このページをご覧いただき、ありがとうございます。見どころ紹介、2度目は、今回展示する生物の持つ、歯に注目してみたいと思います。

 

まず何といっても、海の生き物で、歯といえば、ジョーズを思い浮かべる方も多いのではないかと思います。サメの歯は、生え変わりというのでしょうか、今使っている歯を頻繁に交換して、日々、メンテナンスをしています。

 

 

では、どのように生え変わるのでしょうか。

1枚目の写真からも少し見えますが、一番前にある歯の後ろに次の歯が控えているのです。これが定期的にベルトコンベアーのよう前に送り出されて、歯の入れ替わりを行っています。

 

 

2枚目の裏側(口の中側)から撮影した写真をみていただくと、すぐに次の歯が控えているのが見えると思います。これは、欠損や脱落しても、同様に、補充していきます。常に、鋭い歯を維持するサメたち。想像するだけでも、恐ろしいものがあります。写真では見づらいので、どのように並んでいるのかを、ぜひ、実物を見ていただけると幸いです。

 

さて、展示アイテムから、他の生物を見てみましょう。次の写真は、手のひらよりも大きい歯です。何の歯だかわかりますか?

 

 

これはマッコウクジラの歯です。約400g、マヨネーズ1本と同じくらいの重さがあります。マッコウクジラは15~18mくらいになるハクジラの仲間では最も大きなクジラですが、この歯が下の歯として片側25本前後、左右で50本前後生えています。つまり、10kgもの歯が生えています。これも海の中の浮力のおかげで問題ない重さなのかな、とも思います。

 

最後の歯は、ネズミイルカの歯です。歯は、多くの場合、根本よりも先端が細くなるのですが、先端が丸く膨らんでいます。ほかにあまりない形で、この歯をどのように獲得してきたのか、非常に気になるところです。

 

 

歯は、餌を食べることに直接つながってくる大事なものだからか、さまざまな適応戦略が見て取れ、非常に面白い部位の一つだと思います。ぜひ、注目してみてください。

 

 

新着情報一覧へ