コロナ禍によって上演機会が減り存続の危機にある小劇場を維持したい

コロナ禍によって上演機会が減り存続の危機にある小劇場を維持したい

支援総額

1,874,000

目標金額 1,500,000円

支援者
95人
募集終了日
2022年10月6日

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達成の御礼とネクストゴールについて

 

8月6日よりスタートした本クラウドファンディングですが、30日目に目標金額である150万円を達成しました。

 

ご支援してくださいました皆さまに心より感謝申し上げます。

 

クラウドファンディングが成立しなければ、劇場施設、スタジオ施設の存続が更に厳しいものとなり、経営を見直さなければなりませんし、クラウドファンディングに挑戦する時は、皆さまにどれくらい応援していただけるか正直不安でした。

 

しかし、皆さまからのたくさんのご支援のおかげで差し当たっての施設維持に大きな力となり、心から嬉しく思っています。コメントやメッセージで、ページに書いてあるような想いに共感してくださったというお言葉や、応援していますというようなコメントをいただく度に、たくさんの方に支えられて今、目標に向かって取り組めていることを改めて実感しています。本当にありがとうございました。

 

そして、現在着々と準備が進む中で、ネクストゴールを設置させていただくことといたしました。次の目標金額は480万円です。

 

これまでのAll or Nothingとは異なり、ここからはAll in となり、ご支援いただきました最終金額からREADYFOR手数料を差しいた金額が私共の手元に届きます。

 

折り返し30日程の間に多くのご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

 

ネクストゴールでいただいたご支援金については、READYFOR手数料及び高騰するハロゲン灯体等照明機材のLED化そして音響機材のデジタル音源対応等のためそして長らく続くコロナ禍の家賃等等諸費用として大切に活用させていただきます。

 

仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合、ご支援いただいた資金で実施できる範囲にて、実施はさせていただく予定でおります。皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。

 

皆さまからの想いを無駄にしないよう努めてまいりますので、残りの期間、引き続きのご支援のご協力、そして、拡散・広報のご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。

 

令和4年9月6日追記

合同会社エターナルウィステリアアーツ

代表社員 永藤 正臣

 

ご挨拶

 

東京都豊島区、西武池袋線東長崎駅北口からすぐの小劇場てあとるらぽうを運営する合同会社エターナルウィステリアアーツです。

 

弊社は2006年3月に劇場をオープン以来、弊社所属者のアトリエ劇場及び小規模演劇の発表の場として貸館を中心に運営してまいりました。

 

17年目を迎え、学生からアマチュア劇団、プロの劇団、プロの俳優や演出家によるプロデュース、小さな演劇には小さな劇場が必要とされ、多くの公演が上演されてきました。

 

オープン当日
オープン前日楽屋

 

|活動実績

 

演劇上演以外にも映画等上映会そして、テレビドラマ、映画、バラエティ番組、ミュージックビデオ、CM等映像製作のロケーション撮影にも数多くご利用いただきました。

 

連続TVドラマ撮影
連続TVドラマ撮影

 



弊社もインディペンデント映画製作に幾度となく参加、インフォマーシャル製作、CM製作、ミュージックビデオ製作にも取り組んでまいりました。
 

リハーサル

 

ロケーション撮影

 



2011年に法人化し劇場とは別に創作の場として事務所併設のリハーサルスタジオ、スタジオ階梯を開設しましたが、2019年7月に事務所移転に伴い閉館、新たにSTUDIO階梯-空-を開設し現在に至ります。
 

スタジオ階梯(閉館)

 

STUDIO階梯-空-

 


 

コロナ禍にあってはいち早く感染症対策の専門家の監修のもとガイドラインを策定。体面サービスの劇場受付をガラスブース化、楽屋の化粧台仕切り、給気ダクトファンの静穏化、動画生配信設備、機材の充当を行い、困難な中でも上演を目指すプロの演劇団体、俳優の活動を支えてきました。

 

感染対策ー対面受付カウンターのガラスブース化

感染拡大期行政方針に沿って客席半減

リモート観劇対応ーライブ動画配信

感染対策ー給気ファンダクト静穏化対策

感染対策ー静穏化のため給気ファン吊り替え

感染対策ー楽屋化粧台仕切り版設置

 



