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ジェンダー・分断・差別…生きづらい社会を話し合う不定期刊雑誌第一号

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支援総額

50,000

目標金額 2,000,000円

支援者
1人
募集終了日
2021年5月28日

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プロジェクト本文

▼自己紹介

 

私たち一般社団法人プロシューマー・フォーラムは、すべての命を大切に、すべての地域を元気づける文化活動の基盤となります

 

 プロシューマー(prosumer)は生産者(producer)と消費者(consumer)を組み合わせた造語で「生産消費者」と訳され、40年ほど前に未来学者のアルビン・トフラーが予測した概念です。そこでは、消費者自身がモノやサービスの生産に関わる時代の到来が予言されました。

 最近では、「近代マーケティングの父」とされるフィリップ・コトラーらの「マーケティング3.0」の概念の中で、「生活者が自発的に自分たちの問題を解決して社会や生活をより良くしようとするSNSなどのソーシャルメディアにおける集合知と企業は共同し始め、商品やブランドは企業が一方的につくるものではなくなった」とされ、プロシューマーの実現が説かれています。

 以上に学ぶプロシューマー・フォーラム(生産消費者会議)は、「命の尊重」「地域の活性化」をテーマに市民と協働する各種文化活動の基盤となり、より良い社会づくりに貢献したいと考えます。(以上、一般社団法人プロシューマー・フォーラム設立趣意書より)

 

 こうして設立した一般社団法人プロシューマー・フォーラムは、2020年5月、『いじめないで…自殺しないで…』(ISBN978-4-9911517-0-5)を出版しました。これは、小学生時代に受けたいじめから心を病み後に自殺した娘さんの母親の手記を中心に、識者などのコメントを編集したものです。

 さらに私たちは、すべての命を大切に、すべての地域を元気づけるよう、市民との協働の輪と発信力をより大きくしたいと思っています。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

一人ひとりが自分らしく生き、互いに認め合い、理不尽な分断も差別もなく、弱者も救われる真の自由と平等のために

 

 芸能人などの自殺が相次いで報道されている。

 警視庁の速報値によると、2020年7月から11月までの5ヶ月連続で自殺者は前年同月比で大きく増加している。中でも特に女性の自殺の前年同月比増加率は高く、7月16%、8月40%、9月28%、10月83%、11月19%の増加となっている。

 また厚生労働省によると、小学生から高校生までの自殺者数も、2020年の8月に前年同月比で倍増しているという。

 女性や若者の自殺の原因については、「身近な人間関係によるストレス」が言われることが多い(その言説自体にも何らかのバイアスが働いていないかを一方で厳密に検証する必要もあろうが)。そうして自殺した人々は、KY(空気読まない)と迫る社会との軋轢に、誰もが平等であるべき人間の尊厳や自由を侵されたのかも知れない。

 一人ひとりが自分らしく生き、互いに認め合い、理不尽な分断(この反対語はダイバーシティ=多様性と考える)も差別もなく、弱者も救われる真の自由と平等が、「みんなのシアワセ」の基盤なのに…(以上、『Stayin-a-live』編集前記=発刊趣旨・朱雀子筆より)

 

 厚労省による平成21年度のデータでは、若青年層における死亡原因の第一位は自殺だ。15~19歳では自殺と不慮の事故で31.2%(このデータ表記は(略)この年代では自殺か事故か不明瞭なことにもよるのだろう)、20~24歳では自殺49.8%、25~29歳では自殺48.8%、30~34歳では自殺40.8%、35~39歳では自殺31.8%…。20代で亡くなる人の半数近くを占める自殺に、子供時代からのいじめによる心の傷が影響していることはないだろうか。

 こうして顕在、潜在するいじめや子供の自殺とは、社会が逃げ場のないほどに行き詰まりつつある兆候が最も敏感な子供たちに現れた結果だ。この状況をつくってきた私たち大人の最低限の責任は、社会全体に「思いやり、いたわり合う心」を充たして行き詰まりをつくる壁に橋をかけ、新しい道を見通せるようにすることだろう。(以上、一般社団法人プロシューマー・フォーラム2020年5月刊『いじめないで…自殺しないで…』編集後記p.124・朱雀子筆より)

