子供たちが夢をもっていきていくには食べるだけでなく、安定した教育の場が必要です。でも小学校は1200人くらいの児童に先生がたったの10人!そして30㎡くらいのちいさな教室に100人近くの子供たちが詰め込まれています!

 

ここでも生存競争ですが、なんとか小学校ー中学校と自力で頑張ってもらい、大学まで進んでほしい、というのが私たちの願いです。フィリピンでは大学まででていないと、店屋の売り子や事務職員にもなれません。ハンバーガーショップの店員にもなれません。とても理不尽ですが、仕事をもらうためには生き残ってなんとか高校まででもつづけてもらわないと、生活の糧すら得られないことになるのです。だからこそ、スモーキーマウンテンに暮らす人々に、「何が必要ですか」と聞くと、「自分たちはしかたがないが、子供たちにだけは教育をしてほしい。そしてここから出ていけるようになってほしい」といっていました。念願がかなってようやくスモーキーマウンテンから郊外にでることができた人々。

だからこそ、親たちの念願である「教育」のチャンスもなんとかつくりだしたいと思います。でも先生は足りません。放課後なにか知的な刺激を得られるようなところもありません。でも、児童のころから自然に情操教育が身につく過程として、文字をおぼえたり、年かさの子やボランティアのひとたちに本を読み聞かせてもらったりする経験はとても大事なのです。

 

勉強が終わってからもらえる「おやつ」の味。そんな体験をみなさまもお持ちでしょうか。そう、それが得られるのがこのコミュニティキッチンです。その楽しみのために子供ライブラリーにきてくれればいい。それで落ちこぼれなくなるーこれが私たちのねらいです。でも本がありません。

 

そこで私たちは東京の三鷹市にあるアメリカンスクールジャパンにお邪魔しました。そのときに生徒会の児童たちに、悲惨な状況で学校にもいけなかったスモーキーマウンテンの子供たちの写真をみせました。「ええっ!」と大きな衝撃の声をあげる児童たち。

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でも今はようやくセントマーサに落ち着いてなんとか学校に通えるようになったと聞いて、アメリカンスクールの子供たちは「よかった!」と胸をなでおろしました。「でも、みなさんと違って恵まれていない環境なんですよ。本がないんです。」それをきいて、みんなが募金してマニラで本をたくさん買えるようにしてくれました。150冊の古本を買い込んで、こうしてライブラリーの原型がスタートしたのです!

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(上:東京アメリカンスクールのこどもたちと)

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(上:児童代表からセントマーサこどもライブラリーのための寄付をうけとるデイヴボックマン)

(下:仮キッチンの横で即席ライブラリーを楽しむ子供たち)

子供を複数抱えているおかあさんたち。。。そんなおかあさんたちにとっても子供ライブラリーは大きなたすけになります。

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(上:学校の宿題をみんなで考えて片付けるこどもたち)

 

フィリピンではみんな子だくさんなので、3-5人子供がいることは普通です。そのうちのひとりでも熱をだしたりすると、おかあさんは仕事ができません。共同キッチンがスタートして、首尾よくグループにはいれてトレイニングが受けられたとしても、これではもとのモクアミ。

そんなおかあさんたちの要望をいれて、一階にはこどもライブラリーのスペースをもうけました!青や赤、緑の銘板で飾られている二階に続く階段が本棚になっています!ここで子供たちが本を読んだり宿題をする空間ができています。夜は大人たちの集会所や研修場所にもつかえる多目的な空間です。

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