スタジオ施設も同様に動画生配信の設備を整備しました。
 

スタジオー配信動画収録

 

スタジオーライブ動画配信利用

 


 

主催共催公演はもちろん協力要請をいただいた公演では、舞台美術の企画製作、公演製作上の様々な分野など多くの役割を積極的に担ってきました。
 

弊社舞台美術企画製作

弊社舞台美術企画製作

弊社舞台美術企画製作

弊社舞台美術企画製作

 



東日本大震災の翌年からは地域の皆様と街づくりを考える地域活動、街づくり会議「ながさきむら村議会」(名称掲載の許諾を得ています)発起人に名を連ね、弊社施設を無償提供し、活動拠点としてもご活用いただいています。


弊社主催共催の公演では地域の皆様から多大なるご支援ご協力をいただき、出演者やスタッフが地域にとけこめる環境づくりにも力を注いできました。
 

ながさきむら村議会定例会ライブ配信

 

 


また小さな演劇は新たな表現者を育成する機会を担っています。弊社では学生団体やノービスを排除せず、最低限のスタッフワークや劇場使用に必要な知識や技能を無償でワークショップを行ってきました。


これらスタートアップの演劇団体は、5年後10年後の芸能人材として芸能界を支えるかもしれません。そんな重要な役割を担う表現の場、民間の興行場を中心に芸能サービスを行っております。

 

関係者からのメッセージ

 

プロジェクトメンバー

俳優・舞台美術家
長門 薫(本名 永藤 正臣 合同会社エターナルウィステリアアーツ代表社員)
1967年4月生まれ、長崎県南島原市出身

 

 

元海上自衛官、元エンジニアで、技術系からの転身でプロ劇団で俳優となり、もともとエンジニアであったことから、舞台美術要員としての役割も多く、舞台装置製作から小道具製作まで担当することもあった。


書き下ろし戯曲を劇団公演に上げることになって作家としても創作活動を開始する。
複数の演劇団体に客演、舞台監督、舞台美術、劇作など演劇周り全般でキャリアを積み、劇団解散、客演先劇団の解散などにより、演劇から映像作品への出演に活動の場を移し映画、テレビ番組に多数出演する。

2006年自ら設計施工し、個人事業としててあとるらぽうを創業。
2012年法人設立時、代表社員 社長に就任。

劇場公演、共催公演等で舞台美術、プロデュース等を担当する。
映像製作に活動を広げ、出演は当然ながら低予算映画、CM、ネット動画等撮影から編集まで行う。

夫婦で活動の拠点を作ろうとテナントビルや空き店舗をめぐり、今のビルに巡り合いました。
何年も空いていた状態で人が立ち入っていない感じで、湿気と黴臭さを帯び古い店舗の撤退時最低限の解体で残材がそのまま残る状態でした。


役者仲間と妻と私で古い構造を解体し、基本設計後知人の建築設計者に製図を依頼、保健所、消防署、区役所と事前確認に走り、必要な設備と資材の手配に奔走しました。


自ら内装、設備、機材の施工をしたので、愛着は言うまでもありません。
劇場を中心に様々な人と出会い、様々ないいことも悪いこともありますが、一緒に芝居を作る仲間や、慕って足を運んでくれる若い俳優たちも出入りするそんな環境づくりをしてきました。


そんな劇場でいくつもの素晴らしい作品が生まれ、素晴らしい俳優が育っています。

また、街の中で劇場の役割、街の人々と演劇人をつなぎ街の中に演劇関係者が劇場を起点に自然に溶け込んでいける環境づくりをしてきました。


何卒存続のためご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

俳優
鈴木 さち(本名 永藤 幸子、合同会社エターナルウィステリアアーツ執行役員)

1964年生まれ、愛知県名古屋市出身

 

 

