竹のエネルギーでトマトを栽培しております!
この度は、トマトを食べて竹林をエネルギーに!「食」起点の循環型社会。
にご支援いただき誠にありがとうございます。
皆様のおかげで、なんとかバイオマスエネルギーを用いたトマト栽培を実行できております。
本プロジェクトは、バイオマスボイラーの製作、関連資材の購入までを一つの区切りとさせていただいております。そこで、以下の通り一旦終了報告をさせていただきたいと思います。
◆バイオマスボイラーの製作について
当初の予定では、一からすべて製作するつもりでしたが、九州工業大学様の御厚意により、炭化装置を提供していただきましたのでそちらを農園仕様に改造したことをもってバイオマスボイラーの製作とさせていただきます。
↑いただいた炭化装置。
◆関連資材の購入について
薪割機と鍬は購入し活用しております。(写真は薪割機のセッティング状況です)
↑薪制作所。右が薪割機。
一方、一輪車と電動ノコギリについては購入を見合わせています。
電動ノコギリは試験的に借用したもので作業してみたのですが、手鋸と比べて作業性が悪くコストメリットがないと判断しました。
また、一輪車に関しては斜面での走行が不安定であることから、山林での使用は危険だと判断しました。
当初と予定が変更しましたことをお詫び申し上げます。
◆収支報告
バイオマスボイラー運搬費:20,000円
バイオマスボイラー改造費:20,000円
薪割機:47,000円
鍬:5,000円
手数料:114,600円
合計:206,600円
今年4~6月に予定しております、リターンの費用として135,000円と合わせて341,600円となり、残金が613,400円となっております。
この資金は、新しく建設中のハウスへのバイオマスボイラー導入費用として大切に使わせていただきます。
内訳は以下の通りです。
炭化装置運搬費(九州工業大学より追加でもう一機譲り受けます):20,000円
ペレットストーブ(炭化ガスの二次燃焼設備として購入します):300,000円
オリジナル炭化装置制作費:293,400円
現在使用している炭化装置には以下のような課題があります。
1.燃料(竹)を短く切る必要があり、燃料の装入に手間がかかる
2.炭化室の容量が小さいため、大きなハウスでは熱量が足りない
3.排出される炭化ガスの臭いがキツく、近隣住民からの苦情がくる
オリジナル炭化装置では上記の課題を解決し、実用化を目指したいと考えております。
◆リターンについて
皆様へ送付するリターン(トマトとたけのこ)は2020年4~6月にかけて収穫できるように現在準備中です。お待たせして恐縮ですが、美味しいものをお届けできるようしっかりと管理していきます。また、毎月送付しておりますメルマガにつきましては、バイオマスボイラーの稼働期間(3月末まで)、引き続き送付させていただきます。
◆今後について
今回、一旦終了報告とはなりますが、このプロジェクトはまだまだ続いていきます。
直近では福岡中小企業支援センターからの支援も決まり、ボランティア団体や竹関連の研究会にも関心をもってもらっています。
一人の力では到底成し遂げることのできないプロジェクトですので、一人でも多くの方の協力を頂きながら、全身全霊で邁進していきますので、引き続き応援宜しくお願い申し上げます。
↑トマトは順調に育っています!