八郷の歴史的古民家を改修し、出荷や援農研修できる農業拠点を作りたい

 

 

 

こんにちは！　茨城県石岡市八郷で環境再生型農園を運営している、手塚潤と申します。

 

私たち夫婦は東京から八郷に11年前に移住し、ゼロからスタートして農園を立ち上げ、現在に至ります。常に変化する社会情勢の中で、常に前向きな姿勢を保ち、ここまできました。

 

2年前にはREADYFORにおいて、放棄されたビニールハウスの改修の資金調達を達成しました。

 

農園にとって冬期栽培の充実は必須課題で、ビニールハウス改修により栽培の幅が広がり、収穫量確保されたことに感謝しております。ご支援くださったみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。支援者さまの気持ちが届いたことで現在につながっています。

 

その後、環境再生型農園として、地域自然環境を守り、気候変動の原因となる、大気中の二酸化炭素を削減する農業のありかたにも取り組んでいます。

 

 

日々の農園運営にあたり、作業環境の充実はとても重要であることが、苦節11年間の経験で実感していました。野菜の洗浄をキッチンシンクで行い、室内で乾燥やパッキングや箱詰めの作業には限界を感じていました。そんな中、地域の先輩農家からのご紹介で、大きな古民家への移転はどうかとの願ってもいないオファーがありました。常日頃から私たちの様子を知っていた方からの知らせだったので、すぐにお願いの返答をしました。

そこで今回は長年探していた農業インフラを構築するための新拠点、築150年、明治元年設立、もとは村の医師であり、寺子屋として子供達に読み書きを教えていた、地域貢献した場所でもある古民家を改修するために、再度クラウドファンディング にチャレンジします。

 

今回のクラウドファンディング での資金調達は必須であると思いました。これまでソルズファームは石岡市の認定農業者として登録され、金融機関からの農業資金借り入れ最低条件をクリアしているものの、実際には日々の運営に苦労する農園にとりまして、資金を借り入れ、農園をサポートするのは現実的ではありませんでした。そのため、今回もぜひご支援者のみなさまにサポートをお願いするに至りました。どうか、温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

私たち夫婦のように都会から移住し、農業をゼロからスタートするには、さまざまな壁があります。

 

現在農園立ち上げから11年経過し、かねてから課題となっていた出荷作業場の拡充、圃場の広がりとともにそろえてきたトラクターや農業機械を格納する雨よけのあるスペース、援農や研修にくるサポーターの泊まる部屋、野菜を補完するストレージなどが敷地内に配置できる新拠点を探していました。昨年ご縁をいただき、待ちに待っていた候補地のお話を地元の先輩農家よりいただきました。

 

築150年の割には外観も綺麗でしたので、喜びで溢れていましたが、いくつか問題点もあることにも気が付いてきました。それは建物の土台となる床下の柱の痛みです。いくつかの部屋で床が傾き柱も傾いていました。素人ではわからないので、友人の工務店に診ていただいたところ、床下の柱が腐り、地面から浮いていることがわかりました。またそういった箇所も何箇所かあり、すべて改修するのは資金が必要なこともわかりました。また、出荷場の作り込みやトイレのリノベーションにも資金が必要なことも判明し、まとまった資金調達をしなければならないことになりました。

 

私たちはこの古民家にご縁を感じていましたので、是非ともここで改修して、この建物を守ってきた歴代の家主の仲間入りを果たすべく、改修をクラウドファンディング で行うことを決断しました。

古い古民家は時代とともにさらに強くなるとも聞いたことがあり、この歴史的古民家は未来永劫、私たちの次の世代に残すことは私たちの社会的責任であると感じています。そこでみなさまにも、このプロジェクトの重要性を感じていただきたく、クラウドファンディング にチャレンジすることになりました。

 

 

 

 

 

今回の挑戦では、2021年7月31日までに古民家改修・出荷場リノベーションを行います。

 

今回のプロジェクトの重要なポイントは3つあります。

 

第一は母体となる古民家の基礎の部分、傷んだ柱や床の改修
第二は野菜の水洗いやパッキング、出荷準備のための作業場のリノベーション

第三は水洗トイレの傷んだ床、土台となる柱、トイレのレイアウトなどのリノベーション

 

まずは、基礎部分の改修では、3の部屋の床、土台、壁の改修をします。すべて畳の部屋で歩くと緩んで軋む状態です、床をやり直す必要もあります。これから数十年に渡り生活するには、この床をいま改修することが、今後の重要なポイントです。

 

次に出荷作業場のリノベーションです。このスペースは、古民家の土間の部分を作り込みし、収穫した野菜を持ち込み、洗浄、パッキング、箱詰めなど導線をレイアウトします。特に井戸から引いてくる水をシンクにつなぐなどの作業も入ります。

 

最後にトイレのリノベーション、入り口から一番奥まったところに位置しているので、あまり使い勝手のいい位置ではないですが、床や部屋の内壁、ドアなど便器のレイアウトなどの作り込みが必要となっています。便器も新品に交換します。

＜具体的な工事内容＞
床部のじ板・ねだ撤去、大引・つか交換、基礎石交換、高さ調整ｍ、フローリングと間取り変更
収納作り変え、建具設置、トイレレイアウト変更、床・便器交換、土間レイアウト変更
壁撤去、注水・排水工事

以上のポイントはすべてこの古民家を快適な空間にし、さらに未来へとつなげ、農業発展させるための改善点です。

 

 

 

 

はじめにもお伝えしたように、農業をする上でしっかりした拠点づくりは重要なことです。

 

この11年間の失敗から学んだ上でわかってきたことをこのプロジェクトに盛り込みます。農業する上で10年というスパンはアッという間に過ぎてゆきます。プロジェクト完成後は、私たち自身のためにだけではなく、今後ここで農業を学ぶ人たちやサポートする方、そして未来の世代へと繋げていかなければいけません。

 

私たちがこれまで苦労に苦労を重ねてきたことをポジティブに捉え、未来への負担を軽減し、より早く効率的に農業ができるようにすることが、今後の世代へのテーマとなっていくと思っています。私たちも今年60歳オーバーとなり、より早くつぎの世代にバトンを渡せるようにがんばります。新しい形の家族はこういったところから、始まっていくと思います。

 

農家が家族として継承されるのではなく、他人でも農業を通じて家族関係を築く時代がくるのではないでしょうか。私たちはどのような形でもいいから、農家を継承していくビジョンを持っています。食糧の充実は人々の幸福感を創造するものです。この歴史的古民家を残し、そこに活用していくことを、心から願っています。

 

今回はその実現に向けて、前回の挑戦も踏まえ大きな第二歩目となります。どうか、温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

 

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本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先（https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix）の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

本クラウドファンディングで実施するプロジェクトでは、履行のために必要な食品関係の許認可の届出は、不要との回答を石岡市より、いただいております。（2021年3月30日現在）