名古屋で地方タレントとしてレポーター、司会として活動の後、東京の芸能事務所で俳優となり、テレビ、映画を中心に活動。

2006年てあとるらぽう創業時代表を務める。
2012年法人設立時執行役員就任、主に経理を担当

「それなりの広さがあれば、小劇場ってできるのでは?」その一言がきっかけで出来上がった「小劇場てあとるらぽう」それはほぼ手作りのため、代表の長門の指導のもと、今まで触ったことのない電動工具を動かしたり、おっかなびっくりで脚立に上ったりと、泣きながら作業したのを今でも思い出します。

 

そんな思いをして2006年に完成した劇場は、私にとっては子供のような存在です。

もちろん、メンテナンスなどの大変なことはありますが、この劇場が「まま友」ならぬ「劇友」を連れて来てくれたのです。

 

少し疎遠になっていた仲間や、学生の演劇団体、初めて会う劇団の方々、また地域の町おこしの会の皆さんなどです。

そして、当劇場で公演の人たちが、町の商店街でお弁当を買ったり、飲み物を購入したり飲食店で打ち上げして売り上げに貢献し、また商店街の方が店にチラシを置いてくださったりしました。

 

「小劇場てあとるらぽう」はただ劇場を貸すだけでなく、地域にも貢献し、人との交流にも一役かっているのです。これは代表の理想でもあります。

 

ところが、コロナウィルスにより、公演も公演予約もほとんどなくなってしまいました。

静まり返った劇場は、さみしがっているように思えます。

 

劇団や俳優の公演の場所を確保するためにも、交流のためにも、「小劇場てあとるらぽう」を存続させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

音楽家
小笠原 肇(合同会社エターナルウィステリアアーツ音楽部 CCO)

 

 

ザイール共和国(現コンゴ民主共和国)キンシャサ出身
武蔵野音楽大学音楽学学科卒業。

 

ギターをジャズギタリストの矢堀孝一に師事。学生時よりライブ・セッション・レコーディングに参加。

 

その他、アーティストプロデュースや、映画・ドラマ劇判音楽/ゲーム音楽/CM/教育ビデオ/プロユース音楽CDライブラリの制作等ロック、ジャズ、ダンスミュージックからクラシック、アコースティックまで幅広いジャンルの音楽性を持つコンポーザー・アレンジャーとして活動中。


NHK BSプレミアム「大岡越前」(2013)アレンジ/プログラミング/演奏
アーティスト音楽監督 ミゲル、松下奈緒、Clacks 他

 

物語の間や呼吸が確定された映像を演出するサウンドトラックとは違い、芝居の劇伴は同じキャスト同じ台本、そして同じ譜面を見て演奏していても毎回変化します。

 

物語と言う生き物の流れに身を任せて、恰もその一部となる感覚を知り、それが楽しいと思える経験をしてきた僕の景色の中にはこの劇場を運営する長門 薫さんが常に居た様に思います。

 

杮落としに始まりプロデュース公演でも制作や演奏で参加させて貰い、気がつけば東長崎にあるこの小劇場が僕の活動拠点の様になっていました。

僕と同様に感じている表現者は数多く居ると思います。

 

個人がパーソナルメディアを持ち、動画配信やライブ配信が出来る現在であっても、観客と舞台を共有できる小劇場は特別な空間です。

 

そんな空間が気軽に足を運べる街に自然と存在する。それが文化だと思います。

在って当たり前のものが無くなると文化は途絶えてしまい、復活させる事は本当に難しいのです。足を運べば誰かが居て、何かを表現している。

 

そんな特別な空間がこれからも存在し続ける事を心から願っています。

 

 

弊社に関係が深い皆様からの応援メッセージ

〇女優 槇由 紀子(夢工房所属)様

 

槇 由紀子

 

【てあとるらぽう】の長門さんとは2000年に出会いました。
マイクロバスに乗って8人だけの日本中旅から旅への公演でした。
話すことは芝居のことばかり、本当に芝居好きな人達の集まりでした。
その中で長門さんは人にやさしく正義感の強い頼りになる存在でした。

 

そしてその後長門さんは「街の中に演劇を!」という志を行動に移し【てあとるらぽう】を開いたのです。
有言実行の長門さんの熱い想いに私も励まされました。
その街に暮らしている人達が気軽に演劇と接せられる世界。


