移動していることが確認されています。しかし、その移動経路まではわかっておりません。繁殖場所から越冬場所へ移動する際に立ち寄る中継地でも、シロチドリが生息できる環境を守っていく必要があるため、シロチドリがどのような経路で越冬地に移動しているのか調査を行いたいと考えております。

 

そこで、ネクストゴールとして下記の目標を設定させていただきました。

最終日までご寄付の募集を続けて参りますので、引き続き、ご協力の程よろしくお願いいたします。  

 

●ネクストゴール

180万円(第一目標100万円+80万円)

 

 

●使途用途  

GPSの装着による移動経路の調査費

 GPS購入費(2台) 調査実施に伴う人件費・交通費

 

※ネクストゴールを達成できなかった場合でも、ご支援いただいた資金の範囲で、実施させていただく予定です。  

 

※GPSの装着は専門家と共に、シロチドリへの負担を慎重に考慮しながら実施します。

GPS取り付けによる鳥への負担を十分に検証し、実施が難しいと判断した場合は、次年度に持ち越し、センサーカメラや足環を使った生態調査の機材購入費と人件費、地元団体や企業との会議、イベント、勉強会の実施費と人件費に使用させて頂きます。

 

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【シロチドリとシロチドリがすむ砂浜を守りたい】

 

シロチドリは、砂浜で産卵・子育てを行うスズメより少し大きい野鳥です。

 

日本各地で生じている砂浜の消失環境の悪化により、

ここ20年で約8割も減少し、その数は今も減り続けています。

 

 

●2000~2022年 シロチドリの個体数の経年変化(日本全国) 

2000年を100%として、春(緑)は約20%、秋(赤)は約16%、冬(青)は約20%に減少していることを示すグラフです。

どの季節も80%以上の減少を示し、ここ20年減り続けています。

 

 

●砂浜が消失している主な原因

・砂利採取や河川構造物の設置に伴う河川からの土砂の供給不足

・沿岸構造物による海底の砂の流れの変化 など

(引用:国交省 海岸の現状と課題)

 

 

生息地である砂浜が減少。

そして、残された砂浜も安心な場所ではない

 

シロチドリは砂浜の上に直に卵を産み子育てします。卵はカモフラージュのため目立たない色をしています。

そんな砂の上で目立たないシロチドリの卵は、人や車に知らずに踏みつぶされてしまったり、ペットにより巣が荒らされていることもあります。

 

▼センサーカメラで巣をモニタリングした際の画像です。

シロチドリの親が砂浜の上に作った巣で卵を温めています

巣の隣を人が歩くと、親鳥は卵を温めるのをやめて、いったん巣から離れます。

残された巣をよく見てみると卵があるのが確認できます。時には人が卵に気づかず踏んでしまうこともあります。

 

左:砂浜の上に直に卵を産み、育てます。卵はカモフラージュのため、目立たない色をしています。

右:危険が迫ると、ヒナはじっと砂地と同化してやり過ごそうとします。    

 

 

砂浜は子育てには厳しい環境ですが、シロチドリは長い年月をかけて、

その環境に適応し、命をつないできました。

しかし、人が急激に砂浜を減らし、残された砂浜でもシロチドリの巣を荒らしてしまっているため、

みるみるその数を減らしているのです。

 

 

 

シロチドリを守る私たちの活動

こういった事態を受けて、私たちは、日本の代表的な生息地である千葉県の九十九里浜で、2015年から詳しい生態調査を行ってきました。

 

そして、行政と協力しながら、調査結果を踏まえ、人やペットから巣を守る囲いを設置し、その効果的な使い方をまとめたマニュアル作りなどを行ってきました。

また、自治体へ働きかけを行い、卵を踏まないように注意を促す看板や、繁殖場所への立ち入りを禁止するロープなどを設置してもらいました。

 

 

設置した囲いの中で子育てをするシロチドリ。

シロチドリは小さいため、親鳥とヒナは隙間から出入りできますが、天敵は囲いに入ってくることはできません。

 

 

 

シロチドリがいる砂浜を守ることは、他の生き物を守ることにも繋がる

砂浜にいる生き物はシロチドリだけではありません。

コアジサシという他の野鳥や、アカウミガメ、そしてハマヒルガオやコウボウムギといった海岸の植物など、多くの生き物が生息しています。

シロチドリが子育てをする砂浜を守ることは、他の生き物の生息地を守ることにも繋がります。

砂浜で子育てをする野鳥コアジサシ

 

 

 

シロチドリと砂浜環境を未来に残していくために

私たちが目指すのは、シロチドリの保全活動を別の繁殖地にも広め、シロチドリと今残されている砂浜環境を未来へつないでいくことです。そのためには、まずそこに住んでいる方々に、シロチドリや砂浜環境について知ってもらい、保全活動へ参加してもらうことが必要だと考えています。

