福島の親子の大切な居場所!「たんぽぽサロン」存続に救いの手を

福島の親子の大切な居場所!「たんぽぽサロン」存続に救いの手を

支援総額

710,000

目標金額 600,000円

支援者
76人
募集終了日
2014年6月20日

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プロジェクト本文

福島白河市の親子の遊び場「たんぽぽサロン」を存続させたい!

 

はじめまして。NPO法人子育て環境を考える虹の会 永野美代子と申します。

福島では、震災の直後から現在に至るまで、数多くの子どもたちが放射能への不安から外で遊ぶことが出来ずにいます。そしてそれ以上に、母親達も様々な葛藤を抱え、多くの悩みやストレスを抱えているのです。私達は、そんな親子が少しでも笑顔になるように、そして、安心して過ごせる場所を作りたいと強く願い、震災直後の23年5月、福島県白河市に「たんぽぽサロン」を開きました。活動がもうすぐ3年になる時に、現在お借りしている場所が使用できなくなり、引っ越しをすることになりました。

現在、5月10日のオ-プンに向けて準備中です。

 

どうか、新しい「たんぽぽサロン」の運営をするためにご支援・応援をお願いします!

 

 

(おもちゃは木製のぬくもりがあるものを選んでおいてます)

 

たんぽぽサロンのオープン

 

オ-プン当初は本当に不安でいっぱいで、泣きそうな顔をしていた親子がたくさんいました。 それもそのはず。震災直後で除染もままならず、公園も当然使えません。当時の放射線量は高く、外に子供を出すにも短時間でした。幼稚園や小学校でも外遊びは禁止。皆、息が詰まる思いでした。白河市は強制避難区域には当たりませんが、部分的に高線量の地域もあり、自主避難する親子も数多くあったのです。 そんな中、家庭や仕事の関係で避難できず、悩み苦しんで悶々とする親子。その不安を、同じ思いを抱えている母親と話すことで、「ひとりじゃないよ」と感じて欲しい。辛い気持ちを、ほんの少しでも安心に変えて欲しい。私達は、親子が少しでも楽しめるように、そして、安心できるような居場所づくりに努めていました。

みんな、不安を顔に出してはいても、なかなか言葉には出せない状況だったのです。どうしたらいいのか、誰にも正確な答えなんて出せない、けれど、子供達を抱え、日々を過ごさなければならなかったのです。その重圧は母親に圧し掛かっていました。

 

その不安を少しでも取り除いてあげたくて、そして、笑顔を取り戻して欲しくて、サロンを開ける日々でした。

だんだんと、来る母親達が増え、言葉が増え、笑顔が増えて行きました。答えはなくても、話しが出来る。話しが出来れば、安心する。そして、不安が消えていく。みんな同じなんだと。。

 

私達は、そんな母親達を見守りながら、時にはお茶を飲み、子供達と遊んだり、話しを聞いたりしていました。なかには心の病を発症しているケースもありました。その度に必要に応じ、保健師さんや助産師さん、心理士さんを紹介し、母親達のSOSを見逃さないよう、救いの手も差し伸べてきました。

 

                (子供たちを見ながらお茶を飲むママ達)

 

(みんなでトンネル遊び♪)

 

原発事故で強制避難中の親子も姿を見せるようになりました。

皆、見知らぬ土地なので、仮設住宅や借り上げ住宅に引き籠もりがちでしたが、保健師さんや心理士さんからの紹介で、サロンに遊びに来るようになりました。

暗い表情の母親達を迎え、私達と共に話しを聞いてくれたのは、サロン当初からいた先輩ママさん達でした。みんな、同じ気持ちだよと。心配しないで、一緒に頑張ろう!ひとりじゃないよと声をかけていました。

私達だけでなく、ママ達もサロンと一緒にどんどん成長していっていました。

 

(みんなで手形押して作品作り♪)

 

夏には、低線量の場所へバス遠足を企画したり、秋には、長崎県や広島県、福井県などの全国からのご支援を受け、たくさんの落ち葉や松ぼっくりを送って頂き、「しぜんとあそぼう」の会を開きました。久しぶりに落ち葉に触れた子供達、とっても嬉しそうでした!