それは演劇が日本に根付いているとは言い難い現状では夢がある素晴らしい事業です。
しかし今の利益中心の世の中では利益の薄いこの事業に世の中の理解は趣味のように思われています。

 

小劇場の魅力は創る側と観客が一緒にその舞台を創る唯一無二の瞬間の連続です。
その日、その時間、その場所で、そこに集まった人達にしか創ることが出来ない世界。


そしてその世界は一瞬一瞬生まれては消えていく。でもその人達の五感には確実に何かが残る。
言葉では言い現せないものが....その五感に残ったものから色々なことを考え色々なことを想像する。
自分が思いもよらなかった人間という動物の様々な生き方、思考。


そのことが自分の生活に変化を少しずつ与える。
人を見つめる角度が変わったり、少し人に寛容になれたりする。


今はすべてがデジタルの時代。自分で感じて、考え、人とコミュニケーションをとる事が少なくなっているようです。
自分の好きなものだけ選びその世界に閉じこもる。


嫌いなものいやなものは自分の思い通りにならないものは相手の事も想像することなく匿名で批判し排除することに固執する。
そんな世の中に「街の中の演劇」は絶対に必要な場所です。


【てあとるらぽう】はこのコロナ以来Withコロナを見据えて配信設備など色々なチャレンジを試みてコロナと戦っていらっしゃいました。


私はまた【てあとるらぽう】に勇気を頂きました。
その努力とその夢を終わらせないで欲しい。
これからの未来のためにも是非【てあとるらぽう】に皆様の応援ご協力をよろしくお願いいたします。

 

 

〇俳優 むかい 誠一
 芸能事務所株式会社IXC代表

 

むかい誠一

 

私と長門さん、さちさんとは、とある芸能事務所のイチ所属者同士という関係でスタートし、もう20年近くの付合いにもなるでしょうか。


当初よく飲みに行っては「今の日本は芝居ができる役者の層が薄い!」「もっともっと後輩を育てなければ!」などと熱い演劇談義を交わしていたのですが、話をしながらも『よく勉強しているなぁ』『演劇界への思いが深いなぁ』と勉強させていただいていたものです。


そんな長門さんが演劇界への熱い思いを込めて、文字通り手作りで作ったのが「小劇場てあとるらぽう」。
演劇界全体に造詣が深い長門さんが設計しただけあって、細かな部分にまで気配りが届いている劇場です。


もちろん私自身も今まで何度もお世話になってきました。
今、コロナ禍の追い打ちで小劇場界は風前の灯火ともいえる状況です。
「コロナなのに芝居なんて何やってんだ!」という声もたくさん聞きました。


確かに演劇をはじめ全ての芸術は、無くても生きていける「命から一番遠いもの」。
仰りたいことも分かります。


でも芸術は、感情の生き物である私たち人間が「最も人間らしく生きられるよう、人生に、世の中に、彩りを加える役割を担っているもの」でもあるのです。


「じゃあ売れっ子が出演する大きな劇場だけでいいじゃん」という人もいるかもしれない。違うんです。
小劇場というのは大きなメディアに枝分かれしていく最初の生み出す源流であり、これから演劇をやりたいと思う人達の背中を押すことができる場所なんです。


大きな川だって、源流が途絶えれば干乾びます。
つまり日本の演劇芸術は今、存亡の危機に立たされているとも言えるんです。


「小劇場のダメージは行政や運営会社の支援が期待できる劇場に比べてより深刻」と言われています。
源流を絶やさないためにも、是非、このクラウドファンディングへのご賛同をいただければ幸いです。

 

 

〇俳優 川野 誠一
 劇団大樹主宰

 

川野 誠一

 

僕が主宰する劇団大樹は、2008年から「小劇場てあとるらぽう」で上演を続けています。

この劇場は、オーナーであり、俳優でもある長門薫氏が、地下空間を自ら内装し、劇場へと作り上げた演劇愛に溢れる劇場です。

 

演劇を理解し、演劇を愛する劇場主がいる。

劇団にとってこんな有り難いことはありません。

 

コロナウィルスが演劇界を襲い始めた時も、いち早く感染対策に乗り出し、消毒・換気・検温などの徹底。

上演中でも換気が出来るよう換気システムの静音化など、劇場が「安全な場所」である為に最大限の努力をして下さいました。

 