しかし、私たちが活動している場所でも、シロチドリのことを知る地元の方はあまり多くありません。そこで、目標への第一歩として、今までの取り組みを継続しながら、今後は地元の方にシロチドリを知っていただき、活動に参加いただくための取り組みを始めます。地元の協力団体と共に、地域の方に向けたイベント・会議・調査の方法や保全方法に関する勉強会などを実施し、シロチドリがすむ砂浜を守る、地元のシロチドリ保護チームの立ち上げを目指します。

 

 

活動の輪を広げ、

シロチドリと砂浜を未来につないでいくために、

どうか、力を貸してください。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

私たちバードリサーチは、設立から約20年の東京都の認定を受けた認定NPO法人です。

「人間と自然が共存できる社会を構築すること」を目的として、全国約3000名の協力者の方々と共に、野鳥の分布や生態調査を行い、保全視察の立案・実施を行っています。

*バードリサーチ設立年2004年9月

 

 

寄付金の使いみち

 

たくしていただいた寄付金は下記の用途で使用いたします。

・地元団体や企業との会議・イベント・勉強会の実施費  

・生息数調査と生態調査で使用する機材(センサーカメラ等)の購入費

・シロチドリの子育てを守る囲いの購入費

・知識・技術・経験を共有するための資料・マニュアル制作費

・上記の活動に伴う人件費と交通費

 

※このクラウドファンディングの目標金額は100万円です。

支援金は、調査に必要な機材の購入費、シロチドリを守るための囲いなどの購入費、普及啓発活動やマニュアル製作費、各活動の人件費と交通費などに使用させていただきます。

もし目標金額に届かない場合でも、バードリサーチが差額を自己負担してプロジェクトを実施します。

 

 

私たちのこれまでの取り組み

 

1.生息数調査

バードリサーチは全国の協力者と共に、シロチドリをはじめとする日本の野鳥の生息数や分布を調査しています。

その結果が参照され、シロチドリは2012年8月に環境省のレッドリストで絶滅危惧種Ⅱ類に登録されました。

 

2.生態調査

保全活動を効果的に行うには、シロチドリの生態を調べる必要があります。

そのため、シロチドリの研究や保全に関心がある方々で調査体制を作り、千葉県の九十九里浜で、繁殖や採食の様子、行動範囲などの生態調査を実施しています。

その結果、シロチドリの繁殖行動や国内の季節移動、繁殖の失敗要因として人のレジャーやペットも影響していることがわかってきました。

左:赤い足環がついているシロチドリ。足環を取り付けた場所と異なる所でその足環が確認されれば、シロチドリが移動したことがわかります。(捕獲調査は許可を受け実施しています)

 

 

3.行政への働きかけや、シロチドリの子育てを守る取り組みやその効果の検証

生態調査の結果で、人や車両に卵が踏まれてしまったり、ペットにより巣が荒らされてしまうことがわかったので、

行政と協力しながら、シロチドリの卵やヒナを外敵から守る囲いの設置などを行っています。

また行政に働きかけて、繁殖期の立ち入りを制限するロープや、注意喚起のための看板の設置を行ってもらいました。

設置した囲いの中で卵を温めるシロチドリ。効果検証をするため、センサーカメラを取り付けて見守ります。

 

※営巣写真は、自動カメラを利用するなど繁殖行動に影響がないように配慮しています。

 

 

プロジェクトメンバー

 

認定NPO法人バードリサーチ 野村 佳那子

シロチドリを守る活動は、数の急減に危機を感じた担当スタッフが、何年も活動場所へ通い、協力者の方々と、調査→対策の検討→実施→効果検証といったサイクルを1つ1つ積み重ねることで進んできました。これからは、そのように蓄積した経験を、さらに多くの方に伝え、シロチドリの保全活動を広めていきたいと思います。 私は、シロチドリは、砂浜という厳しい環境に適応して生き延びてきたたくましい野鳥だと思っています。そんな野鳥が急激に減少していることに、砂浜環境の危機を強く感じます。 

シロチドリと砂浜を守るために、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

認定NPO法人バードリサーチ 守屋 年史

鳥を観察し始めた30年ほど前にシロチドリが絶滅危惧種になるとは、私は思ってもいませんでした。砂浜に行けば、ごく普通にいましたから。現実には、急速にシロチドリは数を減らしています。シロチドリの生息環境である砂浜のような水辺は、生き物の生息場所と同時にヒトの活動の場でもあり、折り合って賢く利用し続けなければなりません。しかしながら、シロチドリや砂浜の自然と、どのように付き合っていけば良いのか、彼らを知らなければ分かりません。

