今日は、筑波大学DACセンターの取り組みの1つとして、学生がいつも利用するバス会社との協力についてご紹介いたします。

 

筑波大学は敷地が広く、最寄りのつくば駅から各大学施設までの距離があるため、学生の多くは移動に自転車を使っています。また、つくば駅を起点として大学の敷地をぐるりと回る循環バスが、バス会社さんによって運行されています。

 

この循環バスを障害学生も毎日利用しています。宿舎から大学へ、大学から駅へ、あるいは買い物へ…。バスは学生生活にとってなくてはならない存在です。

 

障害学生がバスを利用する中で、「困ったな」と感じていることがありました。例えば視覚障害学生からは、「停車位置が少しずれるだけで、バスを降りた時に自分の場所が分からなくなってしまう」など、また運動障害の学生からは、「車いすで乗り降りするためにスロープを出していただくのだけれど、慣れていないためか作業に手こずっている乗務員さんも多い」などといった意見が聞かれました。

 

そこで障害学生とバス会社の皆さん、そして大学の教職員とで意見交換をする場を設けるようになりました。

 

 

視覚障害学生は、「いつもと違う場所に停車するときは、そのことを声で教えてほしい」というお願いを伝えることができました。車いすの乗降については、乗務員さんたちから、スロープの出し入れや乗降のサポートを研修に取り入れていることや、多様な車種のバスがあり、スロープの出し入れ方法も一様でないことなど、事情をお聞きすることができました。

 

乗務員さんたちからも、「障害学生は自身の存在をアピールしてほしい(列から離れて立って目立ってほしい)」といった意見を伝えていただきました。「声掛けの仕方はこんな感じでいい?」と確認してくださる方もいました。

 

意見交換を直接行うことで、互いのコミュニケーションがスムーズになり、障害学生も安心して気軽にバスを利用することができます。

 

本年も、4人の障害学生と数名の教職員でバス会社さんの営業所にお伺いし、意見交換をさせていただきました。今後とも関係を密にしていけたらと考えております。

 

筑波大学の障害学生支援では、こんなこともやっております。

引き続きのご理解とご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

【バスに実際に乗りながら、乗務員さんと障害学生の意見交換の様子】

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