「ウミウシ神経衰弱」で遊ぶ研究者たち

チドリミドリガイに会ってみたいみなさん。

日本では種子島以南、国外ではインド太平洋域の熱帯〜亜熱帯域の温かい海に分布しています。

実は、チドリミドリガイにもいくつか種類があります。

この写真のウミウシ。なんだかわかりますか？

なんと、「チドリミドリガイ　タイプブラック」と言います。

縁の部分が黒いものをタイプブラックと呼んでいます。

ブラックタイプの表側拡大写真

おなかの部分です。

そして、ブラックだけではなくホワイト、ブルー、パープルのカラーバリエーションがあるんです。戦隊モノみたいという声が聞こえてきそう。

お腹側の模様が一番わかりやすいのですが、私たちウミウシ研究者は背中側を見ただけでどのカラータイプかがわかるようになってきました。

研究者仲間とウミウシを採ったあと、カラータイプを当てる「ウミウシ神経衰弱」というゲームをして、自分がどれだけウミウシに染まっているかを思い知らされます。

こちらブルータイプのおなかと背中です。

ただ、インド太平洋域はまだまだ研究が進んでいない領域です。もしかすると今よりももっとカラーバリエーションや種類が増えるかもしれません。

みなさんもぜひ、「ウミウシ神経衰弱」に挑戦してみてください。