今回、近くに砂浜がある地域はもとより、広くこの鳥の事を知ってほしいと思い、啓発イベントや生態調査のクラウドファンディングに挑戦します。当たり前に居たものが、当たり前に居続けるように、ご協力お願いいたします。

 

 

 

 

応援メッセージ

 

公益財団法人 日本自然保護協会(NACS-J) 高川 晋一

シロチドリは、世界で最も絶滅の危険が迫っている生き物の一つです。人間がレジャーに使う砂浜が生息地であることや、繁殖地と越冬地で別の砂浜へ移動するため、複数の地域が協力して保全活動を行う必要があることなど、保全が進めにくい要因が多くあります。

そんな中で、バードリサーチは長年にわたって国内の各地域との協力関係を築き、市民も一緒になったモニタリング調査を行い、協働と科学的根拠によりこの課題に取り組んできました。バードリサーチは、間違いなくシロチドリの保全に最も効果的に取り組める団体です。シロチドリを絶滅の危機から早急に救うため、またシロチドリや美しい砂浜の景色と共にある地域を未来に引き継ぐため、ぜひ皆様からのご支援をくださいますようお願い申し上げます。

 

公益財団法人 日本野鳥の会 奴賀俊光

一見、生き物が乏しいように見える砂浜でも、シロチドリのような絶滅危惧種が身近に生息しています。

私は地元が千葉県九十九里浜なので、昔から九十九里浜で野鳥観察を続けており、バードリサーチのシロチドリ調査にも協力してきました。最近では、シロチドリの激減以外にも、同じ砂浜に生息するコアジサシやミユビシギなども減少したと感じています。

日本野鳥の会でもシロチドリを含むシギ・チドリ類の危機を取り上げ、普及啓発を行っていますが、絶滅危惧種を守るためには、調査による生態の解明とそれに基づく保全活動に加え、活動を継続していくために、そういう鳥がいることを多くの人に知ってもらい、様々な形で協力体制を築くことも大事です。このクラウドファンディングにはそれらの大事な活動が全て含まれています。ぜひこの企画へのご支援をお願いいたします。皆様へのお願いをするだけではなく、自分も調査や普及活動への協力を続けていきたいと思います。

 

 

特定寄附金による税制優遇について

 

 

特定寄附金による税制優遇について本プロジェクトを通じて寄附を行う場合には、以下の税制優遇を受けることができます。

<内容>

・個人の場合:2000円以上の寄附をされた方は、寄付金受領証明書を添えて確定申告を行うことで

所得税に関する優遇措置として「税額控除」か「所得控除」のうち有利な方を選択できます。

一部の住民税についても優遇措置の対象となる場合があります。

 

・法人の場合:「寄付金特別損金算入限度額」の枠が適用され、当該限度額の範囲で損金算入ができます。

※詳しくは自治体や所轄税務署、国税庁のウェブサイト等をご覧ください。

 

<寄付金受領証明書の発行について>

寄附をされた方には、後日「寄付金受領証明書」を送付致します。

証明書名義:READYFORアカウントにご登録の「リターン/ギフトの発送先の氏名」を宛名として作成します。

証明書発送先:READYFORアカウントにご登録の「リターン/ギフトの発送先ご住所」にお送りします

寄附の受領日(証明日):READYFORから実行者に入金された日となります。

証明書の発送日:2025年1月ごろを予定しています。発行までお時間をいただきますが予めご了承願います。

 

プロジェクト実行責任者:
植田 睦之(特定非営利活動法人バードリサーチ)
プロジェクト実施完了日:
2025年6月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

・シロチドリの子育てを守る囲いの購入費 ・生態調査や生息数調査で使用するセンサーカメラなどの機材の購入費 ・地元の企業や団体との会議、イベントの実施に関わる費用 ・知識、技術、経験を共有するための資料やマニュアル制作費 ・各活動に関わる人件費や交通費

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金にて補填いたします。 さらに支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、その差額は自己資金を用いて、上記の実施内容の通り実行いたします。

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ギフト

3,000+システム利用料


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【3,000円】シロチドリ応援コース

●お礼のメール ●活動報告メール ●寄付金受領証明書発行
※今回のご寄付は2024年の入金となるため、寄附金受領証明書も2024年度分として2025年に発行させていただきます。

申込数
114
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年1月

7,000+システム利用料


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【7,000円】シロチドリ応援コース

●お礼のメール ●活動報告メール ●寄付金受領証明書発行
※今回のご寄付は2024年の入金となるため、寄附金受領証明書も2024年度分として2025年に発行させていただきます。

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年1月

3,000+システム利用料


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【7,000円】シロチドリ応援コース

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※今回のご寄付は2024年の入金となるため、寄附金受領証明書も2024年度分として2025年に発行させていただきます。

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在庫数
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2025年1月
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