日本で廃棄される大量のアパレル商品に、新たな価値を！

17年間の仕事の中で、ファッション業界の壁にぶつかる

初めまして。ＮＯＤＥＷＥＡＲ．代表の高辻と申します。私はファッションが好きという理由で大学卒業後約17年間ファッション業界で働いてきました。そのうち15年間はメンズのネクタイ・シャツ・マフラーなどを自社ブランドで販売する会社の企画営業に携わり百貨店や専門店を担当してきました。

 

その中で販売、営業、企画と様々な経験を積むうちにファッション業界の問題が見えてきました。

 

それはアパレル商品の廃棄問題です。ファッション業界では通常、店頭プロパー販売→クリアランスセール→アウトレット→ファミリーセールの順で売られていきます。ただ一般的にはブランドイメージの低下を嫌い、ある一定の価格まで下げたのち焼却処分を行います。

 

中には店頭に出ず処分される商品もあります。それはサンプルや納期が間に合わなかった、僅かに規定のサイズに仕上がらずB品になってしまたものなどです。これは業界の常識という空気もあり改善は容易ではありません。

 

それならば自ら起業して問題を解決してみようと思い、現在準備を進めております。    

 

衣料品ロスを無くすために「Stock Factory」をスタート

私は今回、工場や輸入代理店からサンプル品やB品を仕入れ、「Stock Factory」というブランドで販売したいと思います。

 

「Stock　Factory」＝工場の不良在庫が少しでも減ったらよい、という思いと同時にモノづくりにこだわった工場で作られたという品質保証の証を目指しています。

商品展開としては、まずはストール、スカーフ、マフラー、ソックス、ネクタイ、ベルトなどのファッション雑貨（メンズ・レディース共に）を予定。購入いただくことが、そのまま衣料品ロスへの問題提起に繋がります。

 

また、ファッションにこだわりを持った方や、製品の質にこだわる方にとっては、より安価で良いものが買えるという価値も提供できると考えています。

 

皆さまにお約束できるのは

 

 

廃棄0の商品展開

 

今回販売するのは、一般的にサンプル品やB品と呼ばれる市場にでない商品となります。そのため、従来の製造工程で出るような廃棄対象の服や雑貨は出ません。このブランドをご購入いただくこと自体に意味を持っています。

 

 

クオリティの高いものを安価で提供

 

本来、百貨店、ブランドショップ、セレクトショップで販売されるはずだったものを取り揃えているため、ブランドのものとも品質的に遜色ないアイテムを取り揃えています。また、ブランドにかかる金額がそのまま引かれるかつ工場から直接仕入れるため安価に提供することができます。

 

 

手にとって確かめられる、安心の販路

 

販売先は期間限定の催事販売もしくはアパレルショップへの卸売りを予定しています。実際に手にとっても、なんら製品として問題ないことを確認していただく機会を作ります。

 

今回、皆様からご支援いただいたお金は開業資金としてアパレル工場や輸入代理店から仕入れをするために使用させていただきます。リターンでは、それらの商品を実際に手元にお送りさせていただきます。

 

＊仕入れるB品に関しては規定よりサイズが小さいマフラーや一部プリントミスがありますが、スカーフなどで穴が開いているなど使用上問題があるものではありません。    

 

 

日本で廃棄されている膨大な量のアパレル商品

現在、日本で廃棄されているアパレル商品はどれくらいあるかご存知でしょうか？

 

なんと約100万トンと言われています。国内アパレル総小売り市場規模は1990年約15兆円ありましたが、2016年には約10兆円まで縮小。しかし供給量は20億着から40億着へと倍増しました。

 

 

原因はファストファッションの定着により商品サイクルが早まり売れ残りが多くなった、売り逃したくないから必然と多く生産してしまう、原価を抑えるために多く生産せざるを得ないなど理由は様々です。

 

生産性を求めていった結果、環境へ悪影響をうみ、ラナ・プラザの悲劇のように、取り返しのつかない事故が起こり、多くのモノやヒト、コトが犠牲になっている現状が浮き彫りになりました。

 

そこでまず私は、廃棄されるアパレル商品を減らすことを考えました。その中でも注目したのはサンプル品やB品です。アパレル商品には市場に出て売れなく廃棄させるものもあれば、市場に1度も出ず、廃棄されているものがあります。

 

サンプル品の中にはファミリーセール等で売られているものがありますが、それは全体のほんの一部にすぎません。

 

使用上問題ないならばせめて1度は店頭に出してあげることで、廃棄される服が減るのではないか。  

 

今回のブランド立ち上げを通して、衣料品を短いサイクルで大量生産する手法に対して、一石を投じることになればと考えております。

 

無くすことが難しいのであれば、それに新たな価値を見出したい

アパレル企業にとって、サンプルを作らなければ商売ができませんし、ちゃんとした商品を市場に届けるためチェックをすればB品が出てしまいます。それらを0にすることは不可能です。

 

それならばサスティナブル、環境問題の観点からもただ焼却処分をするのではなく新たな価値を見出してあげるもの必要ではないかと思います。

 

私は、「StockFactory」事業で大きな売上を上げようとは思っておりません。

 

なぜならば「StockFactory」が大きくなることはそもそもの不良在庫が減っていないことに結びつくと考えているからです。

 

ですが、今後のファッション業界のビジネスモデルで考えると、なくてはならないブランドになるとは思います。「StockFactory」があるから工場も安心してモノづくりを続けていける、「StockFactory」を買ったらいい商品を購入できただけではなく地球のため未来のため少しいいことができたとそう皆さんに思っていただけるブランドに育てていけたらと思っております。

 

ファッション業界のこれからを考えていくためにも、よりクリーンでサスティナブルな社会を考えていくためにも、どうかご支援よろしくお願いいたします。