また観客の減少をどこよりも早く見越し、知識や経験のない劇団でも簡単に配信が出来る「ライブ配信」システムを設置。

 

観客のニーズに応じた「観劇方法」が提示できるようになりました。

劇団大樹がこのコロナ禍を何とか凌ぎ演劇活動を続けられているのも、劇場のこういった様々な対策と配慮があったからです。

 

その「小劇場てあとるらぽう」が今存続の危機にあります。

小劇場は、生まれたばかりの劇団が初めの一歩を踏み出す場所で在り、その熱気や大胆さや未熟さも受け止めてくれる育みの場所です。

 

小劇場の閉館は、演劇の芽を摘むことになるのです。こんな悲しいことはありません。

この東長崎の文化拠点とも言える「小劇場てあとるらぽう」の存続にどうか支援の手をお願い致します!


※川野さんは弊社スタジオ施設でも定期的にワークショップを開催されています。

 

 

〇俳優 田中 香子 (たなか よしこ)様

 東京都出身

 

田中 香子

 

てあとるらぽうでの出演作品に、劇団大樹「森蔭アパートメント」(2009)、巴プロデュース「マペットのクリスマスキャロル」(2012)、Soorasia「葉桜と魔笛」(2021)、mysa企画「楽屋」(2022)があり、いずれも長門氏には美術や小道具、時には舞台監督まで兼任で携わっていただきました。


劇場オーナーというだけでなく、表現者としての長門氏の"ものづくりオタク気質"は本当に信頼できるところで、製作される装飾美術や小道具のクオリティの高さはさることながら、常に万全な劇場管理のご尽力があり、毎回安心してらぽうの舞台に立たせていただいております。


コロナ禍においては、てあとるらぽうの強力なサポートのもと、太宰治の「葉桜と魔笛」を、ひとり芝居の無観客配信公演という形式で挑戦いたしました。


また「楽屋」はコロナの影響による延期を経ての上演でしたが、徹底した感染予防対策設備とガイドラインのもと、お客様にも安全な環境でご覧いただくことができました。


どちらも、コロナで疲弊する中、企画にも精神的にも誠実に寄り添ってもらいながら満身創痍で上演が叶い、好評をいただくことができた作品でした。


多くの演劇作品を支えてきた劇場が、今、いよいよ支えを必要としています。
駅チカ、隣は100均、受付設備、楽屋もトイレもキレイ、舞台は広々、客席はひな壇、搬入口あり、そしてオーナーが職人気質。


こんな素敵な小劇場・てあとるらぽうで、もっとたくさんの作品が上演されますよう、もっとたくさんの方が足を運ばれますよう、心より存続を願います。

 

〇俳優 映画監督 楠美聖寿

 

楠美 聖寿

 

演劇公演のみならず映画等の映像制作に深く関わり、私自身の映画作品の製作と制作の両面で何度もご協力頂いております。

 

既成の小劇場の活動の枠を超え芸能芸術文化の発展に寄与しております小劇場「てあとるらぽう」を何卒よろしくお願い致します。また劇団、プロダクション、フリーの方を問わず「てあとるらぽう」という発信基地に積極的に関わってみてはいかがでしょうか。

 

※楠美さん監督作品、映画「放浪家族」「IKARIDA~脱獄!隣の住人」で弊社が製作協力・撮影協力・機材協力等させていただきました。

 

〇ミュージシャン 竹田克也
 豊島区長崎生まれ惣菜店「やきとりキング」2代目

 

竹田 克也

 

東長崎で両親と共に「やきとりキング」を営んでいる竹田克也と申します。

 

小劇場てあとるらぽうとの関係はもう十数年になります。

最初はうちのお客さんとして買い物に来ました。

 

そのうちご案内いただいた演劇を見に行くようになり、支配人の長門薫氏とも会話を交わすようになりました。

2011年の東日本大震災後、地域社会について考えるようになった時お声がけしたのが長門氏でした。

 

そして2012年、地域の人が集まって街の事や社会の事を議論する「ながさきむら村議会」がはじまりました。

この活動が10年継続できたのは、EWAの劇場やスタジオがあったからに他なりません。

 