 

(みんな笑顔!楽しかったね)

 

 

 

本当にたくさんの思い出が出来ました。

笑顔もあふれてきました。

たんぽぽサロンは、年齢制限はありません。 遊びに来たお子さんが何歳であれ、歓迎しています。 夏休みなどは、小学生も来て小さな子供と一緒に遊んでいます。 また、ママさんだけでも大歓迎。 朝、学校に送り出してから、お茶を飲みにふらっと来ることもあります。 自分の時間を有意義に使いながらも、話すのは子供のこと。

 

「こんなことがあったんだけど。。」
「あっ!うちもうちも!」
「なんでかなあ?」
「それはね、そういう時期でね、あともう少しすれば。。」


なんて何気ない会話で悩み相談。 先輩ママや私達保育士に聞いてもらい、ホッと一息ついて帰ります。 本当は、公園とかで話せることなのに。。。。 それが出来ないから、みんなサロンに来るんです。サロンの必要性は、高まるばかりです。

 

(引っ越し作業を手伝う親子)

 

(障子貼りを手伝う子供達)

 

幸い、新たな場所を見つけましたが、家賃や様々な費用が必要です。ボランティア団体の我々には資金がなく、困っています。このままでは、活動自体が出来なくなってしまいます。母親達も一生懸命引っ越しの手伝いをしてくれていますが、サロンの存続について皆心配しています。新しいサロンの場所探しは難航しました。

子供達が安心に遊べる場所。 赤ちゃんが休める場所。 ママ達がゆったり出来る場所。 騒音を考慮すると、一戸建て。 放射線量も、なるべく低く。。 ひと月かかり、やっと見つけた場所! 築40年近くの空き家です。

 

 

大家さんがとても理解のある方で、子供達が過ごしやすいようにリフォーム等も出来るようになりました。とても古い物件なので、そのままでは子供達が遊ぶことは出来ないのです。しかし、修理を外部に依頼すると費用が沢山かかります。そこで、自分達で出来るだけのリフォ-ムを行うことにしました!

 

(古い壁をママ達が削っています)

 

(ペンキ塗りもしてくれました)

 

畳もカビがあり、赤ちゃんを寝せれる状態ではないため、入れ替えました。

(古い畳)

 

(新しくなりました!)

 

(床の部分も張り替えました)

 

(子供達も掃除のお手伝いをしてくれています)

 

まだまだ修理が必要な箇所があり、皆で協力して作業を行っています。運営の基盤も整っていません。たんぽぽサロンを必要とする親子がまだまだいます。「ひとりじゃないよ」と感じることで、得られる安心と笑顔。私達は、そんな親子の為にも、この場所を存続させたいと強く願っています。

 

福島の親子の為、どうか、皆さまの温かいご支援を頂きたく、宜しくお願いいたします。

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プロフィール

保育士、認定子育てアドバイザー。2011年3月NPO法人子育て環境を考える虹の会を設立。その2か月後、親子の居場所「たんぽぽサロン」を設立

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リターン

3,000


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◇サンキュ-レタ-
◇たんぽぽサロン オリジナルバッチ

支援者
42人
在庫数
制限なし

10,000


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上記2点に加え、

◇たんぽぽサロン 子供達の写真入り色紙
◇「支援者」としてお名前・写真・メッセージをアルバムに掲載し、みんなが見られる場所に大切に保存します。

支援者
28人
在庫数
制限なし

30,000


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上記4点に加え、

◇白河市のご当地グルメ

支援者
4人
在庫数
制限なし

50,000


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引換券#2に加え、

◇白河市のご当地グルメセット
◇ママ達の手作り品

支援者
3人
在庫数
制限なし

プロフィール

保育士、認定子育てアドバイザー。2011年3月NPO法人子育て環境を考える虹の会を設立。その2か月後、親子の居場所「たんぽぽサロン」を設立

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