 

 このように取り戻すことのできない、たったひとつの、かけがえのない「命」が失われていく現実を真剣に見つめ続け、その現実を変えたいという思いを共有できる市民との情報交換の場が必用と考えます。

 

 

▼プロジェクトの内容

 

企画概要

 芸能人を含め女性や若者などの自殺が相次ぐ中、すべての命を大切にするプロシューマー・フォーラムは、「生きづらさ」の元のジェンダー・分断・差別をなくし、誰もが自分らしく生き抜くことのできる世の中づくりへの情報交換の場の入り口となる不定期刊雑誌『stayin-a-live(スティン・エイ・ライブ)』の第一弾「自助・共助・公助」編を発刊したいと考えます。

 

基本構成(vol.1・案)

自助の章

座談会/今、ここにある差別との闘い

●原発事故被災者差別・コロナ罹患者差別・ヘイト被害などに向き合う強さ

対談/秘せずとも花

●素顔をさらすアートへの苦闘

共助の章

エッセイ/魔法の言葉

●「女性の敵が女性」でない多数を得て、社会を改善するために

座談会/社会・文化資本主義

●人的・知的資源と金融資本が相乗し、自由と表裏にあるべき責任を教育・福祉などに体現する競争市場、私有財産、賃金労働によって構成する新たな経済プラットフォーム

公助の章

エッセイ/生活者が共感する思想を

●母子保護施設の拡充へ。資本主義ストーリーの陥穽

座談会/男が変わって慣習を変える

●男性学の初期から今日への流れを社会制度の運営実情改革へ

協働の章

ご支援者欄/

●本クラウドファンディングにご支援くださった方々の中から、お名前(ニックネーム可)などと、ご支援メッセージなどを本誌掲載させていただきます。

制作・運営スタッフ欄/

●本発行号の制作・運営に携わったスタッフなどの中から、「編集後記」ではない「編集後の活動展望」を本誌掲載させていただきます。

地域活動欄/

●次号以降の掲載に向けて、「命」「差別」「人権」などをテーマに各地域で活動される団体などのご紹介を呼びかけます。

 

刊行概要

体裁/A5(菊)判・マット紙・約200頁・平綴じ・断ち落とし・表紙グラビア4色・本文1色

装丁/右開き・タテ段組み・アイコン人物ライフスタイルロケphotoを表紙グラビアに

発行/2021年7月20日(予定)・初版刷り500部・売価900円

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

企画の特性 1.なぜ今、紙の本か?

 「顕示的消費」という概念が経済学にあります。他者に見せることもモノを買う動機になるといった意味です。つまり「外から見えること」は商品にとって重要であり、1960年代後半に朝日ジャーナルや平凡パンチが若い男性のGパンの尻ポケットに丸められて知性やセンスをアピールしたように、かつて雑誌の機能の重要なひとつは、持っているだけで自分がどんな人でいたいかを発信できることでした(団塊世代の微苦笑を伴う追憶です)。

 今日、外から見えるのはスマホやタブレットなどの容器だけとなったコンテンツ市場において、電車の向かいの席から表紙を見ただけで読者が本誌を選んだ意志が伝わる雑誌を発刊したいと思います。さらに、そうした読者の想いを代弁するからには、その表現はスマートなものでなければなりません。

 したがって制作コンセプトは、「考え、想いを表に見せるファッション雑誌」です。

 

企画の特性 2.ビジネスモデル

 既存の雑誌が次々に廃刊・休刊・不定期刊となっていく中で、それらの出版社の経営構造からは考えられない体制―編集・販売・広告・財務の固定部門を持たない―で運営します。

 編集は各刊行号独自の切り口を設定した時にそれに適したチームを組み、販売は初版刷りの書店委託を最小限にして書店からの注文とアマゾンなどネット販売に対応して増刷し、広告収入に過度に依存せず、財務は発刊都度クラウドファンディングを活用します。

