(別作品でのロケの様子)

 

前回の投稿にて、『「QOLを高める」=「尊厳死」と認識している方が圧倒的に多いため、尊厳死が法制化された暁には「延命措置」を望む方の意思が尊重され難い環境を招いてしまう恐れがあり、それを懸念した方々からの反対意見を受けて、尊厳死の法制化が進まない、というのが今起きている問題です。』とお話をしました。

 

本日は、『その問題を解決するためにはどんな取り組みが必要なのか』についてお話をしたいと思います。

 

前回の投稿でも書きましたが、今現在の日本において尊厳死の法制化については賛否が分かれています。しかしその論点は、尊厳死自体の是非を問うものではないように思います。これまで私が見てきた限りでは、尊厳死という選択肢自体を否定するような意見に出会う事はありませんでした。

 

つまり、『終末期において個々人が自身の望んだ形での最後を迎えられるように、尊厳死も延命措置もどちらでも選べる環境をつくる』ということについて反対意見が出ている訳ではなく、あくまで論点は『尊厳死法制化の弊害』について、すなわち『延命措置を望む方の意思が尊重され難い環境を招いてしまう恐れがあること』についてであるという事です。

 

ということは、逆に言えば、『延命措置を望む方の意思も尊重されるように配慮した上で、尊厳死を法制化する』ことができれば何も問題は無いのだと私は思います。

 

では、そのためにはどうしたらいいのか。

 

やはりまずは、『尊厳死という死に方もある』ということを知っていただくことが重要だと思います。『日本の終末期医療の現状』や『法制化にまつわる議論』についてはその後のお話。“死に方”には“選択肢”があり、私達にはそれを“自分の意志に基づいて決める権利がある”、ということを広く認知させること。それができれば、尊厳死が法制化された暁にも『終末期においては尊厳死するのが当たり前』とはならないはずです。あくまで『尊厳死という死に方“も”ある』のです。

 

本プロジェクトの目的も『尊厳死という死に方もある』という事を広く認知させることにあります。本作品を通じて「尊厳死」について考えてみていただきたい。そして、「尊厳死」に少しでも多くの方の目を集め、議論を深めていきたい。本作品は、そのためのきっかけになり得ると考えています。

 

本日も長文を読んでいただき、ありがとうございました。


皆さま、引き続きのご支援を何卒よろしくお願い致します。

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