またその繋がりによって役者や演出家といった異業種との交流によって得られた豊かさは、一言では言い表せません。

 

演劇公演にやきとりキングとして協賛させていただいた事もありましたが、作品の制作に一部関われるという喜びがありました。

 

そんなEWAの事業がコロナ禍のあおりを食らって存続危機にあると聞いた今、悔しい気持ちでいっぱいになっています。

 

劇場は不要不急なものかもしれません。

多くの劇場の1つがなくなるだけとも言えるかもしれません。でも本当にそれで良いのでしょうか。

 

無くなったものは二度とは戻りません。コロナ禍になってそういう場面を何度も見てきました。

やっと出口が見えてきた今、身近でそういうのは見たくないです。

 

ぼくはこれからもEWAと共に歩みたいです。

都市計画道路の工事は今後進み、街は変わっていきますが、小劇場てあとるらぽうがある街東長崎という、文化の香りがする街でありたいです。

 

だからぼくは応援しています。そしてこれからもよろしくお願いします。


 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

感染拡大に伴い、劇場利用者が激減

 

長く続く新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴い、2020年には東京都による休業要請、休業要請が解除された後も入場制限など、小さな演劇にとっては上演不可能な条件が揃い、上演機会を失った演劇団体が解散や活動休止。劇場利用者の激減につながり、2年半にも及んでアマチュア団体の活動が急激に減ってしまいました。

 

コロナ禍の初期混乱の中、上演中止・延期した契約団体においては、劇場の休業要請期間中「前受け金を返還」或いは「契約期間変更」を受け入れてまいりましたが、休業明け以降は延期・公演中止によるキャンセルの場合、キャンセル料を支払っていただく必要がありました。

 

しかし、悲しいことに支払い能力がなく音信不通になり踏み倒す団体までありました。

 

また、感染者を出したことにより急遽中止になった団体はキャンセル料を支払ったもののそれ以降の活動自体ができなくなるなど、小さな演劇団体にとっては死活問題でもありました。不幸なことが続いています。

 

今年は年明けから大きな感染爆発が起こり、上演しても集客を見込めないということで公演自体を控える向きが多数となりました。感染が徐々に下火になってきて、街に人があふれるようになり、制限も緩和されたものの、屋内の小規模イベントへの参加を控える雰囲気はまだまだ続いているようです。


徐々に大きな施設、プロの劇団等の活動が始まりましたが、再び感染拡大し始め、まだまだ新規使用契約が増えてくるようには思えないのが現状です。
 

また、数年前から劇場で使用する照明機材のハロゲン電球が高騰し、いよいよLED化を進めなければいけない時期に差し掛かっていた中の感染拡大で、機材入れ替え費用も施設固定費に消えていきました。


劇場維持運営には多くの費用が掛かりますが、弊社においてはコロナ禍に乗じた値上げや無理な安売りをすべきではないと考えてきました。


その理由として、上演団体側にとって小規模演劇の製作費に占める劇場使用料や稽古場使用料が全体の50%強を占める団体が多いこと、施設使用料等の値上げに伴う各公演のチケット代金高騰による動員低下が明らかに進み、ほとんどの団体が現状コロナ禍で動員半減による収益性の低下が必至であることなどが挙げられ、それが公演断念につながり、結果的に劇場稼働率の更なる落ち込みにつながることが容易に想像できるためです。


また、この状況で値下げしたからといって、必ずしも利用が増えるような見通しでないこと、もともと利益をあまり乗せていない料金設定でギリギリのところで維持してきたため、安易に値下げしてその後、元の料金に戻すことで再び利用者が減る可能性を考えるかなり難しい選択です。


一律に値下げをせず、少しでも上演を目指す団体、個人には個別に相談を受けサポートをする形をとって、上演を後押ししてきました。


上演団体と劇場の関係は、単に売り手買い手の関係ではなく、演劇作品を観ていただくお客様のために上演機会の作り手と上演場所という、公演を実現するためのパートナーです。


どうすれば上演できるのか一緒に考えるくらいの付き合い方が私たちが理想としている関係性です。

 