 

発刊の目的と戦略的位置づけ

 個人が真に自由・平等に生きる社会のため、分断・差別の根絶に寄与することを発刊の目的とします。ただし例えば、ジェンダーやフェミニズムを真正面からは語りません。「こんなジェンダーフリーの考え方があってもいい」「これもフェミって言える?」など現実的・局所的な話題を積み重ねたいと思います。それらはやがてつながって思想体系となり、共感する市民の行動の芯になります。

 つまり例えばジェンダーやフェミニズムの議論とは、現実に社会を変える突破口として有効であり、そのイノベーティブ要素をオシャレに浮き立たせる挑発的媒体として目的を果たします。

 

発刊戦略の背景

 かつて評論家の大宅壮一氏はテレビの普及に「一億総白痴化」と警告し、テレビ業界自身も(優れて重いドラマやドキュメンタリーもあった一方で)軽チャーを標榜しました。

 まじめで正しい理屈が多くの人々に共有されるためにも、軽いエピソードや笑いを交えて伝えることは重要です。しかし今、社会のすべてを笑って過ごせる状況ではありません。にもかかわらずに軽く笑い飛ばそうという姿勢だけでは、人々の共感は薄れていきます。

 それが既存メディアの凋落の一因です。さらにそんなメディア上では、SDGs時代の企業広告・宣伝活動も十分な効果を上げません。GDPの6割を超える個人消費・購買意欲を活性化するためにも、文化インフラを再構築せねばなりません。

 その中でも特に既存雑誌が困窮していく状況から、女性や若者をターゲットにする雑誌こそは、メディア革新の先鋒となり得るでしょう。「分断・差別の根絶に寄与」を発刊の目的にする本誌の社会的スタンスと、同様の社会的スタンスに立つ従前の雑誌にはない制作コンセプトとのハーモニーが、アナログメディアのひとつの可能性を開発すると考えます。

 

メディア・コンプレックス

 販売動向だけを刊行後の関心事にすることなく本誌は導火線・呼び水と自覚し、その後の社会の反応と生(ナマ=live)でコミュニケイトするネットなどとの様々な連携のかたちを試行します。

 

柔軟な制作・運営体制

 以下の制作・運営スタッフを常時募集してリスト化し、発刊ごとに最適なチーム編成をします。

・アートディレクター・デザイナーDTPオペレーター

・フォトグラファー・スタイリスト・ヘアメイクアーティスト・モデル

・編集記者・校正者

・営業・広報・各種テクノロジスト

 以上、既にリスト化進捗中共感くださるフリーランス、副業許可企業在籍の方はご連絡ください。

 

 

 以上、長いご説明を最後までお読みくださってありがとうございます。自殺をする人が絶えない社会は間違っています。変えなければなりません。「生きづらさ」をなくしましょう。分断・差別を根絶しましょう。そのための情報交換の場の入り口・導火線・呼び水をつくりたいと思います。ぜひ、よろしくご支援くださいますようお願いいたします。

 なお、コロナ禍の影響などにより発刊予定が遅延する場合もありますが、その場合はご支援くださった方々に進行状況などを適宜ご報告させていただきます。

 

追伸(発刊予定の改変に関して) 

 本件は2010年初秋から企画して2021年初夏の発刊をめざし、資金調達のクラウドファンディング(CF)プロジェクトを2021年正月に開始する準備を整えていました。

 しかしCFプロジェクト開始直前に当方のネットシステムに問題が発生し、1ケ月半の予定改変を余儀なくされました。

 そしてその間、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森・元会長による女性蔑視発言問題が起こりました。発言自体には議論の価値もありませんが、当人の辞任会見での「私自身は女性を蔑視する意識はなく、受け取り方の問題」、周囲からの「女性蔑視と受け取られかねない発言」などの言辞こそが、被害者に生きづらさを感じさせる「社会に流れる空気」という問題の深刻さを表しています。

 この問題から、ジェンダー、ダイバーシティなどの言葉が広く伝えられるようになりました。ただそれが、流行語のように流れ去っていかないようにしなければなりません。

 分断の対義語としての「ダイバーシティ(多様性)」は、公民権法に伴って1960年代には米国で議論されていましたが、日本では「デジタル・デバイド」と同じ20年ほど前に「男女共同参画社会基本法」に伴って企業経営上の概念として導入され始めました(それが20年を経てどれほどの成果を上げているかは、今は問わない)。

 「人種・性別・障害の有無を問わない多様性のグローバル経営への有効」を標榜する功利的なアプローチ、戦略的な手法を駆使しましょう。ジェンダーやフェミニズムの議論を「実際に社会を変える突破口」にすることも、容認していただきたいと存じます。

 一方で私の周囲では、「女性蔑視はロスジェネ世代以前の意識。彼らが死に絶える40年後にはなくなる問題だから、自然消滅を待てばいい」という意見も聞かれます。しかし社会の良い変化が自然に訪れることと、人間が努力して良い変化を招くことでは、社会の進歩に対する人々の思い入れが異なります。そんな(問題を主体的に解決できる文化的な)人間の尊厳と矜持に関わることも、私は無視できないと思うのです。(朱雀子)

 

【プロジェクト終了要項】

 

製作物    
菊版不定期刊雑誌(ムック)の第一号

 

出版完了予定日    
2021年7月20日

 

著者    
編集主幹・朱雀子

 

発行部数    
5000部

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プロフィール

中央大学卒業。独自月刊雑誌発行、独自インディーズ音楽レーベル運営を含むマーケティング開発会社を経営。CSR(企業の社会的責任)やNPOを支援するメティア開発の後、体調不良などにより房総に移住。千葉大病院にて心臓の欠陥が発見されて緊急手術を受け、体調の回復とともにアマゾン電子書籍にて独自出版とともに、一般社団法人プロシューマー・フォーラムを設立して『いじめないで…自殺しないで…』を発刊。自宅を猫シェルターとして保健所に登録し、現在30頭の猫とともに暮らす。

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リターン

1,000


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感謝のメール

●感謝のメールをお送りさせていただきます。
●活動報告をお送りさせていただきます。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

3,000


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感謝のメール + 本誌「協働の章」ご支援者欄に掲載

●感謝のメールをお送りさせていただきます。
●活動報告をお送りさせていただきます。
●本誌「協働の章」ご支援者欄に居住地域(都道府県・市区町村など)・ご氏名(ニックネームなど可)・年齢・職業などを掲載させていただきます。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

5,000


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感謝のメール + 本誌「協働の章」ご支援者欄に30字メッセージ掲載

●感謝のメールをお送りさせていただきます。
●活動報告をお送りさせていただきます。
●本誌「協働の章」ご支援者欄に居住地域(都道府県・市区町村など)・ご氏名(ニックネームなど可)・年齢・職業などに加え、30字以内のメッセージを掲載させていただきます。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

10,000


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感謝のメール + 本誌「協働の章」ご支援者リストに100字メッセージ掲載

●感謝のメールをお送りさせていただきます。
●活動報告をお送りさせていただきます。
●本誌「協働の章」ご支援者欄に居住地域(都道府県・市区町村など)・ご氏名(ニックネームなど可)・年齢・職業などに加え、100字以内のメッセージを掲載させていただきます。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

プロフィール

中央大学卒業。独自月刊雑誌発行、独自インディーズ音楽レーベル運営を含むマーケティング開発会社を経営。CSR(企業の社会的責任)やNPOを支援するメティア開発の後、体調不良などにより房総に移住。千葉大病院にて心臓の欠陥が発見されて緊急手術を受け、体調の回復とともにアマゾン電子書籍にて独自出版とともに、一般社団法人プロシューマー・フォーラムを設立して『いじめないで…自殺しないで…』を発刊。自宅を猫シェルターとして保健所に登録し、現在30頭の猫とともに暮らす。

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