これまで政府の支援策には芸術文化芸能は乏しく、民間文化施設への支援は皆無で、中小企業向けの給付金だけでは当然ままならず、セイフティネット貸し付けで借入額も膨らみました。

 

そんな中でも、活動を続ける演劇人のためにも、何とか施設を維持していきたいと思い、今回このプロジェクトを立ち上げることにいたしました。

小さな劇場は、スタートアップをサポートします。
その小さな演劇を上演する上で、経済的にも施設規模にも絶対的に必要な存在だと考えるのです。
小さな劇場を維持していくことが継続的に次世代の演劇等実演芸能家が育っていくこと、明日の芸能を支える人材が巣立っていくことが期待されます。


また、演劇はすでにプロとして実績を重ねてこられた実演芸能家による商業的には難しいテーマ、性質の芸術性の高い作品が生まれる場でもありますが、多くの場合製作規模が自ずと小さくなるのは現実です。


私たちは総合芸術たる演劇の担い手として、よりお客様の情操に響く作品づくりを続けたい、多くのお客様に観ていただきたいという強い信念を持ち続けたいのです。


小規模劇場(興行場)は、一度失われると、新たに設置するのがとても大変です。
劇場を維持していくことで今後も数々の芸術性の高い総合芸術演劇が生まれることを期待しています。

 

 

プロジェクトの内容

 

当面の施設維持のため固定費の一部、さらには機材入れ替えに必要な資金のご支援を求めております。

 

弊社劇場の利用者は収益性が低いアマチュア劇団、学生が多かったため、利用が減り収益性を失って2年以上が経過して、固定費(劇場・スタジオ合わせて月額にして80万円弱)が経営を圧迫し続けている状況です。

 

徐々に上演団体が増えるまでの当面3か月分の固定費に充て、次の段階でコロナ禍前から圧迫し続けている短命なハロゲン灯体の電球の価格高騰を受容できなくなっているため、施設として提供できる灯体は、すべてLED化し、それに伴う電源改修をしていこうと考えています。

総予算240万円ほどかかる見通しですので段階的に導入を進める予定です。


第三段階では、上演団体の音響音源が時代とともに変化し、アナログからデジタルへ対応をすべく、デジタル音源への音響設備の更新を進めたいと思っていますがこちらも総予算63万円程となっています。

 

財務状況等から、プロジェクト概要記載の実施内容の中止や実施完了直後の継続不可などの具体的な可能性があります。

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

今回ご支援をいただくことができ、劇場施設とリハーサルスタジオ施設を存続できることは、若い演劇団体、俳優を目指す人にとって創作の場、発表の場が確保できることはもちろん、コロナ禍で疲弊してしまった方々の心を演劇を通じて、癒す機会を提供し続けることができます。

 

演劇界に限らず、明日の芸能を担うべき人々が小さな劇場から巣立っていくこと、そして商業性以上に芸術性を追求する作品を世に送り出し、これまで芝居に触れてこなかった方を含め多くのお客様が心揺さぶられる作品に出合うそんな場所であり続けることができます。

 

最後までご覧いただきましてありがとうございます。
長々と窮状を訴えさせていただきましたが、この如何ともしがたい、長く続くコロナ禍の影響を受け続ける民間文化施設への支援策はほぼない中、ここまで何とか続けてきました。


芝居への強い気持ちが、観ていただく環境が衰退することの恐怖がそうさせたのだと思います。
どうか皆様のご支援をお願い申し上げます。

 

プロジェクト実行責任者:
永藤正臣(合同会社エターナルウィステリアアーツ)
プロジェクト実施完了日:
2022年11月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

コロナ禍で上演団体が少なく、固定費が経営を圧迫され、存続の危機にある小劇場てあとるらぽうとSTUDIO階梯-空-(合同会社エターナルウィステリアアーツ)の固定費への充当およびプロジェクト手数料に使わせていただきます。 目標額をクリアしさらに大きくご支援いただけた際には、かねてからハロゲン電球高騰で短命な電球照明機材のLED照明化並びに電源工事に、更に音響機器のデジタル対応更新費用に充当します。

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